• DJ RINAがRed Bull 3Style Japan Finalにて優勝し、その想いを語る

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    DJ RINA. (Photo source: Red Bull Content Pool)

    先週末開催された2017年Red Bull 3Style Japan FinalでDJ RINAが優勝しました。会場は札幌のKING XMHUで行われ、6名のファイナリストと競い、女性DJとして初のチャンピオンとなりました。その優勝直後の彼女にDJcityがインタビューしました。優勝した喜びや優勝するまでの苦難を語ってくれました。

    優勝おめでとうございます。今の気持ちを聞かせて下さい。

    DJ RINA : この後、World Finalがあるので、そこまで喜んじゃいけないのかもしれないですけど、でも本当に、本当に嬉しいです。Instagramで今日のFinalの告知をした時に「三度目の正直」って言いたかったんですけど、ちょっと控えめにしたんですよ。本当に今回三度目の正直だったので。本当に、やっと勝てて良かったと思ってます。

    3年前からの悲願の優勝ですね。三度目の正直とは言いつつも、優勝するまで、ずっと挑戦する気持ちでしたか?

    DJ RINA : 死力を尽くしました。本当にそれくらいの気持ちで今回は挑みましたが、出来上がったルーティーンを練習している時も、昨日の段階でも、100%の自信にまでは達していなくて。でも、ライブストリーミングで色んな国の人が見ている中で、世界に残るようなルーティンにしようと思って。これだったら負けても悔しくないっていうルーティンにしようと思って作りました。世界中で見ている人達に「なんか1人だけちょっと違うぞ?」って感じて貰いたいと思ってました。

    精神的にもギリギリのところで戦ったという感覚ですか?

    DJ RINA : はい。もっと言うと、予選のビデオエントリーの時点から凄く悩んで悩んで。ビデオエントリーの締め切りが5月30日で、去年と同じ後輩のDJの子に動画を撮って貰ったんですけど、5月30日にスタジオを7時間くらい予約して、練習しまくったんですけど、全然上手くいかなくて。結局、朝方になって「どうする?RINAちゃんが納得いくなら、これで出してもいいけど・・・、納得いかないなら撮り直してもいいと思うし・・。」という話をしていた丁度その時に、エントリーの締め切りが1週間延びたんです。これは「私の為に延ばしてくれたんだ!」と思って(笑)。もう1回練習するから、もう1回撮ってもらっていい?とお願いして、締め切りギリギリで間に合わせました(笑)。


    DJ RINA. (Photo source: Red Bull Content Pool)

    優勝した涙がとても印象的でしたね。

    DJ RINA : 普段からよく泣く方なんですけど、練習の時も悔し涙を流しながらやってましたし。でも、トロフィーを持って泣くっていうのを、ずっと想像してました。普段から目指す風景を思い描くことが大事なんだって今回思いました。最後のNo Problemをかけたところで、みんなが盛り上がってワーってなって泣きそうになっている自分を想像していました。

    Japan Finalでのパフォーマンスは自己評価的に満足いくものでしたか?

    DJ RINA : 正直なところ、今日のパフォーマンスとしては全然納得はいってないです。何て言うんですかね、ミスしたところも一杯あるし、スクラッチも全然キレなかったし。でも、大会前から自信を持っていたのは、絶対に誰にも負けないグルーヴっていう部分ですね。グルーヴと曲の構成、選曲、それぞれの長さとか。そこに自信は正直ありました。Red Bull 3Styleだけど、私はクラブDJとして持っているものを表現したいと思って、そこは思い切ってやりました。


    DJ RINA. (Photo source: Red Bull Content Pool)
     
    パフォーマンスが終了した直後に観客の反応等を見て、優勝を考えましたか?

    DJ RINA : それはどうでしょうね(笑)?パフォーマンス中は、ライトでお客さんが盛り上がっているかどうか、あまりわからなかったですけど、みんなが「良かった!」って言ってくれたので、自分がやったことは間違いじゃなかったのかな?っていう感覚はありました。さっきも言いましたけど、ルーティンの中にメジャーな曲をそこまで入れていなかったですし、リミックスも多いですし、動画審査の時からそうでしたけど、そういう部分では確信っていうのは、なかなか持てなかったです。けど、ここ数年の大会を見てRedBullっぽい選曲や構成が決まりつつあるのかな?それをこれからのこの大会は求めてるのかな?と感じる事があって。そこを壊すのって動画審査の選曲で選んでもらえた自分なんじゃないかと思ったんです。誰が審査員で、どういう経緯で選んでくれたのかはわからないんですけど。少なくとも私のルーティンにプラスで加点されて、評価されている部分はソングセレクションだなと考えて、今回はそこの部分で自分らしく勝負をしようと思いやりきりました。ソングセレクションにも、色んな考え方があると思いますけど、盛り上がりやすいメジャーな曲で盛り上げる選曲をしたら、私を選んでくれた人から見ると「結局こうか・・」ってなっちゃうと思ったんで、自分は自分の評価されている部分を信じました。

    初の女性DJの優勝というのは、どのように受け止めていますか?

    DJ RINA : 光栄ですけど、でも私は女性DJだからという意味でこの大会に挑戦したわけじゃないので、DJとして、ちゃんと一人のDJとして優勝出来たことが嬉しいです。

    Japan Final優勝直後で、World Finalに気持ちを切り替えるのは難しいと思いますが、どのように戦いますか?

