ターンテーブリズム
DJ NDの「Made From Scratch」エピソード28
DJcityTVのMade From ScratchではDJ NDがシリーズの初期で行っていたスクラッチの応用的な技術を紹介しています。
今回紹介された技術はベイビースクラッチ、2クリックフレア、クラブを組み合わせたコンビネーションです。上記でチュートリアル映像を見ることができます。DJ NDのスクラッチツールはこちらから。
Trick Quick Mix #6【CH419 – EP.018】ひと工夫した繋ぎ、新譜を使ったワードプレイ
GENREBNDRのYouTubeチャンネルでお馴染みのCH419からTrick Quick Mixの第6段目が公開されました。今回は日本の楽曲とUSのHitチューンで構成されており、ワードプレイやスクラッチ、トーンプレイなどの技術を見ることができます。下記にDJ IKU本人の解説を見ながら映像をお楽しみください。
【DJ IKU解説】
Young Yazzy a.k.a. Yazzy Tanakaのスペシャルなジングルから始まる今回のTrick Quick Mix。1曲目はそのYazzy Tanakaが客演している「Take Yutaka」。“Yeah”のワードプレイでお次も国産HipHopクルーDCA「City Up」へ繋ぎます。“Poppin”のフレーズを拾って「WHATS POPPIN」へワードプレイで繋ぎつつ、PioneerDJ M-S11の新機能であるDeck Moveを使ってDeck 3へ移動します。”What’s Poppin”のアウトロのビート上でフレーズ“Don’t Stop”を軽くジャグリングしてからMegan Thee Stallionの「Don’t Stop」へ。Big Sean 「Dance A$$」の“Stop”と掛け合わせてから「Lemonade」へ。最後は“Ice”繋ぎでBLACKPINKの「ICE CREAM」をドロップし、美味しゅうございましたとYUMMYで〆。
トラックリスト:
1. SUMMER SNOWMAN ft. Yazzy Tanaka – Take Yutaka
2. DCA – City Up
3. Jack Harlow – WHAT’S POPPIN Remix
4. Megan Thee Stallion ft. Young Thug – Don’t Stop – Kwest Clappella Intro
5. Big Sean ft. Nicki Minaj – Dance (A$$)
6. Internet Money, Don Toliver & Roddy Ricch – Lemonade Remix
7. BLACKPINK ft. Selena Gomez – Ice Cream
8. Justin Biber – Yummy
DJ NDの「Made From Scratch」エピソード27
DJcityTVのMade From Scratchの新エピソードでは、DJ NDがフェーダーを使用したいテクニックを紹介しています。これにより様々なフローのバリエーションを増やす事ができます。
DJ NDのスクラッチツールはこちらから。
Red Bullが2020年のRed Bull 3Style世界大会の中止を発表
Red Bullが10回目を迎えたDJの世界大会、Redbull 3Styleの中止を発表しました。この大会は世界中の予選を勝ち抜いた20名弱のDJ達が世界大会で競い、チャンピオンを決める大会です。
今年の4月にロシアのモスクワで開催予定であったワールドファイナルは世界中の状況からみて、数百人が一度に集まるナイトクラブにて満員の大会を主催できない事が決定的な理由です。また無観客、もしくわオンラインのみのDJコンペティションを行ったところで他に存在する数多くのストリーミングとの大きな差はなく、ユニークな内容ではありません。
今後もワールドファイナルが行われるなどの情報は公開されていません、しかし、Red Bull 3Styleは2020のナショナルファイナルをMixcloudにて掲載を考えているとのことです。
DJ IKUがSeratoのYouTubeチャンネルよりルーティンを公開
Red Bull 3Style JapanチャンピオンのDJ IKUがSeratoのYouTubeコンテンツ、From the Cribシリーズかショートルーティンを公開しました。元々はFrom the Studioというシーリーズでショートルーティンの映像を公開していましたが、コロナ禍でスタジオに足を運ぶことが難しい状況の為、家で撮影したルーティンを披露する映像になっています。前回はDJcityのMatsuも出演しています。
DJ IKUがコーヒーを飲んでいる間の一作業の様に淡々とプレイをしていますが、そこはテクニックを持った彼だから出せる余裕感とも言えるほどのレベルのスキル。クールな2分間のパフォーマンスは切れ味の鋭いスクラッチと様々なターンテブリズムが音楽と融合して詰まっています。
