DopeOnigiriがDJ Jazzy Jeffのワークショップに参加して思ったこと Pt.1

先日台湾の台北市で行われたRed Bull Music 3Style、大会期間中に行われていたワークショップにて、ホストを務めているDJcityのStyles Davis、また会場やLive配信の視聴者を中心に、DJ Jazzy JeffにQ&A形式のトークショーが行われました。

そこで私、DJcity JapanのDopeOnigiriがJazzy Jeffの話で特に興味を持った内容を翻訳、そして自身のDJとしての観点でどう思ったのかを考察して意見を述べさせていただきます。

Styles Davis: DJとしてのキャリアをスタートさせて、かなり若い時から成功していると思いますが、若い段階で成功したからこその失敗やネガティブな経験はありますか?またそこから学んだ教訓があれば教えてください。

Jazzy Jeff: 当時は何もかも分からなかったんだ。Hip-Hopの音楽グループが20組程しかおらず、自分もその1人だったよ。皆すごく若かった。大学に通わず、成功例や明確な目標が分からない中、全員本気で音楽活動に取り組んでいたやつばかりだったね。だから大人にも自分達のやっていることを話しても理解してもらえなかったよ。でもその状況を楽しんでいたと思う。相方のWill Smithも奨学金を貰いながら大学に通っていたけど行かなくなった。ラッパーとしてのキャリアを本気で始めるために彼はお母さんと話をしたけど、お母さんはかなり怒っていたよ。
当時、初めて作ったレコードを公開した時はいつか自分に子供ができたら、”お父さんは昔、曲を作ったことがあったんだよ”と伝えることができたらイイなという感覚だった、でも6週間後にはロンドンでBBCの音楽番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」の収録にいたんだぜ。当時、フロリダにも行った事のない俺がまさかロンドンにいるなんて思わなかったよ。当時はパフォーマンス用の曲がなかったから番組に出て手を降っただけだったけどね。でも本当に全てが新しく、物事が進むスピードもすごく速かった。大きいレーベルに所属してミュージックビデオも撮ってアルバムを収録して、1年半後には「アメリカン・ミュージック・アワード」のステージに立ってたんだ。ステージからMichael Jacksonが座る席が見えた時は本当にテンションが上がったよ。
当時は本当に全てにおいて(物事の進むスピードが)速かったけど、その分ミスは多かったよ。自分達は早い段階で売れたからこそ、ミスは多かったけど、ミスを起こすのは当たり前のことさ、それをどのように良く修正していくのか、というのが大事だと思う。残念ながら自分たちと同じくらいの年齢でキャリアをスタートして、注目されてもそこからミスが起きるとリカバーができないがために消えて行った人もたくさんいるよ。でも自分たちはミスをたくさん起こす度にそれ以上のリカバーをしていた。俺は相方のWillの為に、Willは俺のために動いていたと思うよ。これはエゴとかじゃなくて単純に1人より2人で動いた方がよかったからね。我を失わず、道を外れないでおこうと思っていたよ。なぜなら揉めて喧嘩をする人も見てきてるし、そしてお金も絡んでくる可能性もあるからね。お金なんか一生あるものと思ってしまう時期もあったよ。4000ドルのスーツを買った時にお金がなくなってしまった経験があるんだ笑、4000ドルのスーツにさらに税金を払う必要があって・・・でも誰が払うかって当時思ったよ。若くして売れたら本当に何も考えずに行動する時はあるんだよ。

この話を聴いて、自分は「レジェンドな彼もやっぱり人間なんだね」と思いました(笑)。自分自身も学生時代にDJを本気で取り組んでいたのですが、最初は親に理解してもらうことが難しく、悩んだ経験があるので彼の話は少し共感できる部分があったと思います。しかし、彼が若い頃と比べて今はたくさんの成功例があるので、より良い時代になったのではないか?と少し思いました。個人的にはナイトクラブDJは目に見える評価や数字としての結果を表し難い仕事だと思います、また特に日本では一般的にDJがどのような仕事なのか理解している人も多くはありません。自分も学生時代その部分で(今でも)悩んでいる時がありました、そこで自分は学生時代にDJコンペティションに出場し、優勝してから両親もDJに対する考え方や印象が変わり自分を応援してくれるようになりました。身近な人からサポートを受けるには明確な結果を出した方が良いのかな?と思いました。

若い頃から成功して、お金をたくさん持つ経験は実際に経験者しかわからない事だと思います。ただお金を持つ持たない関係なく、失敗しても修正を繰り返す行動は大事だなと思いました。それはDJにおいても、もちろんそうですが他の分野でも言えるのではないでしょうか?

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