Radio
The 20 PodcastにDJ Amenが出演
DJ Amen (Source: Instagram)
アメリカの西海岸で大きな影響力を持つDJ AmenがThe 20 Podcastに出演しました。ベイエリア出身の彼はロサンゼルスのHip-Hopラジオ、Real 92.3でミュージックディレクターを務め、NFLのチームであるSan Francisco 49ersのオフィシャルDJとしても活動しています。今回Amenはコロナウイルスによる外出禁止について、また自身が持つプラットフォームであるYoung Californiaについてなどを語っています。
下記でPodcastをフルで視聴できます。The 20 Podcastは全てのプラットフォームから視聴できます。
Drake、SiriusXM、Pandoraがパートナーシップを結ぶ
Drake (Source: Instagram)
世界各国で大人気のスターであるDrake、アメリカの大人気衛星ラジオのSiriusXMがパートナーシップを結びました。
今年の後半から開始されるパートナーシップには専用の放送局、音楽のキューレーション、そしてコラボレーションなどの条件が含まれています。
今回のパートナーシップは、SiriusXMとPandoraが今年初めに合併して以来初めての主要なアーティストとのコラボレーションとなるでしょう。また規模的にも最大なものと言えるでしょう。
アメリカ最大の音楽ストリーミングサービスであるPandoraとの合併もあり、SiriusXMの利用者は1億人以上になると言われています。
L.A. LeakersがKodak Blackの楽曲をPower 106でのサポートを中止することを発表
L.A. Leakers hosts Justin Credible and DJ Sourmilk with Nipsey Hussle (Source: Instagram)
L.A. LeakersがPower 106でKodak Blackのサポートを中止来ることを発表しました。
Kodak BlackがNipsey Hussleの婚約者であるLauren LondonについてInstagram Liveで心ないコメントを発言したのが理由となっています。このコメントに対してラッパーのThe GameやT.I.もKodak Blackを非難しています。
Reflections of a DJのポッドキャストではL.A. LeakersのJustin CredibleとDJ SourmilkがどのようなきっかけでKodak Blackの曲をサポートしないと判断したのか、またいつまでなのかを語りました。また生前のNipsey Hustleとの思い出についても語っています。
フルインタビューはこちらから。
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インタビュー: Diploのラジオ番組”Diplo’s Revolution”のプログラムディレクターを務めるEric Hamilton
Eric Hamilton performs with Diplo. (Source: Eric Hamilton)
今年の3月にDiploがサテライトラジオのSiriusXMでのチャンネルDiplo’s Revolutionをスタートさせました。Diploはここ6年間イギリスのラジオ局、BBC Radio 1XtraにてDiplo and Frendsという番組を放送しています。この番組は多方面に渡る先見性のあるDJをゲストとして招いている事で高い評価を得ています。
今回、Diploが始めたDiplo’s RevolutionではすでにArmin van Buuren、Oliver Heldens、Destructo、GTA、Party Favorなどの多くの著名ゲストが出演しています。Major LazerのWalshy FireとJillionaireもチャンネル内で番組を持っています。
このようなチャンネルが成り立つのは裏方を担当する人がいるからであり、Diplo’s RevolutionではEric Hamiltonというプログラムディレクターが中心に動いています。ロングビーチ生まれリバーサイド育ちであり、34歳になる彼は2000年から2012年の間ロサンゼルスでDJとして活動しました。そして、ラジオ局での実務経験もないまま友人であるDillon Fransisのラジオチャンネル”iHeartRadio”にてショーのプロデューシングを始めました。ここでの経験を評価されてDillon Fransisのマネージャーであり、DiploのマネージャでもあるKevin Kusatsu氏が彼をDiplo and Frendsの番組制作に携わるように誘いました。しかし結果として納得いくような動きができなかったとの事です。
そこからEricはDiplo and Friendsの制作責任者として任命され、ゲストDJのブッキング、DJミックスのプロデュースや番組の方向性の判断を任されました。またMajor Lazerとも仕事を行いメンバーであるJillionaireがApple Musicのチャンネル、Beats 1で行われている番組、Lazor Soundの制作責任者も担当しました。
Diplo and Friendsで成果を見せたEric HamiltonはDiploとの信頼関係も築き上げ、”Diplo’s Revolution”のプログラムディレクターとして番組に携わっています。今回DJcityでは彼にインタビューを行いました。
チャンネル、Diplo’s Revolutionはどのようにして誕生したのですか?
