インタビュー

DJ IKUが全国各地でブッキングされている理由について語る

ターンテーブリスト/DJとしてもはや説明不要の、DJ IKU。彼は東京を拠点に活動していますが、日本全国各地そして海外と様々な場所で活躍しています。今回はDJcity Japanのインタビューにて、彼がどのようにして様々な地域からオファーを得てDJをすることができているか、そんなシークレットな部分を教えてくれました。

毎週、日本全国のどこかに行ってますよね?日本中から支持を受ける理由ってどういう部分だと考えてますか?

DJ IKU : そうですね、もうここ5~6年くらい、毎週日本のどこかにゲストDJとして呼んで貰っているサイクルっていうか、そういう生活をしていて、逆に東京ではレギュラーパーティーが1個も無いっていう(笑)。自分で言うのも変ですけど、珍しいタイプのDJで(笑)。内心は、みんなに呼んで貰っているばかりで、自分もみんなを東京に呼んでみたいっていう気持ちはあるんですけど、まぁ実際、レギュラーパーティーがない以上、それは出来ないワケで、じゃあ、お返しにじゃないですけど、いつも呼んでくれる人達に、俺から何を提供出来るのか?って考えたら、1つは言わずもがな、DJプレイですよね。そこは勿論なんですけど、それ以外の部分で俺が出来る事と言ったら、各地で会うローカルのDJ達と本当に仲良くなるっていう部分ですかね。だから、色々な土地に行く時に気をつけていますけど、変なゲスト感は絶対に出さないように心掛けてますね。でもまぁ、どんな土地でも一番最初の時って、先方が空港や駅で待ってくれている中でゲートから出て行くと、変にゲストっぽい登場になっちゃうな~とは思ってますけど(笑)。

確かに(笑)、スーツケース持ってさ~っと出て来たら「東京のDJ来たぞ」みたいな雰囲気になるかもしれないですね。

DJ IKU : 最初はなっちゃうんですけど、そこからの車での移動時間だったり、違和感無くみんなの懐に入って行く感覚っていうか、別に特別な努力とかを要する事じゃないのかもしれないですけど、この5~6年を経て思うのは、そういう「人との自然な付き合い」が出来ているのかなって思ってますけどね。まぁ、本当に他愛もない事を話したり、時にはお喋りクソ野郎な時もあるんでしょうけどね(笑)。今はSNSもあるんで、自分に興味を持ってくれた人達はどんな人達なんだろう?っていうのを、特に初対面の場合は気になるじゃないですか?実は既に過去のどこかで会った事があるのか、どこかで俺のプレイを聴いてくれたのか?それとも本当に全くの初めましてなのか。DJなのか、DJじゃないのか?とか、SNSを見れば俺を呼んでくれた人、それと共演者のDJも見つけられますし、みんなの近況を確認するって言うか、自分の気持ちをみんなに向けるっていう事が、自然とお互いの会話のきっかけになったりしますよね。

呼ばれる時って言うのは、新規のケースが多いですか?それともおかわりの方が多くなってきましたか?

DJ IKU : そうですね、全体で見るとおかわりのケースが多くなってきてますかね。新規だとしても、過去に行った事があるクラブが打っているイベントですね。

そうなると、やっぱり求められる部分は、パーティーDJと言うよりは擦れるエンターテイナーっていう部分ですよね?

DJ IKU : そうですね。確実にそっちの部分ですけど、それは俺がSNS上で発信しているもの自体が、ターンテーブリストとか、スクラッチとか、2枚使いみたいな表現にフォーカスしているんで、自然とそれらを求められますよね。それと、俺を呼んでくれる人達の中に、自分の周りの若手DJだったり後輩に、ターンテーブリストや、このカルチャーを見せたいっていう強い想いがあるのかな?っていう部分は最近感じてますね。特に地元の先輩が後輩達に見せておきたいっていうケースが多いのかなと思います。この前は北海道のClub Brooklynに行ったんですけど、オーナーのB.I.G.JOEさんがMCで入ってくれて、俺を紹介する時に「旭川のDJ達の活力となっているDJ IKUが登場!」みたいな事を言ってくれて、ワーオみたいな(笑)。やっぱり呼んでくれた事に対して、何を残せるのか?良い刺激をもたらすって言うか、俺が求められている役割っていうのはありますよね。

何度も同じイベントに呼んでもらえる理由って何だと思いますか?

DJ IKU : そうですね、プレイで見せるっていうのは当たり前ですけど、それ以外に、その地域とコミュニティー全体を好きになる事も大切だなって思ってます。地域と言っても、単純にその土地の飯が美味いっていうケースもありますし。呼んでもらった時には時間を作ってでも現地の風土だったり、そういうものに触れたいと思ってます。俺の場合はポータブルターンテーブルっていうオモチャがあるんで、現地に行って撮影して、SNSで発信すると反響も良いですし、各地との繋がりにもなって、みんな喜んでくれますし、次に会った時に話しても、また楽しいですしね。

東京と地方で比較すると、やっぱり地方の方がポータブルターンテーブルだったり、擦る系の風土は強いんですかね?

DJ IKU : 実際に多いかどうかの実数値はわからないですけど、毎回地方に行って感じるのは、そういうコミュニティーの結束力が強いっていうのを凄く感じますね。「DJ IKUが来たからには、一緒にセッションしておきたい」っていう熱意は、絶対に地方の方が強いですよね。結構前なんですけど、九州のイベントで、当日のパーティーに来た知り合いの人数よりも、翌日の昼に「一緒にセッションしましょう」って言って集まって来たDJの人数の方が多かったですからね(笑)。お前ら「昨日来いや!」っていう(笑)。

一同(爆笑)

DJ IKU : わからないですけど、俺が来るに際して、そこに照準を合わせたんでしょうね(笑)。「昨日のパーティーよりめっちゃ集まったなぁ」みたいな、そういうこともありましたね(笑)。やっぱり一緒に何かセッションをしたいっていう気持ちは強いんでしょうし、逆にみんなが来てくれる事で、少しの効果かもですけど、俺のSNSを介して各地のDJ達の露出にも多少貢献出来るのかな?とは思ってます。

とは言え昨今ターンテーブルからCDJへのシフトは顕著で、先日の新宿WARPで行われたDJcity TakeoverではCDJでプレイされてましたが、ターンテーブルを置いてるクラブは確実に減ってきてますよね?

DJ IKU : そうですね、大阪や福岡はもうCDJの方が多いですよね。ターンテーブルを常設してる箱って、だんだん中箱/小箱クラスに限られてくるのかな?っていうところですね。でも、俺の場合はゲストで呼ばれる際に「機材の確認」っていうのがあって、「ターンテーブル必要ですか?」っていうやりとりが必ず事前にあって、その質問に対しては「ターンテーブルがあれば嬉しいですけど、CDJでも大丈夫です!」っていう風に返してるんですけど、現場に入ると、皆さんしっかりターンテーブルを用意してくれるんですよ(笑)。

手厚いですね(笑)。

DJ IKU : やっぱり現場でCDJが増えてきたあたりで、その流れに対応するためにも、かれこれ1年以上は俺も自宅でCDJを触ってはいるんですけど、ただこれが、みんなの手厚い対応のお陰もあって、なかなかCDJデビュー出来ないって言う(笑)。行く先々でターンテーブルを用意して頂くんで、それならそっちを使うし、俺もその方が絶対にやり易いし。そういうのがあって、CDJを持っているのに、現場で使えないっていう状態が本当に1年以上も続いてて、で、この前の新宿WARPであったDJcity Takeoverの時に、俺の確認ミスもあって勝手に「タンテあるだろう」って思い込んでいたんですよ。で、現場に向かうタクシーの中で「あ、CDJしかないよー」って言われて(笑)。同じタクシーの中にHAZIMEさんもいて「イク。頑張れ(笑)!」ってエール貰って(笑)。

一同(爆笑)、その状況であのプレイ内容って素晴らしいですね?

