Mista Sinista

The X-EcutionersのオリジナルメンバーがRANE SEVENTYを使ったパフォーマンス映像を公開


Seratoオフィシャルからホットな映像が届きました。RANEから今年発売された2チャンネルDJミキサーSEVENTYを使いMista SinistaRob Swiftの2人がチームルーティンを披露。最新の機材をオールドスクールフレイヴァなネタ使いで乗りこなすレジェンド達のテクニックをお楽しみください。

ターンテーブリズム、DJバトルの歴史を語る上で最も重要なクルーの1つ「The X-Ecutiners」は1989年にアメリカのニューヨークで結成(オリジナルメンバーのRoc Raidaは2009年に他界)。DJバトルにおける輝かしい成績もさることながらスクラッチやビートジャグリングといったそれまでナマモノとして見られていたターンテーブリズムをアート(楽曲)に昇華させたパイオニア的存在。彼らの作品を聴きやすいところでご紹介するとM.O.Pをフィーチャーリングした”Let It Bang” やLinkin Parkとフュージョンした” It’s Going Down“、韻シストのBASIが2018年にリリースした”愛のままに feat. 唾奇”とサンプリングソースが同ネタの”B-Boy Punk Rock 2001“などがあります。

今回の動画ではそのオリジナルメンバーであるMista SinistaとRob Swiftが貫禄のプレイを見せてくれているわけですが、そのいぶし銀なルーティンを少しばかり解説。先ずはRob Swiftが引きの音からスクラッチを静かに始め、Run-DMC 「Here We Go」の声ネタをSinistaと交互に擦りイントロダクションのパートをテンション抑え目に展開。ちなみに拳を作り腕をクロスするポーズ(動画のサムネにもなっている)はX-Ecutionersの”X”を意味し、DJ界においては彼らのシグネチャー。

00:35~「We are The X-Ecutioners」のフレーズをキッカケにギアをアップ。オールドスクール、エレクトロヒップホップを代表するプロデューサーKurtis Mantronik(カーティス・マントロニク)のサウンドが前面に出ている「T La Rock / Back To Burn(1987年リリース)」をドロップ。曲中のどこをチョイスしても2枚使いしたらそれなりに聞こえそうなアタックの強い音ばかりですが、前半は「Annihilating」のフレーズとスネアを使って構成。後半は過去この曲の最も2枚使いされてきたポイント(A-TRAKも1997年のDMC世界大会優勝時に使っていたパート)であるビートボックスのブレイクで息の合ったトリックをメイクし、ラストはX-Ecutionersのフレーズでフィニッシュ。

テクノロジーを駆使したルーティンというわけではないけど、レコードタッチやカメラに向けたアクションなど2人の所作が昔と変わらずとにかくシブい。365度のアングルを使ったカメラワークやスローモーションなどの映像効果もカッコイイですね。そしてレジェンドを起用したRANESeratoにもBIG UPな動画です。流行りのDJ/アーティストや曲もチェックしつつ、カルチャーを作ってきた先人達やその歴史もディグってみるとPlayに深みが出てくるかもしれないので、たまに調べてみることをオススメします。

関連: DMC最年少世界王者DJ RENAによるRANE TWELVE MK IIとTRAKTORを使ったパフォーマンス

Da Odd Coupleが ‘MikiDz Show’で披露したセットが公開


Da Odd Couple perform on the “MikiDz Show”

Rob SwiftMista SinistaからなるユニットDa Odd Coupleが先日‘MikiDz Show’で披露したセットが公開されました。スキルフルかつハイエナジーなセットであり、東海岸のHip-Hopを中心に構成されています。

90年代のDJバトルシーンで欠かせない存在となった彼らはX-Men(後のX-Exutioners)のメンバーとして活動していました。彼らはターンテーブリズムの芸術を生かし続けるために17年ぶりに再会、そして昨年にはDa Odd CoupleEPをA-Trakのレーベル、Fool’s Goldからリリースしています。

下記でセットを見ることができます。Apple Podcasts, Mixcloud, Spotifyでも視聴できます。


Da Odd Couple with MikiWAR, DJ Dainjazone, and DJ Rell


Da Odd Couple with the audience

関連: Walshy Fireの”MikiDz Show”のセット

Da Odd CoupleがDJcityの“MikiDz Show”への出演が決定

ターンテーブリストのレジェンドであるRob SwiftMista Sinistaが組むDJユニットのDa Odd CoupleMikiDz Showへの出演が決まりました。日本時間2月11日の火曜日にストリーミング放送される予定です。

Rob SwiftMista Sinistaはニューヨーク市を拠点に置くDJクルー、The X-Ecutionersのメンバーです。このグループは、1990年代のDJバトルシーンにおける決定的な存在でした。また、ターンテーブリズムとプロダクションを組み合わせた多くのアルバムをリリースしました。彼らはCommon, Fat Joe, JAY-Z, Linkin Parkなどのスター達とコラボしています。

MikiDz Showは、DJcityのFacebookページまたはウェブサイトから見ることができます。

関連: Walshy Fireの”MikiDz Show”のセット

ビデオ: Mista Sinistaの”5 Minutes of Funk”ルーティン

元X-Ecutionersのメンバーであり、DMC East CoastのチャンピオンでもあるMista Sinistaがバトルスタイルのルーティンを、Hot 97のFunkmaster Flexがホストを務めている番組5 Minutes of Funkにて披露しました。クイーンズを拠点に活動する彼の素晴らしいパフォーマンスのセットは、ほとんどクラシックHip-HopとR&Bで構成されています。

関連: ビデオ: Technician The DJの”5 Minutes of Funk”ルーティーン

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