DJカルチャー

DJ RENAとDJ 諭吉がDMC World Championshipにて優勝

昨日行われたDMC World Championship 2017にて、DJ RENAとDJ 諭吉がそれぞれシングル部門とバトル部門で優勝を飾りました。日本を代表した12歳のDJ RENAとベテランのDJ 諭吉が揃って世界一となる日本史上初の両部門制覇となりました。

トーナメント形式のバトル部門で頂点に輝いたDJ 諭吉はPCでパフォーマンスするDJが大多数の中、アナログレコードに拘り続けてきたベテランDJです。デジタルに比べて不利と言われているアナログレコードでも世界を獲れることを見事に証明してくれました。6分間のルーティンを披露するシングル部門を制覇したDJ RENA。A-Trakが1997年に15歳で優勝した記録を彼は12歳でやり遂げ最年少記録を大幅に更新しました。

尚、シングル部門はフランスのDJ SKILLZとニュージーランドのDJ SPELLがそれぞれ2位と3位に入賞。バトル部門はアメリカのDWELLSが2位に入賞しています。

シングル部門を制したDJ RENAのパフォーマンス:

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ビデオ: Outkastの”93 “Aquemini”に使われたサンプリング

Power 106のWax OnlyシリーズではOutkastの三枚目のアルバム”Aquemini“に使われたサンプリングを紹介しました。このアルバムタイトル”Aquemini“はBig BoiとAndre 3000の星座であるAquarius(水瓶座)とGemini(ふたご座)、2つの単語を混合して作られた言葉です。

このアルバムは1998年9月28日にリリースされ”Skew It on the Bar-B”や”Da Art of Storytellin’ (Pt. 1)”、”Rosa Parks”などが収録されています。

アルバム制作にはOrganized NoizeやMr.DJなどが携わっており、またOutkast本人たちもプロデュースしています。”Aquemini“はリリース2ヵ月後にプラチナムに認定されており、Billboard 200、Top R&B/Hip-Hopの両チャートで2位にランクインしています。

関連: ビデオ: Souls of Mischiefの”93 ‘Til Infinity”に使われたサンプリング

Red Bull 3Style Japan Finalをライブストリーミング配信決定

今年の10月13日のRed Bull 3Style Japan Finalは札幌のにて行われます。そこで、DJcity Japanは昨年同様にFacebook Live Streamingにてこの大会を中継する予定です。

2017年の3Style JapanファイナリストとしてSHOTA、MoB、A2C、RINA、TAMA a.k.a. SPC FINEST、そしてKAZUYAの6名がWorld Finalへの出場権をかけてKING XMHUにて競い合い合います。

3Style WorldチャンピオンのHEDSPIN(2011)、BYTE(2015)、SHINTARO(2013)、そしてDJcity JapanからMR.SYNと世界王者が一同に揃います。更に、日本チャンピオンとなった8MANとYOU-KIもこのイベントで姿を見せてくれるとのことです。

イベント詳細とチケットのお求めはこちらから。

関連: Red Bull Thre3Style 日本のファイナリスト

ビデオ: DJ SOUMAが話題のSpinboxを組み立て、パフォーマンス

Vestax NoTricks Scratch DJ Battleにてチャンピオンのタイトルを持つDJ SOUMA。青森を拠点に東北地方や東京でも活動するDJ/ターンテーブリストの彼が話題のDIYポータブルターンテーブル、Spinboxをアッセンブルして実際にパフォーマンスするまでの動画を公開しました。

関連: DIYポータブルターンテーブル、Spinboxとは?

SiriusXMの”Pitbull’s Globalization”最高責任者のEdwin Paredes

Edwin "DJ Phenom" Paredes
Edwin ‘DJ Phenom’ Paredes at SiriusXM’s headquarters in New York City.

