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KAMIKAZE DJ BATTLE 2020 日本王者: DJ Is-k ウイニングセット


先日開催された「KAMIKAZE DJ BATTLE 2020」においてソロ部門とビートマッチ部門の2部門で優勝したDJ Is-k。今回はそのビートマッチ部門で優勝したルーティン動画をご紹介。ジャンルをクロスオーバーさせつつターンテーブリスト仕込みのテクニックを盛り込んだ5分間をお楽しみ下さい。

KAMIKAZE DJ BATTLE」とは、日本ターンテーブリスト界の草分け的存在DJ $HIN(Turntable Toorpers ENT)が2014年から主宰しているDJバトル。毎年、厳選なる動画審査を通過したDJ達が大阪の南船場CELLで行われる決勝大会で日本一を決めていますが、今年はコロナウイルスの影響をうけオンラインでの開催になりました。部門はスクラッチ、ビートマッチ、ソロの3部門。過去にはDMC世界王者のDJ RENAやI.T.F.日本王者のDJ AK、DJスクールTOYODA-GYMのオーナー及びYoutube番組”匠の手“のプロデューサー TOYODA-STYLEなども優勝しています。

今年の大会を制したDJ Is-kは前年もソロ部門で優勝しており、DMC JAPAN FINALにおいても2018、2019のファイナリストになるなど現在最も脂の乗ったターンテーブリスト の1人。ご紹介する動画のビートマッチ部門は、スクラッチや2枚使いなどのターンテーブルテクニック重視というよりは、選曲やミックスセンスなどのいわゆるクラブプレイに近いカテゴリーで競われる部門。

夏全開のイントロから始まり、トーンプレイをサラっと挟み、レゲエのパートではオリジナルダブも炸裂。現行のパーティーシーンに寄せたLil Johのメドレーでは「Outta Your Mind」のコーラスを残しながら正確な2枚使いをメイク。ラストは80’s ロックの大名曲”I Love Rock ‘N Roll”のアカペラを軸にメドレー、「神風旋風」のフレーズで締めています。

トラックリスト:

1. DJ Jazzy Jeff & Fresh Prince – Summertime (Mayda Remix)
2. Lumidee – Never Leave You (Uh Oh)
3. Justin Timberlake – Rock Your Body
4. Wayne Smith – Uuder Mi Sleng Teng
5. Boogie Down Productions  – I’m Still #1
6. Lil’ Jon ft. LMFAO – Get Outta Your Mind
7. Lil’ Jon, Kronic & Onderkoffer – Bad Bitches
8. Lil’ Jon – Get Low
9. Lil’ Jon ft. Usher – Yeah
10. Lil’ Jon & DJ Snake – Turn Down For What
11. Lil’ Jon – Bend Ova
12. Sean Paul ft. Fatman Scoop – Get Busy (Clap Your Hands Now Remix)
13. Joan Jett – I Love Rock ‘N Roll (Acapella)
14. AC/DC – Back In Black
15. Survivor – Eye Of The Tiger
16. Joan Jett – I Love Rock ‘N Roll (MAKJ Remix)

RedBull 3Styleにも言えることですが、この系統のDJセットを組むときはテクニックの配分が難しかったりします。やり過ぎても良くないし、何もやらないとパンチの無いセットになってしまう。。。DMC等の与えられた時間のほとんどを忙しく過ごすテクニック重視のセットとは明らかに違う時間の過ごし方が必要になるうえ、2枚使いにおいても崩し過ぎない工夫が必要になってきます。楽曲を聞かせつつグルーヴを保ちつつ盛り込むテクニックの種類と配分。優勝したIs-kはその辺りの”チカラ加減”がわかっているのでしょう。それ故ソロ部門とビートマッチ部門の2冠を達成出来たのだと思います。

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関連: KAMIKAZE DJ BATTLE ONLINE 2020が開催決定

