Bedroom Sessions

Bedroom Sessions: DJ Lordwin

世界中のDJが自宅部屋でルーティンを撮影する人気シリーズ DJcity Bedroom Sessions。今回はアフリカのケニアからDJ LORDWINが登場。ナイロビを拠点に活動する25歳の彼、世界的に有名なウォッカブランドのスミノフが主宰する、「Smirnoff Battle Of The Beats 2020」のファイナリストにも選ばれており、目標はRed Bull 3Styleの世界一だそう。今回の映像では母国であるケニア産のアーティストを織り交ぜながらワードプレイや2枚使いを披露してくれています。

< ルーティン解説 >
2016年リリースのDJ Khaled feat. Nas “Nas Album Done”からスタート。リリックの中で「アフリカ」と言っている箇所をループさせ、 ナイロビの事を歌っている2017年リリースのビッグチューン Mayonde “Nairobi”をドロップ(ミュージックビデオもケニアの首都ナイロビの雰囲気が断片的に味わえる作品になっているのでオススメ) 。続いてもケニアのアーティスト NYASHINSKIのMarathon Runnerを綺麗にミックスしていき「I’m Kenyan so you know I’m a marathon runner」のフレーズのところで音を切りサンプラーで自らのDJネームのシャウトを鳴らしつつ曲のコーラス部分へジャンプ。コーラス終わりで同アーティストの”Free”という曲をミックスしていきます。
続いてはノルウェーを拠点に活動するダンスホール、アフロビートのユニットMatataの”Mare Mare”をドロップ。この曲はケニアのLamaz Span Kobというアーティストをフィーチャーリングしており、次の曲もアフリカ系プロデューサーFully FocusのRushという曲です。途中で2枚使いをしていますが・・・リズムキープが崩れてしまっているのでまだまだ練習が必要ですね。

続いてもケニアのシンガーソングライターBrian Nadra 2019年リリースの”Bonge”をドロップすると曲中のフレーズ「Swalla」をループさせ、Jason Derulo 2017年のクラブヒット”Swalla”をワードプレイで繋ぎます。ラストはケニアのTikTokでバズっているM.O.Bの”Fess Ka fe bang”という曲で2枚使いからの半拍ずらしを見てせフィニッシュ。

トラックリスト:

1. Nas ft. DJ Khaled– Nas Album Done
2. Mayonde – Nairobi
3. Nyashinski – Marathon Runner
4. Nyashinski – Free
5. Matata – Mare Mare
6. Fully Focus – Rush
7. The Decimators – Bonge
8. Jason Derulo & Left Side – Swalla (Dancehall Remix)
9. DJ Madness ft. M.O.B. – Fess Ka Fe Bang

いかがでしたでしょうか。Bedroom Sessionシリーズでは珍しいアフリカ大陸からのエントリーという事で、色々と気になる映像でした。使用しているPioneerDJ M-S-9やPhese等の最新機材のケニアにおける普及率も気になるし、今回のトラックリストは殆どアフリカのアーティストでした。ここ1~2年、個人的にアフリカ発祥のAfrobeatを追いかけている身としてはその辺りの音楽事情も知りたいところ。やはり母国のアーティストや楽曲を中心にPlayしてくれると見ている側の教養にもなるので楽しいですね!今後もBedroom sessions には世界中の国から映像を届けしてほしいです。

DJ Lordwinの FacebookInstagramTwitterMixcloudをフォロー。

“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions: Nick Spinelli

Bedroom Sessions: Nick Spinelli

今回のDJcityTV Bedroom Sessionsはアメリカはニュージャージーを拠点に活動するDJ Nick Spinelliが登場。ナイトクラブやウェディングでのDJをこなしつつ、DJマガジンへの寄稿も行っているようです。そして約1年前に始めたYoutubeチャンネルも好評なご様子。動画ではNetflix人気番組のネタ使いやワードプレイに加え、彼の人柄が溢れる表情や体動をご覧下さい。

< ルーティン解説 >
Netflixで放送されている大型ネコ化動物をめぐる内容(実際にはドロドロした人間模様)の番組”Tiger King“に登場する動物愛護団体ビッグキャット・レスキューの代表キャロル・バスキンのフレーズからスタート。もちろん1曲目には大型ネコ化動物がタイトルに含まれる”The Lion Sleep Tonight”。コーラスまで聞いたら動画00:33~のところで曲の冒頭「Wee-hee-hee~」と歌っているポイントにキューボタンで飛ばしつつF8 “Delay“のエナジーポイントとブレンド、なんともオリエンタルな雰囲気を出しています。

