DJカルチャー
DJ PremierのTiny DeskでのパフォーマンスとGeniusによるインタビュー

DJ Premier performs on NPR’s Tiny Desk series. (Photo source: NPR)
Hip-Hop DJのレジェンドと言えるDJ Premierは活動を開始してから30年以上が経っています。ヒューストン生まれの彼は未だに積極的な活動を行なっています。今年に入り、彼は新しいレーベルを設立し、Miguelとコラボしたシングル”2 Lovin U“を公開。そして16都市のツアーを達成しました。
そしてDJ PremierはNPRのTiny Deskシリーズで初めてパフォーマンスを披露したDJとなりました。彼のツアーバンドであるThe Badder Bandと共に9つの楽曲を披露。クラシックのHip-Hopの楽曲も含まれており、彼のツアーバンドもエナジーを与えてくれるような素晴らしい演奏をしてくれています。
DJ PremierはGeniusのインタビューシリーズであるGenius Levelにおいて彼のキャリアなどの話を中心とした1時間ほどのインタビューが行われました。共にGang Starrとして活動していたGuru、Nas、JAY-Z、そしてThe Notorious B.I.Gと仕事をした時の話や彼が新しく設立したレーベルであるTTT(To The Top)についても彼の制作における工程と共に語っています。
Tiny Deskでのパフォーマンス:
トラックリスト:
KRS-One — KRS-One Attacks
KRS-One – MC’s Act Like They Don’t Know
Das EFX — Real Hip-Hop
Nas — Nas Is Like
Jeru The Damaja — Da Bichez
Gang Starr — Step in the Arena
Gang Starr ft. M.O.P. — 1/2 & 1/2
Royce Da 5’9″ — Boom
Gang Starr — Moment of Truth
Geniusでのインタビュー:
インタビューでのトピック:
– 好きなビート (1:20)
– Nasの”N.Y. State of Mind”をプロデュースした時の話 (2:30)
– DJ Premireとしての始まり (5:30)
– Gang Starrとの仕事について (8:50)
– Guruとの仕事について (15:30)
– Guruの死後、Gang Starrアルバムの噂 (18:50)
– 需要のあるプロデューサーになるとはどういう事か (21:00)
– Biggieとの仕事について (22:40)
– JAY-Zとの仕事について (26:45)
– Kendrick Lamarと仕事をしている噂について (29:18)
– D’Angeloとの仕事について (31:30)
– Christina Aguileraとの仕事について (35:00)
– 現在の制作でのプロセスについて (37:20)
– 今後リリース予定の制作と未来について (50:00)
SONPUB (Monster Rion)がプロデュースとDJについて語る

Monster Rion (Photo source: Instagram)
プロデューサーデュオのMonster Rionの1人であり、プロデューサー/トラックメーカー/DJという多彩な活動をするSONPUB。彼は音楽やストリートカルチャーに感化され、高校時代をロンドンで過ごす。その後、ElectroからHip-Hop、Bassミュージックまで様々なジャンルの音楽性を兼ね揃え、日本や海外の大型フェスに出演。2015年より湘南乃風バックセレクターのThe BK Soundと共にMonster Rionを本格始動。2016年にはYellow Clawのオフィシャルリミックスを担当。又今夏にはMonster Rionとして3年をかけたアルバム、”MESSAGE“がavexよりリリース。リリースパーティーは2017年8月25日(金)にWombで行われます。
DJcity YUKI(以降Y) : トラックプロデュースとDJパフォーマンスでは、それぞれ違う部分と似てる部分があると思いますが、両者に関してはどのように捉えてますか?
SONPUB : 曲作りと演奏と捉えてるので全く別物だし、ダンスミュージックアーティストとしての表現や成長にはどちらも必要なプロセスだと思います。
Y : DJ(パフォーマンス)とプロデュースでは、どちらが好きですか?
SONPUB : 根がコツコツ地道に物作りするのが好きな気質なのでトラック作る方が微妙に上かもですが、パフォーマンスもどちらも好きです。僕は18からMPC2000でビートメイキングを始めたんですが、13からギターやドラムを始めていて色々楽器を弾いて曲作りやバンドをしていたので「作ったモノを演奏」がパフォーマンスの基本になっています。いつしかダンスミュージックがブームになった時その二つが両立してないと海外に向けてのアプローチは難しいのかなと思って、そこはマストだと捉えています。
Y : パフォーマンスに関して言えば、いわゆるナイトクラブDJと、フェスティバルで自分の楽曲をプレイしてパフォーマンスするという方法があると思いますが、この違いはどう捉えていますか?両者はリンクしていますか?
SONPUB : 両者がDJとしてのパフォーマンスだった場合ですが、リンクしてる部分はあると思います。幾つか挙げるとすれば、まず「求められる音楽、期待以上の音楽と雰囲気を提供する」、「経験と知識とアイデアが必要」というところかなと思います。ただ実際、双方の現場でプレイされる音は全然違いますよね。今の時代、ジャンルの細分化とリスナーのニーズによって更に細かく分かれるし、またパフォーマンスする側のスタイルや目標にもよると思うので人によっては捉え方は違ってくると思いますが、誤解を恐れず言うならばオリジナリティの差が大きいと思うのでそれが結果として規模感などで現れていると思います。
僕は基本的に「自分の楽曲をパフォーマンスする」方ですが、昔は都内の小箱から始まり近年では主にWOMB/Vision/ageHaなどのクラブを中心に出演させて頂いてたり、またSXSWやUltraなどの大型フェスにも呼んで頂いたりとクラブシーン~フェスシーンとも密接に関わらせてもらってます。「音楽で生きて行く」と覚悟を決めた17歳から今年で丁度20年目、クラブもPOPフィールドもフェスも含め音楽シーンで活動してきて思った事は、どんなにアングラな現場だろうと、フェスだろうと結局クラウドが一つになった時の一体感から生まれる熱量が一番分かりやすくニーズに対応した証拠だと思います。そしてそれがよりオリジナルであればあるほど強いという事になると思っています。因みにそのオリジナリティ表現の定義の1つが「楽曲」だと思います。でもただ雑に盛り上げれば良いわけでもないと思うし、自己満な曲を披露しても意味がない。そこに必要なのはオリジナリティとスキルとセンスが時代に伴った音楽。世界を相手にするという意識が重要ではないかと思います。そうしなければ日本のリスナーもアーティストも今後更に海外との距離もレベルの差も開いていく一方だと思います。特にダンスミュージックやクラブシーンは。勿論トラックを作ってないDJの中には素晴らしい知識と経験とスキルを持った職人はこの国にも沢山いるしリスペクトできる人は何人もいます。そういうDJだからこそFITする現場も沢山ありますし、リスナーにいい音楽を提供する役目を果たしている。どちらも突き詰めれば別物という考え方もありますがまぁ上手に切磋琢磨して共存したいものですね、未来の日本のために。
Y : 世界的なトレンドとして昨今注目されているDJは、楽曲プロデュースが出来て、大きなフェスでパフォーマンスをして、高額のギャラを貰うという1つのパターンがありますが、それに続く形で、日本でもDJによる楽曲プロデューストレンドが大きくなって来ていると思いますが、それに関してはどう思いますか?