DJ IKU : もう「やるしかない」って言う感じと「あぁ、遂に今日がCDJデビューの日なんだぁ」って思ってましたね(笑)。なので、多少の緊張感はありましたけど、家で1年以上も触っていたんで、技術的にテンパったりとかは無かったですね。CDJで出来る事っていう部分では、ターンテーブルでプレイしている時と比べると、俺の中では制限されてしまう部分ってまだまだあって、やっぱり複雑な2枚使いとかはCDJだと難しいのは事実ですよね。単純なスクラッチとかは全然いけるんですけど。でも別な視点で考えると、CDJで出来る範囲内のプレイでも、充分に俺らしい見せ場は作れるんだっていうのは実感出来ましたね、この前のDJcity Takeover(2019年1月)で。

平成が終わり新しい時代が来ますが、DJ IKUが新たに挑戦しようとしている事はありますか?

DJ IKU : チャンネルを増やしたいなと思ってて。そのチャンネルって言うのは、今DJスクールをスタジオで、生徒さんに直接来てもらって教えてますけど。例えば、オンラインだったりとか、YouTuberを目指すわけじゃないですけど、YouTubeを使ったチャンネルだったりとか、今以上に発信できるチャンネルを増やしたいなっていうのはありますね。地方と繋がる中で「オンラインスクールとかやらないんですか?」っていうリクエストがちょいちょい来るんですよね。現状、東京まで来てもらうしか術がないんで。もしくは、呼んでもらった時にワークショップをするみたいな形か。時代の流れに的にも、オンラインスクールっていう方法はあるのかなと考えてます。

関連: DJ IKUが語るDJと自身について

DopeOnigiriがDJ Jazzy Jeffのワークショップに参加して思ったこと Pt.3

先日台湾の台北市で行われたRed Bull Music 3Style、大会期間中に行われていたワークショップにて、ホストを務めているDJcityのStyles Davis、また会場やLive配信の視聴者を中心に、DJ Jazzy JeffにQ&A形式のトークショーが行われました。

前回のインタビューではテクノロジーの進化とDJについて語り、向き合い方によってプラスになるかマイナスになるか、またJazzy Jeffなりのテクノロジーの進化に恐れない考え方について自分なりの感想を書かせていただきました。今回はパリスヒルトンがインタビューで答えた”私は半年でDJとしてのノウハウを全て覚えた”についてJazzy Jeffが意見を述べています。そこでDJcity JapanDopeOnigiriがどのように思ったのかを述べさせていただきます。

ここ最近よく見かけるパリスヒルトンのインタビューですが、彼女のDJキャリアについて問われている質問で彼女は”私は半年でDJとしてのノウハウを全て覚えた”と答えています。半年でDJについて全て学べると思いますか?

そんなわけないよ(笑)あり得ないね。彼女が様々なお客さんの前でDJをして、どのようなプレイをするか見てみたいね。良いDJになるという考え方は、良いパフォーマンスをするというわけではないんだ。その場のお客さんやの雰囲気をどう感じて選曲するかが大事なんだ。Skratch Basitdと話していたんだけど昨夜のNu-Markのセットは最高だったんだ。Nu-Markがやっていたことは昔から自分の持ってきたレコードを選んでプレイしていたDJだと分かるんだよ。キューポイントや今の技術を活かしたと言う話ではない。彼のセットはDJの基本を改めて実感する内容だったよ。いい曲を選び、どの長さでかけて、どの曲をどのタイミングでかけて・・・プレイする曲1つ1つに感情がこもっていたよ。それを見てると、俺はパリスヒルトンを昨日のお客さんの前に連れてたくさんの楽曲を渡し、この状況を打破してみる姿を見てみたいと。たとえばこう言う状況の場合2つ程のクレートを用意して来るとしよう。もし前のDJが自分がわざわざ今日プレイするためだけに楽曲を選んでまとめたクレートの中に入っている曲を8割プレイしたとしよう。その場合どうするんだ?と聞きたいね。どうやって今の状況を変えるんだ?俺らは何万曲もパソコンに入れて現場に行ってたわけではない。200枚のレコードを持っていた時に前のDJが自分が持ってきたレコードの中で同じのを150近くのプレイした場合どうする?しかもその時代は特に同じ曲を何回もプレイするのは厳しく禁止されてた時代。選曲の部分を今より気にしたし、メインのDJは今1番のヒットをプレイするから自分はプレイしないでおこうと考えるときもある。これがDJとしての本質だと思うよ。いい日にするのではなく、悪い日を避けるためにどう動くかと言う感覚が近いと思うよ。
不幸にも彼女を見に来るお客さんは彼女の選曲やDJプレイ目的にしているわけではなく、彼女のセレブリティな部分だと思うんだ。なので彼女がDJに対してそのようなコメントを残すことは簡単だと思う。彼女はDJとして正しい環境にいたことがなかったと思う。プレイボタンを押すだけでは学べないよ。

確かに著名人やモデル活動をしながらDJをしている人はSNSでよく見かけますが、実際その人たちのプレイをたくさん見た経験はそこまでありません。自分もJazzy Jeffと同じ意見でDJは選曲が大事だと思います。遊びに来てくれた人がどれだけ楽しめたらいいのかと言う部分が第一でDJをするように心がけていますが、セレブリティな人がナイトクラブ以外の場所でDJのみを行う場合は選曲でお客さんを楽しませたりフロアをコントロールする技術を身につけることは難しいと思います。なぜなら有名人を見に来るお客さんと、音楽を楽しむために来るお客さんだと双方の遊びに来る時の感覚が違うからです。当たり前のことだと思いますが(笑)。Jazzy Jeffが言うからこそ、説得力があるなーと思います。

パリスヒルトンのような著名人がDJをするとなると必ずメインタイムで登場するでしょう。特にDJを会場に入れて何時間もパーティーやイベントを行うとなると、必ずしも音楽的な流れの良さやグルーブ感が必要となって来ると考えています。著名人だとメインタイムしか担当する機会がないと思いますし、そのような1日の流れを考えたりする場面がないのかとも思います。また彼女に関してはDJブッキングがされたとしても彼女の音楽に対してイベンターはお金を払うというよりかは、彼女の芸能活動としての部分にお金を払っているのではと考えるのでそもそも、同じDJとしてカテゴライズすること自体が間違っているのかもしれないですね。

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DopeOnigiriがDJ Jazzy Jeffのワークショップに参加して思ったこと Pt.2

Styles Davis and DJ Jazzy Jeff
Styles Davis and DJ Jazzy Jeff at Red Bull Music 3Style IX World Finals (Credit: Julian Melanson)

先日台湾の台北市で行われたRed Bull Music 3Style、大会期間中に行われていたワークショップにて、ホストを務めているDJcityのStyles Davis、また会場やLive配信の視聴者を中心に、DJ Jazzy JeffにQ&A形式のトークショーが行われました。

前回はJazzy Jeffの若い年齢での成功、そしてその経験から学んだ教訓について自分なりの感想を書かせていただきました。今回Jazzy Jeffは音楽を伝えるDJが音楽業界のテクノロジーの変化とどう向き合うべきかについて語っています。またそこで私、DJcity JapanDopeOnigiriがどう思ったのかを述べさせて頂きます。

今、DJ業界におけるテクノロジーの発展と同様で、音楽業界のテクノロジーも発展しています。SpotifyやApple Musicなどの利用が当たり前になった中、我々のような音楽を伝える側であるクラブDJの需要はなくなると思いますか?