【DJ B=BALLのガジェット研究所】: 安心して進め!! DJストリーミング時代


DJカルチャーを中心とした内容の映像コンテンツが豊富なGENREBNDRのYouTubeチャンネルで9月から新たにスタートした 「DJ B=BALLのガジェット研究所」。公開されたエピソード2では前回に引き続き『DJストリーミング時代』について実際のプレイ映像を交えて分かりやすく解説しています。(エピソード1はコチラ)

やはり実際のプレイ映像を見てみないとイマイチ信用出来ないというDJも多いと思いますが、今回のエピソード2を見てスッキリ安心。DJストリーミングサービスのBeatsourceの音源を使って、2枚使いやスクラッチ、さらには外付けMIDIコントローラーによるトーンプレイまで披露してくれています。勿論それらのトリックを行うための準備として設定するキューポイントやアクティブループの動作についても、冒頭Real Loveアカペラでのスクラッチやパッドを叩いた時の反応の速さ(レイテンシー)を見る限り問題なさそう。ダウンロード音源となんら変わりなくプレイできる事を証明してくれています。また、動画04:15〜からは著作権使用料のアーティストへの還元についても大切なことを話しているのでDJに限らずアーティストの方も是非お目通しを。

個人的に2点ほど気になったのは

① 曲をロードするのにコンマ何秒の時間がかかること。
これはダウンロード音源においてもPC側の性能が低かったりすると曲のロードに若干のタイムラグが発生します。が・・・そこは使用機材に拘っているB=BALLさんとなれば恐らく使用しているPCスペックも高いはず。その状態でコンマ何秒のタイムラグが生じているのは若干気になります。クイックミックス等ロードした瞬間から音を出したい時に出音まで遅れてしまうのか、それとも波形の表示だけ遅くて音は問題ないのか気になるところ。

② WI-FIがオフラインで使用できる楽曲は100曲までとありますが、それ以上の使用は不可能なのか。動画00:57〜 のところでrekordboxの画面左下部を見てもらうと、WI-FIがオフラインの状態でも楽曲を使用できるプレイリストOffline Locker(※エピソード1参照)の表記の右横に(1o/100)と記載されています。これは調べによると最大100曲までオフラインで使用可能との事です。それ以上の楽曲を使用したい場合の方法があれば知りたいところです。因みにBeatsourceの楽曲とPCにダウンロードしてある楽曲を同じプレイリストに入れることは可能だそう。

このBeatsource Link、Serato DJ Proにも対応したようなので当然そちらのチュートリアル動画や実演も見たいですね。B=BALL所長ぉ〜!

関連: 【DJ B=BALLのガジェット研究所】: Beatsource

Bedroom Sessions: DJ Lordwin

世界中のDJが自宅部屋でルーティンを撮影する人気シリーズ DJcity Bedroom Sessions。今回はアフリカのケニアからDJ LORDWINが登場。ナイロビを拠点に活動する25歳の彼、世界的に有名なウォッカブランドのスミノフが主宰する、「Smirnoff Battle Of The Beats 2020」のファイナリストにも選ばれており、目標はRed Bull 3Styleの世界一だそう。今回の映像では母国であるケニア産のアーティストを織り交ぜながらワードプレイや2枚使いを披露してくれています。

< ルーティン解説 >
2016年リリースのDJ Khaled feat. Nas “Nas Album Done”からスタート。リリックの中で「アフリカ」と言っている箇所をループさせ、 ナイロビの事を歌っている2017年リリースのビッグチューン Mayonde “Nairobi”をドロップ(ミュージックビデオもケニアの首都ナイロビの雰囲気が断片的に味わえる作品になっているのでオススメ) 。続いてもケニアのアーティスト NYASHINSKIのMarathon Runnerを綺麗にミックスしていき「I’m Kenyan so you know I’m a marathon runner」のフレーズのところで音を切りサンプラーで自らのDJネームのシャウトを鳴らしつつ曲のコーラス部分へジャンプ。コーラス終わりで同アーティストの”Free”という曲をミックスしていきます。
続いてはノルウェーを拠点に活動するダンスホール、アフロビートのユニットMatataの”Mare Mare”をドロップ。この曲はケニアのLamaz Span Kobというアーティストをフィーチャーリングしており、次の曲もアフリカ系プロデューサーFully FocusのRushという曲です。途中で2枚使いをしていますが・・・リズムキープが崩れてしまっているのでまだまだ練習が必要ですね。