「Diploのアシスタントを担当していた時にニューヨーク市でJack Üのプロモーションをラジオで行なっていたんだ。DiploのマネージャーであるKevinとSiriusXMにお訪れた時、Diploはどのような番組に出演できるかと聞かれたんだ。過去にDiploは番組に出演した事があるんだよね。そしてKevinが”番組じゃなくて自分たちのチャンネルを1つ欲しい”と言ったんだ。Kevinは以前からこれを願っていたんだ。Mad Decentはいつも最前線で新しくてクールな音楽を使って勝負して大きくなったんだ。Diploを中心とした活動が自身のチャンネルを持つ事でさらに活かせると信じていたよ。」
どのような役割を担っているのですか?
「SiriusXMの音楽チームと番組内でプレイする楽曲を決めているよ、そして番組内のミックスなどを担当する人にコンタクトを取るんだ。」
ゲストDJを呼ぶ場合はどの基準でアーティストを決めていますか?
「もし話題になっている楽曲があれば、そのアーティストと連絡をとって番組の方でミックスをしてもらえない尋ねるんだ。特にミックスをする場合はそのアーティストがリリースしたばかりである楽曲や話題性のある楽曲などを取り入れ流ように伝えたり、ツアーなどを行うアーティストがいればそれを告知してあげたりしているよ。」
番組内で好きなホストはいますか?
「GTAのショーが自分たちのチャンネルのコンセプトに1番合っているから今のところ1番好きだね。ショーのタイトルは’Death to Genres’なんだ。僕はGTAの大ファンであり、彼ら長い間ずっと良いクラブミュージックを作っていて、僕はそれが大好きなんだ。昔の曲も今聞いてもかっこいいからね。彼らは音楽を理解しているんだと思うよ。Diplo’s Revolutionでは欠かせない存在だと思う。彼らのショーにはより良い作品を作る人たちを今後出演させていこうと思っているんだ。」
Eric Hamilton performs with Major Lazer. (Source: Eric Hamilton)
SiriusXMのリスナーの中にはDiplo’s Revolutionが始まることによって前の番組であるElctric Areaが無くなったことに対して不満な方もいると思いますが、彼らにこの事に対してなんと伝えますか?
「僕たちはHouse、Trance、など他の音楽も大好きなんだ。そして今回のチャンネルもいろんな音楽がかかるチャンネルなんだ。多くの人は特にチャンネルが変わると1つのジャンルに特化した音楽しか流さないと持ってしまうんだけどこのチャンネルに関しては違うんだ。僕らは人々が様々な音楽を好きな事に対して注目しているんだ。例えばUrtra Music Festivalの会場にある全てのステージで同じ音楽が流れてしまうとしたら、人々は違う音楽を聴きたいと思うんだ。だからフェスティバルではステージによってかかる音楽が違うんだ。このチャンネルはそれと同じだよ。音楽も特に今そのような状態なのじゃないかな。そして今多くの人から前向きなフィードバックを貰うんだ。多くの人が自分たちのチャンネルのアイデアやコンセプトに共感を持ち、番組をしたいと言ってくれるんだ。多くのDJから前向きなコメントをもらって本当に励みになるよ。」
3つの番組の裏方を担当する事がストレスになったりしますか?