    DJ RINA : 各国で優勝したDJが集結する中で、私も各国の優勝したDJを見ていますし、それぞれに個性があるので、その中でDJ RINAっていう個性を大事にして臨みたいです。それと、先月スイスでDJをする機会があって、ヨーロッパのトレンドも色々と研究してきたし、気持ちの面では、ホームの様な感じで、挑戦したいと思ってます。

    関連: Red Bull Thre3Style 日本のファイナリスト

  • Lil Jonがガーナで学校を創設

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    Lil Jonが非営利団体であるPencils of Promiseの助けを借り、ガーナの子供達のために学校を創設しました。学校には子供達が勉強をする事ができる環境が整っており、教室やオフィスまたトイレも完備されているとのことです。

    これまで子供達は、木の下などで勉強し雨が降ったら家に帰されるという環境で過ごしていました。

    Starr NewsでLil Jonは今回の学校を創設し、また教育の改善についてコメントしました。

    「幼稚園の子供達は多くのことに興味を持つ年頃なんだ、したがって子供達に適切な教育環境を提供できれば、学習が非常にスムーズになるんだ。今回子供達をサポートできて本当に嬉しいと思っているよ。」

    Lil Jonは母親のCarrie M. Smithにこの学校を捧げました。彼のInstagramでは

    「先日は自分と家族にとってとても特別な日だったんだ。Pencils of Promiseと共に創設した学校の建設に祝ってテープカットを行ったんだ。この学校はガーナのコミュニティと母親に捧げたんだ。」

    とポストしています。

    Pencil of Promiseは世界中のコミュニティで教育を受けられるように活動している団体です。

    関連: DiploがアフリカでのDJ、アーティストとのコラボについて語る

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  • Chance The Rapperのマネージャーはどのようにして音楽ビジネスを再考したのか

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    シカゴ出身で現在人気ラッパーの1人として活躍中のChance The Rapper (Chancellor Jonathan Bennett)はレーベルやその他事務所との契約無しで世界中に名を広めたラッパーとなりました。彼がリリースしたアルバム”Colering Book”はストリーミングのみで配信したアルバムで初のグラミー賞受賞、またBillboardのチャートにランクインした作品となりました。

    本人の才能や努力も大きく評価されていますが、マネージャーの力もあるからこそこのような結果をだせたのではないでしょうか。Complexのインタビューにでは彼のマネージャーを務めるPat “The Manager” CororanがどのようにしてChance The Rapperの仕事を得て、彼を成功させたのかを語り、また彼は自分の人生や音楽業界について説明しています。

    両親の影響を経て:

    「当時、多くの子どもたちMichael JordanやKanye Westのようなアイドルを見て育ってきたと思う。僕にとっては両親がアイドルだったんだ。父が本当にいつも凄かったんだ。父からの最初の教えが世評についてだったんだ。父にはいつも自分の評価が全てだと言われていたんだ。その評価が結局周りからどう思われるか、そしてプラスになる部分が決まるからね。」

    Chance The Rapperのマネージメント:

    「自分はレーベルとのミーティングにおいて出てきた案件に対してイエスかノーと言っていたわけではないんだ。自分はどちらかというとChanceの側にいてあげて、そしてフィルターのような役割を果たしていたんだ。Chanceにはいつも”俺がついているから大丈夫、ただお前が自分や家族の為に正しい判断をするんだ。”というのをいつも伝えていたよ。」


    レーベル等や事務所との契約をしないことについて:

    「これに関しては彼との直接した会話や彼から聞いた話で”この案件は受けない”などの話をした覚えが無いね。暗黙の了解というか、自分たちには合わないなどがフィーリングでお互い分かっていたんだ。メジャーなレーベルの助けは必要なかったよ。」


    ストリーミングサービスをApple Musicのみで行った理由:

    「Tidal、SoundCloud、Spotify、Apple Music、からAudiomackのような小さなところまで全てのところと話をしたよ。まるで学生のアスリートがスポーツ推薦で招待された学校から、最も成功できる場所であり、またプロとして活躍できるようなサポートをしてくれる場所を選ぶような感覚だったよ。最終的にChanceが一番信頼している会社を選んだ感じだね・・・お金ではなく、そこで働いている人が大事だと思ったんだ。」


    彼からのアドバイス:

    「音楽業界のことなんてこれっぽっちも知らなかったけど、様々な事ができたし、短い間で多くの経験ができた。短時間で状況がすぐに変わったのですごく驚いたよ。人生何が起こるかわからないよ。」

    関連: A-TrakがChance The Rapperグラミー受賞を祝しルーティンを披露

  • ALAMAKIが影響を受けたDJ A.M.について、今後のDJシーンについて語る

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    DJ ALAMAKI at Club Harlem. (Instagram: @clubharlem)

    常に最先端を追いかけるDJとして全国で活躍中のALAMAKIにDJcity JapanのYukiとDJ OKIがインタビューを行いました。前回のインタビューでは自身のキャリア、そしてパーティーやDJに対しての考えを語ってくれたALAMAKI。今回は影響を受けたDJ A.M.について、また今後のDJシーンについて語りました。

    ※前回のインタビューはこちらから

    ALAMAKIさんの今のDJスタイルに影響を与えた先輩DJって誰なんですか?

    ALAMAKI : 日本だと、確実に言えるのは、HARLEMの土曜日をやっていた井上くん。そしてKANGOさんとKOYAさん。海外だとやっぱり、DJ A.M.なんだと思う。それはもう、追っかけみたいな感じだったし。

    今でも参考にしていますか?

    ALAMAKI : さすがにA.M.のプレイを頻繁に聴くってことは無くなったけど、彼が生きていた頃は、彼がかけていた曲に影響を受けるってのがあった。でも、A.M.が亡くなってからは、彼のマインドとか、考え方とか、DJのやり方、何をやったのか?そういうところを考えるかな。どの曲をかけたとかじゃなくて、A.M.がやったお陰で、Hip HopのDJが四つ打ちをかけるとか、Rockを混ぜるとか、色んなジャンルをクロスオーバーするのが当たり前になった今だけど、Mark RonsonやStretchもいたけど、やっぱり俺はA.M.が全部ひっくり返したと思ってるから。「絶対ナシ」を「アリ」にした人だから。A.M.に憧れるんだったら、俺は、A.M.がかけた曲を全部なぞるんじゃなくて、もし今も彼が生きていたら、彼が今どんな革命を起こしているのかを考えてDJを続けることが、俺がA.M.に影響を受けた意味だと思ってて。だから、むしろ、常に何かに反発をすることを(笑)。