続いてもケニアのシンガーソングライターBrian Nadra 2019年リリースの”Bonge”をドロップすると曲中のフレーズ「Swalla」をループさせ、Jason Derulo 2017年のクラブヒット”Swalla”をワードプレイで繋ぎます。ラストはケニアのTikTokでバズっているM.O.Bの”Fess Ka fe bang”という曲で2枚使いからの半拍ずらしを見てせフィニッシュ。

トラックリスト:

1. Nas ft. DJ Khaled– Nas Album Done
2. Mayonde – Nairobi
3. Nyashinski – Marathon Runner
4. Nyashinski – Free
5. Matata – Mare Mare
6. Fully Focus – Rush
7. The Decimators – Bonge
8. Jason Derulo & Left Side – Swalla (Dancehall Remix)
9. DJ Madness ft. M.O.B. – Fess Ka Fe Bang

いかがでしたでしょうか。Bedroom Sessionシリーズでは珍しいアフリカ大陸からのエントリーという事で、色々と気になる映像でした。使用しているPioneerDJ M-S-9やPhese等の最新機材のケニアにおける普及率も気になるし、今回のトラックリストは殆どアフリカのアーティストでした。ここ1~2年、個人的にアフリカ発祥のAfrobeatを追いかけている身としてはその辺りの音楽事情も知りたいところ。やはり母国のアーティストや楽曲を中心にPlayしてくれると見ている側の教養にもなるので楽しいですね!今後もBedroom sessions には世界中の国から映像を届けしてほしいです。

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“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions: Nick Spinelli

Bedroom Sessions: Nick Spinelli

今回のDJcityTV Bedroom Sessionsはアメリカはニュージャージーを拠点に活動するDJ Nick Spinelliが登場。ナイトクラブやウェディングでのDJをこなしつつ、DJマガジンへの寄稿も行っているようです。そして約1年前に始めたYoutubeチャンネルも好評なご様子。動画ではNetflix人気番組のネタ使いやワードプレイに加え、彼の人柄が溢れる表情や体動をご覧下さい。

< ルーティン解説 >
Netflixで放送されている大型ネコ化動物をめぐる内容(実際にはドロドロした人間模様)の番組”Tiger King“に登場する動物愛護団体ビッグキャット・レスキューの代表キャロル・バスキンのフレーズからスタート。もちろん1曲目には大型ネコ化動物がタイトルに含まれる”The Lion Sleep Tonight”。コーラスまで聞いたら動画00:33~のところで曲の冒頭「Wee-hee-hee~」と歌っているポイントにキューボタンで飛ばしつつF8 “Delay“のエナジーポイントとブレンド、なんともオリエンタルな雰囲気を出しています。

続いては忘れかけていた “Party Rock Anthem” で一世を風靡したLMFAO(現在はソロ活動中)、2009年リリースのエレクトロポップ “La La La”という曲のアカペラを乗せていきます。タイトルのとおりのコーラス「La La La~」からKanye West “Can’t Tell Me Nothing”(2009)の冒頭「La La La Wait ‘til I get my money right」をワードプレイで繋ぎつつKanyeの方はそのままループさせて残します。

そこにFat JoeがTrey Songzをフィーチャーした2010年の曲”If It Ain’t About Money”をイントロのドラム部分から挿入、ここは「Money」のワード繋ぎ。動画01:50~のところでキューボタンを押してフック部分にジャンプ、すかざすLil Wayne 2008年リリースの”Get Money”をクイックミックス。ここまでが「Money」繋ぎになります。
“Get Money”はコーラスの途中でアカペラになるようエディットしてあり、アカペラになるタイミングでMegan Thee Stallion 2020年リリースのEP「SUGA」からの人気曲”Savage”をドロップ。