「一緒に働いてくれる仲間たちがいるんだけど、リスナーの人々がまた次の放送で聴いてくれるのかと言う部分を考えながら番組制作に没頭することがたまにストレスになってしまうね。でもそこが一番大事な部分だと思って仕事をしているよ。そしてラジオはラジオだから全て似たようなものになってしまうかもしれない。けど1つの番組がもう1つの番組より良いものになることは起こしたくないんだ。全ての番組が一流であることを心がけてるよ。」
3つのプラットフォーム(Apple Music、BBC Radio、SiriusXM)と仕事をしていますがどことの仕事が1番やりやすいですか?
「SiriusXMが1番仕事がしやすいね、なぜならいちいち番組を検閲しなくていいんだ。他の場所は制限が多いからね。他のプラットフォームもSiriusXMのようにもっとフリーダムな内容で仕事ができたらと思うよ。」
ラジオ局で働くことで好きな部分は何ですか?
「他の誰よりも新しい曲を聴くことができる事だね。Diploと仕事をしていたらいろんなアーティストから新しい曲がたくさん送られてくるよ。次に何が起きるか、流行するかなどが最前線でわかるんだ。あとは自分が好きなアーティストと近くで仕事ができる事だね。若い頃からテレビで見てた人などと一緒に仕事ができるなんて想像もできなかったよ。」
Diploと仕事をしていて1番学んだことは何ですか?
「仕事に対する価値観や考え方は間違いなくDiploから学んだと思う。彼は仕事熱心で常に新しいものを見つけてくるんだ。彼のプロダクションリストには境界線がない。常にフレッシュなんだ。彼からインスピレーションを受けて仕事をしています。彼のおかげで今の流行を追いかける方法を教えてくれたし、音楽の世界へ導いてくれたんだ。」
DJ Franzen: DJは未だにヒット曲を生産するのか?
DJ Franzen at Drai’s Nightclub in Las Vegas. (Source: Instagram)
ベイエリア出身のベテランであるDJ FranzenはThe Notorious B.I.GやJAY Zの楽曲を90年代の西海岸で放送されたいたラジオやナイトクラブでプレイしました。その結果、彼らの楽曲を西海岸でも広めたDJとして知られています。また彼はLunizのクラシック”I Got 5 on It”を初めてプレイしたDJでもあります。
2001年にラスベガスへと拠点を写したDJ Franzenは15年間ほど活動をし、Dari’s Nightclubのレジデント、そしてラジオショーであるHot97.5のホストを務める事になりました。
そんな彼が今回新しいポッドキャストシリーズReflections of a DJ (R.O.A.D.)に出演しています。今回は彼がどのようにしてラジオを通してヒット曲を生産させたのか、また今と昔での楽曲の流行り方の違いなどについて語っています。
今回のポッドキャストシリーズでホストを務めているのはラスベガスのDJである、Crooked、D-Miles、Neva、Jaime Da Greatです。
このシリーズでは毎週木曜日にiTunesとSoundCloudで新しいエピソードを聞くことができます。
ビデオ: ラジオホスト、DJとして重鎮のBaka Boyzによるインタビュー
Nick and Eric V a.k.a. the Baka Boyz / YouTube
ラジオホスト、DJとして重鎮のNick、Eric VidalはBaka Boyzとしても知られています。この2人がPensado’s Placeでゲスト出演しました。
カルフォルニア州、ベーカーズフィールド出身の彼らが有名になったのは90年代前半にロサンゼルスのPower 106に出演してからです。2人が担当する番組Friday Nite FlavasとWorld Famous Roll Callがロサンゼルスのラジオに革命をもたらし、Hip-Hopがロサンゼルスで有名になる大きなきっかけともなりました。
同時にBaka Boyzはプロデューサーとしても活動していました。The Pharcyde、Cypress Hill、House of Pain、Kid Frost、Volume 10などのアーティスト達と楽曲制作を行いました。
キャリアの後半、2人は後のラジオ局のアイコンとも言えるBig Boy、Fuzzy Fantabulous、DJ E-Manなどを育て上げました。Baka Boyzは現在もHip-Hop Master Mixという番組を続けており、ラジオDJ、ホストとしてかなりのベテランであります。
今回のショーでは2人はキャリア当初から終わりまで全てについて語っています。他にも地上ラジオの状態について、現在行なっている彼らのプロジェクト、などについて語りました。
ロサンゼルスの伝統あるKDAYラジオ局からどのようなインスパイアを受けたか
“いつも大きなラジオを持って、家の屋根に登り大音量で聞いていたよ。彼らがやっていた事に対して本当に感銘を受けて、毎回ラジオの録音をとっていたんだ。そして録音したテープを持ってロサンゼルスにのレコードショップに行き、毎回クラブのために300ドル相当のレコードを買っていたよ。”