Jazzy Jeff: DJの必要性がなくなることは本当に自分たち次第だと思う。俺はテクノロジーの進化に恐れないようにしているんだ。テクノロジーが進化し、会場の雰囲気を完璧に掴み、お客さんの求めているものが分かるとなるまではね。言い方を変えると、テクノロジーなんかに頼ってしまい、DJとしての自覚や取り組む意識を低くするのは良くないと思うんだ。自分がDJしている場所に対しての意識や音楽の移り変わりに対しての意識も低くしたらダメだ。もしそれをしてしまうと、自分の仕事は不必要なものになってしまうんだ。
昔、良いDJである友人が俺をゲストDJとして呼んでくれた時の話だ。少し早めに会場についたら現場ではDJミックスが垂れ流し、そしてその日オープンアップを担当しているはずの友人は外でタバコを吸ってたんだ。それを見て彼を叩いたね、お客さんはミックスを聴いてるだけで彼は仕事をしていなかったんだ。ただ怠けていたんだ、オープンアップのセットをしたくないからサボっていたんだよ。そこで俺は”お前は自分のしている行動がこのカルチャー、とその未来を滅茶苦茶にしていることを理解しているのか?もし、クラブのオーナーがDJブースを見えなくすると思いつきブースをガラス張りにし、適当な奴に安いギャラでDJミックスを掛けさせたらいいと言い出したらどうする。”と言ったよ。自分の仕事を大切にすることはすごい大事なことだ。自分の仕事を続けたいのであれば、自分を雇っている人たちに自分がどれだけ必要な存在であるかをアピールするべきなんだ。世の中にきちんとDJをするマシーンが存在しないし、DJが人々に与えるエモーショナルな気持ちを表現できるマシーンなんて存在しない。今ではアルゴリズムの技術でアルバムを1枚聴くと関連性のあるアルバムが10個表示されたりとかがある。でもそれがDJをする際にかけるべき曲やその順番を教えてくれるわけではない。新しい音楽を見つけるための新しいクールな技術だと思うし、そして自分たちとテクノロジーの戦いの終着点だと思うよ。

確かに、ここ数年で圧倒的にSpotifyやApple Musicなどのツールを利用したストリーミングサービスがメジャーになっていると思います。自分もSpotifyユーザーであり、多くのプレイリストを視聴して移動中などに音楽を聴く機会が増えました。尊敬するDJの人が”ここ最近SpotifyのプレイリストをなぞるようにDJで曲をかける人が増えたよね。”と言われた時に気付いた所でもありますが、自分はナイトクラブDJとしてSpotifyのプレイリストの曲を中心にDJする事を避けるように心がけてDJしています。しかし、傾向的に有名なプレイリストに入っている曲を立て続けにプレイするとフロアが盛り上がる場面もよく見られるのではないでしょうか。そのような場面では自分もそのようなプレイリストに頼っていると言わざるをえないと思います。

現在世界中どこにいても新しい情報を手に入れることができます。しかしDJは”人vs人”を基盤に存在する仕事だと考えます。テクノロジーや技術のみに頼ってしまっては、DJが音楽を使って人をエモーショナルな気持ちにさせることはできないです。しかし、テクノロジーや技術のおかげでプレイヤーとしての可能性は広がります。簡単に見えてすごく難しいことだと思いますが、自分のオリジナリティーを捨ててまでDJをする必要があるのか?と考えて見ると自分はないと考えますし、本気でDJをしている人に対しても失礼になりかねない行動なのではないでしょうか?

関連: DopeOnigiriがDJ Jazzy Jeffのワークショップに参加して思ったこと Pt.1

DopeOnigiriがDJ Jazzy Jeffのワークショップに参加して思ったこと Pt.1

先日台湾の台北市で行われたRed Bull Music 3Style、大会期間中に行われていたワークショップにて、ホストを務めているDJcityのStyles Davis、また会場やLive配信の視聴者を中心に、DJ Jazzy JeffにQ&A形式のトークショーが行われました。

そこで私、DJcity JapanDopeOnigiriがJazzy Jeffの話で特に興味を持った内容を翻訳、そして自身のDJとしての観点でどう思ったのかを考察して意見を述べさせていただきます。

Styles Davis: DJとしてのキャリアをスタートさせて、かなり若い時から成功していると思いますが、若い段階で成功したからこその失敗やネガティブな経験はありますか?またそこから学んだ教訓があれば教えてください。

Jazzy Jeff: 当時は何もかも分からなかったんだ。Hip-Hopの音楽グループが20組程しかおらず、自分もその1人だったよ。皆すごく若かった。大学に通わず、成功例や明確な目標が分からない中、全員本気で音楽活動に取り組んでいたやつばかりだったね。だから大人にも自分達のやっていることを話しても理解してもらえなかったよ。でもその状況を楽しんでいたと思う。相方のWill Smithも奨学金を貰いながら大学に通っていたけど行かなくなった。ラッパーとしてのキャリアを本気で始めるために彼はお母さんと話をしたけど、お母さんはかなり怒っていたよ。
当時、初めて作ったレコードを公開した時はいつか自分に子供ができたら、”お父さんは昔、曲を作ったことがあったんだよ”と伝えることができたらイイなという感覚だった、でも6週間後にはロンドンでBBCの音楽番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」の収録にいたんだぜ。当時、フロリダにも行った事のない俺がまさかロンドンにいるなんて思わなかったよ。当時はパフォーマンス用の曲がなかったから番組に出て手を降っただけだったけどね。でも本当に全てが新しく、物事が進むスピードもすごく速かった。大きいレーベルに所属してミュージックビデオも撮ってアルバムを収録して、1年半後には「アメリカン・ミュージック・アワード」のステージに立ってたんだ。ステージからMichael Jacksonが座る席が見えた時は本当にテンションが上がったよ。
当時は本当に全てにおいて(物事の進むスピードが)速かったけど、その分ミスは多かったよ。自分達は早い段階で売れたからこそ、ミスは多かったけど、ミスを起こすのは当たり前のことさ、それをどのように良く修正していくのか、というのが大事だと思う。残念ながら自分たちと同じくらいの年齢でキャリアをスタートして、注目されてもそこからミスが起きるとリカバーができないがために消えて行った人もたくさんいるよ。でも自分たちはミスをたくさん起こす度にそれ以上のリカバーをしていた。俺は相方のWillの為に、Willは俺のために動いていたと思うよ。これはエゴとかじゃなくて単純に1人より2人で動いた方がよかったからね。我を失わず、道を外れないでおこうと思っていたよ。なぜなら揉めて喧嘩をする人も見てきてるし、そしてお金も絡んでくる可能性もあるからね。お金なんか一生あるものと思ってしまう時期もあったよ。4000ドルのスーツを買った時にお金がなくなってしまった経験があるんだ笑、4000ドルのスーツにさらに税金を払う必要があって・・・でも誰が払うかって当時思ったよ。若くして売れたら本当に何も考えずに行動する時はあるんだよ。

