DJ Jazzy Jeff
DJ Jazzy JeffとWill Smithのリハーサル映像が公開
2017年DJ Jazzy JeffとWill Smith a.k.a the Fresh Princeがおよそ20年ぶりに再びタッグとして活動を再開し、クロアチアやイギリスなどでパフォーマンスを行いました。今回はそのツアーのリハーサル映像が公開され、舞台裏での2人のコンビネーション抜群姿を見ることができます。
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ビデオ: DJ Jazzy Jeff、A-Trak、Crazeが”Drink Champs” Podcastに登場
From left to right: Craze, DJ EFN, DJ Jazzy Jeff, N.O.R.E., A-Trak (Source: Instagram)
DJ Jazzy JeffがDrink Champsポッドキャストに登場しDJやHip-Hopに関連した様々なトピックについて語りました。
またインタビューの後半ではホストを努めるDJ EFNが観覧席にいたA-TrakやCrazeを招待し、3人の影響力のあるDJによるディスカッションが行われました。
下記で映像を見ることができます。
DopeOnigiriがDJ Jazzy Jeffのワークショップに参加して思ったこと Pt.3
先日台湾の台北市で行われたRed Bull Music 3Style、大会期間中に行われていたワークショップにて、ホストを務めているDJcityのStyles Davis、また会場やLive配信の視聴者を中心に、DJ Jazzy JeffにQ&A形式のトークショーが行われました。
前回のインタビューではテクノロジーの進化とDJについて語り、向き合い方によってプラスになるかマイナスになるか、またJazzy Jeffなりのテクノロジーの進化に恐れない考え方について自分なりの感想を書かせていただきました。今回はパリスヒルトンがインタビューで答えた”私は半年でDJとしてのノウハウを全て覚えた”についてJazzy Jeffが意見を述べています。そこでDJcity JapanのDopeOnigiriがどのように思ったのかを述べさせていただきます。
ここ最近よく見かけるパリスヒルトンのインタビューですが、彼女のDJキャリアについて問われている質問で彼女は”私は半年でDJとしてのノウハウを全て覚えた”と答えています。半年でDJについて全て学べると思いますか?
そんなわけないよ(笑)あり得ないね。彼女が様々なお客さんの前でDJをして、どのようなプレイをするか見てみたいね。良いDJになるという考え方は、良いパフォーマンスをするというわけではないんだ。その場のお客さんやの雰囲気をどう感じて選曲するかが大事なんだ。Skratch Basitdと話していたんだけど昨夜のNu-Markのセットは最高だったんだ。Nu-Markがやっていたことは昔から自分の持ってきたレコードを選んでプレイしていたDJだと分かるんだよ。キューポイントや今の技術を活かしたと言う話ではない。彼のセットはDJの基本を改めて実感する内容だったよ。いい曲を選び、どの長さでかけて、どの曲をどのタイミングでかけて・・・プレイする曲1つ1つに感情がこもっていたよ。それを見てると、俺はパリスヒルトンを昨日のお客さんの前に連れてたくさんの楽曲を渡し、この状況を打破してみる姿を見てみたいと。たとえばこう言う状況の場合2つ程のクレートを用意して来るとしよう。もし前のDJが自分がわざわざ今日プレイするためだけに楽曲を選んでまとめたクレートの中に入っている曲を8割プレイしたとしよう。その場合どうするんだ?と聞きたいね。どうやって今の状況を変えるんだ?俺らは何万曲もパソコンに入れて現場に行ってたわけではない。200枚のレコードを持っていた時に前のDJが自分が持ってきたレコードの中で同じのを150近くのプレイした場合どうする?しかもその時代は特に同じ曲を何回もプレイするのは厳しく禁止されてた時代。選曲の部分を今より気にしたし、メインのDJは今1番のヒットをプレイするから自分はプレイしないでおこうと考えるときもある。これがDJとしての本質だと思うよ。いい日にするのではなく、悪い日を避けるためにどう動くかと言う感覚が近いと思うよ。
不幸にも彼女を見に来るお客さんは彼女の選曲やDJプレイ目的にしているわけではなく、彼女のセレブリティな部分だと思うんだ。なので彼女がDJに対してそのようなコメントを残すことは簡単だと思う。彼女はDJとして正しい環境にいたことがなかったと思う。プレイボタンを押すだけでは学べないよ。