Power 106のニュースルームをミックスルームに変えたことについて:
“当時Power 106にはミックスルームがなかったんだ、みんな録音したミックスを流していたよ。オープンリール式だったね。そしたら局で働いているRickに「レコードをオープンリール式でミックスできないか?」と聞かれたので「いや、ライブでやるよ」と答えたんだ、そうしたらまた「(針が)飛んだらどうするんだよ?」と聞いてきたから「飛んだら飛んだでそのままでいいんだよ、別に飛んだからって死ぬわけじゃないぜ」と言ってやったんだ(笑)、そして必要なエンジニアに頼んでニュースルームからミックスルームに変えたんだ。”
ラテン系アメリカ人のDJが黒人文化のジャンルを担当することについて:
“俺らはHip-Hop DJだ、Hip-Hop DJに肌の色なんて関係ないよ。音楽に情熱を持っていたし、プロデュースもしていたから当時何がストリートで流行っていたかも理解してたよ。”
現在の地上ラジオについて:
“ラジオ局は今何をすべきかわからず詰まっている状態だと思う。もう一度ラジオ番組を格好良くするためにはどうすればいいのかを考えないといけないのではないかな、現状格好良くないし・・・なぜなら皆特定のラジオ局で決まった音楽しか聴かないからだと思うんだ、人々はもっと違う音楽も聴きたいと思うよ。まるでラジオ局がリスナーを箱に閉じ込めている様な感じだね、そのやり方はもう古いし変えた方がいいと思うな。”
彼らが出演したショーは下記で見ることができます。
TonyToneがSiriusXMのGlobalizationミキサーコンテストで選ばれました
TonyTone performs at The Empire Room in San Francisco on July 29, 2017. (Photo source: Facebook)
DJcityが行ったSiriusXMの”Pitbull’s Globalization”チャンネルのミキサーコンテストでTonyToneが見事に選ばれました。サンフランシスコ出身のTonyToneはプライズとして、“Pitbull’s Globalization”チャンネルで自身のミックスショーを持つことができ、またPioneer DJのDJM-S9ミキサーとSeratoのライセンスパックが与えられます。
TonyToneはサンフランシスコのラジオ局WiLD 94.9とNFLチーム”San Francisco 49ers”のオフィシャルDJであり、2015年のRed Bull 3Styleのアメリカファイナリストになっています。
下記で彼のミックスを聴くことができます。
トラックリスト:
1. TonyTone – Intro
2. JSTJR – Phases
3. Daddy Yankee ft. Pitbull & N.O.R.E. – Gasolina – DJ Buddha Remix
4. J. Balvin & Willy William – Mi Gente – Deville Edit
5. DJ Baysik – Sound Of The Police
6. P-Lo ft. E-40 – Put Me On Somethin’ – TonyTone Blend
7. Major Lazer ft. J. Balvin & Sean Paul – Buscando Huellas
8. K.P. & Envyi – Swing My Way – Lemi Vice & Action Jackson Remix – DJ Baysik Moombahsoul Edit
9. Chance The Rapper ft. Knox Future – All Night – Chris Villa Acap Intro
10. Something For The People – My Love Is The Shhh! – TonyTone Blend
11. Pitbull ft. Ty Dolla $ign – Better On Me
12. Stardust – Music Sounds Better With You
13. Egyptian Lover – Egypt, Egypt
14. Pitbull – Shake – TonyTone 2 Live Crew Blend
15. 2 Live Crew – Move Somethin’
16. Tropkillaz – Bonde Do Sorriso
17. Kendrick Lamar vs JSTJR – m.A.A.d city – MMK Edit
18. G-Eazy ft. A$AP Rocky & Cardi B – No Limit
19. Vicente Fernández – Volver Volver – TonyTone Blend
20. J. Balvin ft. Farruko – 6 AM
SiriusXMの”Pitbull’s Globalization”最高責任者のEdwin Paredes
Edwin ‘DJ Phenom’ Paredes at SiriusXM’s headquarters in New York City.