先週DJcity本社ではSiriusXM、Pitbullと組み、アメリカで活動するDJ限定でSiriusXMの”Pitbull’s Globalization“の新しいDJを募集しました。選ばれたDJは年間での自身のミックスショーである番組を持つことができ、またPioneer DJのDJM-S9ミキサーとSeratoのライセンスパックが与えられます。

SiriusXMの”Pitbull’s Globalization“はPitbullによって2015年の5月に放送が開始されました。リスナーに対して「世界中の音楽とリズムを届ける旅」をコンセプトに放送されている”Pitbull’s Globalization“ではBig Syphe(Pitbullの前オフィシャルDJ)、DJ Rawn(Power 106のミキサー)、DJcityのKidd Spin、DJ Santarosaなどがミックスショーを公開。他にもBBC 1XtraのMista Jam、Mad DecentのSpidaT.E.K、そしてKIIS FMのDJ Drewなども参加しています。

多くのリスナーを全米で抱えてるSiriusXMの”Pitbull’s Globalization“最高責任者であり、DJcityの社長であるEdwin “DJ Phenom” Paredesがいくつかの質問に答えてくれました。

Globalizationチャンネルは他のラジオ局/チャンネルと比べてどう違うのですか?

Globalizationチャンネルは様々な有名ラジオ局でプレイされている旬な楽曲を24時間、通しで聴くことができるチャンネルなんだ。それだけではなくGlobalizationはバイリンガルな番組であり英語、スペイン語に限らず他の言語の楽曲もかける時もあるよ。そして大きな違いの1つとしてはDJのロースターとミックススタイルの違いだね。Big Sypheと2人で誰がDJするかを決めているんだ。この番組の企画を任された時から自分が何をすべきかわかっていたよ。それは世界中から最高のスキルを持ち合わせたDJを世界中の中から選び、多くの人に聞いてもらえるように放送時間を決め、そしてDJ達に1時間最高のミックスショーをしてもらうことさ。月曜日から金曜日、Big Syphe、Rawn、SantarosaそしてKidd Spin、4人のミキサーに担当してもらっているよ。それ以外にも平日、週末に特別な企画が行われているんだ。例えば、月曜から金曜日、毎日”Diva Mix Hour“という企画があり、その企画では全員女性のDJにミックスを担当してもらっているんだ。彼女達は僕が知っている多くの男性DJよりも素晴らしいミックスを披露してくれるよ。このような新しいプログラムをリスナー達は喜んでくれているんだ。新しい時代のラジオと音楽の聴き方だと思うし、多くの世代の人々に様々な音楽の良さを伝えたいと心から思うよ。

DJとして活動していた経験は最高責任者として役に立っていますか?

僕はロサンゼルスで育ったんだけど、Power 106とKIIS FMという2つの大きなラジオ局を聞いていたんだ。このおかげで僕の耳はオープンフォーマットスタイルになっていったんだと思う。当時そこでミックスショーをしていたDJ達にはすごく憧れていて彼らのようになりたいという強い気持ちもあり練習をしていたよ。Power 106のDJ E-Man、Rawn、Richard Vission(Powertools)そしてKIIS FMのDrewのミックスを録音するために早起きしたり、夜更かしをした時もあったよ。1つはミックス用、そしてもう1つはコマーシャルをカットするため用という形で2つのテープレコーダーを使って録音していたんだ。そして録音したミックスを学校の友達とシェアしていたよ。そして僕はLAのラテン系アメリカ人がよく集まるナイトクラブで4年間、木曜日から金曜日レジデントDJとしてオープンアップを任されていたんだ。その経験が僕にとってHip-HopからHouse、80s、Spanish Rock、からオールドスクール、新しい音楽をお客さんの盛り上がりを欠けることなく満遍なくプレイすることができるようになったね。早い時間帯に遊びに来てくれているお客さんの盛り上げ方を知っているDJは、その日のメインDJを台無しにするようなプレイはしないからね。そしてたまに夜通しでDJを任される時もあったんだ。その時の経験でオープンフォーマットのDJとしてどうすべきかというのを学んだよ。その経験が今どの曲がラジオにかかるべきかという判断を助けてくれていると思う。ナイトクラブと同じような感覚でお客さんが聴きたい、そして今ラジオでかかるべき曲を選んでいるよ。ただその違いというのが相手がアメリカとカナダの何万人ものリスナーの皆さんだというところなんだ。

新しい楽曲をチャンネルのプレイリストに入れるプロセスというのはなんですか?

