DJカルチャー

ニューヨーク市議会が「ダンス禁止法」を廃止する方向へ

ニューヨーク市議会議員は、先週の火曜日にかつてまで議論されていた市のキャバレー法を廃止することに賛成しました。市長であるBill de Blasio氏の署名も必要となりますが、New York Timesによると、彼はすでに廃止することに対して賛成しているとのことです。

1926年に設立された「ダンス禁止法」は、許可のない公的会場でのダンス行為を禁止しています。 ニュースページでも以前取り上げたように、市にあるおよそ2万5千の施設のうち許可を得ている施設は100に満たず、許可を取るのは大変なことです。

批評家であるThump氏は、これを人種差別的なものであると主張しています。6月にキャバレー法を廃止する法案を提出した東ニューヨーク州議会議員のRaffael L. Espinal, Jr氏はこの法律について「歴史的な差別だ」とコメントしており、また少数民族や小規模企業が仲間入りして閉鎖するために思いついたままの考えが強制される法律であるとのことです。

Espinal氏は投票後、市民の前で行った演説にて、

「もしあなたが、ラテン人、黒人、またはLGBTQに該当するのであればこの法律の影響を受けています。この歴史的な誤りであり、ニューヨークの不適切かつ、強制されているダンスのライセンスを取り除く時が来ました。」とコメントしています。

9月Blasio氏は新たにEspinal氏の別の法案にも署名しました。「Office of Nightlife」と「Nightlife Mayor」を設立し、企業や住民にとって「安全で活気のあるナイトライフ」を推進することを目的としています。

両方の法案が可決されると、ニューヨーク市のナイトライフシーンは変わるでしょう。より多くの場所でダンスパーティーを開催することが可能となり、DJが活躍する場所が増えるのではないでしょうか?

関連: ニューヨーク市議会議員が「ダンス禁止法」を廃止する法案を発表

Dillon FrancisがTwitterで行われたDJ関連の質問に答える

アメリカのロサンゼルス出身であるDillon FrancisがTwitterにてファンから投稿されたDJ関連の質問に答えました。質問の内容としてはDillonのDJに対する質問だけではなく、DJのアートについて、また技術的な面での質問もあり、Dillonが1つ1つ丁寧に答えています。

WIREDからリリースされたビデオを上記で閲覧できます。

関連: ビデオ: Dillon Francisの”Hot Ones”チャレンジ

メジャーリーグ”LA Dogers”オフィシャルDJのDJ Severe

DJ Severe
DJ Severe at Dogers Stadium in Los Angeles. (Photo source: Instagram)

仕事に対して努力を怠らずに結果を出している事で定評のあるDJ Sereveは現在アメリカのメジャーリーグで現在ワールドシリーズに出場中の”Los Angeles Dogers”のオフィシャルDJとして大活躍しています。スタジアム内のクラブや試合中のDJとして活動している彼は試合中でどのような選曲をしているのでしょうか?そんな彼にDJcityがインタビューを行いました。

どのような経緯で”Los Angeles Dogers”のオフィシャルDJになれたのですか?

2009年のプレイオフ中にスタジアム内にある”Dugout Club”(※会員限定のラウンジ)でマネージャーをしている友人に誘われてDJを始めたのがきっかけだね。スタジアム内にある他の会場でもその時勢いがあったDJではなく自分を使いたいとみんな言ってくれてたんだ。その時1つのスペースでしかDJができなかったんだ。自分がそこで4つのDJブースを設置して4人でDJができる環境を作ってからDogersと仕事をするようになってきたよ。その後DogersのクリスマスパーティーでDJで後に自分の上司となる人とメールをしている最中に他にDJをする機会があるかを聞いたんだ。すると試合中のDJに興味があるか?と聞かれたのでもちろんだよと答えたね。そして他の候補者よりもDogersファンの事を知っていたので自分が選ばれたと思っているよ。球団のイベントでたくさんDJをしてきた中、ひたすら音楽をかけていた訳ではないんだ。皆、スタジアムでは普段聞かない音楽を求めていたから自分のDJを評価された時は自分が”Real DJ”だと思ったよ。だから今もワールドシリーズという舞台でDJとして立てているんだと思う。

スポーツイベントでのDJはナイトクラブやバーとどう違いますか?

大きな違いはまずスポーツを理解して、マネージメントから自由を貰うことだね。どのような音をかけるかを注意して型にはめる必要があると思う。リクエストもたくさんくるだろうね、でもそれは人々がその場の天候や空気を感じてのリクエストだと思うからできるだけプレイするようにしているよ。チームの状態が悪い時も、彼らにやる気を与える役目が自分だと思っているよ。ジャンル問わず歌詞、音、ビートなどを考えて選曲をする必要があると考えているよ。

プレーオフ中にアプローチを変える時はありますか?