最後に擦っているアカペラは恐らく冒頭でも登場した”Tiger King”から引っ張ってきた声ネタだと思います。注釈しておくと、番組内に登場する動物愛護運動家キャロル・バスキンは失踪したとされる夫を実は彼女が遺産目当てに殺したのでは無いか!?という疑惑があり、その事に触れたフレーズを使っています。

トラックリスト:

1. The Tokens – The Lion Sleeps Tonight
2. DELAY – F8
3. LMFAO – La La La – Acapella
4. Kanye West – Can’t Tell Me Nothing
5. Fat Joe ft. Trey Songz – If It Ain’t About Money
6. Lil Wayne ft. T-Pain – Got Money
7. Megan Thee Stallion – Savage – Tiger King Remix

いかがでしたでしょうか。
ターンテーブルスキルというよりは、ルーティンの着想とキャラクターを評価したいですね。Four Color ZackのDJプレイでもたまに見受けられますがDJプレイの中にジョークのようなワードプレイだったり、時事ネタを取り入れたPlayをサラッと挟んでくる展開は個人的にも大好きです。ルーティンやDJ SETを作る時はついつい真面目に”カッコイイ”を追求しがちですが、時には頭を柔らかくして柔軟な発想で考えてみると新たな道が見えてくるパターンもあります。「DJが扱える音は音楽だけじゃない」ということをお忘れなく。
さて・・・ネコの鳴き声使ってスクラッチでもしようかな〜っと。

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関連: Bedroom Session: DJ Dez

DMC最年少世界王者DJ RENAによるRANE TWELVE MK IIとTRAKTORを使ったパフォーマンス


世界的に最も権威のあるDJバトル”DMC World DJ Championship“において12歳の若さで史上最年少となる世界王者に輝いた優勝を果たしたDJ RENAが、RANEのオフィシャルチャンネルから新しいパフォーマンス動画を公開しました。RANE TWELVE MK ⅡとTRAKTOR PROを使い「和」をモチーフにした空間でスキルフルなルーティンを披露しています。

先ず機材のセットアップで目を引くのがDJミキサーTRAKTOR Z2の存在。RANEと言えばバトルDJ御用達のミキサー”SIXTY-TWO“や”SEVENTY-TWO“といった機種が世界的にもポピュラーで、当然のことながらRANEオフィシャル動画にはそれらが使用されてきました。しかし今回の動画でセンターを任されているのはTRAKTOR Control Z2 。一体どういう事でしょう。
その答えはターンテーブルTWELVE MK Ⅱの製品仕様にありました。この度新たに発売されるTWELEVE MK ⅡはSerato DJ Proの他にTraktor、Virtual DJの3つのDVSのコントロールが可能になったのです。RANEと言えばSeratoという認識をお持ちの方も多いかと思いますが、既に数年前から一部のRANE製品ではTraktorへの公式対応をはじめています。

このTWELVE MK Ⅱに新たに搭載された機能としてはDVSのライブラリ・ナビゲーション・コントロール機能のツマミがついており、ライブラリ内を移動(スクロール)でき曲のロードも可能。また私もよく使うインスタントダブルスのボタンもついています。OLED画面にBPMの表示もされる模様。詳しくはコチラの動画をご覧下さい。

今回はカメラワーク的にルーティンの細かい解説は断念しましたが、RENAの超絶スキルに応えられるポテンシャルはあるようです。個人的な経験から言うと事前の設定さえしっかりすれば高いパフォーマンスを発揮してくれる印象です。因みにルーティンのイントロは2001年リリースのQ-BERT”WAVE TWISTERS”から”Razorblade Alcohol Slide“の冒頭で使用されている声ネタを持ってくるあたりがツボ。同タイトルの映像作品もターンテーブリズム好きでまだ見てない人がいたら超オススメなので是非!! そして使用されている楽曲はRENAのリリース間近のオリジナルトラックということで、コチラも引き続き注目です。