ラジオでプレイする楽曲は投票で決めるんだ。投票をするのが僕を含め、Big Syphe、Disko Drew、Kidd Spin、そしてSantarosaで行なっているよ。そして日頃、世界中のラジオやナイトクラブで活動しているDJ達と常に連絡を取り合っているよ。僕は幸せなことに世界中の仲間達が良い音楽をかけているという環境があるからね。またDJcityのチャートも新しい音楽に出会う場所の一部となっているよ。U.S.のラジオチャート、Billboardのチャート、iTunesのチャート、そしてSpotifyのチャートもチェックしているし、アーティストやレーベルから直接送られてくる音源も聴いてるよ。そしてエリアごとに音楽がどう流行っているのかという流れも常に見ている。もし良い楽曲があればチームのみんなとシェアして、番組でも目立つようにプレイするよ。もしそこで評価があまりなければチームとミーティングをして曲のオンエアをやめるか、もう少し残しておくかというのを決めるんだ。そして他の責任者にも意見を聞く時もあるよ。Siriux XMの”BPM“という番組の責任者であり、選曲が素晴らしいGeronimo。GeronimoのパートナーであるDre、彼はElectric Areaなど、他にもラジオ局を運営しているんだけど彼もダンスミュージックに精通しているんだ。Hip-Hopの事に関してはShade 45を運営しているRon Millsにも相談しているよ。そして僕自身のボスであり、SiriusXMで放送されている全てのポップ・ステーションを率いていて、”Hits 1″のラジオ番組をホストしているKid Kellyが与えてくれるアドバイスはすごく参考になっているんだ、彼はいつもプログラミングソフトを使ったトレードのコツをいつも教えてくれるんだ。もしKid Kellyとお話をする機会があるのであれば、その時間を有意義に使って、多くの知識をできるだけ身に付けるようにすることを進めるよ。彼と他の責任者から学ぶことをすごく誇りに思う。

新しいDJをチームに加える時はどこを見ていますか?

僕はいつもラジオのルールを守りつつ、予想外のDJをしてくれる人を探している。そして最初から最後までの45分間同じエナジーの選曲をしてくれる人だね。そして様々なカルチャーを行き来してくれる人、特に英語とスペイン語の楽曲を交互にプレイできる人がいいね。僕はいつもDJが1つや2つのジャンルだけに集中する人を見ると驚くんだ。僕が好きなDJは本当にいろんなジャンルを途切れずに行き来してくれる人が好きなんだ。

“Pitbull’s Globalization“に出演する際、DJはどれくらいの自由がありますか?

たくさんあるよ!出演DJにはこちらで用意した、1時間のセットでこの曲はかけてほしいというリストを渡すんだ。それ以外の部分は彼らが自由でクリエイティブなセットを披露できる環境だと思うよ。彼らにはファンキーかつエネルギッシュなセットを、そしてナイトクラブでDJするのと同じようにプレイしてほしいとお願いしているよ。これによってDJ同士、みんなで刺激を与え合う環境であり、皆にプラスになると思うよ。そして皆、お互いをサポートしているから全体的に向上心があるチームになっているよ。

関連: DJ B=BALLの”Sirius XM”ミックス

DJはSync機能を使うべきか?

Sync機能はDJ達の間で、議論によく挙がる機能の1つではないでしょうか?賛否両論がある機能であるSync機能をDJ TLMはどう考えているのか。今回のShare The KnowledgeではDJ TLMがSync機能について話しています。

関連: DJはどのようにマイクを使うべきか

SONPUB (Monster Rion)がインスピレーションや音楽事情について語る

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Monster Rion (Photo source: Instagram)

Monster Rionのアルバム、”MESSAGE“のリリースパーティーを終えたばかりのSONPUBが前回のインタビューに続き、プロデューサーとしてインスパイアされるものや、現在の日本の音楽事情とこれからの未来について語ってくれました。

DJcity YUKI(以降Y) : プロデューシングに関してですが、モチベーションだったり、こういう曲を作ろうとか、主に何からスタートするんですか?