SONPUB : 僕も割と長めに楽曲制作をしてますがまだまだ勉強中だと思っているしむしろそういう人が増えて競争が生まれて欲しいと思い、2014年に出したSONPUB10周年アルバムの中に「DJプロデューサーのススメ」というちょっとしたコラムを書いたくらいなんですよ。一時期のDJブームで一気に増えてダサい人もイケてる人もグチャグチャになっている時期があったじゃないですか。そこから段々淘汰されていくのは分かっていたんで、頭一つ抜け出す方法はこれだと思いますってゆう内容です。適当じゃなれないよってゆう。でも今一部の若手はそういう風にだんだんなってきてるのは凄く良いんですけど、まだ圧倒的に足らないと思いますね、そこに対してのみんなの意識というものは。
Y : DJに関して言えば、意識というか、多くの人が「やらなくちゃいけない」っていう感覚は大なり小なり持ってはいると思いますけど。
SONPUB : そうですね、でも現状、やってる人はいると思うんですけど、結果って意味では出てはないじゃないですかあんまり、、成功例がない上に言語も違っておまけに島国。ネガティブに考えれば日本は今世界の音楽シーンの中では完全に田舎寄りの地方都市に見えちゃってるのでこの国じゃこのシーンで成功も高いプロデューススキルを身につける事も難しいんじゃないかと悲観的に考える方もいるかもしれません。因みにstarRoさんてわかります?
Y : はい。もちろん。
SONPUB : 彼のマネージャーさんからstarRoさんが言ってたことを聞いてあぁ..そうなんだと思ったのが、海外に行くとDJ兼プロデューサーっていうのはある程度の楽曲レベルまでいかないとスタートラインにすら立てないらしいんですよ。相手にされないというか、それはアーティストもリスナーもちゃんと判断出来てるって事だと思います。日本という国はそういうのがなくて、なんでもオリジナリティってみなさなきゃという風潮があると。海外の場合はプロデューサーのための学校もあれば、競争率が高い上に情報も共有するサイトも多くあるので才能がある人は努力すればある程度のレベルまでいけるらしいんです。そこがスタートラインっていうレベルが暗黙の了解であってあとはセンスやオリジナリティ、そしてブランディングで勝敗が分かれる。すごくスマートだと思いました。starRoさんもそこに行こうとして頑張ったんだと言ってて。そこが多分この国の人たちにわかってもらえたらなもうちょっと変わるのかなと。
Y : エンジニアリングに関して言えば、チュートリアルのYoutubeのビデオとか、Ableton Liveの使い方とか、基本的に英語で説明じゃないですか。英語も含めその辺は全て理解されているんだと思ってましたが。
Sonpub : いやぁ僕全然そんなでもなくて感覚でやっちゃうというか、まぁできないことはないんだなーって思ってます。言語の話になるんですけど、そこも含めて本格的に分かんないからと言っていられる時代じゃないというか、、ガラパゴス諸島にもほどがあるぐらいの状況になってきてると思うんですよ。変な話、ストリーミングとかに関しても今まではまだちょっとネガテイブな考え方でいたかった派だったんですけどやっぱここ数年で世界のストリーミング市場が急速に根付いてきているみたいで、その理由も含めてやはりそこには肯定派にならないとダメだと思いました。だって逆の選択肢の解決策ってもうインターネットの壊滅とかじゃないですか。それは現実的にはないと思うんで、それならCD出し続けるとかも意味わからないじゃないですか、この国くらいしかないというか、CDがこの国をダメにしてるのかなーと。
Y : なるほど。(笑)
SONPUB : インディーは別として、CDを買ってくれる人に売って売り上げを出す、この国でやる以上まだ必要なことかもしれないけど、CDが未だにメインてのは健康的ではない気がします。リスナーを育てたり、音楽シーンを作っていくって意味ではやっぱりストリーミングと上手に付き合うべきではと思います。結局アーティストもDJも業界人も一般人もみんなリスナーですから。
Y : 僕も今回事前にアルバムを頂いたんですけど、CDプレイヤーを持っていなくて・・・。
SONPUB : ですよね!むしろ僕も昔のmacと車でしかCD聞けなくて、CD買ってくれた友達も同じような状況でっていう、矛盾ですよね。
Y : リリースまで待って、Spotifyに乗ってから全部聴かせて頂きました。CDを音楽の第一メディアと考えるファンがまだいる一方で、より多くの層にリーチすることを考えると、ストリーミングという方法は避けられない時代ですよね。
Sonpub:はい(笑)
Y : CDだと、どうしても流通が国内になってしまいますけど、ストリーミングであれば、海外、アジア、アフリカとか、リーチする層が幅広くなりますよね。
SONPUB : 単純にリスナーからしたらメリットのほうが圧倒的に多い様に思います。まず基本タダだし、いっぱい知らない音楽に出会えるし。物欲は満たされないけど。アーティストやレコード会社側としてみればメイクマネーの方法が変わったのは大きな変化だけど海外ではもう完全にストリーミングメインになっているし成功者の事例も多い。ダンスミュージックとかラッパーとかもう世界を舞台にしているのが基本というか、韓国を中心にアジアのアーティストも少しづつ出てきてるなーとか、結局知名度を作るのが成功になっていくわけじゃないですか、それってストリーミングやSNSのバズで成り立ってて、でもあからさまにバズばかり考えていると、一発屋芸人みたいになってしまうし。やはり世界を巻き込んだバズが一番エキサイティングなのかなと。そこを狙う仕掛けを考えた方がいいのかなと思いますね。できれば一発ではなく継続していくスタンスで。
Y : 音楽のクリエイティブな部分と、ビジネスの部分、バランス良く考えて、仕組みを理解することがアーティストに求められる時代だと思いますけど、偏ることなくブランディングを意識されてますね。
Sonpub : そうですね、ブランディングみたいな事は元々考えていたと思いますが全くお金のことを考えていなかったのが20代のころで、考えてないままメジャーでソロとか出したんですけど、そのときにかなり足元見られるし世間知らずだなーっと痛感させられたので。防衛本能で少しづつ勉強しました。日本でいうとKohhとかそのプロデューサーの人のやり方を見てもそうだし、やり方っていうのがものすごく重要な時代だと思うので。あと時にプロデューサーって立場で人と接する時もあるので、そういう時のために色んな知識がいるんだろうなぁと。例えばDiploとかも影響は受けているんで、Diploは音楽だけじゃなくてそれ以外の側面でいろんなものを持っている人。それこそここ(DJcity)のインタビューでA-TrakやDiploのインタビューを読ませてもらったときにもかなり勉強になりました。
Y : 音楽の部分だけでカリスマ性が生まれた時代を経て、今のネット社会では、DJ/プロデューサーは音楽性以外の側面を持って、それが更にカリスマ性を増大させる感覚があると思いますが、DJ/プロデューサーの目線から見て、理想的な音楽ライフと言うか、理想的な世界とは、どんなものだと考えていますか?