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関連: DJ世界最年少チャンピオンの記録を保持するDJ RENAがAbleton Pushとスクラッチを組み合わせたルーティンを公開

スクラッチ専門番組【匠の手】エピソード01: TOYODA STYLE

日本国内における数々のスクラッチバトルで優勝を獲得した、Turntable Troopers ENT.所属のTOYODA STYLEが監修するスクラッチ専門番組「匠の手」がいよいよスタート。昔から「日本人は手先が器用だ」とよく言われます。それが真実か否かは分かりませんが、箸を器用に操り、複雑な漢字を使う国「日本」がDJ界においてスクラッチ先進国であることは近年のDJバトルの成績を見ても確固たる事実です。鮨職人のようにネタ(スクラッチサンプル)とシャリ(ビート)を洗練された手つきで組み合わせるその技術をお楽しみ下さい。
第一弾はTOYODA STYLE本人が登場。

約1分間のスクラッチの中で前半は声ネタを綺麗に音ハメ、後半は定番フレーズ「Ahhh」でダイナミックに擦っています。前半についてはミキサー(Rane / Seventy-Two)の液晶パネルに表示されている波形で確認できるように、細かく配置されている複数のワードを複雑なパターンでビートにハメています。それぞれのワードの音の先頭を確実に捉えないとメイクできないパートなので、かなりの正確性が必要になります。基本的にスクラッチする音は長いほうが何かと都合が良いのですが、動画01:11〜からは「Yo!」という短いフレーズで様々な技を盛り込んでおり技術力の高さを見せています。
そして後半はお馴染みの定番スクラッチサンプル「Ahhh」で強弱を付けながら擦っています。ラストのSTABスクラッチの安定感と力強さに感服。
TOYODA STYLEが愛知県にかまえているDJスクールは通称: TOYODA GYM。やはり「ジム」と言うだけあって筋トレも重要視している彼。言われてみれば確かに特定の技を連続で練習していると筋肉痛になった経験が私にもあります。おそらく技をメイクするための必要最低限な筋肉は存在するのでしょう。スクラッチにオススメな筋トレメニューが既にあるなら知りたいところですね。
あとスクラッチを分析したい方は、Youtubeの再生速度を設定メニューで0.75や0.5にして見てみるのもオススメです。

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関連: 日本スクラッチ界のパイオニア・DJ宮島のオンラインDJ教室「MIYAJIMA METHOD」がスタート

世界中のスクラッチャーによるセッション動画シリーズ :Boom City Jam Session vol.2


イギリス発、ターンテーブリズムやビートボックス、グラフィティなどのストリートカルチャーをハイクオリティなドキュメンタリー映像で発信するBoom Cityのスクラッチセッションシリーズ「BOOM CITY JAM SESSION」のVol.2が公開されました。世界中の腕利きスクラッチャーが4フレームの映像の中で交代しながら順々に擦っていくという内容。

今回登場するDJは SWIFTSTYLEDjackulateFSODJ ManipulateDoobanPerezEl StatikoPan JarasLone WolfCesare GiulioDJ Crypt, DJ Perly というラインナップ。ご覧のようにカメラのアングルは手元アップがメインなので、技をメイクした時に見せる “ドヤ顔”や動画編集のクオリティーに重きは無く、あくまでもスクラッチ技術だけを見せるストイックな映像に仕上がっています。言わずもがな皆スクラッチは上手いのですが、SeratoやTraktorなどのDVSを使っているDJがほとんど居ません。やはりデジタルとアナログの僅かな出音の差(レイテンシーや強弱の音程など)を感じるからなのでしょうか。ともあれVol.3以降では日本人スクラッチャーの登場も期待したいですね。