続いては忘れかけていた “Party Rock Anthem” で一世を風靡したLMFAO(現在はソロ活動中)、2009年リリースのエレクトロポップ “La La La”という曲のアカペラを乗せていきます。タイトルのとおりのコーラス「La La La~」からKanye West “Can’t Tell Me Nothing”(2009)の冒頭「La La La Wait ‘til I get my money right」をワードプレイで繋ぎつつKanyeの方はそのままループさせて残します。

そこにFat JoeがTrey Songzをフィーチャーした2010年の曲”If It Ain’t About Money”をイントロのドラム部分から挿入、ここは「Money」のワード繋ぎ。動画01:50~のところでキューボタンを押してフック部分にジャンプ、すかざすLil Wayne 2008年リリースの”Get Money”をクイックミックス。ここまでが「Money」繋ぎになります。
“Get Money”はコーラスの途中でアカペラになるようエディットしてあり、アカペラになるタイミングでMegan Thee Stallion 2020年リリースのEP「SUGA」からの人気曲”Savage”をドロップ。

最後に擦っているアカペラは恐らく冒頭でも登場した”Tiger King”から引っ張ってきた声ネタだと思います。注釈しておくと、番組内に登場する動物愛護運動家キャロル・バスキンは失踪したとされる夫を実は彼女が遺産目当てに殺したのでは無いか!?という疑惑があり、その事に触れたフレーズを使っています。

トラックリスト:

1. The Tokens – The Lion Sleeps Tonight
2. DELAY – F8
3. LMFAO – La La La – Acapella
4. Kanye West – Can’t Tell Me Nothing
5. Fat Joe ft. Trey Songz – If It Ain’t About Money
6. Lil Wayne ft. T-Pain – Got Money
7. Megan Thee Stallion – Savage – Tiger King Remix

いかがでしたでしょうか。
ターンテーブルスキルというよりは、ルーティンの着想とキャラクターを評価したいですね。Four Color ZackのDJプレイでもたまに見受けられますがDJプレイの中にジョークのようなワードプレイだったり、時事ネタを取り入れたPlayをサラッと挟んでくる展開は個人的にも大好きです。ルーティンやDJ SETを作る時はついつい真面目に”カッコイイ”を追求しがちですが、時には頭を柔らかくして柔軟な発想で考えてみると新たな道が見えてくるパターンもあります。「DJが扱える音は音楽だけじゃない」ということをお忘れなく。
さて・・・ネコの鳴き声使ってスクラッチでもしようかな〜っと。

Nick Spinelliの Instagram, Youtube をフォロー。

“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Session: DJ Dez

Bedroom Session: DJ Dez

今回のDJcityTV Bedroom Sessionsはイタリアからお届け。ローマを拠点にイタリア国内の主要クラブ NiceEdenPiper ClubなどでPlayしているDez。動画ではグルーヴに重きを置いた6分間のセットを披露してくれました。トーンプレイや90’s HipHopを使ったワードプレイ、ネタ振りミックスや違和感の無いブレンドミックスをお楽しみ下さい。

< ルーティン解説 >

2013年リリースMajor Lazerの”Get Free”のEDITからスタート。曲終わりのフルートからスタートしコーラス部分に突入する構成になっています。コーラス終わりのブレイクでA Boogie Wit Da Hoodieの2020年リリース”Right Back”をコーラス手前からMIXしていきます。ここは”Get Free”のメロディラインと似たような旋律なのでとても心地良いですね。次にSeratoのキーシフト機能を使ってコーラス部分(DeBarge”A Dream“サンプリング)のピアノをKanye West “Dark Fantasy”のキーに合わせてからカットイン。

続いて2014年リリースのマイケル・ジャクソン使いTroyBoi、”Don’t Be Judging”を綺麗にミックスしていき完全にスイッチしたらピッチを上げていきます。マイケル・ジャクソンの声ネタのドロップ終わりでミキサーのパッドを叩きフィンガードラミング、からの動画02:27〜のところでミキサーのループ機能を使いダンスホール調に叩いたドラムを記憶させ、Jarreau Vandal × ShukoのEDITモノ”What You Saying – Autumn 96″をミックスします。ここはループさせるフィンガードラミングのリズムキープが重要です。

さて、ルーティンもラストパートに突入。
コーラス終わりで1997年リリースのR&Bクラシックソング Janet Jackson”Got’ Til it’s Gone”を声ネタの元曲で軽くスクラッチしてからドロップ。同曲中で使用されているQ-Tipのフレーズ「Why you wanna go and do that love, huh」をサンプルネタである1998年リリースHipHopクラシックソング A Tribe Called Quest”Find A Way”と掛け合わせてカットイン。軽く2枚使いをした後に再び同じ声ネタにジャンプしループさせます。そしてラストは2006年リリースのGypsy Womenネタでお馴染みT.I. “Why You Wanna”をワードプレイで繋いでフィニッシュ。