SONPUB : インスパイアを受けるケースは様々ですが、1番は今も昔も変わらず「カッコいいモノに出会った時」です。時代/ジャンル関係なくです。予想以上のカッコいい曲を聴いた時、あとカッコいいクリエーションとかファッションに触れた時。インタビュー冒頭でDJプロデューサーとクラブDJのリンクする点について述べましたが、曲やトレンドを知るだけでなく断片的な作曲アイデアを増やすという意味でもDIGはDJプロデューサーにとっても重要だと思ってます。

Y : 難しくないですか?例えばDIGしていってこの曲いいなーっと思ったら、その曲が自分がこれから作ろうとしている曲と似ちゃわないですか?

SONPUB : まず第一に音楽ファンなので、刺激を受けるという意味です。どうやってるんだろう?はありますがパクろうとは思いません。昔、海外の友人に日本人は平気でパクるけど欧米でそれは恥ずかしいから絶対やらないって言われたのが大きいです(笑)。でも中々その辺の境界線を決めるのは難しいんですが、僕はギターから始まっているのでギターが上手くなるには最初はコピーしかないので。知るという意味で、リリースさえしなければコピってみるのはダメではないと思います。それにやはり音楽を含め文化/思考も世の中は全て先人の産物のシェアで形成されていると思うし、自分もその恩恵で成り立っています。だから100パーセントのオリジナルを生み出すことはそもそも不可能だと思いますが、これまでの文化を理解し自分なりな新しい解釈でアップデートした表現を伝えることができればいいと思います。そこにセンスやユーモアが入ればオリジナリティとして更に人に受け入れられるのかなと。要は、音楽はスポーツではないけど同じく文化なのでいかにして今までの記録を更新するかって事なのかなと思ってます。なので日本にありがちな「欧米にもろ影響されてます」っていうパクりっぽい作品が100%悪いことではないと思います。10年前より確実に日本の全体レベルは上がってはいるしスキルやセンスを養うって意味で。でもそれがゴールって思ったらダメだし、日本だからそれでリリースできちゃってる作品はあると思います。欧米ではそのレベルでは相手にされない可能性がある。でもまだそれが今の日本。さらにアップデートして世界と勝負できるレベルになればいいなと。音楽家もある種のアスリートだと思ってます。

Y : 音源はどのように手に入れてますか?ミュージシャンの演奏をレコーディングするのか。サンプリングするのか、SPLICEのような音源サイトだったり。

SONPUB : 色々使いますね。Spliceもたまに見ますしサウンドソースはレコードと同じく掘れば掘るほどレアなモノが出て来ます。先日ライムスターさんのプロデュースをやらせて頂いた際にエンジニアのDOIさんのスタジオ行った時も同意見になったのが、結局808系のベース音とかを自分で作る人が今増えてきたのは良いんですけど、Metro Boominとかはアリ物の音しか使わないらしくて、何だかんだでアリ物の方が出音が良かったりする場合があるじゃないですか。結局マッチする音を使った方がトラックとしてはいいものになるし、自分で0から音作れるに越したことはないですけど今は様々な手段や選択肢が与えられた時代だと思っていて、それは結局ストリーミング音楽を聴くのと似てて、結局音楽自体のシェア率が高くなったということだと捉えています。

Y : Abletonは使わないですか?

SONPUB : データ交換用にAbletonもLogicも持ってますが今はほとんどCubaseです。割とAbleton使ってるプロデューサーからは自分の音はAbletonでは出ない音だみたいなこと言われたんで、今回のアルバムまではそれを一回やってみようかなと。Abletonは今後DAWとして併用したいです。

Y : 突然な話になってしまいますけど、今後DJcityにRemixを提供して貰えませんか(笑)?

SONPUB : いいですよ、例えばどういう?

Y : 例えば昔のヒットソングなんかを、今風にアップデートするとか。DJ Editとか。

SONPUB : そういうの昔DJ用に沢山作ってたんですけど、リリースはしてなくて、、やりたいですね。そういうパーティーエディットとかクラブエディットって感じで打ち出す事は少なかったので良いですね。2008年にマイケルジャクソンが亡くなった時にすぐ追悼Remixをフリーで出したりみたいな事はしてましたね。

Y : 先ほども仰ってたように、1つのRemixやEditがダイレクトにBuzzを起こすかどうかはわかりませんが、中にはそこから繋がって、世界に広がって行く関係性ってあると思うんで、是非とも今後ともよろしくお願いします。