SONPUB : 今後の活動に関しては考えていて、もちろん目先のやるべきことは色々あるんですけど、結局音楽家としてどこに行きたいのかっていうのを考えたらやっぱり世界、、結局今の活動も本当にピュアに充実感を得たいのであれば日本も含め海外での反響をもらうっていうのが僕的には一番だと思っているんで、最近Monster Rionだったり色々な活動を通して勉強させてもらってて、国内マーケットの実態だったりとかも見た上である程度把握できた部分もあるので今後はバランスを変えてみるのもアリかなと。結局音楽はかっこいいアーティストとかっこいい曲が作れて、ワクワクする相手とコラボしたりプロデュースしたり、自分名義じゃなくても、かっこいい曲を世に出してその反響を見てみたいっていうのが大きいです。あとは音楽以外でクリエイティブなこと、もともと絵とか書いてて自分でアートワークやデザインとかもやったりするんで、映像も好きでMVはディレクターと一緒に作ってたりしてて、まだ他にも色々やりたい事はあってそういう別のクリエイティブジャンルで自分の可能性を探ってみたいと思ってます。あと変な話、体力とかも含めて海外で活動するってタフじゃないといけないし、日本人は体自体が外人とは違うじゃないですか、体力も精神的な部分も含め、自分自身のキャパシティを強化したり、今までに手を出したかったけど出せなかったクリエイティブな活動をやってみて、幅を広げたいなと、それって食べるもので自分の思考が変わるのとかと一緒で音楽にも反映するのかなと。
Y : それは確かに物理的な問題としてありますね(笑)。海外のアーティストと一緒に仕事をする、コラボをするという部分で、Yellow Clawと一緒にリミックスをやっていたじゃないですか?リミックスに関してはどう考えていますか?
SONPUB : もちろんプロデューサーにとってリミックスは大きなアプローチ方法だと思います。海外モノのオフィシャルリミックスは過去に自分がやったDuck Sauceも今回のYellow Clawも国内版だったので海外の反響をガッツリは狙えませんでしたがDuck Sauceの場合は本人たちが気に入ってくれてまた別でリミックスの依頼が本人サイドから来たりして嬉しい手応えがあったり、Fatboy Slim x Beatportのリミックスコンテストで3位を獲得した事とかもあってそれなりに国内外からの支持や収穫もありました。でももっとクオリティやオリジナリティ、加えてリンクアップが必要だと思っています。因みに最近PKCZをやっているDARUMAくんとかのインスタとかみてて、トゥモローランドに出た際にYellow Clawのバロンファミリーのアジト潜入しましたとか、BOYS NOIZEとかCassiusとかいろんな人と積極的にリンクしてますみたいな、ああいったメインストリームな現場とのリンクアップみたいなのはもしかしたら、もうちょっと日本にも必要なのかもしれないなと思う部分もありますし、どうなんですかね・・・
Y : 僕結構思うんですけど、日本人全体なのかなと思うんですけど、海外のアーティストが来た時に割と大人しくしちゃう、、感じが、話しかけたりしたらマズイ、とか変な質問したらまずいとか、割と挨拶だけはナイスに交わしてあとは別にそんな話はしないという人が多いかなと
SONPUB : それはアーティストがですか?
Y : アーティスト同士で、そういった中でその部分を自分なりに一歩踏み込んで、相手の印象に残るような会話やアクションができたら今後も繋がっていくのかな?と思います。
SONPUB : それは間違いないと思います。そうですね、人間力問題は日本人全体の社会問題だと思います。外タレ交流に関してはその時の自分の立場によりますが基本積極的に行かなきゃという意識でいます。例えばA-Trakとかはもうリミックスをやるって決まった時点でその日にVisionの日取りを自分で抑えて、そのためにパーティー組んで、 A-Trakを呼んで、たまたまタイミングも合ったんですけど、リミックスもその時に披露みたいな、スピーディーな対応はできて、本人たちとも連絡先も交換したんですけど、そっから更に近づくには多分実際に向こうに足を運んでリンクを深めたりコラボを重ねたり地道な事も必要かなと。やはり人間同士なので。それに結果を出す人がもっと増えないとシーンが盛り上がらないじゃないですか、俺も結構いい年齢なんですけど若手でそういう人たちがもっとでて来てほしいなと思いますね。
SONPUBインタビューPt.2は近日公開予定です。お楽しみに。
ビデオ: DJ Jazzy Jeffの”Playlist Retreat”裏側

DJ Jazzy Jeff takes a group selfie at his Playlist Retreat in Delaware. (Photo credit: Julian Melanson)
先週、DJ Jazzy Jeffがホストをつとめる3年目のPlaylist Retreatがデラウェアにある彼の家で行われました。招待客のみのイベントにはDJ、プロデューサー、そしてソングライター達がコラボやネットワーキングを目的として集まりました。
今年のRetreatはこれまでの中で最も大きく、J. Cole、DJ Dahi、Mr. Carmack、Lord Finesse、Young Guru、Z-Trip、Peanut Butter Wolf、そしてSkratch Bastid等の有名な顔を多数見ることができました。
たくさんのアクティビティーが行われ、ランダムにグループ分けされたアーティストとプロデューサーで楽曲を制作するゲーム等も行われました。
今回、光栄なことにDJcityはこのイベントに招待してもらえたので、裏側をビデオにおさめました。
DJ KENTAROがターンテーブリズムやRealDJingについて語る

DMCの世界チャンピオンであるDJ KENTAROが現在到来しているRed Bull 3Style、DMCやGoldie AwardsなどのDJバトルに目を向け、自身のポッドキャストの番組である”DJ KENTARO Presents 「ターンテーブリズムの歴史 ~ Realdjing」“を公開しました。
PodcastではターンテーブリズムやHip-Hopの歴史、そして思い入れのある曲やアーティストについて経験を元に話をしています。
DJ KENTAROはターンテーブリズムについて次の様にコメント:
「日本の高校生達、音楽に興味がある子達にもターンテーブリズムは何なのか?というのを知ってもらいたい、もう一度掘り下げて、歴史の授業のように説明する為にこのシリーズを急遽始めました。」
下記からSoundCloudでストリーミングでき、iTunesでダウンロードも可能です。
DJcity Japan Interview: DJ HAZIME Pt.2

DJ HAZIME at MONSTER in HARLEM. (Photo source: Facebook)
※前回のインタビューで自身のキャリア、SNSの使い方、また若い世代のDJへのアドバイスについて話をしてくれたDJ HAZIME。今回も前回のインタビューの続編として様々な内容をDJ HAZIMEが語ってくれました。
前回のインタビューはこちら。
DJcity OKI(以降O) : 今のDJシーン/クラブシーンにおいて、大変だなと感じることはありますか?