トラックリスト:

1. A Boogie With Da Hoodie – Right Back – Dez Edit
2. Kanye West – Dark Fantasy – Dez Edit
3. Troyboi – Don’t Be Judging – Dez Edit
4. Jarreau Vandal x Shuko – What U Saying x August 96 (Melledit) – Dez Edit
5. Joni Mitchell – Big Yellow Taxi – Dez Acapella Loop
6. Janet Jackson ft. Q-Tip & Joni Mitchell – Got Til It’s Gone – Dez Acapella Out Edit
7. A Tribe Called Quest – Find A Way
8. T.I – Why You Wanna

いかがでしたでしょうか。良い意味でスクラッチや2枚使いなどのターンテーブルテクニックを主張することなくグルーブ重視のセットでしたね。個人的にはこの曲順でもう少し長い尺でゆったりMIXされたものを聞きたいです。やはり限られた時間の中で披露する”ルーティン”となるとMIXのセットリストを凝縮させながら曲も聞かせなければいけないバランス感覚が必要です。(DMCなどのスキル重視なセットは例外ですが)
どこの部分を削って、どこの部分を残すのか。例えばルーティンが完成したら、リリースする前に一度誰かに見てもらうなどして客観的な意見をもらうといいかもしれませんね。

DJ Dezの FacebookInstagram, Soundcloudをフォロー。

“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions : DJ Powerdog

DJcityのSpotifyが更新されました (July 15)

Carl Cox
Carl Cox. (Source: Facebook)

今週、DJcityのSpotifyプレイリストに新たに6曲が追加されました

Amine ft. Young Thug – Compensating
DJDS ft. Tory Lanez and Rema – Simple Things
deadmau5 & The Neptunes – Pomegranate – Carl Cox Remix
Juice WRLD – Wishing Well
Kid Cudi ft. Eminem – The Adventures Of Moon Man And Slim Shady
Safety First! ft. Contrass – Boom Boom Boom

Spotifyで全ての曲をストリーミング再生できます。

関連: DJcityのSpotifyが更新されました (July 8)

Bedroom Sessions : DJ Powerdog


今回のDJcityTV Bedroom Sessionsはカナダのトロントからお届け。DJ Powerdogの登場です。元々はシベリア出身の彼。ロシア国内のナイトクラブで活動していましたが2014年トロントに拠点を移し、ドレイクのレーベル”OVO“のプライベートパーティーに関わるなど精力的に活動中。またRedBull 3styleのカナダ・ファイナリストでもあります。今回の動画ではHipHop、Trap、Twerkを軸にワードプレイ、トーンプレイを盛り込んだ5分間を披露してくれました。

< ルーティン解説 >

イントロは2020年の人類共通の願い「I Don’t Want CORONA」からスタート。00:17秒~フレーズが繰り返されているところに更に同じフレーズを重ねて音数を増やしからフックに入ります。続いて2013年クラブヒット”Watch Out For This”のアカペラをブレンド、”I Dont’t Want CORONA”は途中でエコーアウトさせ説明不要 Lil Nas X “Old Town Road”のリミックスを頭のメロディーから挿入。残してあった”Watch Out For This”のアカペラで”Old Town Road”のコーラスを再現。ここはピッチプレイ機能を駆使したトーンプレイなので音のキーもバッチリ合っていますね。そして”Old Town Road”のリミックスはドラムンベースへ突入。色んな音楽ジャンルが生まれては消えてゆくなか、このドラムンベースだけは時代の波に飲まれず(むしろ融合しながら)一定のラインをキープして存在し続けいているような気がします。ポーランドで開催された3Style ワールドファイナルでもルーティンのピーク時にドラムンをドロップするDJがいて会場を盛り上げていました。

さて、解説に戻りましょう。ドラムンベースにTravis Scottoの”SICKO MODE”のアカペラをブレンドすると、Notorious B.I.G.のボイスサンプル「Gimme The Loot」をミキサーのパッド(モードはホットキュー)で繰り返し叩き、元ネタ”Gimmi The Loot”へ繋ぎます。フック終わりのフレーズ「Big Up, Big Up」から1993年レゲエアンセムShaggy “Big Up”へワードプレイで繋ぎます。