この話を聴いて、自分は「レジェンドな彼もやっぱり人間なんだね」と思いました(笑)。自分自身も学生時代にDJを本気で取り組んでいたのですが、最初は親に理解してもらうことが難しく、悩んだ経験があるので彼の話は少し共感できる部分があったと思います。しかし、彼が若い頃と比べて今はたくさんの成功例があるので、より良い時代になったのではないか?と少し思いました。個人的にはナイトクラブDJは目に見える評価や数字としての結果を表し難い仕事だと思います、また特に日本では一般的にDJがどのような仕事なのか理解している人も多くはありません。自分も学生時代その部分で(今でも)悩んでいる時がありました、そこで自分は学生時代にDJコンペティションに出場し、優勝してから両親もDJに対する考え方や印象が変わり自分を応援してくれるようになりました。身近な人からサポートを受けるには明確な結果を出した方が良いのかな?と思いました。

若い頃から成功して、お金をたくさん持つ経験は実際に経験者しかわからない事だと思います。ただお金を持つ持たない関係なく、失敗しても修正を繰り返す行動は大事だなと思いました。それはDJにおいても、もちろんそうですが他の分野でも言えるのではないでしょうか?

DJ BRAIZEとDJ 4RESTがそれぞれのDJ感について語る


DJ Braize & DJ 4Rest at DJcity Japan Takeover at Giraffe, on November 10, 2018.

六本木/西麻布にあるa-lifeにてレジデントDJそしてミュージックプロデュースを担うDJ Braizeと大阪はBeePM Managementに所属するDJ/プロデューサーのDJ 4RESTが、それぞれのDJ感についてDJcityのインタービューに答えてくれました。

お二人ともレジデントDJですが、新譜が毎日リリースされる中で、お客さんが聴きたい曲と、DJとしてプレイすべき曲にギャップって生まれてくると思いますが、そこの調整ってどうしているんですか?

DJ 4REST : 難しいですね。僕は結構自分でリミックスとかブートレグ作りますけど、まずは、どう上手く差し込めるのか?っていう視点がありますね。新譜に対して、原曲だと自分の現場ではかけずらいな、もうちょっとパワー欲しいなって感じたら、リミックス作ったり、みんなの知ってるようなアカペラ挟みながら、徐々に浸透させるみたいな感じでアプローチして、最終的にオリジナルに持っていくような流れですかね。

DJ Braize : かける時のタイミングとか、僕も結構気にしますね。リリースされていきなりBillboardチャートの1位に君臨する曲とかあるじゃないですか?そういうのは困らないんですけどね。例えば、日本で全くかからないけど、外国でめちゃめちゃかかってる曲みたいなのって多いじゃないですか?ちょっと濃いめのHip Hopとか。アメリカだとどこのクラブでもかかってるみたいな。そういう新譜の入れ方は結構気にしてますね。お客さんに「この曲は知ってないといけないんだな」って思わせるようなプレイで差し込むように努力しますね。わかりやすい曲とわかりやすい曲の間に綺麗に挟んでいくとか。そうすると「あれ?なんで今の曲知らないんだろう?流行ってるの?」って感じる可能性は高くなるじゃないですか?極論ですけど、誰もが知っている10曲の中に1曲だけ知らない曲があると「なんだろう?」っていう感覚は生まれやすいですよね。もしくは、ブートレグとか強めの音で流行らせて、オリジナルに差し替えていくとかもありますし。新しい曲がReggaeなのかHip HopなのかEDMなのかによって、多少はやり方は変わってきますけどね。

DJ 4REST : 流行ってる曲を1曲かけた後で、今はこういう曲だからこう聴いて欲しいっていうのを、温度感を持って伝えたいですよね。敢えて5秒くらい無音にしてからバンってかけて、その曲で一斉に全員が盛り上がるみたいな、そういう瞬間をみんなに共有して貰えるような差し込み方ですね。

具体例として最近そういう曲ありましたか?

DJ Braize : 曲によりますけど、静かなコードから入っちゃう曲とか、流石に頭からかけるのは難しいなって思うんですけど。でもDrakeのGod’s Planは最初のところから入れましたね。ボーカル始まるところで綺麗に繋いじゃうと、流れで聴いちゃってると思うんで。幸い、a-lifeの場合はMCがいるんで、MCに「この曲頭からかけるから頼むわ」みたいな感じでやったりしますね。1回お客さんを煽って、テンションをDJブースに向けるみたいな。DJってそういうの大事じゃないですか。ずっと綺麗に30分繋いだ後にいきなりスクラッチが入ると、やっぱり1回お客さんの注目を引き寄せますよね。「あれDJ変わったのかな?」みたいな感じで。そうやって新譜を入れたりしますね。


DJ 4Rest at DJcity Japan Takeover at Giraffe, on November 10, 2018.

クラウドコントロールするために上げたり、下げたり、波を作ると思いますけど、中には上げっぱなしのDJもいますけど、そういう上げ下げの部分って気にしてますか?

DJ Braize : そうですね、上げっぱなしにしちゃうと、今度はお客さんが上げっぱなしの状態に慣れてきちゃうんですよね。ずっと上がってる状態なんで、次どこで上がっていいのか、わからなくなっちゃう。上がってる状態の更に上ってないですし、次は落ちるしかないんで。だから、落ちてもいい時に落として、上がりたい時に上げられれば、波って作れるんですけどね。

DJ 4REST : フェスだと3,2,1でみんなジャンプして盛り上げるとか、お立ち台に女の子がいて盛り上がるとか、飛び跳ねるのも、手を上げてるのも盛り上がってる状態だと思いますし、逆に一旦足を止めてお客さんを一斉に歌わせるような、一体感のある瞬間も盛り上がってると言えるし、色々な要素を入れながら波を作る感じですよね。

DJ Braize : なんでフェスのあれが成り立つかって言うと、やっぱりEDMって1曲の中でブレイクダウンがあって、ビルドアップしてドロップ行くっていう流れが1曲の中で成り立つじゃないですか。クラブの1晩もあれでいいと思うんですよ。盛り上がる所があって、落ち着かせるところがあって、ちょっとなんかお酒を買いに行く間を与えるじゃないですけど、そういう雰囲気を作ったり、エロい感じにしてみたり、色んなシチュエーションで曲を変えて1晩を作るみたいな。やっぱりそれってクラブに必要ですよね。

お互いをどういうDJだって思ってますか?昨夜のプレイを見て(DJcity Takeover Osaka)、どんな感想を持ったのか教えて下さい。

DJ Braize : 僕は大阪に来て、DJがみんなフロアを見てるなって印象を受けましたね。それって凄く大事なことじゃないですか。僕もクイックだったりとか、忙しい作業に入ると、どうしてもパソコン見たり、触りっぱなしになりがちなんですけど、結構そこは気をつけるようにしていて。だから、DJを見る時に、当然ミックスとか、かけてる音楽は聴きますけど、どういう表情でやってるのかっていうのは大事だと思ってます。やっぱり楽しそうにやっていれば笑顔になりますし。自分はそうなんですけど、上手くいかない時って笑いたくても笑えなくなっちゃうんですよ。「あー全然上手くいかないな」って思ってる時は、ニコニコしたいんですけど、焦りが顔に出ちゃって(笑)。4REST君も含め、他のDJもそうでしたけど、凄くみんなフロアを見てるなって思いましたね。パソコンを見たり、CDJを見ている時間が少ないなって感じたんで、それが出来るってことは、フロアを良く見てるって事なんで、お客さんのコントロールが出来てるんですよね。

DJ 4REST : 僕はもう、Braize君は東京で一番会いたいDJで、DJcityの前回のインタビュー記事を読んで共感して、ずっとこの人に会いたいって思ってました。やっぱりゲストDJとして呼ばれると、自分の爪痕と言うか、自分の色を全開に出す人が多い中で、Braize君は早い時間からクラブを肌で感じて分析して、実際のプレイも本当に良いバランスで自分のスパイスを入れてるんで、やっぱり東京でレジデントDJとして、お客さんの事を考えてDJしてる人だなと。自分が思った通りの人だなっていうイメージですね。


DJ Braize at DJcity Japan Takeover at Giraffe, on November 10, 2018.