そしてBoom Cityの別シリーズ、ターンテーブリストに焦点を当てた”Inside Turntablists“も面白いので是非チェックしてみてください!
“ターンテーブリズム”という日本では”オタク”と言われそうなマニアックなジャンルがカッコ良く描かれています。映像に登場するDJ達の表情を見たら分かりますが、とにかく「好き」が溢れていて人のため世のためより先ず自分が好きでやっているというスタンスが伝わってきます。DJで飯が食えてるとか有名だとかそんな事は関係なく、DJしている自分が満たされているか? というテーマを考えさせられるかもしれません。
自分がカッコいいと思うことを素直にやれているかどうかは大切な事ですね。

関連: ビデオ: 世界中のターンテーブリストによるショーケース ”Boom City Jam Session Vol 1.”

PioneerDJ Japanオフィシャル: Goldie AwardsファイナリストのYBによるXDJ-XZを使ったパフォーマンス映像

Pioneed DJ JapanからXDJ-XZを使ったパフォーマンス動画がリリースされました。抜擢されたのはRed Bull 3Style日本大会の常連でもあり、2018年のGoldie Awards DJ BattleのワールドファイナルでもCDJ使いがA-Trakに高く評価されたYB。今回の動画では昨年末発売されたオールインワンDJシステムXDJ-XZの持つ機能を自らのテクニックと組み合わせて驚きのパフォーマンスを見せてくれています。

数年前からCDJを使ったDJ Playが注目されていたYB、PioneerDJ Japanからのラブコールが念願叶って今回の動画撮影に至ったそう。さすがオールインワンというだけあって機材周りがスッキリしていますね。ケーブルも電源と出力ケーブルのみ、楽曲データもUSBメモリスティックを1つ挿しているだけです。(ちなみに使用しているPioneerDJのUSBメモリは非売品)
こちらの動画ではルーティン内で使っているエフェクト”HELIX”と、3チャンネル同時使用のテクニックについてYB本人が解説してくれています。

皆さんは自分が持っている機材の機能を最大限に使えていますか?今一度、機材やソフトウェアと向き合う時間を作ってみるのもいいかもしれませんね。

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関連: YBが自身の経験談とCDJへの挑戦について語る

ターンテーブリスト/シンガーのAsian Hawkが楽曲”Tired Eyes”を披露


DMC UKチャンピオンの経歴をもつターンテーブリスト/シンガーのAsian Hawkが自身の曲”Tired Eyes”を披露してくれました。スクラッチやフィンガードラムをしながら歌う、というスタイルでそのマルチな才能を発揮しています。

これまでにもDJcityのニュース記事で幾度となく紹介してきたAsian Hawk。過去のDJバトルの映像を見ても分かるとおり彼は作曲した音のパーツを手動で再構築してゆくスタイルが特徴のプレイヤーです。「DJ」といえば基本的には既存の曲(誰かの曲)を使ってプレイする事がほとんどですが、自ら作曲してアウトプットした瞬間に「アーティスト」と呼べるのではないでしょうか。勿論、既存の曲を使って独特の世界観(その人にしか出せないグルーヴ)を表現するアーティスティックなDJも存在します。(私もそうであるように後者の “DJがアーティストに寄せていく作業” も大好きです) そういった意味でAsian Hawkは完全なるアーティストと言えるでしょう。

今回の映像で使用しているテクニカルライダーは、DVSソフトがTraktor、DJミキサーもTraktor-Control Z2、ターンテーブルはBPMが液晶ディプレイに表示されるNumark-TTXUSB、針は使わずPhaseを使用、外部接続でNI(Native Instruments)のMachineTraktor Control-F1といったところでしょうか。(マイク周りはわかり次第追記します)

以前DJcityニュース記事で取り上げたDJ B-BALLのライブリミックス映像や、Red Bull 3Style日本王者のYutoもこの様なライブセットを準備中との情報が入っています。デジタルとアナログの融合、そしてDJとアーティスト/プロデューサーの側面を1回で表現できれば唯一無二の存在になれるのではないでしょうか。