次はこの曲のブリッジ部分のフレーズ「What da-da-dang…」とMissy Elliot 2002年のクラブヒット”Work It”のフレーズ「Ra ta-ta-ta」を掛け合わせたワードプレイでMIX。(因みに”Work It”はFalconsのリミックスverです)続いてSnoop Dogg, Dr.Dre ウエストコースト・アンセム”Nothin’ But A G Tang”から有名な歌い出し「One, Two,Three and Three to the Four」をアカペラでドロップしループさせます。パッドを叩いて「One, Two」だけループさせつつMustard 2019年作品”Pure Water”の終盤のコーラス「Two-step, Two-step」と掛け合わせたワードプレイからの、Quavoのパートから「I’m not from CANADA, but I see lot of things CANADA」の一節を聞かせるとカナダのナショナルアンセム(国歌)をドロップ。自身の人生の経過を重ねたルーティンの流れ、最高です。そしてナショナルアンセムでJay-Z, Kanye West, Otis Reddingの”Otis”をトーンプレイで軽く再現 → シンプルなビートに合わせてミキサー内蔵のエフェクトVINYL BREAKを使って遊ぶ→ ラストはDJ Snake, AlunaGeroge “You Know You Lie(2014年)をドロップ → エナジーポイントに差し掛かるまでスクラッチをして本人もノリノリでフィニッシュ。

トラックリスト:

1. DJ Bounce Boy ft. DJ Suede the Remix God – I Don’t Want Corona – DJ Powerdog Edit
2. Major Lazer ft. Busy Signal, The Flexican, & FS Green – Watch Out For This (Bumaye) – Acapella
3. Lil Nas X ft. Billy Ray Cyrus – Old Town Road – DJ Zinc Remix
4. Travis Scott ft. Drake, Juicy J, & Swae Lee – SICKO MODE – Acapella
5. The Notorious B.I.G. – Gimme The Loot – Acapella
6. Shaggy & Rayvon – Big Up
7. Baby Bash ft. Sean Kingston – What Is It – Acapella
8. Missy Elliott – Work It – Falcons Remix
9. Snoop Dogg – Nuthin’ But A G Thang – Acapella
10. Mustard & Migos – Pure Water
11. APM International Orchestra – National Anthem of Canada
12. JAY-Z & Kanye West ft. Otis Redding – Otis
13. DJ Snake & AlunaGeorge – You Know You Like It

いかがでしたでしょうか。使った楽曲はアカペラ含め13曲。飽きさせない仕掛けが随所に見られてあっという間の5分間でしたね。個人的にはドラムンベースの使い方とラストパートの国歌がアガりました。彼の15分の3Styleセットも見てみたいです。あと、DJデスクの高さがちょっと低そうだったのが気になりました。おヘソの下くらいが理想の高さらしいです。しかしPhaseの使用率がいよいよ高くなってきましたね。

DJ Powerdogの FacebookInstagram, をフォロー。

“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions: DJ Dalyte

Bedroom Sessions: DJ Dalyte


今回のDJcityTV Bedroom Sessions、アメリカ・ニュージャージー州のDJ Dalyteが登場です。バトルDJとしてキャリアをスタートさせた彼は 95.7 The Beat KPATB98.5 Radioといったローカルラジオのプログラムにも積極的に出演しています。今回の映像ではオールドスクールな選曲を軸にジャンルを飛び越えたDJセットを披露。

< ルーティン解説 >

Hip Hop DJの教科書的な音源集 Ultimate Breaks & Beats にも収録されている Rufus Thomas”The Breakdown pt.2″からスタート。「Do You Wanna See」の掛け声に対しスクラッチで「YES」と応答。続いて「I Get Ready」のフレーズをエコーアウトさせるとGreg Niceの有名なフレーズ「Let’s Take it Back To The Old School, Let’s Take it To Union Square~」をドロップ。因みにこのアカペラのオリジナル曲は”Set It Off” (やや地味ですが浮遊感があって私は好き)

さて、ここからは少しお金の話。ソウル&ファンクを語る上で避けては通れないグループO’Jays往年の名曲”For The Money”を頭のベースラインから挿入。「Money, Money, Money~」のコーラスを聞いたところで90’s HipHopクラシックソング Notorious B.I.G “Mo Money Mo Problems”のコーラスをアカペラでカットイン。お金メドレーのラストはLil Dicky “$ave Dat Money”をMIXし、お金のハンドサインを軽く見せて次のパートへ。

ピアノのメロディラインが印象的な2012年クラブヒットソング2 Chainz “I’m Different”と2018年のクラブヒットソング6ix9ne “ZEZE”をブレンド。ミキサーのパッドで”I’m Different”のピアノを1音ずつ叩いていますが・・・トーンプレイでは無い模様。チラッと映るPC画面を見てもらうと確認できますが2曲のキーが合っているので耳障りにはならないですね。コーラスを聞き終えたところで今度は”ZEZE”のメロディーをパッドを叩いて繰り返し鳴らします。そこに2Pacの”I Get Around”をブレンド。そして指を立てるジェスチャー(バトルDJがトリックをキメる前によくやる仕草)、今度こそトーンプレイか!?と思いましたがここも違いました。(これは何プレイっていうんだろう!?)