新しい楽曲で新鮮な空気にする時だけだね、Bruno Marsなどのアーティストの楽曲は過度に使わないようにしているんだ。10試合連続試合を担当する時は不注意で多くプレイしてしまうときはあるけど、その時はその時って感じだね。

どのような楽曲を中心にかけますか?

今年はKendrick Lamarの”Humble.“と”DNA“、DJ Khaled、Rihanna、そしてBryson Tillerの”Wild Thoughts、” Calvin Harrisの楽曲すべて(“Feels” が今年で一番すきな楽曲だよ)、あとあまり知られていないけどBig Daddyの “Booty Sweat,”や Roulsen’s “Rumble,” そして Timmy TrumpetとSavageの”Freaks.” あとは西海岸のHip-Hopや90年代の楽曲だね。

選手からのリクエストはありますか?

毎回だよ。選手とはいい関係を持つように交流しているよ。音楽の話をがっつりしながら選手たちと過ごした日もあるよ、彼らは自らの選曲もするけど僕の意見も聞いて来るんだ。

新しい楽曲を追加するプロセスとはなんですか?

ゴツンとしたエナジーのある曲がすきだね時間をかけて盛り上がる曲はかけることはないよ。そして良い音楽であることだね。

プロスポーツチームのDJとして最も難しい事はなんですか?

お客さんを知り、状況に合った選曲をすることかな。特に野球はすごく細かいスポーツで伝統もあるからね

DJ Sevreのワールドシリーズプレイリスト

2Pac ft. Dr. Dre & Roger Troutman – California Love
50 Cent – If I Can’t
50 Cent – In Da Club
A Tribe Called Quest – Bonita Applebum
A Tribe Called Quest – 1nce Again
Ape Drums ft. Dougie F – Go Crazy
Beatnuts ft. Big Punisher & Cuban Link – Off The Books
Big Daddy’s – Booty Sweat
Bingo Players – No. 1 Disco
Calvin Harris ft. Pharrell Williams, Katy Perry, & Big Sean – Feels
Dr. Dre ft. Snoop Dogg, Kurupt, & Nate Dogg – The Next Episode
Deorro ft. Elvis Crespo – Bailar
Fitz and The Tantrums – HandClap
Jason Derulo – Get Ugly
Kendrick Lamar – DNA
Kendrick Lamar – ELEMENT.
Kendrick Lamar – Humble.
Nas – Made You Look
Calvin Harris ft. Ne-Yo – Let’s Go
Party Favor ft. Keno – Wiggle Wop
Skee-Lo – I Wish
Steve Aoki, Chris Lake, & Tujamo – Boneless
The Notorious B.I.G. – Going Back To Cali
The Notorious B.I.G. – Who Shot Ya?
The Pharcyde – Passin’ Me By
The Pharcyde – Runnin’
Timmy Trumpet ft. Savage – Freaks
Tinie Tempah ft. Zara Larsson – Girls Like
Ummet Oscan – Raise Your Hands Up
Vince Staples ft. Juicy J – Big Fish
Volume 10 – Pistol Grip Pump

#Ballout AF @dodgers #kershaw

A post shared by TheRealdjsevere (@therealdjsevere) on

DJ SevereのFacebook、Instagram、Twitterをフォロー。

関連: DJcity Top 50 – October 2017

London On Da Track: プロデューサーからアーティストへの転向

アトランタ出身のLondon On Da Track (※London Holmes)が今年の8月にRCA Recordsとアーティストとしての契約を結びました。彼は同郷であるDJ Khaled、Mike WiLL Made-It、そしてMetro Boominに続き、アーティストとしてメジャーレーベルと契約結ぶプロデューサーの1人となりました。

今年で26歳となる、London On Da Trackは2011年からシーンで頭角を表し始めました。彼が有名になったきっかけは2014年にTygaの楽曲”Hookah”、Young Thugをフューチャリングに迎えたT.Iの楽曲”About the Money”やRich GangがYoung ThugとRich Homie Quanをフューチャリングに迎えた”Lifestyle”などのプロデュースからでした。これらの楽曲はBillboardのHot 100チャートにてそれぞれ85位、42位、16位にランクインしています。

2015年と2016年にもYoung Thugの”Check”やDrakeが21 Savageをフューチャリングに迎えた”Sneakin“をプロデュースし、共にBillboardでランクインしています。そして今年、RCA Recordsとの契約を発表したLondon On Da TrackはNicki Minaj、21 Savage、Offsetをフューチャリングに迎え、デビューシングルである”No Flag“をリリースしました。この楽曲は9月のDJcity Top 50にもランクインしています。

そんなラップとDJを両方行い、現在ツアー中であるLondon On Da TrackにDJcityがインタビューを行いました。プロデューサーからアーティストへの転向について、またDJをすることについて質問を行いました。

BillboardのインタビューではRCA Recordsと契約を結んだ理由はレーベルが自身のビジョンを信じているからだとコメントしていますが、そのビジョンとは何ですか?