DJ HAZIME : ないね。
O : 過去を振り返ってみて何かありますか?
DJ HAZIME : ないね。
DJcity YUKI(以降Y) : 例えば肉体的な部分も含めて
DJ HAZIME : 酒くらいだよ、酒の抜き方・・・
Y : それはずっと付きまとう問題ですね確かに。
DJ HAZIME : それだけはもうずっと、何年経っても上手にならないんだよ(笑)。酒の抜き方はね。でも、飲まないのは違うんだよ。結局それも込みでパーティーだからさ。次の日にリカバリー出来る人ならいいよね、でもなかなかね。
Y : 地方営業が重なったりすると、飲む量が増えるじゃないですか。HAZIMEさんに飲んでも貰いたいと言うか。そういうのを上手くかわすテクニックはあるんですか?
DJ HAZIME : 飲んで貰いたいと言うか、一緒に飲みたい!俺は絶対にかわさないね。真っ向勝負だから。次の日のリカバリーはあくまでも自分の問題じゃん。俺が次の日のことを考えて、新幹線が早いからとか言ったら、もうその瞬間台無しじゃん。だから真っ向勝負、飲むなら飲むよって。
Y : 海外のDJが来ている時に、HAZIMEさんが話をしているのを見かけますけど、DJの話をしてるんですか?
DJ HAZIME : 例えば誰の話?
O : 僕がこの前ベンと(DJ BIG BEN)とお伺いした時とか。
DJ HAZIME : ベンちゃん?DJの話してるかなぁ?大した話はしてなかったと思うけど。
O : 家族の話をされてましたね。
DJ HAZIME : ああ、でもそういうのは大事じゃん。人にもよるけど。自分がいいDJだと思う人は、土曜のHARLEMに関しては呼ぶ事が多いから。ただ、呼びたいだけじゃなくて、付き合いが長くなってきて、毎回毎回「元気?」「うん、元気!」だけで終わってたら、続きがないじゃん。例えば、TED SMOOTHとかは、初めてニューヨークでTEDのDJを聴いた時に面白くて、JAPANESE DEEに紹介してもらって「日本でやろうよ!」って一緒にDJやって、何日か一緒に飯行ったり、自然と仲良くなるじゃん。パーティーが良かったら、また来年もやろうよってなるし。で、去年のアレはヤバかったねーって話になって、それを繰り返してるだけじゃん。
Y : 海外のDJで仲が良いDJは誰ですか?
DJ HAZIME : CAMILO、TED SMOOTH、CLARK KENT。この三人かな?
Y : CLARK KENT!もうレジェンドの人たちですね。
DJ HAZIME : まあ、その三人かな、仲が良いのは。
Y : CLARK KENTはいつからですか?
DJ HAZIME : いやぁ、全然わかんない。かなり前、90年代とか?もう覚えてない。
Y : 海外のDJに限らず、DJの今後、こうしていくべきだよね?みたいなDJ同士の意見の交換をしたりしますか?
DJ HAZIME : しない。
Y : 誰ともしませんか?
DJ HAZIME : しない。
Y : 例えばDJとして生きていく上で、乗り越えなきゃいけない壁が出てきた時とか、相談はしないですか?
DJ HAZIME : しないでしょ、誰にすんの?
Y : 全てを自分で導き出し・・・
DJ HAZIME : 自分のことだしね、相談しないでしょ。
Y : 若い世代も含め、考えたり、悩んでいる人はいると思いますが、どうするべきかっていう方向性と言うか。憧れていたDJの助言とか。
DJ HAZIME : 俺はMURO君じゃん。でも、MURO君にそんな話しないじゃん。
Y : そういう話も出たりするのかなって思ってました・・・
DJ HAZIME : 老後の心配とか?
Y : いやいや(笑)。DJシーンの今とこれからみたいな、業界話的な。
DJ HAZIME : しないねー。若手も、俺くらいのポジションの人間も、ある意味で一緒で、自分がどうしなきゃいけないかを分かってない奴が、誰かに相談したところで、どうにか出来ると思わないんだよね。人に相談して何か答えを見つけるような奴が、一人でやっていくDJという職業の中で、何かを乗り越えていくとは思えない。だって、自分でやることが決まってないんだもん。自分でやりたい事と、やるべき事が見えてない奴が、それを叶えるとは思えない。
Y : 一方で、最近はDJの活動の管理や方向性をマネージメントしている企業や団体が増えてきていると思いますが。
DJ HAZIME : うん、増えるんじゃない?でもマネージメントされたところで、じゃあ本来自分がHip-Hopが好きで、Hip-Hopの現場をやりたいのに、マネージメントがTechnoばっかりの現場を持ってきた場合、そこで自分がどうするか考えなくちゃいけないワケじゃん。Technoに転身するのか、その仕事を断るのか、それを決めるのは最終的に自分じゃん。結局、誰かがサポートしてくれていても、決めるのは自分だと思う。自分が何をやるべきか決めるのは自分。
DJcity CHO-G(以降C) : 話全然変わりますけど、地方に呼ばれると、だいたい1時間じゃないですか。そのエリアで何が流行ってるのかわからない場合、それって60分の中の大体何分くらいで掴むんですか?