確かに著名人やモデル活動をしながらDJをしている人はSNSでよく見かけますが、実際その人たちのプレイをたくさん見た経験はそこまでありません。自分もJazzy Jeffと同じ意見でDJは選曲が大事だと思います。遊びに来てくれた人がどれだけ楽しめたらいいのかと言う部分が第一でDJをするように心がけていますが、セレブリティな人がナイトクラブ以外の場所でDJのみを行う場合は選曲でお客さんを楽しませたりフロアをコントロールする技術を身につけることは難しいと思います。なぜなら有名人を見に来るお客さんと、音楽を楽しむために来るお客さんだと双方の遊びに来る時の感覚が違うからです。当たり前のことだと思いますが(笑)。Jazzy Jeffが言うからこそ、説得力があるなーと思います。
パリスヒルトンのような著名人がDJをするとなると必ずメインタイムで登場するでしょう。特にDJを会場に入れて何時間もパーティーやイベントを行うとなると、必ずしも音楽的な流れの良さやグルーブ感が必要となって来ると考えています。著名人だとメインタイムしか担当する機会がないと思いますし、そのような1日の流れを考えたりする場面がないのかとも思います。また彼女に関してはDJブッキングがされたとしても彼女の音楽に対してイベンターはお金を払うというよりかは、彼女の芸能活動としての部分にお金を払っているのではと考えるのでそもそも、同じDJとしてカテゴライズすること自体が間違っているのかもしれないですね。
DopeOnigiriがDJ Jazzy Jeffのワークショップに参加して思ったこと Pt.2
Styles Davis and DJ Jazzy Jeff at Red Bull Music 3Style IX World Finals (Credit: Julian Melanson)
先日台湾の台北市で行われたRed Bull Music 3Style、大会期間中に行われていたワークショップにて、ホストを務めているDJcityのStyles Davis、また会場やLive配信の視聴者を中心に、DJ Jazzy JeffにQ&A形式のトークショーが行われました。
前回はJazzy Jeffの若い年齢での成功、そしてその経験から学んだ教訓について自分なりの感想を書かせていただきました。今回Jazzy Jeffは音楽を伝えるDJが音楽業界のテクノロジーの変化とどう向き合うべきかについて語っています。またそこで私、DJcity JapanのDopeOnigiriがどう思ったのかを述べさせて頂きます。
今、DJ業界におけるテクノロジーの発展と同様で、音楽業界のテクノロジーも発展しています。SpotifyやApple Musicなどの利用が当たり前になった中、我々のような音楽を伝える側であるクラブDJの需要はなくなると思いますか?
Jazzy Jeff: DJの必要性がなくなることは本当に自分たち次第だと思う。俺はテクノロジーの進化に恐れないようにしているんだ。テクノロジーが進化し、会場の雰囲気を完璧に掴み、お客さんの求めているものが分かるとなるまではね。言い方を変えると、テクノロジーなんかに頼ってしまい、DJとしての自覚や取り組む意識を低くするのは良くないと思うんだ。自分がDJしている場所に対しての意識や音楽の移り変わりに対しての意識も低くしたらダメだ。もしそれをしてしまうと、自分の仕事は不必要なものになってしまうんだ。
昔、良いDJである友人が俺をゲストDJとして呼んでくれた時の話だ。少し早めに会場についたら現場ではDJミックスが垂れ流し、そしてその日オープンアップを担当しているはずの友人は外でタバコを吸ってたんだ。それを見て彼を叩いたね、お客さんはミックスを聴いてるだけで彼は仕事をしていなかったんだ。ただ怠けていたんだ、オープンアップのセットをしたくないからサボっていたんだよ。そこで俺は”お前は自分のしている行動がこのカルチャー、とその未来を滅茶苦茶にしていることを理解しているのか?もし、クラブのオーナーがDJブースを見えなくすると思いつきブースをガラス張りにし、適当な奴に安いギャラでDJミックスを掛けさせたらいいと言い出したらどうする。”と言ったよ。自分の仕事を大切にすることはすごい大事なことだ。自分の仕事を続けたいのであれば、自分を雇っている人たちに自分がどれだけ必要な存在であるかをアピールするべきなんだ。世の中にきちんとDJをするマシーンが存在しないし、DJが人々に与えるエモーショナルな気持ちを表現できるマシーンなんて存在しない。今ではアルゴリズムの技術でアルバムを1枚聴くと関連性のあるアルバムが10個表示されたりとかがある。でもそれがDJをする際にかけるべき曲やその順番を教えてくれるわけではない。新しい音楽を見つけるための新しいクールな技術だと思うし、そして自分たちとテクノロジーの戦いの終着点だと思うよ。