「自分のビジョンは、プロデューサーとアーティストとして素晴らしいコラボレーションを行ったり、持ち合わせている多くの才能を発揮することだね。Hip-Hopしかできない、またHip-Hopアーティストとしか仕事ができないと思われたくないんだ。RCAは自分のビジョンが次のレベルに導いてくれると信じているんだ。」

プロデューサーからアーティストへ転向するという挑戦はどのようなものでしたか?

「挑戦とは言わないかな?でもクリエイティブに行動しないといけない時間が大幅に増えたね。プロデューサーとしては楽曲が使われるかわからない時があったね。でもアーティストとして活動する時はボーカル、アートワークなどのビジョンをすべて納得するまで手掛けているんだ。」

プロデューサーとしてのバックグラウンドはDJにも影響がでていますか?

「もちろんでているよ。音をブレンドしたり、トランジションをする時に役立っているね。」

DJ活動を行ってからプロデュース面での変化はありますか?

「まだDJを初めて数ヶ月でクラブDJとして初のツアーを行っている最中なんだ。どのようにしてお客さんが盛り上がるかなどを研究中だよ」

DJとラップをパフォーマンスする際、どのようにしてバランスをとっていますか?

「お客さんの流れを読むことだね。これだ!と思うものを中心にプレイしてまた変えていくようにDJしているよ。普段は自分でプロデュースしたHip-Hopの楽曲をかけてからEDMにシフトチェンジしているよ。自分のセットにはいろんなムードがあるからお客さんがどこに刺さるかによるね。機材はPioneer DJのCDJ 2000NEXS2とSerato DJを使っているよ。この機材達のおかげでクリエイティブにDJできるんだ。たまにパソコンなしでDJする時もあるけどね、Seratoが使えない時はrekordboxを使うようにしているよ。」

ダンス、エレクトロミュージック向けのお客さんには違う形のDJでアプローチしますか?

「お客さんのために広く浅くプレイすることを心がけているよ。自分が成し遂げた作品を伝えるために”About the Money”や”Lifestle”をかける時もあるし、また現在流行っているホットな楽曲もね。Nicki Minaj、21Savage、Offsetをフューチャリングに迎えた”No Flag”をかけた時のレスポンスは本当に最高だね。自分のゴールはお客さんが盛り上がっていて全員に楽しんでもらえることなんだ。常に同じビジョンをもっているよ。でもEDMが好きなお客さんはすごく盛り上がってくれて、楽しいし予測ができない時があるよ。彼らのエナジーは素晴らしいと思う。」

London On Da TrackのFacebook、Instagram、Twitterをフォロー

関連: London On Da TrackがNicki Minaj、21Savage、Offsetをフューチャリングに迎えた”No Flag”の制作を語る

Kendrick Lamarのアルバム”Good Kid, m.A.A.d City”で使われたサンプル

Kendrick Lamarのブレイクしたきっかけとなったアルバム、good kid,m.A.A.d. cityはHip-Hopのベストアルバムの一つと言っても過言ではないのではないのでしょうか?そのアルバムリリースより5年目が経過した今、Power 106のWax Onlyが再びこのアルバムをサンプリングという視点から分析しました。

good kid,m.A.A.d. cityはKendrick自身が10代の頃に生まれ育ったコンプトンで経験した事をラップにしています。このアルバムはにBillboardのHot 200チャートにて最高で2位にランクインしており、Dr. Dre、Just Blaze、Pharrell Williams、Hit-Boy、Scoop DeVille、Jack SplashそしてT-Minusなど多くの有名なHip-Hopプロデューサーがこのアルバムの制作に携わっています。

このアルバムに収録されている楽曲にはDr.Dreをフューチャリングに迎えた”The Recipe”、”Swimming Pools (Drank),”、 “Backseat Freestyle”、やDrakeをフューチャリングに迎えた “B#tch, Don’t Kill My Vibe.”などがあります。

関連: ビデオ: Outkastの”93 “Aquemini”に使われたサンプリング

HouseのDJ達のツアー時でのメンタルや健康面の困難

Pete Tong
Pete Tong at Blue Marlin Ibiza. (Photo credit: Alex Caballero)