使用曲:
1. Don Mayor – Static Major Interlude
2. DJ Snake ft. Bryson Tiller – Smile
3. Brasstracks – Those Who Know
Pioneer DJ presents DJM-S11 Launch Streaming @DOMMUNE
2020年10月15日にPioneer DJから2ch DJミキサー「DJM-S11]」が発表されました。前身モデルのDJM-S9は世界中の多くのDJ達が使用しているところを多くのコンテンツで見てきた方も多いのではないでしょうか?スクラッチスタイルの2ch DJミキサーの定番といっても過言ではありません。DJM-S11はDJM-S9からどのように進化を遂げ、DJ達のパフォーマンスの限界を引き出せるのかをDMCのタイトルホルダーであるDJ KENTARO、DJ IZOH、YUTO、そして同じく世界的なDJバトル「Redbull 3Style」において日本タイトルを手にしているDJ IKU、DJ FUMMYらが解説してくれます。また、DJ FUMMYとYUTOによって結成されたGOLD PLAYによるパフォーマンスも行われる予定です。
ストリーミングチャンネルはこちらから。
■開催日時:11月9日(月)19;00~24:00
■プログラム:
1部 19:00~ 20:00 トークセッション
トーク出演者: DJ KENTARO / DJ IZOH / DJ IKU
司会進行:KIN DA SHER ROCK / Samata Hirofumi(Pioneer DJ)
2部 20:00~24:00 (4H)DJ配信
DJ出演者: DJ KENTARO / DJ IZOH / DJ IKU / DJ FUMMY /DJ YUTO
DJ IKUのCH419から「This is Halloween Routine」が公開
GENREBNDRのYouTubeから公開されているCH419最新エピソードではDJ IKUがハロウィーンに関する楽曲を使ったルーティンを公開しています。下記はDJ IKU自身の解説になります。
今回はハロウィンネタ。1曲目は映画「呪怨」「着信アリ」「リング」をサンプリングしたジャパニーズホラーソング “Bopcorn / 184~No Caller ID”。ビルドアップの部分はPioneerDJ DJM-S11のタッチFXでフィルター×エコーをかけ、エナジーポイントはフェーダーピッチ機能を使って”としお君”の声で遊んでいます。後半はゾンビドラマの金字塔「ウォーキングデッド」のテーマソングをサンプリングしたトラックにハロウィンソングの代表曲である “This is Halloween”をスクラッチしながらブレンドミックスしています。DJcityのレコードプールではハロウィンソング特集も掲載していますので是非チェックしてみてください。ハッピーハロウィン!
YBによるテンポスライダーを使ったスクラッチ映像が公開
RedBull 3Style ジャパンファイナリストでありGoldie AwardワールドファイナリストのYBから面白いビデオが届きました。CDJやDJコントローラーに必ず搭載されているテンポスライダーを使ってのスクラッチ映像です。動画の後半ではその仕組みを解説してくれています。使用機材はPioneerDJ XDJ-XZ。
CDJや一体型DJコントローラーを巧みに使った独創的なPlayが世界から高い評価を得ているYB。ついにオリジナルスクラッチ「テンポスライダー・スクラッチ」を生み出したようです。ルーティンの前半では右手のDECKでフィンガードラミングをしつつ左手は定番スクラッチネタ「Ahhh」という長い音をループ状態にしてテンポスライダーを上下に動かしています。クロスフェーダーを触っていないのに音が細切れに聞こえるのは内臓エフェクター「TRANS」の効果で、さらにテンポスライダーでスピードに変化をつける事で音程に高低差をもたらしています。(スピードを下げると低い音、上げると高い音)
ポイントとしてはテンポスライダーで音に急激な変化を加える為にテンポのレンジをワイドにしておく事(動画 01:42~)と、マスターテンポのボタンはオフにしておく事(動画 02:07~)です。エフェクトのテンポもTAPボタンを叩くかオートBPM機能を使って楽曲と同じにしておいた方がビートに対して綺麗に演奏できます。ルーティン映像の後半ではテンポスライダーを上下させつつ時折DECKのホットキューボタンを叩いて、スクラッチネタを変えていますね。このテンポスライダー・スクラッチはスクラッチネタとの相性もありそう。(まずは長い音だったら間違いないと思われます)