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関連: ビデオ: ターンテーブリスト/シンガーのAsian Hawkが楽曲”Wind Up”を披露

Bedroom Session: DJ Dez

今回のDJcityTV Bedroom Sessionsはイタリアからお届け。ローマを拠点にイタリア国内の主要クラブ NiceEdenPiper ClubなどでPlayしているDez。動画ではグルーヴに重きを置いた6分間のセットを披露してくれました。トーンプレイや90’s HipHopを使ったワードプレイ、ネタ振りミックスや違和感の無いブレンドミックスをお楽しみ下さい。

< ルーティン解説 >

2013年リリースMajor Lazerの”Get Free”のEDITからスタート。曲終わりのフルートからスタートしコーラス部分に突入する構成になっています。コーラス終わりのブレイクでA Boogie Wit Da Hoodieの2020年リリース”Right Back”をコーラス手前からMIXしていきます。ここは”Get Free”のメロディラインと似たような旋律なのでとても心地良いですね。次にSeratoのキーシフト機能を使ってコーラス部分(DeBarge”A Dream“サンプリング)のピアノをKanye West “Dark Fantasy”のキーに合わせてからカットイン。

続いて2014年リリースのマイケル・ジャクソン使いTroyBoi、”Don’t Be Judging”を綺麗にミックスしていき完全にスイッチしたらピッチを上げていきます。マイケル・ジャクソンの声ネタのドロップ終わりでミキサーのパッドを叩きフィンガードラミング、からの動画02:27〜のところでミキサーのループ機能を使いダンスホール調に叩いたドラムを記憶させ、Jarreau Vandal × ShukoのEDITモノ”What You Saying – Autumn 96″をミックスします。ここはループさせるフィンガードラミングのリズムキープが重要です。

さて、ルーティンもラストパートに突入。
コーラス終わりで1997年リリースのR&Bクラシックソング Janet Jackson”Got’ Til it’s Gone”を声ネタの元曲で軽くスクラッチしてからドロップ。同曲中で使用されているQ-Tipのフレーズ「Why you wanna go and do that love, huh」をサンプルネタである1998年リリースHipHopクラシックソング A Tribe Called Quest”Find A Way”と掛け合わせてカットイン。軽く2枚使いをした後に再び同じ声ネタにジャンプしループさせます。そしてラストは2006年リリースのGypsy Womenネタでお馴染みT.I. “Why You Wanna”をワードプレイで繋いでフィニッシュ。

トラックリスト:

1. A Boogie With Da Hoodie – Right Back – Dez Edit
2. Kanye West – Dark Fantasy – Dez Edit
3. Troyboi – Don’t Be Judging – Dez Edit
4. Jarreau Vandal x Shuko – What U Saying x August 96 (Melledit) – Dez Edit
5. Joni Mitchell – Big Yellow Taxi – Dez Acapella Loop
6. Janet Jackson ft. Q-Tip & Joni Mitchell – Got Til It’s Gone – Dez Acapella Out Edit
7. A Tribe Called Quest – Find A Way
8. T.I – Why You Wanna

いかがでしたでしょうか。良い意味でスクラッチや2枚使いなどのターンテーブルテクニックを主張することなくグルーブ重視のセットでしたね。個人的にはこの曲順でもう少し長い尺でゆったりMIXされたものを聞きたいです。やはり限られた時間の中で披露する”ルーティン”となるとMIXのセットリストを凝縮させながら曲も聞かせなければいけないバランス感覚が必要です。(DMCなどのスキル重視なセットは例外ですが)
どこの部分を削って、どこの部分を残すのか。例えばルーティンが完成したら、リリースする前に一度誰かに見てもらうなどして客観的な意見をもらうといいかもしれませんね。

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関連: Bedroom Sessions : DJ Powerdog

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