2016年、Aviciiが健康面での理由でDJ活動の引退を発表した事はダンスコミュニティに大きな影響を与えたのではないでしょうか?Pioneer DJのDJsoundsからリリースされたドキュメンタリーにて、様々なDJ達が健康面を含む問題について語っています。

Why We DJ – Slaves To The Rhythmでは、過密なスケジュールと健康面への警笛の中で、何が彼らを動かしているのかを描写しています。

「オーディエンスとバイブスがリンクする瞬間がたまらないんだ。」と語るニューヨークのレジェンドDJ、Erick Morillo。

彼の言葉に共鳴するかのように、Pete Tong、Carl Cox、Seth Troxler、Ben Pearceなどが各々の考えを語っています。

オーディエンスの前でパフォーマンスをすることの中毒性がDJを動かしている。しかしその副作用として喪失感、孤独感、ドラッグやアルコール依存、そしてファンやマネージメントからのプレッシャーを生んでいる。

Ben Pearceは「毎日のようにお酒を一気飲みするような生活を送っていたよ、このような深く落ち込んでいるような生活から抜け出せなかったら自分自身長くは持たなかったと思うよ。」と語っています。

それに加えPete Tongが「皆がツアーDJはプライベートジェットに乗って移動し、シャンパンを浴びる日々を過ごしていると思っているから、どれだけハードな仕事かというのが分からないんだ。解ってもらうのは難しいね。」とコメントしています。

今回のドキュメンタリーはHelp Musicians UKとAssociation for Electronic Musicというアーティストのメンタルヘルスを支える協会のサポートもあり、オランダで開催されているAmsterdam Dance Event(通称:ADE)で初めて公開されました。

関連: Pioneer DJがその場でサンプリングできる機材DJS-1000を発表

DJ RINAがRed Bull 3Style Japan Finalにて優勝し、その想いを語る


DJ RINA. (Photo source: Red Bull Content Pool)

先週末開催された2017年Red Bull 3Style Japan FinalでDJ RINAが優勝しました。会場は札幌のKING XMHUで行われ、6名のファイナリストと競い、女性DJとして初のチャンピオンとなりました。その優勝直後の彼女にDJcityがインタビューしました。優勝した喜びや優勝するまでの苦難を語ってくれました。

優勝おめでとうございます。今の気持ちを聞かせて下さい。

DJ RINA : この後、World Finalがあるので、そこまで喜んじゃいけないのかもしれないですけど、でも本当に、本当に嬉しいです。Instagramで今日のFinalの告知をした時に「三度目の正直」って言いたかったんですけど、ちょっと控えめにしたんですよ。本当に今回三度目の正直だったので。本当に、やっと勝てて良かったと思ってます。

3年前からの悲願の優勝ですね。三度目の正直とは言いつつも、優勝するまで、ずっと挑戦する気持ちでしたか?

DJ RINA : 死力を尽くしました。本当にそれくらいの気持ちで今回は挑みましたが、出来上がったルーティーンを練習している時も、昨日の段階でも、100%の自信にまでは達していなくて。でも、ライブストリーミングで色んな国の人が見ている中で、世界に残るようなルーティンにしようと思って。これだったら負けても悔しくないっていうルーティンにしようと思って作りました。世界中で見ている人達に「なんか1人だけちょっと違うぞ?」って感じて貰いたいと思ってました。

精神的にもギリギリのところで戦ったという感覚ですか?

DJ RINA : はい。もっと言うと、予選のビデオエントリーの時点から凄く悩んで悩んで。ビデオエントリーの締め切りが5月30日で、去年と同じ後輩のDJの子に動画を撮って貰ったんですけど、5月30日にスタジオを7時間くらい予約して、練習しまくったんですけど、全然上手くいかなくて。結局、朝方になって「どうする?RINAちゃんが納得いくなら、これで出してもいいけど・・・、納得いかないなら撮り直してもいいと思うし・・。」という話をしていた丁度その時に、エントリーの締め切りが1週間延びたんです。これは「私の為に延ばしてくれたんだ!」と思って(笑)。もう1回練習するから、もう1回撮ってもらっていい?とお願いして、締め切りギリギリで間に合わせました(笑)。


DJ RINA. (Photo source: Red Bull Content Pool)

優勝した涙がとても印象的でしたね。

DJ RINA : 普段からよく泣く方なんですけど、練習の時も悔し涙を流しながらやってましたし。でも、トロフィーを持って泣くっていうのを、ずっと想像してました。普段から目指す風景を思い描くことが大事なんだって今回思いました。最後のNo Problemをかけたところで、みんなが盛り上がってワーってなって泣きそうになっている自分を想像していました。

Japan Finalでのパフォーマンスは自己評価的に満足いくものでしたか?