DJ HAZIME : 10分。
Y : 10分って、本当に数曲かけて、それで掴むんですか?
DJ HAZIME : めっちゃ簡単だよそれ。
Y : そこは、みんな結構苦労してると思いますけど。
DJ HAZIME : 一番流行ってる新譜かけたら、だいたいわかるじゃん。
Y : でも「これが行けるだろ!」って思ってかけた時に、反応が無かったら、焦り始めますよね?
DJ HAZIME : そりゃそうでしょ、みんなそうだよ(笑)。
Y : つまり引き出しの多さっていうことですかね?これがダメでもアレがあるみたいな。
DJ HAZIME : それはあるだろうね、あんまり気にしてないけど。
C : 経験値の差じゃないかな。
DJ HAZIME : 初めての現場でも、現場行く前に飯行きましょうって感じで、現地のDJやプロモーターとの会話でわかるよね。かけるかけないは別として、どんな考えでみんなやってるのかっていうのは、だいたいわかるからね。
C : 東京と大阪ってやっぱり差はあります?
DJ HAZIME : ほぼない。
C : 今もうない感じですか?
DJ HAZIME : 早さの意味では差はないね。あるとしたら種類?東京で置き換えると、土曜日のHARLEMなんかは、俺もSAFARIもReggaeが好きだから、一晩の中で必ず10分~15分Reggaeが入るわけ。で、そのちょっとのReggaeが好きって言うお客さんがいるわけで。でも、逆にパーティーにもよると思うけど、大阪でReggaeをそこまで突っ込んでかけるHip-Hopのパーティーも知らないから、大阪でやっても東京程の反応はないよね。
Y : 今後、CDJにシフトして行くことは考えてますか?
DJ HAZIME : 俺自身はもうCDJの現場でもしょっちゅうやってるし、別に。
Y : HARLEMがCDJに完全移行することになったら。
DJ HAZIME : どうぞって感じ。
Y : そこに関しては柔軟に対応するんですね。
DJ HAZIME : だって、ただの機械だよ?
Y : 確かにそうですが、Seratoが普及し始めの頃は、反対意見もありましたよね?
DJ HAZIME : 俺は最初反対だったけど、結局なっちゃったら、なっちゃったで、ただの機械じゃん。慣れるしかなくない?CDJに対してどうこうっていうのは別にない。
Y : 自宅でもCDJを導入しますか?
DJ HAZIME : 使わない使わない(笑)。家のは変えないんじゃない。
C : 家で練習するんですか?
DJ HAZIME : するねー。
C : 毎日触るんですか?新譜チェックなりも含めて。
DJ HAZIME : スクラッチの練習みたいなのはしないよ。ただまぁ、Cueポイントつけて。
C : この後にこれハマるんじゃないかとか?
DJ HAZIME : あぁそうね、思いついた時は。思いつかなかった時は、もうひたすら新譜をグダグダかけてるよ。
C : もう生活のルーティンの中に、練習というよりかは、生活の一部みたいな感じで。
DJ HAZIME : そうね「練習しよう!」というよりかは、そんな感じ。触ってるのは、毎日触ってるんだよね。聴いて何か思いついたらパッとやってみるし、何も思いつかなければ、ただ聴いてるだけ。何か出来たら「はい、次~」みたいな感じで、それを繰り返す。それと、俺は歌詞を追いかけたりするから、Rap Geniusとかで、何を言ってるのか調べたり。
Y : 最近一緒に歌う子とか増えてきましたよね?
DJ HAZIME : HARLEMに関しては外国人のお客さんが増えたからね。
Y : HARLEMに対して、こうんな風になっていって欲しいという、HAZIMEさんの考えるところってありますか?
DJ HAZIME : HARLEMに限らずだけど、もっと東京全体が盛り上がってないとダメだなとは思ってる。全部がね。平日も、ちゃんと恥ずかしくないパーティーを色々なところでやっていて、何曜日は何もないとかじゃなくて、やっぱりいつ行っても楽しい、遊べるっていうのが、東京の色んなところにないとダメだなって思ってる。
O : 最後に英語の話に戻るんですけど。日本のDJに今後英語力、英会話力は必要だと思いますか?
DJ HAZIME : DJというより人として必要だと思うよ。だってオリンピックって三年後でしょ?困るぜ~道聞かれて何も言えなかったら(笑)。でも、英語喋れた方が楽しくない?だって少なからず、ハワイ行っても困らないじゃん。一人の人間として、ハワイを満喫するには英語を喋れた方がいい(笑)。
O : 確かに(笑)。
Y : 英語圏のお客さんから話掛けられることもありますよね?
DJ HAZIME : 勿論あるよ。例えば、いつかニューヨークでDJをやってみたいっていう野望が出て来て、東京でも大阪でもバンバンDJやってから、次にニューヨークに行って英語喋れなかったら、全然DJ出来ないじゃん。そういう夢や野望がある場合は特にそうだし、どっちにしろ必要なんだよ。当たり前の話だよ。アメリカで英語通じない人に仕事を振れなくない?そう言えば、外国人だと、最近は携帯電話でリクエストを見せてくる人がいるよね。
Y : リクエストってどういう気持ちで見てます?
DJ HAZIME : まぁ、日本人はやらないけど、外国人は多いよね。
Y : イラっときます?
DJ HAZIME : 全然こない!
Y : でも、的外れなリクエストがあった時は?