    A.M.に影響を受けた人って多いよね。A.M.と同じ様な繋ぎをするDJは今も多いけど、現代バージョンのお手本が無くなったから、A.M.のアップデート版を考えると言うのは、なかなか・・。

    ALAMAKI : A.M.がやった事って、お手本となる存在が誰もいない環境で、彼の道を切り開いたわけじゃなですか。A.M.に憧れて、影響を受けたと言うのであれば、彼だけをお手本に5年、10年DJを続けるだけじゃなく、むしろ逆なんだと思います。勿論、彼がやったことを全て勉強するべきではありますけど、それをやった上で、自分だったらこうだよっていうのを生み出すことが、A.M.に影響を受けた人々が進むべき道じゃないかなって思ってます。彼をなぞることを否定する気は全くないですけど、俺が思うA.M.のマインドとは、ちょっと違うのかなと。こうじゃなきゃいけないっていうルールを作る側の存在になってはいけないと思うんで。音楽は自由だっていうところを、表現出来るようにならないと。

    A.M.スタイルのミックスをするのではなくて、A.M.イズムのミックスをするということですね。

    ALAMAKI : そうです。この前、ネットの記事でWALEが、必要性があることは確かだけど、ヒットチャートだけに捉われて全員が同じような曲をかけるのがDJじゃなくて「自分はこう思う、自分はこういう音楽が好きだ」っていうプレイが出来ないDJを、DJとは思っていないみたいな話をしていて。それをDJじゃなくて、ラッパーに言われちゃったなって感じですけど。でも、WALEが言った事って、正しくその通りだと思うんで。かと言って、ヒットチャートを無視して、エゴだけでやるのも違うと思いますし、バランスは絶対に大事なんですけど、自分が良いと思える音楽がゼロになっちゃったら、それはもうAIがDJをやればいいと思うし、物凄いイケメンの立体映像を映して、AIがDJプレイしてるのが完璧ですよね。それこそA.M.のAIをプログラムしてやらせた方がいいですし。でも、俺はミスも人間の良さに含まれると思いますし、トライアンドエラーを繰り返す過程で、機械やルールで縛られた考えの中からは生まれないことが実現出来ると思うんです。何かを成し遂げる人って、普通の人より多くの失敗した経験から、何かを生み出してると思うんで、俺はそんな大きな事は出来ないかもしれないけど、失敗から学ぶ姿勢っていうのは、若い世代に見せていかなくちゃいけないって思ってます。失敗する時は派手に失敗しようかなと(笑)。こんな偉そうなこと言って、来年いきなりBorn Free終わりました~みたいになってる可能性は全然あると思うんで(笑)。

    一同 : (爆笑)

    ALAMAKI : でも、そのくらいでいいのかなって。ビビりながらやるっていうのは、俺が好きな音楽のやり方と違うんで。

    とは言え、昨今のナイトクラブの体制、箱側の考え方とは相反するものなんじゃない?極端な話、クラブ側としては、失敗は嬉しくないし、ホログラムでイケメンや綺麗なお姉さんがDJをやっている映像を流して、それで盛り上がれば、それでいいみたいな?

    ALAMAKI : 少なくとも、俺みたいなDJを使いたいと思ってくれるのは酔狂な人達だと思いますね。でも、今のHARLEMは、そういうのを必要としてくれているとは感じますけど。収益だけを考えてお店をやっているわけじゃないと思うんで、俺を使ってくれているんだと思います。勿論、そこに対して数字を出さないといけないこともわかってますし、皆に生活もあるし、お金は大事ですよ。その上で「お金より大事なものはある」っていうマインドは共有してるんじゃないかと思います。DJもお店側も、全てが完璧ではないので、お互いに改善していくべきところは、1つ1つ進化するべきだと思いますけど、今俺がやらせて貰えている環境では、今言った様な感じで捉えてくれてるのかなと。じゃないと、俺みたいなDJ使わないと思いますし(笑)。

    クラブDJとしての最終目標じゃないですけど、今の一番の目標は何ですか?

    ALAMAKI : 自分一人で達成出来る目標ではないんだけど、大きな目標として、日本のアーティストとかDJ、それこそDJもラッパーも、プロデューサーもダンサーも、世界でもっと活躍できるような土壌を作ることかな。既にHip-Hop以外のジャンルでは沢山いるし、Hip-Hopでも全然いるんだけど、でも、それをビジネスと言うよりは、もっとアートの側面から、楽曲とかプレイが凄いと言われて日本のDJがブッキングされたり、プロデュースするビートがカッコいいとかで評価されるような、そういうアーティストが生まれやすい土壌を作ることが目標かな。それを考えた時に、クラブって絶対に無くなったらダメで、むしろ必要なものだと思ってる。クラブが存続することでシーンの底辺を支えることが出来るのかなと。クラブミュージックがあるから、歌い手だったり、作り手が成立するわけで、世界中でクラブ禁止ってなったら、クラブミュージックを作る人っていなくなっちゃうわけだから。シーンが発展していけるような土壌を作る事。その一端を担えたらなと思う。個人的に自分自身が成功をっていう考えは、ゼロなわけじゃないけど、それよりも、もっとやらなくちゃいけないことがね。自分のアーティスト活動はするんだけど、もっと才能がある若い世代のDJとかが、どんなことでも表現しやすい環境を作るっていうのが、俺らの世代の役割なのかなと・・。今まで先輩達がシーンを作ってきてくれたから、作ってきて貰ったけど、それと同時に、こうじゃなきゃダメみたいな、システム的な見えないルールが出来上がってしまっていて、それを壊すのが俺らの世代で、次の世代、もっと自由な発想を持った人達が活躍できる土壌を作るのが、俺らの世代の役割なんじゃないかなって。そんなに評価される役回りじゃないけど、でも誰かがやらないと、誰もやらないと思うからね。