DJ RINA : 正直なところ、今日のパフォーマンスとしては全然納得はいってないです。何て言うんですかね、ミスしたところも一杯あるし、スクラッチも全然キレなかったし。でも、大会前から自信を持っていたのは、絶対に誰にも負けないグルーヴっていう部分ですね。グルーヴと曲の構成、選曲、それぞれの長さとか。そこに自信は正直ありました。Red Bull 3Styleだけど、私はクラブDJとして持っているものを表現したいと思って、そこは思い切ってやりました。


DJ RINA. (Photo source: Red Bull Content Pool)
 
パフォーマンスが終了した直後に観客の反応等を見て、優勝を考えましたか?

DJ RINA : それはどうでしょうね(笑)?パフォーマンス中は、ライトでお客さんが盛り上がっているかどうか、あまりわからなかったですけど、みんなが「良かった!」って言ってくれたので、自分がやったことは間違いじゃなかったのかな?っていう感覚はありました。さっきも言いましたけど、ルーティンの中にメジャーな曲をそこまで入れていなかったですし、リミックスも多いですし、動画審査の時からそうでしたけど、そういう部分では確信っていうのは、なかなか持てなかったです。けど、ここ数年の大会を見てRedBullっぽい選曲や構成が決まりつつあるのかな?それをこれからのこの大会は求めてるのかな?と感じる事があって。そこを壊すのって動画審査の選曲で選んでもらえた自分なんじゃないかと思ったんです。誰が審査員で、どういう経緯で選んでくれたのかはわからないんですけど。少なくとも私のルーティンにプラスで加点されて、評価されている部分はソングセレクションだなと考えて、今回はそこの部分で自分らしく勝負をしようと思いやりきりました。ソングセレクションにも、色んな考え方があると思いますけど、盛り上がりやすいメジャーな曲で盛り上げる選曲をしたら、私を選んでくれた人から見ると「結局こうか・・」ってなっちゃうと思ったんで、自分は自分の評価されている部分を信じました。

初の女性DJの優勝というのは、どのように受け止めていますか?

DJ RINA : 光栄ですけど、でも私は女性DJだからという意味でこの大会に挑戦したわけじゃないので、DJとして、ちゃんと一人のDJとして優勝出来たことが嬉しいです。

Japan Final優勝直後で、World Finalに気持ちを切り替えるのは難しいと思いますが、どのように戦いますか?

DJ RINA : 各国で優勝したDJが集結する中で、私も各国の優勝したDJを見ていますし、それぞれに個性があるので、その中でDJ RINAっていう個性を大事にして臨みたいです。それと、先月スイスでDJをする機会があって、ヨーロッパのトレンドも色々と研究してきたし、気持ちの面では、ホームの様な感じで、挑戦したいと思ってます。

関連: Red Bull Thre3Style 日本のファイナリスト

ビデオ: イギリスのDJ達がDJcity Linkupで交流を行う

先週末、イギリス中のDJ達が年に1度、集合するエクスクルーシブなイベントDJcity LinkupがロンドンのAce Hotelで行われました。今回のイベントではCharlie Sloth (BBC Radio 1 & 1Xtra)、DJ Stylus (BBC Radio 1Xtra & SiriusXM)、 Nathan Dawe、Manny Norte (Capital XTRA)、James HYPE、そしてJFB (DMC UK チャンピオン & 2016 Red Bull 3Styleワールドファイナリスト)などがゲストとして参加しました。他のDJcity Linkupと同様、DJ達は情報を共有したり、連絡先を交換したりなどの交流が行われました。またDJ同士でのセッションやインタビューも行われました。

Linkupのリキャップビデオをお楽しみください。また、DJcity UK で最新の音楽もチェックしてみてください。DJcity JapanはDJcity UKにもログインすることができます。

関連: DJcity UK Top 20 – September 2017

ビデオ: A-TrakがSeratoで自身のキャリアについて語り、ルーティンを披露

9月にニューヨークで行われたFools Goldの代表であるA-Trak主催のバトルGoldie Awardsに因んで、Seratoで自身のキャリアについて語り、ルーティンを披露しました。今回のルーティンでA-Trakは自身でリリースした楽曲”Belive“を使用しています。この楽曲ではフューチャリングにQuavoとLil Yatchyを迎えています。

今回のインタビューでは7つの項目に別れています:

– ターンテーブリストとしての始まり
– パーティーDJをどう学んだか
– Seratoを見つけた時の話
– インスピレーションをどこで受けたか
– なぜセットを即興で行うのか
– プロデューサーとしての進化
– Goldie Awardsを創設したのは何故か

下記でインタビューとルーティンを見ることができます。

関連:ビデオ: A-TrakがLil YachtyとQuavoをフューチャリングで迎えた”Believe”の制作秘話を語る

Aviciiリミックスコンテスト優勝者、Tokima Tokioが制作について語る

DJcityとGeffen Recordsの共同企画、Aviciiリミックスコンテストにて見事優勝をされた、東京のプロデューサーTokio Tokimaにインタビューをしました。今回彼はコンテストに向けて制作したリミックスやプロデューサーとして大切な事について語ってくれました。なお、彼のオフィシャルリミックスは10月13日リリース予定とのことです。

まずはリミックスコンテスト優勝おめでとうございます。

Tokima Tokio : ありがとうございます。

早速ですが、DJcityのAviciiリミックスコンテストに参加しようと思ったきっかけを教えて下さい。

Tokima Tokio : 普段の仕事では全く違った音楽もやっているんですが、ダンスミュージックが好きで、結構日課として海外のダンスミュージックのメディアとかをチェックしているんですよ。確か、Your EDMだったかな?そこでリミックスコンテストの記事を見ました。実はDJcity経由の参加ではなくて。コンテストを知った時点で締め切りまで1週間を切っていて。でも、元々応募期間は10日間くらいでしたよね?それで「これや!」と思って、とりあえず参加したというのが経緯ですね。

曲中のトラックに関しては、ゼロから作りあげたのですか?それともストックがあったのですか?

Tokima Tokio : 完全にまっさらな状態からですね。もしかしたら、リミックスコンテストの記事を4年前に見たら、参加していなかったかもしれないですね。

何故4年前なのですか?

Tokima Tokio : 4年位前のEDM全盛期の頃は、僕は流行りの音と言うよりは、Bassミュージックが好きで。BPM100か150くらいのをよく聴いてて、それを使って何かやりたいと言うのがずっとあって。今だったら、自分のやりたい事と、世の中の流れがマッチするのかな?っていうのがありますね。

なるほど。リミックスの設計と言うか、どのような制作工程なのですか?

Tokima Tokio : BPM100くらいのDancehallが好きで、最初にまず、BPM100の曲にしようと考えていて、最終的には96に落ち着いたんですけど。アコギで鼻歌を歌いながら、原曲のメロディー、歌詞を引き立たせられるコード進行を考えました。そこから、ギターで作ったコードをピアノに置き換えて、ピアノとボーカルだけを流して、これだったら原曲よりもエモい感じが出るっていうのを作って、そこにDancehallのビートとベースを乗っけました。基本は、ベースとドラムで如何に気持ち良くさせるか?を考えて作って、そこに上音を入れるという感じですね。ボーカルをチョップしてリフにするのってあるじゃないですか?それも、作る前から考えていて、最近みんなやってるんですけど、流行りの手法を取り入れつつも、如何に他の人達とは違った音にするのか?っていう部分も挑戦したかったポイントですね。流行り+オリジナリティはダンスミュージックの醍醐味だと思います。

使っているDAWは何ですか?

Tokima Tokio : Ableton Liveです。入力には鍵盤のMIDIキーボードを使ってますけど、中学の頃にギターを使って作曲を始めたんで、実はギターの方が得意ですね。

プロフィールを拝見させて頂きましたが、アメリカ在住の経験もあり、それ以外は謎に包まれている印象でしたが、普段はどのような活動をされているんですか?

Tokima Tokio : 普段から音楽を中心に仕事をしています。CM制作会社さんや、映像制作会社さんからの依頼を受けて、バックグラウンドミュージックを制作しています。でも、ずっとダンスミュージックは好きですね。10年くらい前にElectroが凄く流行った時期があって、あの時期にDTM(Desk Top Music)を始めたんですよ。2008年くらいですかね。その当時、初めて作った曲がYelleのリミックスで。他にもDigitalismとか。それと、Major Lazerもコンペをやっていたんですよ。今考えると、あの頃は結構メジャーなアーティストがコンペをやっていたなと思いますね。DTMを始めて1年目やったんで、自分の名前を広めるためにも色んなコンペに参加しましたけど、やっぱり負けましたね。負けたんですけど、色んなところのブログ系のサイトで、いい感じに最初のリミックスから取り上げて貰えて、そこから海外のレーベルでリリースする事になったんです。国内では、Microsoftとかのウェブサイトの音源を作る仕事を受けたり。少し上向きにはなったんですけど、そこから先がなかなか進まなくて。当時はAviciiはProgressive Houseとか作っていたと思うんですけど、僕もElectro後期は結構Progressive Houseとかを作っていて。でも、全体的なシーンはどんどん派手で激しい方向にシフトしていったんですが、僕はそっちにはシフト出来ない感覚があって。自分のやりたい音楽をやっていたら、食べていけなくなるというのは感じながらも、でもなんか、そこで音楽を辞めるのは違うし、自分が思っているものと違う作品を、自分の名前でリリースするのも何か違うって感じていて。だからとにかくプロの音楽家として食べていけるようにしようと覚悟を決めて、バックグラウンドミュージックの仕事とかを受けるようになったんです。でも、僕はダンスミュージックが好きなんで、常にシーンの流行を把握しながら、ずっと機会をうかがっていた感じですね。