DJ HAZIME : 丁重に無視する(笑)。
一同:(爆笑)
ビデオ: Hot97によるDJ Misbehaviourのインタビュー
イギリスのロンドン出身であるDJ MisbehaviourがHot 97のEbro in the Morning のショーでインタビューされました。DJとして28年間活動している彼女を話題にしたのは、Facebookでアップされていたニューヨークでのパフォーマンス動画でした。多くの人を盛り上げている様子を見ることができる動画は2,000万回以上再生されています。
インタビューでは彼女がなぜDJを始めたのか、女性DJに対するステレオタイプについての彼女の考え、またアメリカとイギリスのクラブシーンや文化についてコメントしています。
GoogleがHip-Hop誕生44周年を記念

1973年8月11日にジャマイカ系アメリカ人、DJ Kool Hercがニューヨーク州ブロンクスのストリートでパーティーを行いました。それまでのパーティーとは異なり、彼のDJセットには曲のインスト部分だけをプレイし(後のブレイク)オーディエンスを沸かしました。そして、彼の友人であったCoke La Rockがマイクで会場をさらに盛り上げ、これがHip-Hopの誕生であったと言われています。
今回その生誕44周年を記念してCey AdamsがGoodle Doolesのカスタムロゴを発表。さらに、実際にクラシック楽曲をミックス出来るターンテーブルインターフェイスとHip-Hopの歴史をレジェンド、Fab 5 Freddyと振り返るビデオも公開しています。
スクラッチやBPMチェンジ等のファンクションを兼ね揃えたターンテーブルインターフェイスはこちらからお楽しみください。
Hip-Hopの歴史ビデオは下記にてお楽しみください。
DJcity Japan Interview: DJ HAZIME Pt.1

DJ HAZIME at MONSTER in HARLEM. (Photo source: Facebook)
※DJcity Japanが日本を代表するDJの1人であるDJ HAZIMEにインタビューを行いました。彼は毎週土曜日のClub HARLEMで行われているイベント”MONSTER”のレジデントDJ、またAbemaTVのHip-Hopチャンネルにて行われているAbema Mixでも活躍中です。
DJcity YUKI(以降Y) : 最初に、DJ OKIから質問があるので、お願いします。
DJ HAZIME : なんでハワイだったか(笑)?
一同:(爆笑)
※DJ OKIは学生時代に家族旅行でハワイを訪れた際、偶然見かけたDJ HAZIMEさんに、喜びのあまり初対面にも関わらず気軽に声をかけ、一緒に写真を撮らせてもらった経緯がある。
DJcity OKI(以降O) : 質問ですが、HAZIMEさんがDJキャリアをスタートさせた頃ってどんなシーンだったのか?と言うのと、今との違いはなんですか?
DJ HAZIME : 何だろうな~。一番の違いはレコードかPCかでしょ?でも、これもう、色んなところで言ってるよ~。
O : ・・・(汗大量)
DJ HAZIME : 1番の違い・・・何だろう。最初はもっと小さい村だったんだよ。東京のHip-Hopシーンと言うか、DJのソレだったり、クラブだったり、ラッパー、ダンス、全部が渋谷に固まってて、全員顔見知りで、みんなが村民だった感じだね。みんな同じ場所に行くし、同じレコ屋で曲をチェックしてるし、本当に村みたいな感覚だった。それが今との大きな違いなんじゃない?具体的に言うと、俺を含め、WATARAI君、HASEBE君、KOYA君、KANGO君、KEN-BO君は、ダンサー上がりって言うか、俺が中学生くらいの時に、今挙げた先輩方が高校生くらいで、ダンスブームがあって、ダンス甲子園とか、今のZ00わかるでしょ?あ、ZOOわかんないか?
O : え・・・(汗大量)
Y : (爆笑)
DJ HAZIME : EXILEのボスのHIROさんが所属していたダンスグループのZOOがあって、その人らが出てた深夜のテレビ番組があって、俺らにとってはそれが最初の入り口って言うか。これ、もしかしたら、ネットにもない情報かもしれないけど、俺も中学生の時にダンスをやってて「これ凄い面白い!」と思って。当時はHip-Hopがどうだとか関係なくて、情報もない状態で、とにかくテレビでダンスを見て「カッコいい!やってみよう!」から入って。そこからダンサーと繋がって、高校生の時にはクラブに行くようになって、クラブでかかってる音楽が気になり始めて、CDなり、レコードなりを買っているうちに、クラブDJを見て「あっ、こっちの方が面白そう!」と思って始めたんだDJを。で、結局そういう人が当時は結構沢山いたのよ。渋谷にはCiscoがあって、Manhattan Recordsもあって、レコ村っていうのがあって、そこにMURO君とか、憧れの先輩がいてさ。MURO君がかけてる曲だったり、繋ぎを聴いて「スゲー!」みたいな。ダンサー上がりの俺らだけじゃなくて、ラップやってきたDABOとかも「MURO君スゲー!」とかで、渋谷の村民の中でも、俺とかDABOとかWATARAI君とか、MURO君信者が今でも繋がってる。
Y : 当時は、目当てのレコードってなかなか買えないじゃないですか?入荷してもすぐに無くなって。どうやって買っていたんですか?
DJ HAZIME : 俺らは村民だから、村民特権(笑)かな?みんな仲良くしていたし、お客さんも、お店で働いてる人達も、みんな村民だったから。でも、俺らも最初から思うように買えたわけじゃなくて。最初は「よく来る客」から始まったと思うけど、徐々に顔覚えられて、MURO君とよく一緒にいるなーっていう感じだったと思うけどね。
Y : 当時って、今の世代と違って、先輩後輩の関係はガチガチでした?先輩の言うことは黒でも白と言えみたいな。
DJ HAZIME : いや、全然そんなことないよ。俺らに関しては、そういうの無かったな~。そういう話を聞くことはあっても、俺らの周りでは無かったし、俺の知っている限りの範囲でも、そういう先輩後輩は無かった。要は、見ているところとか、好きなところとか、当時は情報が少なかったし、Hip-Hopとは言え、みんなが同じものを買ってた時代だから、みんな割と好きなものが一緒の時代だったのかな。そこが、今の時代と大きく違うところかもね。
Y : DJ OKIからの質問なんでですが「あ、俺売れたなー」と思った瞬間ってどのタイミングでしたか?
DJ HAZIME : 俺は、それを自覚したら終わりな気がするんだよね。「売れたな」って感じることもあるけど、そこに関しては結構微妙な感覚なんだよね。
Y : DJキャリアの中でターニングポイントと感じているものはありますか?
DJ HAZIME : それはHARLEMの土曜日帯獲った時じゃないかな?でも「売れたな」って言うよりは「やっとここまで来た!」って思った。自分がキャリアを始めた時から目指していたゴールにたどり着いたと言う意味でね。
Y : DJキャリアを始めた当時から、DJで食べていきたいと考えていましたか?
DJ HAZIME : 食べていきたいとは思っていないよ。多分、他のみんなもそうだと思う。「これで食べていこう」と言うより、当時から憧れている先輩の何かだったり、先輩が回しているあのクラブでやってみたいとか、俺もそっち側になりたいって思ってるだけの状態だったから、これを仕事にして食っていこうなんてのは、後からだよね。
Y : キャリアを積んで、HARLEMの土曜日のレギュラーを獲るっていうのは大変でしたか?