先週DJcity本社ではSiriusXM、Pitbullと組み、アメリカで活動するDJ限定でSiriusXMの”Pitbull’s Globalization“の新しいDJを募集しました。選ばれたDJは年間での自身のミックスショーである番組を持つことができ、またPioneer DJのDJM-S9ミキサーとSeratoのライセンスパックが与えられます。
SiriusXMの”Pitbull’s Globalization“はPitbullによって2015年の5月に放送が開始されました。リスナーに対して「世界中の音楽とリズムを届ける旅」をコンセプトに放送されている”Pitbull’s Globalization“ではBig Syphe(Pitbullの前オフィシャルDJ)、DJ Rawn(Power 106のミキサー)、DJcityのKidd Spin、DJ Santarosaなどがミックスショーを公開。他にもBBC 1XtraのMista Jam、Mad DecentのSpidaT.E.K、そしてKIIS FMのDJ Drewなども参加しています。
多くのリスナーを全米で抱えてるSiriusXMの”Pitbull’s Globalization“最高責任者であり、DJcityの社長であるEdwin “DJ Phenom” Paredesがいくつかの質問に答えてくれました。
Globalizationチャンネルは他のラジオ局/チャンネルと比べてどう違うのですか?
Globalizationチャンネルは様々な有名ラジオ局でプレイされている旬な楽曲を24時間、通しで聴くことができるチャンネルなんだ。それだけではなくGlobalizationはバイリンガルな番組であり英語、スペイン語に限らず他の言語の楽曲もかける時もあるよ。そして大きな違いの1つとしてはDJのロースターとミックススタイルの違いだね。Big Sypheと2人で誰がDJするかを決めているんだ。この番組の企画を任された時から自分が何をすべきかわかっていたよ。それは世界中から最高のスキルを持ち合わせたDJを世界中の中から選び、多くの人に聞いてもらえるように放送時間を決め、そしてDJ達に1時間最高のミックスショーをしてもらうことさ。月曜日から金曜日、Big Syphe、Rawn、SantarosaそしてKidd Spin、4人のミキサーに担当してもらっているよ。それ以外にも平日、週末に特別な企画が行われているんだ。例えば、月曜から金曜日、毎日”Diva Mix Hour“という企画があり、その企画では全員女性のDJにミックスを担当してもらっているんだ。彼女達は僕が知っている多くの男性DJよりも素晴らしいミックスを披露してくれるよ。このような新しいプログラムをリスナー達は喜んでくれているんだ。新しい時代のラジオと音楽の聴き方だと思うし、多くの世代の人々に様々な音楽の良さを伝えたいと心から思うよ。
DJとして活動していた経験は最高責任者として役に立っていますか?