プロデュース以外に、DJもやるんですか?

Tokima Tokio : 2011年とかは、月に10数本はDJをやっていました。ageHaのプールサイドとかで地道にに活動していましたね。

その中で、徐々にDJメインからプロデュースの方へシフトされていった感じですかね?

Tokima Tokio : そうですね。プロデュースをメインにしようと思いましたね。今後クラブでDJをする機会があったとしても、自分の曲をかけないでプレイするのは、あんまり自分の中では考えられなくて。

なるほど、世界的に見ると、そのスタイルが主流になってきている状況はありますよね。

Tokima Tokio : プロデュースをしないDJが悪いとは全く思って無いです。でも、やっぱり僕にとっては、自分の曲を発表する場であると考えているので、そのスタイルが僕にとってのDJだという考えですね。

リミックスコンテストの話に戻りますが、完成までにどのくらいかかりましたか?

Tokima Tokio : まず、参加を決めた時点で1週間を切っていて、その日に数時間でコード進行だけ考えました。別件の仕事の納期が、リミックスコンテストの締切日と同じ日で、当然、仕事の納期は守る必要があるので、まず先に仕事を終わらせて、そこからリミックスに取り掛かって、それが締切の14時間前でした。そこから寝ずにリミックスコンテストの作品制作に没頭しました。常に時間との戦いですよね。

コンテストに作品を提出してから、他の参加者のリミックス作品も聴きましたか?

Tokima Tokio : ファイナリストになった10名の作品は勿論聴きました。

他のファイナリストと自分の作品を比べて、優勝する感覚はありましたか?

Tokima Tokio : それは半々ですね。勿論、自分の作品なんで、完成した時点で自信はありましたけど。ただ、ファイナリストに選ばれた時点で一番最初に思ったのは「ちゃんと聴いてくれたんだ」ってことですね(笑)。僕みたいに、有名ではない人間の作品が選ばれたことに対して、しっかり1曲1曲聴いてくれたんだって思いました。

いざファイナリストの中から優勝の座を得た現在は、どのように感じていますか?

Tokima Tokio : 自分的にはそんなに変わっていなくても、周りの評価がガラッと変わったかなと思います。でも、周りの評価って大事じゃないですか?これから自分のやりたいことをやっていくためにも。

新規のリミックス制作のオファーなど来たりしていますか?

Tokima Tokio : リミックスオファーではありませんが国内の音楽プロデューサーの方やゲーム会社の社長さんが会いたいと言ってくださったり、新しい出会いはやっぱり増えましたのでこれから結果に繋げていければなと思います。

海外在住の経験があると言う事で、日本語圏以外の情報を得ると言う部分が役に立っている感覚はありますか?

Tokima Tokio : 英語はそこまで喋れないですよ(笑)。日常会話くらいです。でも、日本と海外を分けて見ているというわけではないですが、僕は海外のプロデューサー達が好きで、ニュースや動向は常にチェックしていますね。

今後の目標を教えて下さい。

Tokima Tokio : 音楽プロデューサーとして、音楽をやっている人間として、グラミー賞を取りたいとか、プロデューサーとしてLAでスタジオワークやりたいとか、そういう事が出来たらいいなとは思いますけど、そこが目標じゃないですよね。結果としてそういう風になれば面白いとは思いますけど。やっぱり根底にあるのは、一人の音楽ファンとしても音楽プロデューサーとしても良い音楽に出会いたいし、自分の音楽を作り続けたいというのがありますね。自分が「これだ!」って思えるものが出来たらいいと思います。勿論、大きなフェスで大勢の前でプレイしてみたいというのもありますけど、それは結果を出せば付いてくることだと思うんで。フェスに出たいから楽曲を作ると言うよりは、楽曲が良かったからフェスに呼ばれるみたいな、順番的にはそっちなんだと思います。

音的な部分では、どういった音楽をメインにというのはありますか?