    これを聞こうと思ってたんだけど、35歳でHARLEMでレジデントを持ってるというのは、若い年齢で素晴らしいことだと思うんだけど。でも、日本のDJのトッププレイヤーが30代というのは、世界的な視点で見ると、全然良く無いと思う。20代でレジデント持って、全国的に人気があるとか、カッコいい事をやってるとか、何故日本からそういうDJが出ないのかな?と思ってて。

    ALAMAKI : それはやっぱり、システムだったりルールだったり、制約とか、暗黙の了解とか・・・。今年も世間では「忖度」みたいなのが盛り上がったけど、やっぱり皆顔色見るし、自分が損してでも、批判を受けながらでも、率先して何か新しいことをやろうって人は、海外と比べたら日本は少ないと思うんだよね。やっぱり行列が出来ているパンケーキ屋とか、ラーメン屋にとりあえず行く文化だし「自分はこうだ!」って主張しづらい風潮がどっかに残ってるのかもしれない。でも、今の20代とか、それ以下の子達って、大人が思っている程そんな風に考えてなくて、だいぶ見えないルールは壊れてきていると思うから、その子達がちゃんと正当に評価されるような土壌に戻すっていうのが、30代くらいの奴らの役割なんじゃないかなと。ここで終わらせたら、シーンに対して俺らは役割を果たせなかったんじゃないかって。

    だから結構、若い世代のアーティストとやってるんですね?

    ALAMAKI : やっぱり、若者が一番大事なんですよ。当たり前の話で、先輩を尊敬してるし、これまで先輩方が成し遂げた功績は本当に称えますし、感謝しています。だからこそ、もっと盛り上げないといけないという意味で、次の世代を盛り上げる作業をしないといけないですし、自分自身のことも忘れずにね。

    ALAMAKI, SHINTARO, Full Crate, MARZY,YUKIBEB,JIRO at Club Harlem. (Instagram: @clubharlem)

    質問がガラッと変わるんですけど、最近お仕事としてA&Rをされていたり、少し前はALAMAKIさんが他のアーティストさんと組んでリミックスを出すとか、そのような活動をされてると思うんですけど、今後もそのような活動をメインに続けていくんですか?

    ALAMAKI : それは続けていこうと思う。プロデューサーになってフェスに出て!っていう考えじゃ無くて、むしろそこはあまり望んでいなくて。だけど、自分がいいなって思う音楽って、もう自分で表現した方がいいのかな?っていう気持ちが大きくなってきて、そうなると自分達で作れるっていうのは、大きな武器になるなと。DJプレイで表現するために楽曲を作るっていうのは、今後も続けていくと思う。バズらせたり、売るってなると、別な話になるんで、そこまでは考えていないけど、自分がDJをやるために必要な曲っていうのは、自分達で作っていくんだろうなと思う。

    着たい服がないから自分で作っちゃうみたいな。

    ALAMAKI : それに近いと思います。でも0から1をやるつもりはあまりなくて、あくまでもエディットやリミックスとかに関しては、DJの方がそういう感覚に長けてる部分があると思うので、そこに関しては、より多くやっていこうと思っています。それをやっていく中で、制作作業が楽しくなって、もっとプロデュースをやってみたいと思ったら、何年後かに今言ってる事と変わってるかもしれないですけどね。今のところは、自分がプロデューサーになろうという気持ちはないですね。あくまでも、DJという自分があった上での制作活動です。

    最近新しい音源を公開していないけど、最近はあまりやっていないの?

    ALAMAKI : 今作ってて、A&R的な仕事を始めてからは自分名義のものとかはやらずに、と言うか、自分のをやれなかった部分もありますし。でも、ようやく再開しようかなと思います。ここ3年位は自分名義のものとしては何もやってなかったですけど、でもこれから増やしていこうと思います。

    ALAMAKIさんのInstagramで、海外の有名なアーティストと写っている写真を見るんですけど。例えばSkrillexとかTroyboiとか。今後は、そのような海外のアーティストとコラボをする予定はあるんですか?

    ALAMAKI : 昔は海外の奴らとやるのは憧れだったし、海外のDJと一緒のパーティーに出ることを目標にしていた時期もあったんだけど「それをやったから何が凄いの?」って感じかな今は。むしろ自分達、日本側のアーティストが、トレードとかの条件じゃなくて、アートの質を評価されて海外に呼ばれる。アーティストとしてクラブイベントでも、フェスでも、しっかりした理由があって呼ばれないと意味がないのかなと思って。勿論、海外の奴らは、俺達が持っていないものを持っているし、色んな刺激をくれるから、一緒に遊ぶのは本当に楽しいんだけど、だからと言って「海外の奴らと同じイベントに出たから凄い」みたいな感覚は全く無くなって。と言うか、むしろ自分の無力さを毎回痛感するだけで。ただ「出てる」だけって感じちゃう時があって、無力さも見えるし、早く俺もそういう力を付けなくちゃいけないって感じるよね。

    本当に珍しいタイプのDJだよね(笑)。

    ALAMAKI : 井上くん、KOYAさん、KANGOさんに「好きなようにやれ」って言われたのを勘違いしてこんな感じになっちゃったんです(笑)。

    でもDJ好きなんだっていうのは、一番伝わるよ。

    ALAMAKI : ありがとうございます。そうですね、DJ好きっすね。DJの練習は大嫌いなんですけど(笑)、DJするのは好きっすね!

    練習するの??

    ALAMAKI : 一切しないですね(笑)。これはインタビューで言う事じゃないし、若者には知って欲しくないですけど、俺の家、タンテもう繋がってないです(笑)。

    一同: えぇええええ(爆笑)!

    ALAMAKI : ごめんなさい(笑)!でも若い子たちは絶対練習しないといけないと思うし、俺はスクラッチ出来ないけど、スクラッチは絶対できた方がいいと思うから、皆頑張ってください(笑)!

    特に若い世代のDJに向けてのアドバイスというか、こうした方がいいというのはありますか?