DJ HAZIME : 大変じゃないよ、全然。それを難しいと思ってたらダメ。勿論、簡単だと思っていてもダメだけど。「難しい、難しい」ばかりじゃないから、何て言えばいいのか、でも大変っていうのとは、ちょっと違うかな。だから俺は、たどり着くまで「大変」って思ったことはないな。
Y : 若い世代のDJは、みんなそこを目指してると思うんですが、なかなかたどり着けなくて悩んでいる人もいますよね。HAZIMEさんが、自分が思い描いた場所にたどり着けた理由って、客観的に見て何だと思いますか?
DJ HAZIME : それは、プレイが良かったんでしょうよ。でも、俺は結構特殊だから、何とも言えないな。俺の考えを今の若い子に当てはめたら、ただの生意気な奴になりかねないし、本当に何とも言えない。プレイ以外の部分で言っちゃえば、HARLEMの土曜日はずっとTAIKI君がやってたわけで、そこで「HAZIMEちょっと、たまに入りなよ」って俺を入れてくれた理由は、やっぱり俺がTAIKI君のことを好きだったからだと思う。単純に、TAIKI君の作るパーティーとか、人柄だったり、TAIKI君がやってる土曜日のあの空気感が好きで「俺も混ざりてぇ」って純粋に思ってたから、それが多分大事。
Y : OKIは今後いいパーティでDJしたいと思ってる立場から、今どう感じてる?
O : そうですね、まだ東京に来てわからないことだらけで、関西と比べてDJも多くて、改めて人間関係ってすごく大事だなって感じてます。
DJ HAZIME : そうね、俺は結構そこ大事だと思う。基本的に俺はMURO君のことスゲぇ好きだし、それでMURO君と仲良くなれたし、自分がこうなりたいとか、こういう風にしたいって感じてることをやってる人達が好きで、逆に「コイツ全然話合わねぇな」とか「全然聴いてねぇな」ってなると、やっぱり誘わないよね。
Y : 最近の若い世代は、プロモの意味もあってソーシャルメディアも頑張ってますけど、昔は無かったものじゃないですか。HAZIMEさんはソーシャルメディアに関してはどう捉えてますか?
DJ HAZIME : 何も捉えてない。
Y : でも、インスタは結構更新されてますよね?あまり、プロモーションとして重要視はしてないんですか?
DJ HAZIME : 重要視はしてないよ。まぁ、ぶっちゃけ言っちゃうとさ、インスタとか全部プロモーションじゃん?インスタもツイッターも、全部プロモーションじゃん。でも、俺は基本的に私生活の切り売りとかスゲー嫌いだからさ。
一同:(爆笑)
Y : 確かにHAZIMEさんはプライベートなことは載せませんね。
DJ HAZIME : フライヤーとその日の夜のスナップ載っけて、ラーメンの写真たまに載せて、多分何も面白くないと思う。
Y : でも、誰と一緒に写っているのかは、結構みなさんチェックしてると思うんですよね。
DJ HAZIME : うーん、でもそれもさ、結局宣伝なんだよ。所詮ね。だから、あんまり言いたくないんだよ(笑)。
Y : 写真に関しては全部ポーズを決めてるじゃないですか?あれはどんな意味があるんですか?
DJ HAZIME : 撮り直ししなくて済むんだよ。顔の3分の1隠してると、撮り直しも少なくて済むからっていうのが真実で、建前上は、こういうのは決めポーズあると楽じゃない?っていうね。
Y : みんなの中で完全にHAZIMEさんのポーズのイメージは付いてますよね。
DJ HAZIME : そうそう。勿論、そういうのは狙ってやってるけどね。地方に行って「写真撮って下さい」って言われて「あのポーズやっていいですか?」とか言ってもらえると「浸透してんちゃうん!?」と思ったりして嬉しいよね。
Y : プレーが良いことは絶対条件として、DJとして活躍していくためには、何をやったらいいと思いますか?OKIを含めた若い世代へのアドバイスを聞かせて下さい。
DJ HAZIME : プレー良いのは当たり前で、それ以外に「人が当たり前にやっていることで、自分が出来ていないことは何か?」っていうのを自分でわかってないとダメ。例えばイリーガルな話にもなるけど、ミックスCDを作ってる人って、俺を含めてもまだいるわけじゃん?でもOKIはやってないよね?これに関してはアレだけど、でもMixcloudでフリーのミックスを定期的に作ってる奴がいる。それ、OKIはやってんの?
O : いえ、最近出来てないです。
DJ HAZIME : でしょ?自分名義(プロデュース)のアルバム作る、ラッパーと組んでクラブプレイ以外の現場での仕事があるとか、でもOKIはまだないよね?そういう色んな部分で、どこが自分のやりたいことなのか?ラッパーと組むのか、Mixcloudにミックスを上げるのか。他の奴らが「俺のDJはこんな感じだぜ、俺の技術はこんなだぜ、知識はこんなだぜ」って、プロモーションツールを使って、ちゃんとやってるのを見たら、そいつ等が自分より努力しているんだって感じないとダメ。やれることは山ほどあんのよ。でも、それをやってない奴に限って「どうしたらいいかわかんない」って言うの。だいたいそうだよみんな。
Y : 時に、何かを始めるのって躊躇しませんか?ミックスを作るにしても、どういう内容にするべきかとか。
DJ HAZIME : しないよ!それが出来ない奴は、出来ないんだよ。みんなが、みんなやれるワケじゃない。DJもそういうことだよ。パソコンと、何と何があれば物理的にDJは出来るけど、これで食っていく、自分のパーティーを持つっていうのは、全員が出来るわけじゃない。最終的にはそういうこと。
インタビュー: DJ HAZIME Pt.2はこちらから
DJcity Podcast Mix: DJ Nahomy

広島を中心に活動しているDJ Nahomyが今回のDJcity Podcast Mixを担当してくれました。今回彼女が提供してくれたミックスには新譜と過去にヒットしたHip-Hopの楽曲を中心に構成されています。
トラックリスト:
1.Vybz Karte – Fever - Diplo Remix
2.DJ Kool – Let Me Clear My Throat – Selecta Mi Gente Party Break
3.J Balvin & Willy William – Mi Gente ]
4.112 – Dance With Me – DJ Smerk One Dance Bootleg
5.Drake – Signs – Satoru Club Edit
6.DeJ Loaf – No Fear – PeteDown Nu Disco Mix
7.Chunky Dip Slide Bootleg – Single Ladies (Put A Ring On It)
8.Wizkid ft. Major Lazer – Naughty Ride – Satoru Club Edit
9.Diana King – Work
10.Dr. Dre ft. Snoop Dogg – Still D.R.E.