昨日は本当にいいDJでしたね。驚いたのは、お客さんのほとんどが20代前半の中で、彼らが聴いた事もない90sとか80sをかけて盛り上げてましたけど、あれはどんな感覚なんですか?

DJ Braize : 昔の曲のプレイに関しては、その「そもそも知らなきゃいけないのか?」っていうのがありますよね。食事に例えちゃいますけど「和菓子がめちゃくちゃ美味いと。だからお前これだけは絶対に食わなきゃダメだよ。でも嫌いなんだもん、食べたくないもん。いいの私は和菓子じゃなくカップラーメンでも。」っていうのが、間違いなんですか?って話なんですよ。正直、別にどうでもいいですよね?ってなると、古い曲を知っていなくちゃいけないっていう考えが、そもそも違ってるんじゃないかなと。あんまりそういうのをやり過ぎると、DJとお客さんの距離が離れていくと思うんですよ。なので、古い曲をかけます。それでお客さんが何か分からないけど楽しいって感じで踊っていれば、僕はもうクリアだと思ってます。でも「あ~このDJさっきから古い曲ばっかりかけてるよ~。」ってなった時はもう、お客さんの耳にその曲は入ってないと思うんで、無意味なプレイなんですよ。それはクールじゃないって僕は思いますね。音楽を聴く時間を持てないほど忙しいサラリーマン捕まえて「Spotify開いてもっとカッコいいインディーズあるんだから聴けよ!」っていうのおかしいですよね?それと同じで、DJがお客さんに対して新しい曲だったり、コアな曲を勧めた結果、お客さんの耳が閉じちゃったら、そこからは本当に無意味な時間が流れるんで。アメリカと日本でクラブカルチャーは違うんで、古い曲に関しては難しい話なのかもしれないですけどね。古い曲を差し込めるDJの良し悪しは、お客さんが「今日は楽しかった」って思えるレベルだと僕は思いますね。

DJ 4REST : 僕は新譜と一緒で、かければ良いと思います。よくありがちなのが「誰々君、何々かけてるやん、やばい、やばい」みたいな。でも実際フロアで棒立ちになってしまうような曲だったら、別にスタートボタン押したら誰でもかけれるじゃないですか。それでお客さんが踊れば正解だと思うんですけど、物知り風な奴が「お前これ知らんやろう」ってドヤ顔でかけて滑ってるんだったら、正解じゃないですし。おっさんが喜ぶような曲でも、20歳くらいの若い子が踊ることもありますし、古い曲も、新しい曲も、みんなが知らないであろう曲も、やり方は一緒というか。よく言われるチャラい曲って、チャラくかけたからチャラいイメージがあるのであって、古い曲が、全て古臭いわけではなく、新しい曲が、全てカッコいいわけでもないので、曲の良い部分をDJがどうコントロールしてお客さんに届けるのか?っていうのが大事だと思いますね。

DJ Braize : エンターテインメントっていう枠で見ると、最終的にはDJだけじゃなくクラブが作り出す雰囲気とか、環境も大きく関わってくると思うんですよね。全く知らない新譜かけた瞬間に、いきなり火がついたシャンパンがバーっと出てきて「超盛り上がってるぜ!」って感じさせたら、その曲はもう「アリ」になっちゃうんで。でも、滅茶苦茶シラけてるところで、新譜かけて誰も知らなくて更にどんよりしたら、もうダメですよね。また料理の話になっちゃいますけど(一同笑)、料理に例えるの好きなんで(笑)。ブロッコリー嫌いな人に、いきなりブロッコリー食べてって言ったら、100%食べるわけないじゃないですか。でも、雰囲気の良い和食料理に連れて行って「このブロッコリーどこどこで採れた希少種だから、今日だけでも食べてみない?」っていう前置きがあったら、全然違ってくると思うんですよね。DJも同じで、綺麗な前置きがしっかり組んであれば、どんな曲であってもすんなり入っていけると思うんですよね。DJも大事なんですけど、クラブの雰囲気とか環境とか、そこで繰り広げられるエンターテインメントっていうものを見据えて、もう少し力を入れるべきですよね。

関連: Red Bull Music 3Style Japan Final 優勝 DJ Fummy

Red Bull Music 3Style Japan Final 優勝 DJ Fummy


FUMMY performs during the Red Bull Music 3Style National Final at evoL by GRANDMIRAGE in Fukuoka, Japan on November 24, 2018. // Suguru Saito / Red Bull Content Pool

Red Bull Music 3Style Japan Finalが先日開催されました。6名のファイナリストが素晴らしいルーティンを披露してくれました。3位にYB、2位にYUTOがランクインという、とてもハイレベルなコンペティションの末、DJ Fummyが優勝に輝きました。DJ Fummyの名前はDMC Japan優勝者のターンテーブリストとしてもその名前が有名ですが、その彼が同じくDJ界の大会としてその地位を確実なものとしているRed Bull Music 3Styleでもタイトルを獲ったことは大きなニュースではないでしょうか。その彼に優勝に至るまでの経緯やDMCとの比較のお話を聞くことができました。


FUMMY poses for a winners portrait during the Red Bull Music 3Style National Final at evoL by GRANDMIRAGE in Fukuoka, Japan on November 24, 2018 // Suguru Saito / Red Bull Content Pool

おめでとうございます。今大会、優勝する自信を持って臨みましたか?。

DJ Fummy : そうですね、正直ありました(笑)。でも、3日くらい前にようやく自信が出てきたというか、それまで全然ルーティンが出来てなくて。2ヶ月くらい前から作り始めたんですけど、全然進まなくて。多分、考え過ぎていたんですよ。DMCの大会の後に作り始めたんで、内容に凝りすぎて進まなかったんだと思います。

Fummyと言えばDMCのタイトルホルダーでもあり、今回で3Styleのタイトルも持つことになりましたが、今何を感じていますか?

DJ Fummy : DMCに関しては本当に自分が好きな事で、自分がほんまにカッコいいと思うことをやるんで、凄くマニアックで、誰にも伝わらないようなDJですよね。同じ側にいるDJ(バトルDJ)にしか伝わらない技とかが好きで、でもそんなのは今日のクラウドには全く伝わるようなものじゃなくて。3Styleに関しては、タイミング、出し方、見せ方を工夫していかないと、全く響かないどころか、むしろマイナスに働くことは理解してたんで。その「え、何してんのこの人?」みたいな(笑)、技の使い方を間違えると結構寒いことになるって言うか。本来Beat Jugglingって素晴らしいものなんですよ、でも出し方が大事で。お笑いとかもそうじゃないですか?めっちゃいいギャグでも、そこじゃないやんとか。僕、マニアックなことは大好きやけど、それがいつも伝わるわけじゃないってこともわかってるんで、言い方が難しいですけど、3Styleで手を抜くとかではないですけど、DMCと比べるとシンプルにしたっていうのが適切なんですかね?とにかく、わかりやすさを重視しました。

わかりやすさを追求する過程で本来自分が持つスキルを削ぎ落とす行為は、不安に感じませんでしたか?