SONPUB : 因みに最近巷で聞く「DUBSET」というツールも少し気になっています。今まではオフィシャルリミックス以外はSoundcloudなどで法的にはグレーな発表の仕方しかなかったのが、DUBSETではオフィシャルにリミックスやDJ MIXをアップする事が出来、使用楽曲が自動解析されApple MusicやSpotifyなど連携してアーティストやレーベル、パブリッシャーなどにロイヤリティを支払うサービスを始めているようです。まだ僕も使用してないので懸念点も色々考えられますが面白そうだなと思いました。

Y : プロデュースする人は色んなところからインスピレーションを受けてて、風景を見た、とかこの好きな映画のサウンドトラックを作ろう!とミュートにして見たりとか色んな考えの人がいて面白いです

SONPUB : 映画見ながら曲作りは自分もやってましたw またやってみようかな。あと風景も重要ですよね。macのデスクトップの絵は宇宙の時が一番好きでした。

Y : この言い方はすこし語弊があるかもしれませんが、それなりにシーンの上にいる人たちは自分のブランディングを持っていてどうしたらより多くの人に届けられるかというのをしっかり考えた上で活動しています。難しいですよね今の音楽、CDの部分のセールスがないんで、ストリーミング、もしくはフェスティバルの出演料となると昔より簡単にお金が作れなくなるんで、一番どういう形が効果的なプロモーションになるのですかね?

SONPUB : この国は結構特殊じゃないですか、J-Popという巨大で独特なマーケットが存在している。因みにエース橋本ってわかります?(元々BrandUn DeShayという名でOFWGKTAで活動していた米ラッパー)彼が日本に来た時に知人が紹介してくれて、なんで日本に住む事にしたの?ってきいたら俺の1番好きなアーティストはPharrellと中田ヤスタカなんだって言ってて、マジで!?みたいな。

Y : でも確かにユニークですよね、彼の音は、いわゆる日本って感じはしますけど外から見るとすごくユニークな、、

SONPUB : やっぱプロデュースアーティストもユニークですし、オリジナリティーもあるし、あとポップセンスだと思うんですよね僕的にはトラックっていうよりも、自分で歌詞とメロを書くらしいのでそこは本当に凄いなって思ってました。独特なJ-Popシーンで発生し海外まで音を轟かせた日本人の成功例の一つではあるのかなと。

Y : どうなんですかね。いわゆる日本で例えばヨーロッパやアメリカのダンスミュージックをフォローしてそうなりたい、Swedish House MafiaになりたいとかSkrillexになりたいみたいな人っていわゆるJ-Popみたいなのを嫌うじゃないですか、その部分に関してどう思いますか?

SONPUB : Skrillexに関してはデビュー当時はロック上がりのキッズが作る大味なダブステップ風に聞こえて、ヒットはしてたけど個人的にそんなに好きではないなと、僕は黒い方の音が好きだったんで。でも彼は徐々に関わるアーティストのエッセンスを吸収して、センスやスキルが格段にアップする驚異的な成長記録を見た気がしました。なので後半の彼の音や姿勢には凄く共感できますし刺激をもらってます。彼は日本の文化が好きで、トラディショナル系以外に日本のオタクカルチャーみたいな事もレーベルカラーに反映してて、そこも結構影響を受けたんですよ。海外の人から見る日本と僕らが見てる日本って全然見え方が違う事に気付いて、こういう解釈だとイケてるかもっていう大きな発見だった。モンスターライオンのJimmenusagiをフィーチャリングした楽曲のPVとか、、あえて海外の人の視点で日本感を表現してみるっていう感覚で製作してます。ここ1年くらい日本も急激に日本感/アジア感の表現が増えたように思います。要はちゃんとスキルやセンスが伴った音楽ならJ-Popでも母国語の歌やラップでもいけると思うし、むしろオリジナルな分そっちのほうが強いかもしれない。

Y : 多くの日本人アーティストが世界で頻繁に活躍できるようになるのは、あとどれくらいかかりますかね。

SONPUB : わからないですね。きちんとやるなら芸術に対する環境自体を改善する必要があると思うので文化/教育/政治/法律など色々見直す部分も出てくると思います。それに今の日本は昔よりもリスナーのニーズに対応した結果がアーティスト評価の対象になり過ぎていると思うので、結局リスナーを育てて底上げする事が解決に繋がると思います。とりあえずアーティストやメディアがイケてる音楽を押していくことが必要だと思うのでその一つとしてAppleとかSpotifyを皆が使えば色んな音楽に触れるきっかけが増えるので改善にはなっていくのかなと。