“I Get Around”のコーラスを聞き終えたところでHip Hopオールドスクールの王道Run Dmc “Here We Go”をカットイン。間髪入れずに元ネタであるBilly Squier、”Big Beat”を挿入。(因みにBig BeatもUltimate Breaks&Beatsに収録されています) ”Big Beat”のコーラスに合わせてRun Dmcのフレーズ「Big Beat Drum !」を使って軽く掛け合い。続いてRed Bull 3Styleなどでもよく耳にする曲 Joan Jett “I Love Rock n Roll”をカットインしドラムブレイクの部分だけを一瞬流す → Run Dmc “King Of Rock”をカットイン。「ここはRockのパートだ」ということをわかりやすい選曲で見ている側に伝えます。ラストはRed Hot Chilli Pappers “Can’t Stop”とKanye West “Get Em High”のブレンド曲をドロップしてフィニッシュ。

トラックリスト:

1. Rufus Thomas – The Breakdown Pt. 2
2. Greg Nice – Let’s Take It Back To The Old School – Acapella Loop
3. The O’Jays – For The Love Of Money
4. The Notorious B.I.G. ft. Puff Daddy & Mase – Mo Money Mo Problems
5. Lil Dicky – Save Dat Money
6. 2 Chainz – I’m Different
7. Kodak Black ft. Travis Scott & Offset – ZEZE
8. 2Pac – I Get Around
9. Run DMC – Here We Go
10. Billy Squier – Big Beat
11. Joan Jett – I Love Rock ‘N Roll
12. Red Hot Chili Peppers – Can’t Stop
13. Kanye West ft. Talib Kweli and Common – Get Em High

いかがでしたでしょうか。懐かしい選曲揃いで面白かったのですが、曲をカットインするタイミングの小節がずれていたりクリエイティビティの部分においても、過去記事で先述してきたDJ達と比較すると若干見劣りしていた感は否めません。日本からも是非このDJcity bedroom sessionsに登場して欲しいと切に願っております。(ん? 自分がやれって!?)

DJ Dalyteの FacebookInstagramTwitter, Mixcloudをフォロー。

“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions: DJ K-Fry

Bedroom Sessions: DJ K-Fry


今回のDJcity TV Bedroom Sessionsは、フィラデルフィアを拠点に活動するDJ K-Fryの登場です!旧譜を中心としたショートミックスを披露。ワードプレイのメドレーにも注目。

< ルーティン解説 >

1曲目は2015年に流行ったCharly Black”Party Animal”のRemixが有名なDJ BrainDeadのチューン”Spread Out”からスタート。簡単な2枚使いから始めてミキサーのパッド(ホットキューモード)を押しコーラス部分にジャンプ。Red Hot Chilli Peppers往年の名曲”Can’t Stop”のギターリフまんま使いのコーラスに被せる形で”Can’t Stop”の別リミックスverをミックスしていきエナジーポイントに突入する直前で完全にスイッチ。途中で1拍のループを仕掛けていよいよ同曲のオリジナルverをド頭のギターリフからカットインで挿入。ミキサーのパッドでコーラス部分にジャンプし、8小節終わりでミキサー内蔵エフェクトのエコーアウトをかけて音をフェードアウトさせます。

続いて伝説的ラッパーNotorious B.I.G.(ビギー)が凶弾に倒れた1997年の遺作「LIFE AFTER DEATH」からDiana Ross”I’m Coming Out”をサンプリングした”Mo’ Money, Mo’ Problems”をド頭のコーラスからぶっ込みます。間髪入れずに1997年リリースの人気曲Mase “Feel So Good”をミックス。ここはバッド・ボーイ・レコード(レーベル)繋がりになります。そして畳み掛けるようにレゲエ界の重鎮バンドInner Circleの名曲”Bad Boy (Major Lazer Remix)”のリミックスをブレンド。ここは「Bad Boy」繋がりになります。エナジーポイントに向けてフィルでビルドアップしていく部分(動画03:07〜)は手をクロスにしてフェーダーを切るパフォーマンス。コーラス部分に差し掛かったところでお次はP.Diddyの2001年ヒット曲”Bad Boy For Life”をドロップ。ここも引き続き「Bad Boy」繋がりですね。動画04:11〜のところでミキサー内蔵エフェクトのヴァイナルブレイク(1拍分)をかけ、パッドを叩いて曲の頭に戻るとトーンプレイで50 centの”Wanksta”を再現。この辺りの流れは2012年以降のトーンプレイが流行り出したRed Bull 3Styleのセットを見ているよう。