僕はロサンゼルスで育ったんだけど、Power 106とKIIS FMという2つの大きなラジオ局を聞いていたんだ。このおかげで僕の耳はオープンフォーマットスタイルになっていったんだと思う。当時そこでミックスショーをしていたDJ達にはすごく憧れていて彼らのようになりたいという強い気持ちもあり練習をしていたよ。Power 106のDJ E-Man、Rawn、Richard Vission(Powertools)そしてKIIS FMのDrewのミックスを録音するために早起きしたり、夜更かしをした時もあったよ。1つはミックス用、そしてもう1つはコマーシャルをカットするため用という形で2つのテープレコーダーを使って録音していたんだ。そして録音したミックスを学校の友達とシェアしていたよ。そして僕はLAのラテン系アメリカ人がよく集まるナイトクラブで4年間、木曜日から金曜日レジデントDJとしてオープンアップを任されていたんだ。その経験が僕にとってHip-HopからHouse、80s、Spanish Rock、からオールドスクール、新しい音楽をお客さんの盛り上がりを欠けることなく満遍なくプレイすることができるようになったね。早い時間帯に遊びに来てくれているお客さんの盛り上げ方を知っているDJは、その日のメインDJを台無しにするようなプレイはしないからね。そしてたまに夜通しでDJを任される時もあったんだ。その時の経験でオープンフォーマットのDJとしてどうすべきかというのを学んだよ。その経験が今どの曲がラジオにかかるべきかという判断を助けてくれていると思う。ナイトクラブと同じような感覚でお客さんが聴きたい、そして今ラジオでかかるべき曲を選んでいるよ。ただその違いというのが相手がアメリカとカナダの何万人ものリスナーの皆さんだというところなんだ。
新しい楽曲をチャンネルのプレイリストに入れるプロセスというのはなんですか?
ラジオでプレイする楽曲は投票で決めるんだ。投票をするのが僕を含め、Big Syphe、Disko Drew、Kidd Spin、そしてSantarosaで行なっているよ。そして日頃、世界中のラジオやナイトクラブで活動しているDJ達と常に連絡を取り合っているよ。僕は幸せなことに世界中の仲間達が良い音楽をかけているという環境があるからね。またDJcityのチャートも新しい音楽に出会う場所の一部となっているよ。U.S.のラジオチャート、Billboardのチャート、iTunesのチャート、そしてSpotifyのチャートもチェックしているし、アーティストやレーベルから直接送られてくる音源も聴いてるよ。そしてエリアごとに音楽がどう流行っているのかという流れも常に見ている。もし良い楽曲があればチームのみんなとシェアして、番組でも目立つようにプレイするよ。もしそこで評価があまりなければチームとミーティングをして曲のオンエアをやめるか、もう少し残しておくかというのを決めるんだ。そして他の責任者にも意見を聞く時もあるよ。Siriux XMの”BPM“という番組の責任者であり、選曲が素晴らしいGeronimo。GeronimoのパートナーであるDre、彼はElectric Areaなど、他にもラジオ局を運営しているんだけど彼もダンスミュージックに精通しているんだ。Hip-Hopの事に関してはShade 45を運営しているRon Millsにも相談しているよ。そして僕自身のボスであり、SiriusXMで放送されている全てのポップ・ステーションを率いていて、”Hits 1″のラジオ番組をホストしているKid Kellyが与えてくれるアドバイスはすごく参考になっているんだ、彼はいつもプログラミングソフトを使ったトレードのコツをいつも教えてくれるんだ。もしKid Kellyとお話をする機会があるのであれば、その時間を有意義に使って、多くの知識をできるだけ身に付けるようにすることを進めるよ。彼と他の責任者から学ぶことをすごく誇りに思う。
新しいDJをチームに加える時はどこを見ていますか?
僕はいつもラジオのルールを守りつつ、予想外のDJをしてくれる人を探している。そして最初から最後までの45分間同じエナジーの選曲をしてくれる人だね。そして様々なカルチャーを行き来してくれる人、特に英語とスペイン語の楽曲を交互にプレイできる人がいいね。僕はいつもDJが1つや2つのジャンルだけに集中する人を見ると驚くんだ。僕が好きなDJは本当にいろんなジャンルを途切れずに行き来してくれる人が好きなんだ。
“Pitbull’s Globalization“に出演する際、DJはどれくらいの自由がありますか?