Y : Spotify等のストリーミングユーザーでしたら、新しく出てくる好きな曲もすぐに聴けますよね。

SONPUB : 正直本心ではストリーミングが主流になる事で音楽の価値がどう変わるのか不安な気持ちもありますけどね。結果的に世の為になるならそれが先決だと思うし、多くの日本人アーティストが世界で活躍してる状況を見たい。あと結局好きな音楽をみんなと共有したいですからね。意識や感覚の格差が開いていくほうが辛い。ただ、どんどん細分化される事によって分かりにくくなるのも良くないので、シーンを作ってしっかり盛り上げる事が大事だと思います。例えば教育の一環として国レベルでサポートするクオリティの高い媒体やメディア/イベント/スクールなどが出来てアーティストはそこを目指すみたいな。イギリス国営のBBCとかってテレビやラジオでやる音楽の内容もイケてるしライブ番組など面白いですよね。日本はネットラジオ系は頑張ってるのでテレビやラジオも頑張って欲しいですね。

関連: SONPUB (Monster Rion)がプロデュースとDJについて語る

ビデオ: Souls of Mischiefの”93 ‘Til Infinity”に使われたサンプリング

90年代中盤にはHip-Hopの名盤が多くリリースされており、西海岸出身であるSouls of Mischiefの”93 ‘Til Infinity“はその1つです。

1993年の9月3日にリリースされたこのアルバムには”That’s When Ya Lost,”、 “Never No More,”やアルバムタイトルである”93 ‘Til Infinity”などの楽曲が収録されています。 “93 ‘Til Infinity”はアルバムのリードシングルとなっており、Hip-Hopのクラブシーンに大きな影響を与えました。BillboardのHotチャートでは最高で72位までランクインしています。

このアルバムをプロデュースしたのは、カルフォルニア州のオークランド出身のグループHieroglyphicsであり、Del Funky Homosapienも参加しています。このアルバムがリリースされて24年を記念し、Power 106のWax Onlyシリーズでこのアルバムに使われたサンプリングを紹介しています。

関連: ビデオ: Raekwonのアルバム”Only Built 4 Cuban Linx”で使われたサンプリング

DJ RENAがDMC Japan優勝、練習方法等について語る

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DJ RENA at Womb in Tokyo, Japan. (Photo credit: DMC Japan Final)

先日行われたDMC Japan Finalのシングル部門で見事優勝を飾ったDJ RENAが、DJcityエクスクルーシブインタビューに答えてくれました。現在12歳の彼は2016年に小学生として初めてDMCに挑戦し、今年は中学生となって2回目の挑戦でした。

今回彼が披露した6分間のルーティンは、各地方予選を突破したターンテーブリストに混じった中でも素晴らしいパフォーマンスで見事、10月1日にロンドンで行われるWorld Finalの切符を手にしました。

DJcity YUKI(以降Y) : DMC Japan Finalで優勝した感想を聞かせてください。

DJ RENA : 優勝した瞬間、嬉しい気持ちはあったんですけど「ほんまにRENAかな?」みたいな不安もありつつ、嬉しいのと不安と両方ありましたね。

Y : 全ファイナリストのプレイを見た後でも、自分の優勝を思い描けましたか?

DJ RENA : いや、みんなのレベルが高くて、個性も激しくて、だから最後はジャッジの判断かなぁと思いました。ジャッジの好みもあったのかなって。トップバッターだったので、不安なところもありましたし。

Y : 自分のファイナルのプレイを振り返ってみてどうですか?

DJ RENA : 良かったところは、みんなが見ても飽きないように、ルーティンの中で色んなことをやったことで、最初はちょっと強めでやって、最後に起承転結みたいな感じで締めをもってきて。スクラッチも結構みんなよりかは、バリバリのスクラッチで、シンプルで飽きのこない感じで出来たところです。

Y : 自分としては100パーセントの出来でしたか?