続いてRubi RoseがNLE ChoppaとYella Beezyをフューチャーした2019年リリースの新譜”Hit Yo Dance”をドロップ。そのままの曲の流れ(展開)通りにラップやコーラスへ突入せず、先ずはこの曲のサンプリング元であるBirdman(Baby) ft. Clips “What Happend To That Boy”のコーラスを使って遊びます。このいわゆる”焦らし”の時間が個人的にはとてもDJ的だと思っていて好きです。(やり過ぎ注意)
さてラストパートに突入。”Hit Yo Dance”のフレーズ「Only dance that I hit is the money dance」をパッド押しでループさせBobby Shmurda 2014年のヒット曲”Hot Nigga”のインストを挿入。「Money」をキーワードにラストは90’s西海岸ヒップホップクラシック、Snoop Dogg”Gin & Juice”のコーラス「Money on my mind」のアカペラをブレンドしてフィニッシュ!

トラックリスト:

1. BrainDeaD – Spread Out
2. Red Hot Chili Peppers – Can’t Stop – D’Maduro Remix
3. Red Hot Chili Peppers – Can’t Stop
4. Diddy & Mase – Mo Money, Mo Problems
5. Mase ft. Puff Daddy – Feel So Good
6. Inner Circle – Bad Boys – Major Lazer & Gianni Marino Remix
7. P. Diddy, Black Rob & Mark Curry – Bad Boy For Life
8. 50 Cent – Wanksta
9. Rubi Rose – Hit Yo Dance – KidCutUp Acap Intro
10. Bobby Shmurda – Hot N****a – (Instrumental)
11. Snoop Dogg – Gin & Juice – Acapella

いかがでしたでしょうか。個人的にはスクラッチのキレに物足りなさを感じましたが、王道的なワードプレイは明解で良かったと思います。あとReloopの新しいミキサーELITEを使用しているのも気になりました。それにしても防音の壁、ドラムセットにギター…もしこの部屋が自宅だとしたら羨ましいなぁ〜と思いながら見てしまいました。皆さんのDJ部屋のレイアウトはどんな感じなんだろう…ちょっと興味あります。

DJ K-Fryの FacebookInstagramTwitter をフォロー。

“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions: DJ Spadus

Bedroom Sessions: DJ Spadus


今回のDJcityTV Bedroom Sessions、アメリカ・テキサス州はダラスのDJ SPADUSが登場です。彼はラジオプログラムPitbull’s Sirius XM GlobalizationTEEZZY Radioに出演しており、自身が主催するR&B主体のパーティー #RNBBASEMENTPARTY もオクラホマやダラス界隈で毎回場所を変えながら開催中。今回の動画ではジャンルをクロスオーバーさせたクリエイティブなルーティンを披露してくれています。

< ルーティン解説 >

先ずは、先日のグラミー賞でも2部門を獲得したLil Nas Xのワールドヒット曲”Old Town Road”のコーラス部分からスタート。「Wrangler on my booty」のフレーズまで聞いたらBlac Youngsta “Booty”を頭から挿入。予めキューポイントを設定しておいた「Wrangler on my booty」のフレーズを”Booty”のコーラスが始まるまでミキサーのパッド(ホットキューモード)で叩いてブレンドします。ここは「Booty」繋がりのワードプレイですね。

続いてMeegan Thee Stallionの2019年リリース”Sex Talk”をカットイン。すかさずホットキューでコーラス部分にジャンプ。コーラス途中からBPMが変わりますが、これはルーティン用に自身でEDITしたのでしょう。BPMが107に上がったところでオールドスクール・ガールズラップグループを代表するアーティストSalt-N-Pepaの1991年の名曲”Let’s Talk About Sex”を挿入しコーラスが入ってくるまでMeegan Thee Stallionのフレーズ「Ayy」で軽く擦ります。ここのミックスも「Sex」「Talk」のワード繋ぎですね。コーラスに差し掛かったところで、お次はCicseroがジャズサックスプレーヤー/シンガーソングライターのMasegoを迎えた浮遊感漂うグルーヴィーな良曲”Good To Know”を丁寧にミックスしていき”Good To Know”の最初のコーラスが入ってくる直前で完全に曲をスイッチ。そしてドラムスが入ってきたところでミキサーのパッドを使いフィンガードラミング。余談ですがFKJとMasegoのスタジオセッション動画をまだ見てない方は是非!音楽偏差値が高くなった気になれます。