    ALAMAKI : 説教臭くなりたくないんだけどな・・・。もっと楽しんで音楽を好きになった方がいいと思うかな。SNSが誕生してから、今までなかった形で評価が下される社会になって、やっぱり本質的な部分が見えにくくなってると思うんだよね。インターネットの時代だから、フェスもクラブも、DJもミックスも、映像で見れるし、聴ける様になったけど、でも生で現場で体感するのって全然違うものだから。10代20代の時に、色んな場所や海外に行って喰らった衝撃をガソリンにして今も走ってる部分があるんで、若い世代も、今まで見たことがない場所、本当に凄いパーティー、DJ、アーティストを生で体感して何かを感じるっていうのは、プラスになっていくと思う。そういう経験を実際にすることは大事だと思う。それと、さっきも言ったけど、自分達がカッコいいと思うものを、全力でやること。変にルールに縛られるよりは、失敗した方がいい。失敗から学んで精度を上げればいいのかなと。失敗を恐れてやる5年よりも、失敗してもいいから1年間フルで突っ込んで、それで失敗した方が、自分に足りないものは見えてくると思うから。ガンガン怒られて、ガンガンディスられて、恐れずにやったらいいと思う。今の若い世代のDJって、みんな本当にある程度出来る子が9割で、誰が今後頭1つ越えてくるの?って聞かれると、優劣付けられない程なんで。だったら、3回やって2回はドンスベりするんだけど、1回だけ「めっちゃオモロいなコイツ!」っていう感じの個性はあってもいいんじゃないかと。俺はひょっとしたら、そういうタイプのDJだったかもしれない。そんな俺を、器の大きい井上さん、KANGOさん、KOYAさんっていう先輩達のお陰で、何とかここまでやらせて貰ったんだと思う。

    関連: ALAMAKIが自身のキャリア、そしてパーティーやDJに対しての考えを語る

  • ALAMAKIが自身のキャリア、そしてパーティーやDJに対しての考えを語る

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    DJ ALAMAKI at Club Harlem. (Instagram: @clubharlem)

    常に最先端を追いかけるDJとして全国で活躍中のALAMAKIにDJcity JapanのYukiとDJ OKIがインタビューを行いました。彼は毎週金曜日のClub HARLEMで行われているイベント”Born Free”のレジデントDJ、またAbemaTVのHip-Hopチャンネルにて行われているAbema Mixなどにレギュラーで出演中です。

    ALAMAKIさんがDJを始めたきっかけを教えて下さい。

    ALAMAKI : 最初はDJをやる気は全くなかったんだけど、小さい頃から親の趣味で洋楽のPops、カーペンターズやビートルズ、マドンナなんかのPopsをずっと聴かされてて。中学入ってからは、Rockやバスケをやってたのもあって、Hip-Hopとかもごちゃごちゃで聴いてて、ギターも買うし、Manhattan Recordsに行ってHip-Hopのレコードも買うし、何をやったらいいか分からない状態で、とにかく音楽をずっと聴いてて。

    当時から家にレコードプレイヤーはあったんですか?

    ALAMAKI : レコードプレイヤーはあったけど、ターンテーブルはなくて、親父のレコードプレイヤーで聴くだけだった。ギターやったらカッコいいかな?って思って、とりあえず買ってみたんだけど、全然上達しなくて、すぐに辞めちゃって。それとダンスをやってみようかな?と思って、ダンスのビデオ見たけど、俺には無理だなと思ったし。ラップとか歌はどうかな?って思ったけど、俺音痴だし、諦めて、それでも音楽が好きだから、レコードだけはずっと買ってたね。高校1年の時に、地元でDJをやってるバイト先の先輩が家に遊びに来て、その先輩より俺の方が3倍近くレコードを持っているのを見て「こんだけレコード持ってるなら、お前DJやってみたら?」って言われて、そこでようやく「その手があったか!」って気づいて、ターンテーブルを買ってから今に至る感じかな。性格的にもDJが一番向いてたのかなって思うし、オタクだし、収集癖あるし、根暗な性格がDJに向いてるかなと思って。

    ALAMAKIさんが記憶にある中で、一番最初に聴いた洋楽って何ですか?

    ALAMAKI : これは母親にもめっちゃ言われるし、自分でも良く覚えてるんだけど、3歳くらいの時に、オリビア・ニュートンジョンの「そよ風の誘惑」っていう、何かのCMの曲だったんだけど、この曲が好き過ぎて、当時はレコードとカセットテープしか無い時代で、何度も母親に「もう1回かけて」ってお願いしまくったら、母親も面倒になってきて、この曲だけをリピートするカセットテープを作って、ずっと家でかけてたらしい。

    人前でDJを始めたのは何歳の頃ですか?

    ALAMAKI : ターンテーブルを買った2ヶ月後くらいに、さっき言ったバイト先の先輩が声をかけてくれて、それが15の時だね。六本木のNUTSで初めてやった。お客さんも20人程度しかいない、小さいイベントだったけど。最初のうちはみんな面白がって、地元や学校の友達も来てくれてたんだけど、始めて1年後くらいには、みんな遊びに来なくなって(笑)。

    ではキャリアとしては15年以上・・?

    DJ ALAMAKI : 今19年目だから、来年で20年だね。まあ最初のうちはほとんど遊びなんだけどね。

    現在、HARLEMのBorn FreeでメインタイムでDJをされていますが、HARLEMでメインタイムを担当し始めたのはいつ頃からですか?

    ALAMAKI : 単発のイベントでは20、21歳の頃、先輩のイベントでやらしてもらったりとか、帯とかはなかったけど、自分でもイベントも持ってたし。月1のレギュラーでやるようになったのは22歳の頃かな。それは自分主導で企画したイベントだったり、KEN-SKEくんと一緒にやってたパーティーとかでやってたね。

    ゲストで呼ばれたりするのもあるけど、結構、自分発信のイベントをやってるよね?