DJ Fummy : 怖いですよ、めちゃくちゃ怖い。「これで大丈夫か?」ってなりますよね。DMCの大会の中でも、僕自身はかなりスキルに特化した部門にエントリーしていて、そこにいるようなDJの中でも、結構マニアックな部類なんで(笑)。にも関わらず、この内容で本当に大丈夫か?っていうところはありましたし、とにかく僕はスクラッチとかBeat Jugglingとかがめちゃくちゃ好きで、やっぱりそこを見て欲しいと感じますよね。もっと色々なDJに見てもらって、みんなにもトライして欲しいって感じる部分はありますんで。


FUMMY poses for a winners portrait during the Red Bull Music 3Style National Final at evoL by GRANDMIRAGE in Fukuoka, Japan on November 24, 2018 // Suguru Saito / Red Bull Content Pool

そもそも今回、Red Bull Music 3Styleに出場しようと思ったきっかけは何だったんですか?

DJ Fummy : そこはノリですね(笑)。本当にノリです。

ノリで出場して優勝って、凄いことですよ?

DJ Fummy : DMC終わって、今日までの期間があったんで、本当にノリで出ようと思って(笑)。それと正直な所、DMCをずっとやってきて、飽きたって言うか、気分転換が必要かなとは思ってました。でも、自分にとってDMCは意地で挑戦し続けるもので、世界一を獲るまでは絶対にやめないって決めてるんで。3Styleに関しては、それこそBさん(DJ B=BALL)が出てるの見ていて、めっちゃ楽しそうだなって思ってたんです。尺も15分で長いですし、削ぎ落とすのが怖いっていうのとは別に、正直この尺の長さだと技を失敗するリスクも減りますし、僕としてはめちゃくちゃ気持ち的に楽ですね。

なるほど。一方で3Styleはナイトクラブ的なバイブスを求められる傾向がありますけど、そこはどう向き合いましたか?

DJ Fummy : 曲を聴くのは好きなんで、パーティー系でこれは苦手っていうジャンルもありますけど、基本的に今日かけた曲はめちゃくちゃ好きなんで。DMCとの比較になっちゃいますけど、実際今日かけたような曲は絶対にDMCでは使えないですよね。だからナイトクラブで聴くような曲を使わないDJだと思われがちですけど、元来音楽が好きなんで、僕としてはいつもと違う曲を使ってルーティンを作れたのは、本当に楽しかったですね。

自分で作ったEditをルーティンに入れるという部分はどう考えてますか?

DJ Fummy : そこは意外と僕はこだわりないです。DMCの裏話みたいなものですけど、流行りの楽曲を編集して使うことってよくありますよ。Ableton Liveみたいなソフトで、原曲に対してキックを足したり、スネアの数を変えたり、普通に聴いたらワケがわからない構成にして、それをルーティンに盛り込んで別な曲にしたりとか、そういうやり方は、邪道と言われればそうかもしれないですけどね。やっぱり昔ながらの、レコードの時代から見てる人達にとっては、Editを使うのは邪道に映ると思います。僕もレコードを使って大会に出てた時代もあるんで「Edit使って何してるんやろ俺?」みたいな、そういう変な感覚に陥ったことはありますけど、僕はこの手法を使い始めるのが割と早かったんで、今は何も違和感はないですね。「こっちのがやり易いやん」みたいな。3Styleっていう大会が出てきて、Editを使ったプレイは結構進化した気がしますね。時代の流れにゴリゴリ慣れていくしかないですし、自分が見せたいものを見せるために抵抗はないんで、場合によっては自分にとって都合良く曲の構成を変えることも必要だと思います。

World Finalに向けてですが、国内大会とはルーティンを変えた方がいいみたいな噂があると思うんですが、どうしますか?

DJ Fummy : そうですよね(笑)。じゃあ、作り直します(笑)。全部違うやつにします。今日から作り直し始めます!全部ですよ、今日やったEditとかも全部変えます。あと、今日は本当にミスが多かった。自分で自分が許せないくらいミスりました。1箇所や2箇所とかいうレベルじゃなくて、全箇所ミスったくらいの感じです。緊張もありましたけど、とにかく準備不足でしたね。15分のルーティンを通しで出来るようになったのが、今日の朝とかなんで、本当に今日ようやく大会に臨めるようになったばっかりだったんですよ(笑)。


FUMMY poses for a winners portrait during the Red Bull Music 3Style National Final at evoL by GRANDMIRAGE in Fukuoka, Japan on November 24, 2018 // Suguru Saito / Red Bull Content Pool

World Finalも大会ウィークの中で予選と決勝があるので、15分のルーティンを2つ用意するのが理想だと言われてますが。

DJ Fummy : やります。いけます。今回、大会の1週間くらい前にBさん(DJ B=BALL)のところに行ったんですよ。その段階で、ほんまにゼロの状態っていうか、色々考えてはいるんですけど、何も形になっていなくて。大会1週間前で実質ゼロの状態って結構ヤバイと思うんですよ。それをDMCとかでも結構やっちゃうタイプなんで、自分で言うのも難ですけど、ちょっと色々やり方とか、準備がおかしいんですよ。でも、そういう危機的な状況で出る「謎のパワー」とかもあるんですけどね(笑)。今回はBさん(DJ B=BALL)の家に行って話をしたら、もうすぐに出来たんですよ。何と言うか、ネタを授けてくれたみたいな。元々こういうのをやりたいっていうのは漠然とありましたけど、僕の中で固まってなくて。ずっと3Styleに出てたBさん(DJ B=BALL)の所に行って、やっぱり得意な人間に意見を聞くっていうのは早いですよね。こんなんもっと早く行けば良かったと思いましたよ。ほんまは2週間くらい前に行く予定だったんですけど、あまりに何も固まっていなくて先延ばしになって。で、行ってみたら2個くらいひらめきを授けてくれて、その後、頭の中にあるものが全部繋がっていくのがわかりましたね。正直なところ、Bさん(DJ B=BALL)の家に行く時点でさえ、何も見せるようなものが無くて(笑)、内心で「やっべぇ・・」って思ってましたけど、あそこに行けば何とかなるっていう根拠の無い自信はありました(笑)。

つまり、World Finalでも今回同様に追い詰められてからルーティンを生み出すということですか・・?