さて、解説に戻り・・・フィンガードラミングを8小節行ったあとはコーラス部分にジャンプして、次の展開の準備に入ります。もう片方のチャンネルに次の曲Chris Lorenzo & Taiki Nulight “Mind Control”をロードしスタートポイントでスタンバイ。ミキサーの方はserato DJの機能”ピッチプレイモード“のスタンバイをしておきます。コーラス途中のスネアに強めのReverb(ミキサー内臓エフェクター)をかけて音を一度フェードアウトさせ、再びボリュームフェーダーをあげると同時にパッドを叩いてピッチプレイスタート。最初は”Good To Know”のメロディーのみを演奏し、途中から”Mind Control”のドラムを挿入します。途中ミキサーのFilterをいじって変化をつけつつ”Mind Control”のエナジーポイントに突入してフィニッシュ。この2つの曲はキーが一緒なので違和感なく聞こえますね。

トラックリスト:

1. Lil Nas X – Old Town Road
2. Blac Youngsta – Booty
3. Megan Thee Stallion – Sex Talk
4. Salt-N-Pepa – Let’s Talk About Sex
5. Ciscero feat. Masego – Good to Know
6. Chris Lorenzo & Taiki Nulight – Mind Control

いかがでしたでしょうか。中盤あたりから彼の好きであろうR&Bテイストを混ぜつつ、ラストは手動トランジションでBPMもテンションもアゲて終わる展開でしたね。途中のMeegan Thee Stallion”Sex Talk”のアカペラ終わりのEDITはDJcityのレコードプールでアカペラやインストゥルメンタルがダウンロード出来るので、それらを使って誰でも作れそうですね。皆さんも自分のスタイルや理想のMIXに合わせてオリジナルEDITを作ってみてはいかがでしょう。あと、気付いた方もいるかもしれませんが彼が着用しているTeeシャツはBeatsourceのやつですね。欲しぃー!

DJ Spadusの FacebookInstagramTwitter, SoundCloud をフォロー。

“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions : DJ Sparkbox

Bedroom Sessions : DJ Sparkbox


今回のDJcityTV Bedroom Sessionsはアメリカ・サウスカロライナ州のDJ/プロデューサーDJ Sparkboxの登場です。オリジナリティ溢れる選曲で独特な世界観のルーティンを披露してくれています。

<ルーティン解説>

イントロはドラムンベースの代表的なアーティストであるNetskyAloe Blaccをフューチャリングに迎えた2019年リリースの”snitch(Instrumental)”からスタート。そこに2007年リリースのBirdman (ft. Lil Wayne) “Pop Bottles”のアカペラフレーズを「Poppin Champaign」→「 So I Scratch」の順に乗せていき定番フレーズ「Ahhh」で擦ります。次にフレーズ「Poppin Champaign」と2019年リリースのToryBoi”Papi Chulo”冒頭のフレーズ「Pa, Pa, Pa, Pa,」 を2枚使いで交互に聞かせます。

動画01:03〜「Papi Chulo」のフレーズ後はミキサーPioneerDJ M-S9のキューボタンを使って”Pop Bottles”のフレーズ「Pop」を小刻みに2小節乗せていき、次はスクラッチで同様の音を出し2小節。(おそらくワードプレイ的な事なのでしょう)その後は再び”Pop Bottles”のコーラスを乗せつつ”Papi Chulo”の冒頭「Pa, Pa, Pa, Pa」をループさせます。その上にSoulelyの”Act Right”を挿入。近年のガールズ・ラップの中心的存在City Girlsの2018年リリース”Act Up”のアカペラをスクラッチを織り交ぜながら短めにブレンドした後、”Act Right”のコーラス部分にさしかかった所でオーストラリア・シドニーのDJ・プロデューサーXNYWOLFの”XANDHI PT.Ⅱ”をMIXしていきます。”Act Right”のフレーズ「DJ」で簡単に擦り完全に曲をスイッチ。

次にBeatnutsの2004年リリース曲”Hot”のコーラス「This shit is so damn hot, hot」のアカペラを乗せます。途中で”XANDHI PT.Ⅱ”をミキサー内蔵エフェクトのReverbをかけてカットアウトしアカペラだけにします。ラストはYoung Thugの2019年ヒットチューン”Hot”を挿入し「Hot」のワードプレイでフィニッシュ。

Tracklist:

1. Netsky & Aloe Blacc – Snitch – Instrumental
2. Birdman ft. Lil Wayne – Pop Bottles – Acapella
3. Troyboi – Papi Chulo
4. Soulely – Act Right
5. XNYWOLF – XANDI PT. II
6. Nelly vs. DJ Katch & BrainDead – Hot In Herre – Deville Moombah Bootleg
7. Young Thug ft. Gunna & Travis Scott – Hot Remix