    ALAMAKI : そうですね、勿論、人に呼んでもらえるのはありがたいです。ただ、単発としてはいいんですけど、本当に自分がやりたいものとか、こういう音楽を表現したいって時に、誰かのイベントに出て、他のDJは違うことを表現したいと思っている中で、自分がやりたいことを無理矢理やるのであれば、面倒ですけど、自分でゼロから作った方が、表現出来るのかなって。めちゃくちゃ面倒臭い部分もありますけど、そっちの方が気持ちも楽ですし、楽しいですし。やりたい事を完璧に出来なくても、誰かのせいにしなくてもいいじゃないですか。自分の責任でやれるんで、そういう意味では楽ですよね。作業とか、労力の面では、面倒なこともありますけど、DJとして気持ちの上では、クリーンでいられるって言うか。

    イベントをやる上で、一番大変な部分は何ですか?

    ALAMAKI : 企画して、コンセプトを決めて、同じ志を持つ人達を集めて、その人達の心に火をつける作業が一番大変だと思います。やっぱり、自然と同じ方を向いてくれるっていうのが大事で、無理矢理だと意味がないんで。一緒に楽しく盛り上げていこうって思って貰うのが、1番難しいと思います。

    そういう感覚って、どういう風に周りに伝えるんですか?プレイでですか?

    ALAMAKI : いや、伝えきれてないと思います。全員の気持ちを同じところに持っていくことは、俺だけでは出来ないですし。でも、その中の何人かが共感してくれて、同じところに向かって一緒にやってくれる人も結構いるんで。DJプレイもそうですけど、フロアにいるお客さんを100%最高な状態に持って行くことは出来ないですけど、自分が思い描くものに共感してくれている人達を、どこまで楽しませられるか?っていうところだと思うんで。Born Freeでも、全員に伝わってるとは思っていないんですよ。結構、HARLEMの中では特殊と言うか、今までに無い事をやってるんで。捨てる部分は捨てて、自分が良いなって思うところは伸ばしていくスタンスで、外国人のお客さんも含め、Born Freeを好きって言ってくれる人で盛り上がってきてますね。

    音楽的なミーティングはするんですか?

    ALAMAKI : いや、そこまで細かくはしないですね。毎週のBorn Freeを聴いてくれれば、理解できる子は、ある程度把握してくれますし、伝わりきらないとしても、そこまで強制的にやって貰うという考えじゃないんで。あまりにも合わければ、無理してやる必要も全くなくて、強制的にやるっていうのは不健康かなと思いますね。

    音源的な部分はシェアしたりするの?

    ALAMAKI : それはしますね。同じ感覚を持っていて、それを良いって思ってくれる子達とは、音楽と情報、スキルは常にシェアしながら、皆で伸ばしていこうって感じです。レコードの時代は、持ってないと買う必要がありましたけど、今は良くも悪くもデータなので、全部を与えてしまうのは良くないとは思いますけど、同じ方向性を持っていて、日々努力してる子達にシェアするのは全然いいのかなと。何の努力も無しに「データだけください」って人にはゴメンねって感じですけどね。

    そんな図々しい子いる(笑)?

    ALAMAKI : たまーにです、本当にたまに。

    あげてばかりですか?逆に音源を貰う事もある?

    ALAMAKI : ほぼ無いですけど、たまに。割合で言うと9:1くらいですかね。自分から9を伝えて、1返ってくると言うよりは、そこで得られる1で、自分自身、少しでも成長出来るので、惜しまずにでいいと思うんです。特別な何かを持ってる子、自分にない感覚やセンス、良いものを持ってる子に関しては、損得抜きで、周りから影響や得られるものって沢山あって、逆に彼らのお陰でやれている部分もあるので、若い子達には感謝してます。

    HARLEMでレジデントというか、自分のイベントを獲得するまでに苦労した経験はありますか?

    ALAMAKI : HARLEMの金曜日の帯をやって8年くらい経つんだけど、元々はBXのイベントで、それが始まる前まではメインフロアで帯をやったことが無かったから、帯をやりたいって思いはあったけど、いざ下のメインフロアで自分のイベントが始まってみたら、BXで長くやってた「慣れ」っていうのがどうしてもあって、嬉しい感覚もあったけど、達成感はあんまり無くて、逆にプレッシャーの方が大きかった。特にBorn Freeになる時は、嬉しいという感情よりも、その何十倍ものプレッシャーがあって。当時は金曜日も難しい状態が続いていた中での、Born Freeのスタートだったんで。急に毎週俺一人でやれって言われても、俺だけでダメな状況をひっくり返す程の力は持ってないって、自分自身でわかっていたし、結構なギャンブルだったと思うし、お店的にも結構なギャンブルだったと思う。2年前の8月に始めて、Born Freeが凄く良いPartyになってきた今だから言えるけど、当時始める時に「ダメだったら年内でクビ切って下さい」っていう条件で始めてて。俺は延命したりするのがあんまり好きじゃないから、ダメだったらバッサリと。

    それはお客さんの入り的に?

    ALAMAKI : そうですね。でも、入りがちょっと悪かったとしても、イベントとして可能性を見てくれるのであれば、やっている俺も、お店も、何か先に光が見えるんであれば、そこに向かって続けましょうっていうのはありましたけど、結構ギャンブルなことをしたので。パーティーのやり方とか、DJプレイも含めて、それまでのHARLEMの歴史の枠から、完全に外れた、新しいHip Hopだったり、今言われているFestival Trapじゃなくて、Hip Hopで言うTrapミュージックだったり。今のHip Hopは、ほんとんどがそういうのですけど、まだ当時は、そこをピークに持っていくパーティーが無かったから。今でこそ当たり前なんだけど、当時はまだギャンブルで。でも、それをやったら、外国人のお客さん達が喜んでくれて、海外からのお客さんがめちゃくちゃ増えて、半年経って「良かったー」とは思えたけど、正直に言うと、そこまではプレッシャーが・・・。

    とは言え、手応えは最初からあったでしょう?