DJ RENA : いや、100パーセントではないですね。ちょっと雑なところもあって。

Y : 今回のルーティンはどのように組み上げたのですか?

DJ RENA : 師匠のHi-Cさんにも見てもらいつつ、色んな人に意見を貰って。家族とか、後はターンテーブリストとか。色んな人の意見を聞きましたね。1回自分で組み上げたものを動画に撮って、それを送って見てもらって、アドバイスを貰う形ですね。アドバイスを貰った部分の修正をしたり、良くしたりして完成させました。

Y : 完成させるまでにどれくらいの期間がかかりましたか?

DJ RENA : 半年かかるか、かからないくらいで出来ました。

Y : 完成したルーティンはどのくらい練習しましたか?

DJ RENA : 学校もあったんで、学校終わってからとか、朝練とか。夏休みに入ってからはほぼ毎日ですね。日によって違うんですけど、朝は3時間ぐらいやって、昼からは夜までバリバリやって。1日10時間くらいやってましたね。

Y : そんなに毎日同じルーティンを練習すると、飽きてしまうことはありませんか?

DJ RENA : あー(笑)。それはちょっとありまして。練習ばっかりしていると、練習で生まれるミスがあるっていうか、なんでかはわからないんですが(笑)。普通だったらミスらないところを、ミスっちゃったりして。練習すればするほど、初めの頃には無かったミスが出てきちゃうことがあったんです。それでも練習はしますけど。自分でもよくわかんないですけど、とにかく練習だけはめちゃくちゃしました。

Y : 大きな鏡の前で自分の練習をチェックしていたと聞きましたが。

DJ RENA : ボディートリックと自分のスタイルっていうか、見た目を気にしたり。ポーズとかを見ましたね。鏡を見て特に意識したのは、自分のパーフォーマンスがのれているかどうかですね。

Y : そのポーズや体の動きも、誰かにアドバイスを貰ったんですか?

DJ RENA : いや、そこは全部自分で判断してやりましたね。

Y : A-Trakよりも若くして優勝するという周囲の期待があると思いますが、自分でも意識する部分はありますか?

DJ RENA : はい。みんなは「まだ時間がある」って言ってるんですけど、正直、早くタイトルを獲りたいなみたいな。

Y : 良い意味でプレッシャーになってきてますか?

DJ RENA : そうですね。日本を背負ってやるっていうのがプレッシャーでもありつつ、A-Trakの記録にも、自分がだんだん近づいてるって言うのも、プレッシャーになっている感じですね。

Y : A-Trakの記録の部分が大きくフォーカスされているけど、優勝の先にあるものは何か考えていたりしますか?

DJ RENA : 今はとりあえず、ワールドチャンピオンっていうのが。今考えているところはそこで、その後のことよりも、まずはワールドチャンピオンを獲ることだけを考えてます。

Y : すぐにWorld Finalですが、ルーティンはどうする予定ですか?

DJ RENA : World Final用にまだ、用意はしていないんですけど、ちょっとは変えようかなと思ってます。

Y : Finalで注目されているのが、同年代のK-SWIZZですよね。彼の存在は同年代という部分で意識していますか?

DJ RENA : まず、僕、英語をあんまり喋れないんですけど、それでも親切で優しいし、ルーティンも僕ぐらい上手くて。オンラインでも活躍していて。DMC New Zealandも勝つと思うんですけど、ファイナルで会ってみたいし。今、彼と一緒のチームを組んでいるんですよ。Super Beast DJsっていう。1回実際に会ってみて、一緒にルーティン作ってみたいなって思っています。

Y : ライバル心みたいなのはありますか?

DJ RENA : ライバル心みたいなのはあんまりないです。同じような考えを持った仲間みたいな感じかもしれないですね。

Y : もし、今回のWorld Finalで優勝してしまった場合は、夢が現実となってしまいますが、その次の夢として、Crazeの3連覇みたいな方向性も考えていたりしますか?

DJ RENA : あーーーうーーーん。気分次第ですね(笑)。めっちゃ上手くなっていたら、行くと思いますし。誰が来ても勝てるなって思ったら、何連覇でも行きたいなみたいな。行けるかどうかは、わからないですけど。行けたら行くみたいな感じですね。連覇したら仕事も増えると思いますし。

Y : 既にDJとして生計を立てていこうという意気込みですね?