いかがでしたでしょうか。紫色の室内も相俟って独特な雰囲気からスタートしたのが良かったですね。こういったライティングや空間の雰囲気は動画撮影するうえでの参考にしたいところです。

DJ Sparkbox の FacebookInstagramTwitterSoundCloud.をフォロー。

関連: Bedroom Sessions : DJ D.o.G

Bedroom Sessions: DJ LeNERD

DJcityTVのBedroom Sessions、今回はDJcityシンガポールのメンバーDJ LeNERDが登場です。彼は、DJ MagのTOP10ナイトクラブに毎年ランクインしているシンガポールのZoukにてレジデントを務めておりWukiParty Favorのオープニングアクトも務めた実績の持ち主。

<ルーティン解説>

先ず気になったのはイントロ、Ed Sheeranのアルバム「No.6 Collaborations Project」からBruno MarsChris Stapletonを迎えた人気曲“BLOW”のドラムブレイク部分で擦っているスクラッチネタが“Gag Ball Breaks”だという点。“Gag Ball Breaks”といえばスクラッチ界の巨匠D-Styles監修のもと90年代後半にリリースされたバトルブレイクス(ターンテーブリスト、バトルDJ向けのビートやスクラッチネタが多数収録されたレコード)で、当時は世界中のDJバトルで重宝された名盤なのです。そんな懐かしいネタから始まり”BLOW”のドラムブレイク+HOT CUEで軽く遊んだ後、これまた定番の繋ぎになりそうな“BLOW”のフレーズ「Pull My Trigger Let Me Blow Your Mind」から2001年HipHop名曲 Eve “Let Me Blow Ya Mind”にワードプレイMIX。

次にEveの歌いだし「Shake Your Asses」をループさせSean Paul & J Balvinの“Contra La Pared”をイントロドラム部分から乗せていきます。4小節聞いたらフーレズ「Shake Your Asses」を1単語ずつHOT QUEでレゲトンビートに合わせて叩くこと4小節”Contra La Pared”のサビに突入します。ここは“Contra La Pared”がオリジナルヴァージョンではなくHook Firstヴァージョンなのでスムーズな展開が可能に。“Contra La Pared”の笛の音色で1993年チャカ・デマスのヒット曲”Murder She Wrote”のメロディーをTone Playで再現してMIXしつつ、1990年の名曲“Tom’s Dinner”のイントロアカペラ部分をブレンド。

今度は“Tom’s Dinner”のアカペラ部分で2018年のメガヒット曲“Taki Taki”をTone Playで再現します。“Taki Taki”に2拍のループをしかけながら“Wild Thoughts”を使いドラムスクラッチ。前半の“Let Me Blow Ya Mind” 〜 “Contra La Pared”の流れはHOT QUEボタンを使ってヒップホップからレゲトンビートに移行しましたが、今度はドラムスクラッチを使ってレゲトンからヒップホップビートに戻していますね。この手作業はトランジションやEDITを作ったり使えばリスクも無く音も綺麗なのでアリかナシかの意見が別れそうな部分です。ラストは“Wild Thoughts”を2枚使いと見せかけて、ピッチプレイ機能 を盛り込んだ高度なトーンプレイ!何とか“Coco Jumbo”のコーラス部分を再現しているのですが・・・正確性と伝わり易さを考えると個人的には「ナシ」です。この部分こそ上手くEDITでメイクして欲しかった。でもアイデアは面白いですね。

トラックリスト:

1. Ed Sheeran, Chris Stapleton & Bruno Mars – BLOW
2. Eve ft. Gwen Stefani – Let Me Blow Ya Mind
3. Sean Paul & J Balvin – Contra La Pared
4. Chaka Demus & Pliers – Murder She Wrote
5. DNA ft. Suzanne Vega – Tom’s Diner
6. DJ Snake ft. Selena Gomez, Cardi B, & Ozuna – Taki Taki
7. DJ Khaled ft. Rihanna & Bryson Tiller – Wild Thoughts
8. Mr. President – Coco Jambo

いかがでしたでしょうか。
先にも述べた通りスクラッチや二枚使い、HOT CUEを押すなどの「手作業」とそれを簡略化する「EDIT」のバランスについて考えさせられるルーティンだったと思います。どの手法が一番リスク無くかっこ良く見せられるのか、逆にリスクをともなってもチャレンジしてメイクする事が一番かっこいいのか、皆さんも一度考えてみるといいかもしれません。

DJ LeNERDの FacebookInstagramSoundCloud, Twitterをフォロー。

“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions: DJ SPYK

Popular