DJ Fummy : いやいや、Finalはちゃんと準備したいと思います(笑)。明日からコツコツ作って、何回も練習して本番に臨みます。それと、これまでの日本のチャンピオンに色々聞いてみようとおもいます。Bさん(DJ B=BALL)もそうですし、DJ YOU-KIさんにも話を聞いて。とにかく先駆者の話を聞かないと始まらないと思います。あと、3Styleであれば、過去のプレイヤーのパクリじゃなくて、あえてのオマージュだったり、ビルドアップした音源を使ったりとか、DMCのカルチャーの中だと絶対に出来ないようなプレイも3Styleの中では評価されるんで、自分も楽しめるルーティンを作りたいですね。今まで僕が歩んだ大会を振り返ると、3秒のちょっとした技のために何ヶ月も繰り返し練習したりとか、正気の沙汰じゃないですし、表現と重圧の間で苦しんでルーティンを作っていましたけど、3Styleに関しては楽しんで作りたいと思います。

最後にWorld Finalへの意気込みをお願いします。

DJ Fummy : 優勝目指して頑張ります。今日のJapan Finalも優勝する自信を持って挑戦しましたけど、その先を全く考えてなかったんで、とにかく頑張ります。今日は自分との戦いと言うか「あそこで間違えるなよ」とか、そんな感覚でしたから、やっぱり準備が大事ですよね。明日からしっかり準備します。それと、台湾は日本から近いんで、応援に来てくれたら嬉しいです。

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次回の ‘MikiDz Show’ ライブストリーミングにMiles Medinaが出演決定

ベイエリア出身のDJであるMiles Medinaが次回放送されるDJcityのMikiDz Showに出演することが決まりました。日本時間では23日の午前11時からライブストリーミングで放送されます。

Miles Medinaは西海岸でもスキルフルなDJとして評価されており、昨年にはA-Trakが主催しているDJバトルの大会、Goldie Awardsで優勝しています。また全米の様々なナイトクラブでもDJしています。

MikiDz ShowはMikiWarDJ Dainjazoneがホストを務めており、オープニングセットはDJ Rellが行います。放送は日本時間23日、午前11時からDJcityのFacebookYouTube、またはホームページから視聴できます。

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DJ KOYAがSeratoについて語る

DVSの主要メーカーの一つでもあるSerato。DJcityユーザーの中でも多くのDJが使っています。近年様々なDVSが台頭している中、業界の重鎮で早くからSeratoを取り入れていたDJ KOYAの観点からこの現状をどの様にとらえているか等を語ってもらいました。今後のDVSやバージョンアップの参考になるのではないでしょうか。

レコードからSerato Scratch LIVEに移行したきっかけは何ですか?

DJ KOYA : Serato Scratch LIVEが出た当時ってよくNYに行ってて、Stretch Armstrongのところに遊びに行ってたんだけど、よく見たらレコードを使ってなくて「何使ってんの?Serato?何それ?」っていうのが最初で。俺らって感覚的なところで、あっち側(米国)に右へ倣えみたいな習慣ってあるじゃん?そういうのがあるから、何の疑いもなくSerato Scratch LIVE移行に踏み切った部分はあるね。

当時の日本ではまだ、Serato Scratch LIVE を使っている人が少なかったですし、それに関連する情報も少なかったと思いますが、どのように情報のアップデートをしていたんですか?

DJ KOYA : そこは他の使っているDJに直接聞くとか、取り扱ってたHIBINOに電話したこともあるし。独学じゃ無いけど、英語の情報しかない中で、自分でなんとか頑張って調べたり。後はもう、DJブースで実際に自分の目で見ながら、色々情報収集したよね。



Monster at Harlem

今現在はSerato DJ Proを使っていますが、Pioneer DJ rekordboxへの移行を考えることはありますか?ラスベガスのDJ達の中でも移行する流れがあるようですが。

DJ KOYA : 今後、DJシーンがどうなるのかわからないけど、今のところ変えようと考えたことはないね。俺、不器用なところもあるから、1度に何個も使い分けられないって言うか(笑)。今Serato DJ Proを使っていて不便も無いし、日本は環境に恵まれてるって言うか、どこの現場に行っても一定レベルの環境があるから、他のソフトに移行しなきゃいけない必要性って無いよね。今ので満足してるなら、変える予定は無いよ。

つい最近までは、以前のSerato Scratch LIVEのバージョンにこだわっていたと思いますが、Serato DJ Proに変えなかった理由も同じですか?

DJ KOYA : そうだね、特に何の不自由も無かったからな。1番チェックしてるDJ達が誰も変えてないっていうのも、俺が変えない理由の50%としてはあったけど、やっぱり何も不自由が無くて、特に問題も無ければ、変える必要って無いしね。でも、今回はいよいよシステムの不具合とか限界もあって、変えざるを得ない部分があったんだけどね(笑)。

Seratoというブランドに対してのこだわりもありますか?


DJ KOYA : そういうブランドに対する特別なこだわりは無いけど、でもSeratoってスタンダードだよね。ほぼほぼどこの現場にも浸透してるし、どのDJもみんな使ってるものだし、安定した信頼があるよね。大きな不具合も特にあったわけじゃないし。安定してると思う。

今後、ラスベガスのOpenformat DJ達が新しいソフトウェアに移行していったらどうしますか?

DJ KOYA : 確実に興味は増すね。でも、最終的な判断は自分でするし、やっぱりどういうものなのか、自分なりに突き詰めるだろうけど。でもより興味を持って新しいのを見るようにはなるね。


有り得ないことかもしれませんが、今後米国の主流がCDJもターンテーブルも使わない、PCの画面だけでやるスタイルになった場合、その流れをフォローしますか?

DJ KOYA : 全然フォローするね。

以前、B=BALLがPioneer DJはカスタマーサポートがわかりやすく、導入が簡単と話していましたが、そういう部分も重要だと思いますか?

DJ KOYA : そこは、俺にとっては関係ないかな。面倒でも、俺は基本は自分で調べるし。でも、自分が影響を受けるDJ達が良いって言って使うんだったら、情報は追うよね。カスタマーサポートの質でどうとか、そういう話ではないと思うね(笑)。

今回、Serato DJ Proに移行して、順調という話を聞きましたが、具体的にどういう部分が順調ですか?

DJ KOYA : 最初の設定は手こずったけど、Serato DJ Proの内容は以前のバージョンと比べても全然良いと思うね。不具合も無いし。先に変えてた周りのDJからは、色々不具合とか聞いてたけど、取り敢えずやってみなきゃわからないって言うのが率直な感想かな。実際に変えてみたら、なんてことないし、使ってみて思うのは、もうScratch LIVEには戻れないよね(笑)。やっぱり何でも「慣れ」って大事だよね。日本人だから、細かいことを気にし過ぎちゃうっていう部分もあるじゃん?変えた直後の不具合の話ばかり先行して聞いちゃうと、実際自分にもそれが起こると「あーやっぱり出たよ!」とかマイナスの部分ばかり見えちゃうものだからね。俺も変えた直後はセッティングの部分が大変で、ちょっとストレスは感じたけど、今は全然問題ない。今まで通り、不具合も無くて、本当に安定して使えてるね。飛行機みたいなもので、離陸までちょっと緊張するけど、飛んでしまったら、安定してるし、寝ちゃっても大丈夫、安心みたいなね(笑)。

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SEROがEdit/Bootleg制作について語る


at Alife Nishiazabu

DJcityレコードプールユーザーならSEROという名前を見たことがある方も多いと思います。彼は東京西麻布のナイトクラブAlifeでレジデントDJとして活躍しながらもDJcityにクラブフレンドリーなEditを提供してくれています。また、arigatosushiboysとしてフードインスタグラムもアップデートしていて、海外のDJからもフォローされています。その彼がDJcity JapanのエクスクルーシブインタビューにてEditやBootleg制作について語ってくれました。

SEROのEdit/Bootlegはこちらから。

DJcityにEdit/Bootlegを送るようになった経緯を教えてください。

SERO : アメリカにいた時はオープンフォーマット中心のDJだったのでBootlegやEditを作ったこともなかったのですが、日本に帰国して本格的に世界でEDMが流行りだした時期があった時に自分で使うためにアカペラなどいろんな素材を使ってBootlegやMashupを作り始めたんですよ。AlifeでDJをするようになってからは、フォーマットもHip HopやTrapなどといった曲をかけることが増えてそれまで自分用に作っていたBootlegを、そろそろ他の人にも聴いて貰いたいって考え始めた矢先にDJcityのスタッフと知り合って「とりあえず送って下さい」って言われたのが最初ですかね。

日本人のEditorとしては一番多くの楽曲がDJcityに掲載されていますが、その理由は何だと思いますか?