たくさんあるよ!出演DJにはこちらで用意した、1時間のセットでこの曲はかけてほしいというリストを渡すんだ。それ以外の部分は彼らが自由でクリエイティブなセットを披露できる環境だと思うよ。彼らにはファンキーかつエネルギッシュなセットを、そしてナイトクラブでDJするのと同じようにプレイしてほしいとお願いしているよ。これによってDJ同士、みんなで刺激を与え合う環境であり、皆にプラスになると思うよ。そして皆、お互いをサポートしているから全体的に向上心があるチームになっているよ。
Emiss CommunicationsがPower 106をMerueloグループに売却
Emmis CommunicattionがロサンゼルスのHip-Hopに特化したラジオ局のPower 106をMerueloグループに82.75万ドルで売却しました。FCCおよびその他の規制当局の承認を待っている取引は今年後半に終了する予定です。
Emmis CommunicationsのCEOであるJeff Smulyanはこうコメントしています。
「Power 106はEmmisに32年以上いてくれた家族のような存在だよ、だから複雑な気分なんだ。けれど局とチームはいい場所に異動したと思う。この歴史あるラジオ局は良いオーナーに引き取られ、さらなる高み目指せると思うよ。」
地域におけるマーケティング協定はHart-Scott-Rodino独占禁止法に基づく待機期間の満了、または早期終了後すぐに開始されます。
MerueloグループのCEOであるAlex MerueloはPower 106に対して。
「Power 106の買収は、当社グループおよびメディア部門の改革に担う存在になると思う。ファンとしてこの局と30年以上ビジネス関係がある人間としてPower 106がどれだけ地域にとってどれだけ重要な存在なのかがわかるよ。私たちはこの伝説とも言えるPower 106のブランドをロサンゼルスでNo.1のラジオ局にするために必要なリソース、才能をもたらし情熱を持って全力を注ぐよ。」
とコメントしている。
MerueloグループはMeruelo Mediaの系列会社で、2011年にロサンゼルスのKWHY-22、2014年にKDAY-FMのラジオ局を買収したカリフォルニア最大のMOSB(Minority-Owned Small Business: ヒスパニック、先住民、アフリカ系アメリカ人等のマイノリテ民族がオーナー)であります。
StretchとBobbitoがNPR Podcastにて新番組をスタート
Stretch and Bobbito (Photo credit: Gio Reda)
Hip-Hopラジオのアイコン的存在のStretch ArmstrongとBobbitoが19年の充電期間を得てシーンに戻ってきました。今年の夏から2人は非営利・公共ラジオ局のNPR(National Public Radio)にて音楽、映画、スポーツ、そして政治まで幅広い内容についてインタビュー形式で行うトーク番組をスタートさせます。
2人の功績は90年代に絶大な人気を誇った番組The Stretch Armstrong and Bobbito Showがあります。番組はニューヨークのWKCRで放送されていてThe Notorious B.I.G.、Jay Z、Nas、そしてEminemをはじめとした有名Hip-Hopアーティストを世界に届けるきっかけにもなっています。番組後期にはラッパーがフリースタイルをライブオンエアーするプラットフォームとして確立されました。
「この番組に出演できるまでは、まだまだなんだ。」 とPodcastのトレイラーで語るラッパーでありプロデューサーでもあるレジェンドのEl-P。
更に、StretchとBobbitoは「成長した自分達はHip-Hopとういう枠だけに興味を押さえておくこことができなくなったんだ。だから、NPRが番組を行う上で自分達を誘ってくれたのはとても嬉しいよ。」
2人とってPodcastでのコラボは今回が初めてではなく、2015年にNPRが2人についてのドキュメンタリー”Stretch and Bobbito: Radio That Changed Lives“で一度コラボ出演しています。
Watch the trailer below and stay tuned for the debut episode.
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