以前ご紹介したDDJ-SB3もそうですが、ターンテーブルを触らずにスクラッチができる時代になってきました。とりわけYBのテンポスライダー・スクラッチに関してはDDJ-SB3のパッド・スクラッチのように「誰でも簡単にスクラッチが出来る」という発想ではなく、最新機材とオリジナリティーへの探究心から生まれた”賜物”である事をお忘れなく。
関連: PioneerDJ Japanオフィシャル: Goldie AwardsファイナリストのYBによるXDJ-XZを使ったパフォーマンス映像
スクラッチ専門番組【匠の手】エピソード12: DJ IZOH
匠の手シリーズ最新話では2012年のDMC世界チャンピオンであり、AbemaMixのレギュラーDJを務めるDJ IZOHが登場。日本のバトルDJ界を代表するトップDJのスキルを見ることができます。下記でTOYODA-STYLEが徹底的な解説を行ってくれています。そちらと共に映像をご覧ください。
【TOYODA-STYLE】
今回はDJ IZOHが登場です。遂にDMC世界チャンピオンの登場とあって今回はとても楽しみにしていました。現在AbemaTVでの番組【AbemaMix】でお馴染みの彼は金曜日にてプレイ中です。他のDJとは一味違うスキルフルなDJプレイは番組内のチャットでも常に話題となっています。男気溢れるそのプレイは日本のターンテーブリストの中でも目を引く存在で常にヒップホップを感じさせファンを魅了しています。バイブスで満ちた彼の匠なスクラッチルーティンをどうぞ御覧下さい。
冒頭からまさかのハイパーなDrumming(0:46)です。ビートは神道/illrでシンセの上物のイントロから激しいながらも繊細なビートメイクをしています。技の種類はForward、2Click、3Click、でストップ&ゴーで複雑なリズムをグルーヴ崩さず演奏しています。凄いですね… 途中でキューボタンを交えてドラミングする箇所(1:17)は現在進行形のターンテーブリストらしい技有りな所ですね。ここまで多彩なリズムフローを持っているのは流石の一言です。(1:24)からはAhhに変わり序盤で高速なTransformerでCut。Autobahnの変化系からButterfly Scratch(1:31)を綺麗にメイク。(1:35)からではFreshに変えハードなChirpから2Click FlareにSnapを混ぜたコンボ技(1:42)をキメてAhh2でTazer(1:47)を3Clickを交ぜてやっていますがここでも彼らしい余り見ないパターンを巧くリズムに乗せています。(2:02)辺りでは彼のオリジナル技と思われる送りながら手をパタパタさせてTearを入れていますね。その帰りにBabble Tap、Snakeを交ぜ、ラストにオリジナル技(2:20)を綺麗に決めてフィニッシュ。
今回のルーティンではスクラッチ音にエフェクトをかけて演奏しています。その一工夫でビートとスクラッチが一体化し新たな作品として生まれ変わっていますね。これぞターンテーブリズムの醍醐味でしょう。やはり彼は素晴らしいアーティストですね。今後の彼の活躍はきっとターンテーブリズムファンのみならず沢山の音楽ファンも楽しませてくれる事でしょう。より一層の飛躍を期待しています。
MATSUがSeratoの新しい映像シリーズでルーティンを公開
BeatsourceとDJcityのニューヨーク代表であるMatsuが、Seartoの新しい映像シリーズ「From The Crib」にてショートルーティンを披露しました。Red Bull 3Styleのアメリカ大会で準優勝しているほかA-Trak主催のGoldie Awardでも世界大会に出場しています。
映像ではYo Gotti の「Rake It Up」 ft. Nicki Minajを原曲のグルーヴを保ったまま卓越した技術で展開しています。
Seratoの新しい映像シリーズ「From The Crib」はDJが自宅でショートルーティンを披露するというもので、過去にはDJ FUZEやDJ O-ONEなどが出演しています。さて、「 Well, I’m the doughboy, the one they talkin’ anout」の一節から始まる今回のルーティン。Goldie Awardの時も思いましたがMatsuはスクラッチを交えながらの新譜HipHopを使ったワードプレイがとても上手ですね。(昔のDJバトルではよく見られた光景ですが最近では少なくなったように思います)
サビのフレーズ「Fuck It Up」でスクラッチした後はビートジャグリングのパートに移行。シンプルな抜けのあるドラム配列のビートに手動で音を足していくイメージ。この手のジャグリングはDJ CRAZEが世界でも抜きん出ていると思いますが、やはりMatsuもSlow Roast Recordsのレーベルメイトとしてそのあたりのテクニックを継承している印象を受けます。精力的に活動し結果を残してきているDJ Matsu、今後の活躍にも期待しましょう!
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