確かに、ここ数年で圧倒的にSpotifyやApple Musicなどのツールを利用したストリーミングサービスがメジャーになっていると思います。自分もSpotifyユーザーであり、多くのプレイリストを視聴して移動中などに音楽を聴く機会が増えました。尊敬するDJの人が”ここ最近SpotifyのプレイリストをなぞるようにDJで曲をかける人が増えたよね。”と言われた時に気付いた所でもありますが、自分はナイトクラブDJとしてSpotifyのプレイリストの曲を中心にDJする事を避けるように心がけてDJしています。しかし、傾向的に有名なプレイリストに入っている曲を立て続けにプレイするとフロアが盛り上がる場面もよく見られるのではないでしょうか。そのような場面では自分もそのようなプレイリストに頼っていると言わざるをえないと思います。
現在世界中どこにいても新しい情報を手に入れることができます。しかしDJは”人vs人”を基盤に存在する仕事だと考えます。テクノロジーや技術のみに頼ってしまっては、DJが音楽を使って人をエモーショナルな気持ちにさせることはできないです。しかし、テクノロジーや技術のおかげでプレイヤーとしての可能性は広がります。簡単に見えてすごく難しいことだと思いますが、自分のオリジナリティーを捨ててまでDJをする必要があるのか?と考えて見ると自分はないと考えますし、本気でDJをしている人に対しても失礼になりかねない行動なのではないでしょうか?
ビデオ: DJ Jazzy Jeff主催、2018年度のPLAYLIST Retreat
DJ Jazzy Jeff at the PlayList Retreat in Delaware in August 2018. (Credit: Julian Melanson)
8月頭にDJ Jazzy Jeffによる主催イベント、PLAYLIST Retreatが開催されました。数日間行われるこのイベントには多くのDJ、プロデューサー、ソングライターなどが集まります。イベント期間中にそれぞれがネットワーキングを広げています。
今回のイベントではZ-TripやSkratch Bastid、そしてLord Finesse、DJ Khalilなどの大御所DJ、プロデューサーの参加、またSeratoやRolandといった企業ブースなども設置されています。
今回のPlaylist Retreatでは例年通りランダムにアーティスト同士がチームを組み、楽曲制作が行われたり、DJ同士のスクラッチセッションなどが行われました。
Playlist Retreatのショートドキュメンタリーは下記で見ることができます。
※日本語字幕付き
DJ Jazzy Jeffが待望のアルバム’M3’を公開
DJ Jazzy Jeff at 45 East in Portland, Oregon on March 9, 2018. (Credit: ShutterKlick)
DJ Jazzy Jeffがアルバム、M3をリリースしました。このアルバムは彼の3枚目のアルバムとなり、Jazzy JeffのMagnificentアルバムシリーズの中では最後の作品となります。これまでにリリースされた彼の作品は2002年のMagnificent、そして2007年のThe Return of the Magnificentとなります。
今回のアルバムでは3人のアーティストがフィーチャーされています:1人目はKanye Westの”Jesus Walks”や”New Slaves”に携わったRhymefest、フィラデルフィア出身のラッパーでありJazzy Jeffと頻繁にコラボをしているDayne Jordan、そしてマルチタレントであるUhmeerの3人です。
また著名アーティストとの作品に携わった経歴のあるミュージシャン達もアルバムに参加しており、James Poyser(Late Night with Jimmy Fallon、 Mariah Carey)、Andre Harris(Usher、Justin Bieber、 Jill Scott)やStro Elliot(The Roots, The Procussions)などです。