Tokima Tokio : そうですね、今は今回のリミックスみたいなのが旬だと思いますし、来年もその流れはあると思います。でも、2018年はEDM全体の流れも大きく変わっていくと思うんです。往年のEDMは、ほぼ無くなっちゃうんだと思います。みんな「次何がくるんか?」というところで探している状態だと思うんですが、僕も多分探しながらやっていくと思います。

リミックスコンテストに参加したいと思っている人がいる中で、実際に作品を提出するにまで至る人は凄く少ないと思います。今後リミックスコンテストに参加したいと思っている人にアドバイスをいただけないでしょうか?

Tokima Tokio : 特に音楽を始めた頃って、どうしても音を足したくなっちゃうんですよね。多分それで、永遠に完成しないパターンになっていくと思うんです。いかに無用なものを省くか?っていう視点も大切だと思います。Less is moreという言葉があるくらいなんで。結果、今回のリミックスも音数が少なく仕上がりました。さっきの話に戻るわけじゃないですが、制作を始める時期って、どうしても音を足したくなっちゃうんですよね。

そうですよね。当たり前のことですけど、まずは完成させて世の中に出すことが第一歩ですもんね。

Tokima Tokio : それと締め切りも大事ですよね。自分の個人的な作品に関しては、自分でも中々偉そうなことは言えないですけど、でもやっぱり仕事の締め切りは、必ず守らないといけないですよね。ここ3年くらいは、自分発信で音楽を作ってなかったので、今回のAviciiのリミックスコンテストが本当に良いきっかけになりましたね。今後はオリジナルの楽曲を発信していきたいですし。でも、それって期限は自分じゃないですか、だからこそ絶対にやりたいなっていう思いが今あります。多分、次の曲が一番自分にとって大事かなって思っています(笑)。

今プロデューサーとして注目が集まっている中ですからね。

Tokima Tokio : 今はどこかに音源を送っても、聴いてもらえる状態じゃないですか。多分業界の中でも「日本のTokima Tokioっていうのはどんなんや?」って思ってくれているんで。

Tokima Tokioをフォロー: Facebook | Instagram | Twitter

関連: Aviciiの’Without You’リミックスコンテスト優勝者発表

Popular

  • Playssonの楽曲がDJcityに掲載

    REAL TRAP 名古屋を拠点に全国的に活動するギャングスタラッパーのPlayssonがDJcityにてHip-Hopパーティーではマストなクラブバンガーを中心に掲載してくれました。ハイエナジーな作品が多く、Playsson本人がストリートこれまで経験してきた内容のリリックに注目です。Hip-Hop DJs...

  • Dua Lipaが新曲、“Don’t Start Now”を公開

    Dua Lipa (Source: Instagram) Dua LipaがDisco調に仕上げた楽曲“Don't Start Now”を公開しました。 「この楽曲が集大成として、これまでの自分の人生に一区切りが出来たと思っている。新たな音で次の時代に出発したい!」と彼女はコメントしています。 近々、MVも公...

  • DJ RYOW 「Still Dreamin’」

    Dream Team MusicのドンことDJ RYOWが3月24日にリリースしたアルバム「Still Dreamin'」に収録されている全楽曲をDJcityに提供してくれました。彼には本当に大きな感謝です。 総勢24名がのアーティストが参加しドリームアルバムと評された前作から一年半、世の中が様々変化を求めら...

  • DJcity Podcast Mix : NEW J

    NEW JはHip-Hopを軸としR&B、Bailieなどのジャンルレスな音楽をプレイを得意とするDJ。現在は毎週金曜日HARLEMで開催中のパーティー、BORN FREEのレジデントDJ。また、沖縄のラップグループ、3HouseのステージDJとしても活動する、若手注目株です。 その彼が、21曲が収録...

  • 【dj honda】DJとして最もPLAYした曲

    1992年にNYへ単身渡米。同年、DJ Battle For World Supremacyに出場し準優勝を獲得。Hip-Hopシーンにおいて日本人DJが初めてその実力を認知されたこの歴史的瞬間から、dj hondaのアーティストとしての活動がスタートする。1995 年、1stアルバム『dj honda』をリ...

  • DJcity Podcast × MADAM WOO DJs: DJ C2

    今月のDJcity Podcastは東京と大阪に存在するジェントルマンズクラブ「MADAM WOO」とのコラボミックスとなります。今回1発目のコラボミックスはMADAM WOOを代表するDJの1人であるDJ C2が担当してくれました。DJ C2は今回「MADAM WOO」でプレイするようなイメージのミックスを...