DJ RENA : そうですね。DJとして生きていけるか、わからないですけど、自分の中心にしていたいですね。

Y : 家族はDJとして生きることを支持してくれていますか?

DJ RENA : サポートの部分で、機材を買ってくれています。でも、針とかは自分のお小遣いで買っています。大きなお金の部分は、買ってもらっています。結果を残したら、買ってくれるみたいな状態ですね。そんなに自分の家がお金持ちと言うわけではないと思うんですけど。まず、目標があって。最初は、Japan Finalに進出出来たら機材を買って貰えるという感じで、実際に進出して買って貰いました。それで次は、Japan Finalで優勝したら買ってと頼んだんですが、World Finalの優勝じゃないとダメとなったんで、そこに行きたいですね。

Y : DMC Japanで優勝したことにより、背負うものも出来たと思います。そして、RENA君が優勝したことにより、他のDJ達にも年齢的なことも含め、様々な影響を与えたと思います。今後は追いかけられる側になったと思いますが、その部分はどう感じていますか?

DJ RENA : 正直、今はまだわからないですが、今後そういう部分が出てくる気がしてます。でも、2位のBuck$さんが凄く面白いことをやっているのを見て、自分が負けてたかもしれないと思ったし。やっぱり来年や再来年になったら、もっと自分の想像を超えた人たちが出てくるんとちゃうんかなという感じはしますね。今の流れやったら。

Y : DJを初めてそんなに長くないのに、ここまでの成長と躍進に何か秘訣はありますか?

DJ RENA : 上手くなる方法として、僕の場合は、YouTubeを見て、それをひたすら出来るまで練習する。でも、練習!練習!って気持ちじゃなくて、遊びみたいな気持ちで、適当にやってみようみたいな感じの。ターンテーブリストってルーティンを作る時に、ジャグリングのパターンみたいなのがあって、そのジャグリングのパターンで難しいのを作ったら良い感じになるのかなって。結構カッコいいやつとか。だからYouTubeを見て、適当に遊んでみて、良いのが出来たらそれを取り入れて行く感じですね。真似するのが一番。

Y : YouTubeでは誰を参考にしているんですか?

DJ RENA : DJ AKAKABEさんとか。AKAKABEさんは簡単なのも、難しいのもやっていて。あとはDJ Kentaroさんとか、B2っていう人も見ていますね。それから昔の人もみますね。ワードとかも、昔の人はめっちゃ使っているんで、そういうのから、パクろうかと思っています。まずは、完全にコピー出来るようにして、それが出来るようになったら違う曲で試してみて、そのフレーズが出来るか。それが出来たら、自分のモノに出来たかなって感じで、それの繰り返しを、色んな人の技でやっていますね。それで出来るようになったことを使って遊んで、偶然何か出てくるみたいなところです。

関連: SONPUB (Monster Rion)がプロデュースとDJについて語る

IDAが日本で開催

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毎年12月上旬にポーランドのクラコフで行われ、17ヶ国から予選を勝ち抜いたDJが競い合う、IDA WORLD DJ CHAMPIONSHIPが日本に上陸しました。大会はテクニカル・カテゴリー、ショー・カテゴリー、オンライン・スクラッチ・バトルと、それぞれ特徴がある3つのカテゴリーに分かれて行われます。

これまでIDAで活躍した日本人DJも多く、今回のIDA Japan Finalは過去に日本人出場者3名が入賞を果たしている広島で開催されることに決定しました。

過去にIDAで優勝したDJにはRed Bull 3Styleポーランドチャンピオンであり、先日DJcityでも行われた#HumbleDJChallengeでも優勝したVaZeeや、カナダ出身でDMCの世界チャンピオンのVekkedなども出場しています。

IDA Japan FinalへのエントリーはYouTubeでのビデオ審査で選出されたファイナリストが10月29日に広島で行われる国内決勝大会にて競います。

IDAへのエンントリールールは各カテゴリー異なります。

下記で2014年にVaZeeがショー・カテゴリー優勝したセットが視聴できます。

関連: 2016 IDA World DJ Championshipsでのウィニングルーティーン

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