SERO : 実際のところ、僕が送った曲の半分以上は掲載されてないんですよ(笑)。そもそも、初めの頃は殆どのエデイットがボツだったんじゃないですかね。そこからDJcityっていうレコードプールに求められているニーズだったり、サウンドを意識したり、手法を模索する中で気が付いたのが「自分だけが使いやすいもの」だと他のDJにとっては使用価値が無い可能性があるってことですよね。勿論、自分の色だったり、やりたいことはあるんですけど、そこの部分と、レコードプールのニーズみたいなのを擦り合わせしながら作り続けた結果が、現状に繋がっているのかな?って思いますね。

渾身の作品が掲載されない場合は、精神的にショックを受けることもありましたか?

SERO : 正直、心が折れた事は何度もありましたね(笑)。自分の中で、これは絶対にイケてるっていうエディットがボツになった時は、何度もトライ&エラーで送り続けて、10回送った後に掲載されるとかもありましたし(笑)。逆に、さっきも言ったようにダメだったケースも結構ありますし。

SEROのBootlegはエナジーコントロールがクラブに適していると感じますが、何か工夫はあるんですか?

SERO : やっぱり自分がやっている現場でのテストみたいなのはちゃんとやってますね。エネルギーのギャップがないと、お客さんには伝わらないと言うか、特に僕の場合だとHip Hopのエディットが多いので、ギャップを上手く作る事で、その曲を知らないお客さんでも、フロアでスムーズにノレるようになったりもするんで。場面場面を想定して、エネルギッシュになるように作るのは重要だと考えてますね。DJcityに送る前に現場でかけてみて、反応が良ければ送ってみるっていうパターンも結構あります。時々、DJcityから細かい修正をお願いされる時もあって、そういう時は必ず現場で試してみて、反応を研究してますね(笑)。

DJcityに掲載されるようになってから影響はありますか?

SERO : それはやっぱり認知度が上がった事ですかね。国内外に向けて、自分のDJとしての信用度が上がったと感じるのが一番大きい部分ですかね。特に海外のDJからSNSを通じて連絡が来たり、日本に来てる海外のDJに自己紹介すると「DJcityにエディット上がってるよね?」っていう反応から話もスムーズに進みますし。あと、BBC Radio の Diplo & Friendsでも僕のエディットが紹介されたんで、あれは日本の人にも色々声かけて貰えますね。

Bootlegを作る時に選ぶ楽曲はどんなところをベースにしていますか?

SERO : まずは新曲や往年のクラシックなどのクラブでプレイされるべき曲をピックするということです。それにTrapとかTwerkのエッセンスを入れて、DJがプレイしやすいBootlegを作りにすることで、その曲の認知度が上がるということを一番意識して楽曲をピックしています。DJの役目はオーディエンスを楽しませることも大事ですけど、それと同時にオーディエンスに新しい曲や往年のクラシックを紹介することだと思うんですよ。そうすることでお客さんの音楽を楽しめる幅も広がるし、世界のどこにいっても音楽を楽しめるようになると思います。それでも最近Billboardで流行っている曲はどうしてもEDMに比べてエナジーレベルが低いのでアジア人だけじゃなくアメリカでも受け入れられにくい曲が多いです。プレイしやすく編曲することで、より多くのDJさんにプレイしてもらえることが最終的なクラブミュージックのクオリティの向上に繋がっていくと思うんで、そういう基準で楽曲を選んでますね。あとRockだったり、昔本当に流行ったHip HopやR&Bも、自分のDJセットには盛り込むために自分でEditを作っています。完成度の高いものが生まれれば、いろんなDJさんにプレイしてもらえる、その度にお客さんにとっても好きな曲が増えていくと思うんで、EDM以外の楽しみ方も提供できるのではないかと思っています。アジア圏に多いと思いますけど、EDMじゃないと楽しめないお客さんって勿体無いじゃないですか(笑)でもいろんな音楽の良さを伝えられるのは今も昔もDJにしかできない仕事なんじゃないかと思います。

今後はどんな活動を考えてますか?

SERO : 個人的には色んなスタイルのクラブがあって良いと思いますけど、やっぱりプレイされた方が面白くなる楽曲っていうのはあって、多くのDJが「かけたくても、かけられない」みたいな状況って、日本だけじゃなく、アジア、アメリカも当然そういうのがあると思います。今後もEditorとして、DJとしてトレンドやカルチャーやクラブの楽しみかたっだたり色々なものを提案していければと思っています。

関連: DJ B=BALLがキャリアや機材について語る

DJ Snakeがスーパースターになるまで

DJ Snake
DJ Snake at Echostage in Washington, DC on March 3, 2018. (Source: Facebook)

2013年にリリースした楽曲”Bird Machine“以降、Dance Musicのシーンでは欠かせない存在となったDJ Snake。これまでBillboardチャートにトップ10入りする作品が3つあり、数々の有名な音楽フェスティバルにも出演。そして自身のレーベル、Premire Classeを発足させました。

今回はBillboardで行われた彼のインタビューを少しまとめて掲載します。

フランス、パリでの貧困地域での生活

「Ermontという地域で育ったんだ。世界中のどこにでもあるゲットーな地域だったよ。ドラッグや犯罪なんて日常茶飯事で希望なんて持てないような街なんだ。誰も他人のことなんか気にしない。唯一あるとすればサッカー場がいくつかあるだけだよ。他は何もない、サッカーをするだけで、他にすることがないんだ。」

Hip-Hop DJからオープンフォーマットDJ/プロデューサーにシフトチェンジした経緯

「初めてHouseの楽曲をプレイした時を覚えているよ。誰かにAir Force Oneを投げられたね。でもその時自分は”色々な音楽をプレイしたい。”と思っていたんだ。でも人々には”お前はクレイジーだ、今までの信頼やファンを失う事になるぞ。”と思われていたんだ。それでも自分は新しい挑戦や自分の楽曲を作りたかったからプロデューサーになったんだ。」

他人の楽曲をプロデュースすることから自身の音源をプロデュースするまで

「これまで色々な人の意見や話を聞いてきたよ。プロデューサーからライターまで、本当にたくさんの人のね。けどある日、”もうどうでもいい!自分のビジョンで行う!”って決めたんだ。もう誰の意見も聞かない、A&Rの意見さえもういい。これで良かったんだ。自分で最高の音を作れるからね」

DJとのネットワーキング

「バックステージとかでRL Grime、Flosstradamus、Baauerなどと出会い全員の連絡先をゲットしたよ。嬉しすぎて次の日には全員に10通ずつぐらい自分の音源などを添付したメールを送っていたよ。」

世界中のスタイルを取り入れる

「最初はパリの街が自分に影響を与えて作品を作っていたけれど今は世界中の街が影響を与えてくれているよ。」

ロールモデルとして

「クリエイティブになるためにはお金は必要な買ったね。ゲットーな場所でよりクリエイティブになれる生活をしていたと思う。そのような地域で暮らしている子供達には、ゲットーからでも最高な音楽を作れて、世界を変えることができるんだと伝えたいね。」

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