    ALAMAKI : いやぁ~「悪くはないな」とは思ってましたけど、だけど勢いだけで持っていくしかない部分もあったんで最初は「やってやるぞオラァ!」みたいなね。若い奴らと「Yeah!!」みたいな。俺ももう、頭のネジ1個外してやってる感覚は半年くらいあったんで、8月に始めて、年明けるまでは全速力で、手応えというよりかは、何とかこの状態を上向きに持って行くことだけを考えていたので、冷静に「イケるかな?」って見れたのは、半年経ってからですね。

    DJ ALAMAKI at Club Harlem. (Instagram: @clubharlem)

    ちなみにHARLEMのメインフロアで帯っていうのは、BXでやり始める時から目標にしていたの?

    ALAMAKI : 勿論、メインフロアでお客さんを頂点までブチ上げるっていうプレイも大好きですし、目標にはしてました。でも、真逆の、ラウンジでゆっくり音楽を聴いて欲しいみたいな、座ったままで気持ち良くなって聴き入ってしまうみたいなプレイも大好きですし、どっちも好きなんで。自分が好きなプレイスタイルって沢山あるんで、BXだったらBXらしさ、ちょっと洒落た感じの、メインフロアでは出来ない事をやりたいっていうのはあったんで、BXはBXで好きなんですよ。絶対にメインフロアじゃなきゃ嫌だとか、正直そういう感覚は今でも無くて。上なら上で、他の箱なら他の箱でみたいな。メインフロアでの帯っていう経験が無かったんで、一度やってみたいという気持ちはありましたけど、メインフロアだから凄い!とか、そういう感覚は無くて。ラウンジでめちゃくちゃいいプレイする人なのに、メインだと全然ダメだとか、その逆も然りで、俺はどっちも出来るのが一番理想だなっていう考えなんで。

    単に経験として、メインフロアの帯を持ちたいという感じですか?

    ALAMAKI : この歳になってみて、野心という意味では、他のDJよりも欲求は薄いのかなとは感じますね。俺そういう野心弱かったな~と。何が何でもみたいな感情は、あんまり無かったんで。求められて、使って貰えるなら、よろしくお願いしますみたいな感じだったんで・・(笑)。

    週末のHARLEMのメインフロアのメインタイムを務めているDJの中では、年齢的には完全に若いと思うんですけど。

    ALAMAKI : もう35になる歳だから、バリバリ中年なんだけど、先輩達と比べると、一個下の世代にはなるかな。

    Born Freeを始めた時のプレッシャーと言うのは、一個下の世代という年齢的な部分のプレッシャーもあったんですか?

    ALAMAKI : いや、その前にやっていたイベントが終わる時にも、一緒にやってたDJとして、俺にも当然責任はあって、なのにイベントが終わるというのにも関わらず、今度は俺がメインで新しく始めるってなった時「これをコケたら結構アウトだな・・」っていうプレッシャーかな。金曜日に関しては、Born Freeの前から関わってきてるから、一応自分も看板に載せてもらってたイベントを終わらせるって言うのは、俺自身も戦犯だから。それを、自分だけ立って新しく始めるって、正直ありがたいけど、でも「マジで・・?」っていうのもある。

    自分自身に対するプレッシャーですね。

    ALAMAKI : そうですね、自分も関わって、みんなでやってきてダメだったものを「次はテメーだけでやってみろ!」って言われても「マジで!?」っていう(笑)。正直、成功出来るっていう確信なんて無かったですし、やれることを本気でやるしかなかった。頭を使ってこんな風にやろうみたいなのも、全く意味がないってわかっていたし、それなら自分が思う事をフルでやってみて、ダメだったら自分がイケてないってことで諦めもつくし、逆にやりたくもないDJをズルズル続けてクビですって言われる方が一番嫌で。今自分が感じてる、これがカッコいいと思うものを全力でやってみて、それで結果が出ないならしょうがない。ある意味では、やるべきことが1個だけになったんで、逆にやりやすかったのかもしれませんね。本当に余計なことを考えないでやったんで。変な意味じゃないですけど、例えが悪いかもしれないですけど、決死の「帰りの燃料積まないで行ったるわ!」っていう気持ちだったんで(笑)。陸地までたどり着かなかったら、引き返す気はありませんっていう気持ちだったんで(笑)。

    でもそこまでのプレッシャーと言うか、DJに限らず、色んな仕事に言えるかもしれないですが、大好きなことを全力でやって、ダメだったら、後戻り出来ないみたいな環境ってどうなんですかね?

    ALAMAKI : いやいや、DJ辞めるとか、そこまでではないですよ。DJっていうライセンスがあるわけでもないし、試験を受けて免許を取るものでもないんで、他の職業と比べたら、機材を買ってDJ始めた1日目の人も、30年やってる人も「DJです」って言えばDJなんで。なので、イベントで失敗しても、DJを辞める「必要」はないと思ってますし、俺は還暦までDJを続けるつもりですけど、DJだけで飯を食うかって言われると、そこに関しては色んな選択肢があってもいいと思ってます。別に会社員しながら週末だけDJの人も、俺はDJだと思うんで。DJだけで飯を食おうっていうのをゴールにしていると、イベントを失敗したらDJを続けられないっていうマインドになっていきますけど。俺は最初からそういう風には考えてなくて、でも、今はお陰様でDJと、DJに関わるA&R的な仕事で生活が出来ているんで。でも、これから5年後、10年後、どんどん環境は変化していくと思うんで、DJを続けていることが「DJ」なんだと思うんですよね。俺は、あまりそこの恐怖心は持ってないです。でも今のシーンを見ていると、そこに恐怖心を持ちながらDJをしている人は多いのかなとは感じます。別に1つのイベントをクビになったからと言って、DJを辞める必要はないですよね。楽しくて、好きでDJやってるのに、クビになる恐怖を持ちながらDJをするのって、面白くないじゃないですか?それって凄くストレスじゃないですか?そんな精神状態で、本当に自分が良いと思ってる音楽をお客さんに伝えられるとは、俺には思えないですね。