11.Dr. Dre ft. Snoop Dogg – Nuthin’ But A G Thang
12.Puff Daddy ft. The Notorious B.I.G. & Rick Ross – Bad Boy Whatcha Gon’ Do Dre Day
13.Fet Joe ft. Dr. Dre – So Excited
14.P. Diddy & Fat Joe ft.Dre. Dre – Girl I’m A Bad Boy
15.R. Kelly – Playa’s Only
16.Wizkid ft. Ty Dolla $ign – Dirty Wine – DJ Primetyme Acap Intro
17.21 Savage – Bank Account – Tall Boys 95-75 Transition
18.Meek Mill ft. Lil Uzi Vert – F#ck That Check Up
19.Futute ft. Nicki Minaj – You Da Baddest
20. A-Track ft. Quavo &a Lil Yachty – Believe
DiploがアフリカでのDJ、アーティストとのコラボについて語る

今年の4月、125,000人が集い開催されたカリフォルニア州のフェス”Coachella”にDiploの姿はありませんでした。その頃、彼はアフリカ大陸で現地のアーティストとツアーをしていました。GQ Magazineがウガンダを訪れたDiploにインタビューを行いました。彼はアフリカ大陸での経験、音楽シーンの繁栄について語っています。
ナイジェリアでのパフォーマンスは要注意:
『誰もが、ナイジェリアでショーパフォーマンスをする際には気をつけろと言う。数年前にReggaeアーティストのSean PaulとShaggy達とナイジェリアについて話したことを思い出すよ。Sean Paulは「ナイジェリアに行ったときに、オーディエンスがサボテンをステージ前に置いて、それをよじ登ってステージに上がろうとしたんだ。彼は銃を頭に突きつけられて制止されるまで止まろうとしなかった。」更にShaggyは「もっと凄い話で、俺が初めてナイジェリアでツアーをした時なんて、会場全体を囲うフェンスを群衆が揺すって暴れ出したんだ。現地の警察が犬を放って、興奮した群衆を落ち着かせようとしたが、逆に犬が殺されて、犬の遺体をフェンスの外から投げ入れてきたんだ。俺が知るナイジェリアはそんな場所だよ。正直、アフリカでは、南アフリカ共和国以外の国には行きたくないね。とは言っても、南アフリカ共和国がアフリカじゃないっていう意見もあるけどね」』
ナイジェリアが世界的な音楽シーンに与える影響:
『ナイジェリアにはジャマイカのようなコミュニティーがあるんだ。ナイジェリア人は、イングランド、ロサンゼルス、ニューヨークと何処にでもいる。ナイジェリア人はこの10年間で大きなインパクトを音楽シーンに与えている。例えば、UKのFunkyスタイルはDrakeの”One Dance”に繋がっている。そしてここ3、4年のAfro-Popムーブメントは、ナイジェリア一色だ。
ナイジェリアでの初のパフォーマンス:
『ラゴスの屋外フェスに参加したんだ。凄い雷雨でね、午前2時までパフォーマンスをすることが出来なかった。挙句に突然音が出ない状況になったんだが、誰も教えてくれなかった。何とか音が出るようになって、音楽をかけ、ダンスをしたんだ。全てのナイジェリア人が俺を見ていた。George MichaelのバンドWham!が、共産主義の中国でパフォーマンスをした時のような感覚に近いのかな。音の問題が解決するまで、30分位ステージ上で冗談を言いながら、その場を繋いでいたんだけど、500人くらいはその時点で帰ってしまったよね。雷雨で音響問題も抱えて、午前3時のナイジェリア。これまでのキャリアで、最もハードな瞬間の1つだったと思うけど、逆にこれ以上ここで失うものは何もないって感じた。翌日は、みんなが座ってステーキを食べているようなプライベートパーティーの屋上でパフォーマンスだった。もう何でもありさ。Major LazerのMCであるWalshy Fireにこう言ったんだ。「ナイジェリアはDJとして生き残れるか否かの登竜門のような場所だな。ここはまさにDJのオリンピックみたいなものだ」ってね。』
ナイジェリアのアーティスト達の達の熱意O:
『俺とプロデューサーのE-kellyはMr Eaziとコラボしたんだ。帰る前に曲のステムを彼に渡したんだ。俺が家に着く頃には、彼は3つのデモトラックを、新しいドラム構成で送ってきたんだ。Skalesは既に’Run Up‘を新たなギターサウンドで完成させていた。曲は既に録音されていて、ミキシングまで完了していた。こんなにハングリーで高いクオリティーを持つ人々を見たことがない。アメリカだと、Travis Scottにメッセージを送っても返事はこない。顔に水をかけて起こさない限り、彼のレコーディングは始まらないからね。別にそれでもいいと思うけど、熱意があるナイジェリアのアーティスト達と音楽を作りつづけるのもいいかもしれないね。』
エチオピアの文化と音楽シーン:
『エチオピアは何かが異なっていて、特別な存在だ。いわゆる典型的なアフリカの伝統っていう感じがしないんだ。エチオピアにはアフリカ感があまりないって言うか、逆に中東的な要素が沢山あるんだ。彼ら独自のアムハラ語で歌われる音楽が存在する。一方で彼らはコマーシャルな音楽とダンスミュージックを好み、ウガンダのHip-HopやAfro-Popを求めるオーディエンスとは異なり、正当なダンスミュージックのクラウドだった。』
アフリカンミュージックのポテンシャル:
『歴史的にもアフリカには沢山の音楽があるけど、それらが各地のローカルな環境を飛び出して、世界的な規模で販売されることは極めて少なかった。でも今は違う。今の若いナイジェリアのアーティスト達はそれを実現しているんだ。彼らはラゴスで音楽を売っている。彼らはアフリカ中を飛び回りパフォーマンスをしている。ロンドン、ニューヨーク、シカゴ、トロント、各地に点在するナイジェリアのコミュニティーを伝手に、ツアーで飛び回ることができるんだ。同時にコミュニティーがプロモーションの手助けにもなっている。ブルックリンにあるバークレイズセンターでも、その様子を見ることができる。アフリカにはカルチャーを発信する力があるんだ。そしてそのカルチャーを発信する力が資本力に繋がっていく。発進と資本、両方の力を手にした時、ガソリンの炎の様に爆発的な力を生み出すだろうね。』
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