「自分にとってM3はアーティストとしての自由とビジネスを表しているつもりなんだ。この数年間取り組んだ作品が多くの人に影響を与えることを願うよ。」とDJ Jazzy Jeffはコメントしています。
楽曲”Skaters Paradise“のMVは下記で確認できます。アルバムのストリーミング、ダウンロードはこちらから。
Pioneer DJがSeratoコントローラー対応のDDJ-SB3を発表
Pioneer DJがエントリーレベル向けのSeratoコントローラー、DDJ-SBを発表しました。
初のSeratoのDJ Liteソフトウエァ対応のハード、DDJ-SB3はPioneer DJの上位DDJ-Sシリーズコントローラーと同様にパッド、オートループボタン、そして4デッキコントロール機能をも装備しています。
中でも、Pad Scratch機能はDJ Jazzy Jeffが制作に携わり、彼本人のスクラッチ操作を収録した8つのスクラッチをパッドを叩くことによりパッド演奏を再現することが出来ます。
DDJ-SB3は間も無くリリースが予定とされており、249ドル(29,800円)で販売されるとのことです。詳細はPioneer DJのサイトで確認することが出来ます。
Sync機能についてどう思うのかをDJ Jazzy Jeffが答える
現在、ポーランドのクラクフで行われているRed Bull 3Style、大会初日に行われたインタビューでDJcityのStyles DavisがDJ Jazzy JeffにSync機能は必要かどうかについて質問しました。
「テクノロジーとDJは何も関係ないよ、使いたくなかったら使えばいいと思うし、必要ないと思ったら使わなければいいと思う。」とJazzy Jeffは答えました。
続けて
「皆、何のためにDJしてるのか忘れたんじゃないか?と思う。お客さんがいい時間を過ごすためにDJをしているんじゃないか?Syncボタンとかどうでもいいだろう・・・誰がどのような機材や機能を使ってようが関係ないしお客さんは気にもしていないよ」とコメントしました。
最後に「もう人々がどうでもいいことに対して議論しているのは本当に見て疲れるよ。いい曲をかけたらいいじゃないか、Syncボタンなんて気にもかける必要がないと思うよ。」とまとめました。
今後も3Styleの情報はDJcityから公開されていきます。
Skratch BastidとHedspinがDJ Jazzy Jeffの”Play Retreat”でルーティンを披露
今年の8月にDJ Jazzy Jeffが地元のデラウェアで”Playlist Retreat”を主催しました。今回のイベントではJ. Cole、DJ Dahi、Mr. Carmack、Lord Finesse、Young Guru、Z-Trip、Peanut Butter Wolf、そしてSkratch Bastid等の有名な顔を多数見ることができました。
またカナダを代表するターンテーブリストであるSkratch BastidとHedspinが短いルーティンを披露しました。
トラック:
Aly-Us – Follow Me
Chubb Rock – Treat ‘Em Right – Smalltown DJs & Skratch Bastid Remix
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ビデオ: DJ Jazzy Jeffがレコードをランダムに選び、トラック制作
あと少しで100話を迎えようとしているRhythm Rouletteに今回DJ Jazzy Jeffが出演しました。このシリーズではランダムに選択した3枚のレコードからサンプリングした音でプロデューサーが作曲するという企画です。
今回のエピソードはデラウェアで行われていたDJ Jazzy Jeffの”Playlist Retreat“が行われている最中に撮影されました。Jazzy Jeffは3つのレコードを選び、Seratoの新しいプラグインであるSampleを使用し、トラックを作りました。
彼のトラックにはAl JohnsonとJean Carneのサンプルが使用されており、Will Smithの1997年にリリースされたシングル”Just Cruisin”にも使用されました。またスクラッチやフィラデルフィア出身のDayne Jordanものラップも含まれています。
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