    だからALAMAKIはソングセレクションも他のDJとは異なるんだろうね。勿論、お客さんを盛り上げると言う前提はあるんだろうけど、DJという仕事の捉え方の部分で。

    ALAMAKI : ビートルズもマドンナも、めっちゃPopsだと思うんですよ。最初の方にも言いましたけど、俺は恥ずかしいくらいのPopミュージックも大好きですし、逆にコアな音楽とかも。俺はRockを聴いた時、Rockというジャンルよりも、Rockn’Rollの精神とか、Punkの精神が、俺の中にあるHip Hopの精神に通ずるものがあって、今の体制に対して反発したり、既存のものに対して、メディアだったり、音楽業界だったり、社会とか、全部含めて、そういうものに対する時の若者のエネルギーが、音楽で表現される部分に俺は凄く惹かれたから。世代的にはHip Hopをやってるけど、あと20年若かったら、Punk、Rockやってたでしょうし、本当に凄くPopsも好きなんですよ。だから、俺は矛盾してて、嫌いなものも勿論ありますけど、良いPopsは好きだし、Punk、Rockでも、嫌いなものはあるし、カッコ良くないものは、カッコ良くないって思いますし、ジャンルではなく、自分が良いと思うものがカッコいいというシンプルなところですよね。

    ※パート2はこちらから

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    関連: DJcity Japan Interview: DJ HAZIME Pt.2

  • MixcloudがWarner Musicとライセンス契約を結ぶ

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    Mixcloud

    音楽ストリーミングサービスを行なっているMixcloudがWarner Music Groupとライセンス契約を結びました。Mixcloudがメジャーなレコード会社と契約を結んだのは今回が初めてとなります。

    Mixcloudの発表によると、今回の契約で音楽ファンがクリエイターのチャンネルにもっと身近に音楽を視聴することができるようになり、またプラットフォーム上で楽曲クリエイターがコンテンツを収益化できるようになるとのことです。

    2008年から開始したMixcloudは現在100万ほどのクリエイターがラジオ番組、DJセットやポッドキャストを公開しており、その数はおよそ1200万に及びます。また、このプラットフォームでは、コンテンツを制限する法的なラジオライセンスが使用されています。ここ数年クリエイター達が著作権の問題でアップした作品等が削除されるという問題が起こり、SoundCloudなどでも同じような問題が起こっています。

    Mixcloudの創設者であるNico Perezのコメント

    「当初から、私たちは権利者と協力して番組やミックス音源を収益化し、ストリーミング業界における情報を収集する重要性が大事だと考えています。メジャーなレーベルと直接的なライセンス関係を結ぶことにより、私たちはよりアーティスト、キュレーター、音楽ファン、そして業界にとって何がベストかを考えて行動しています。」

    Warner Music GroupのOle Obermannのコメント

    「今回の契約は、新しいビジネスモデルを取り入れ、業界を牽引する良い例となっているのではないでしょうか。ストリーミングが広範囲の音楽にアクセスできるようになるにつれて、プレイリスト、オンデマンドのラジオ番組やDJセットがお客様にとってより身近な存在になると考えています。」

    Billboardによると、MixcloudはSony Music、Universal Music Group、そしてインディーズレーベルの権利団体Merlinとも今回のWanerと同様のライセンス契約について話し合っていると発表しています。

    関連: Warner Music GroupがSpinnin’ Recordsを買収

  • DJ RENAとDJ 諭吉がDMC World Championshipにて優勝

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    昨日行われたDMC World Championship 2017にて、DJ RENADJ 諭吉がそれぞれシングル部門とバトル部門で優勝を飾りました。日本を代表した12歳のDJ RENAとベテランのDJ 諭吉が揃って世界一となる日本史上初の両部門制覇となりました。

    トーナメント形式のバトル部門で頂点に輝いたDJ 諭吉はPCでパフォーマンスするDJが大多数の中、アナログレコードに拘り続けてきたベテランDJです。デジタルに比べて不利と言われているアナログレコードでも世界を獲れることを見事に証明してくれました。6分間のルーティンを披露するシングル部門を制覇したDJ RENA。A-Trakが1997年に15歳で優勝した記録を彼は12歳でやり遂げ最年少記録を大幅に更新しました。

    尚、シングル部門はフランスのDJ SKILLZとニュージーランドのDJ SPELLがそれぞれ2位と3位に入賞。バトル部門はアメリカのDWELLSが2位に入賞しています。

    シングル部門を制したDJ RENAのパフォーマンス:

    関連: DJ YutoがDMC World Championshipにて優勝

  • Red Bull 3Style Japan Finalをライブストリーミング配信決定

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    今年の10月13日のRed Bull 3Style Japan Finalは札幌のにて行われます。そこで、DJcity Japanは昨年同様にFacebook Live Streamingにてこの大会を中継する予定です。

    2017年の3Style JapanファイナリストとしてSHOTAMoBA2CRINATAMA a.k.a. SPC FINEST、そしてKAZUYAの6名がWorld Finalへの出場権をかけてKING XMHUにて競い合い合います。

    3Style WorldチャンピオンのHEDSPIN(2011)、BYTE(2015)、SHINTARO(2013)、そしてDJcity JapanからMR.SYNと世界王者が一同に揃います。更に、日本チャンピオンとなった8MANとYOU-KIもこのイベントで姿を見せてくれるとのことです。

    イベント詳細とチケットのお求めはこちらから。

    関連: Red Bull Thre3Style 日本のファイナリスト

  • Cardi Bの”Bodak Yellow”制作プロデューサーについて

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    Anthony "J. White Did It" White
    Anthony Jermaine White aka “J. White Did It.” (Photo source: Instagram)

    Cardi Bが過去20年でソロの女性ラッパーとして初めてBillboard Hot 100で1位にランクインしました。Cardi B以前に女性ラッパーが1位にランクインした楽曲は1998年のLauryn Hilllによる”Doo Wop(That Thing)”です。

    Bodak Yellow“でCardi Bは大きな結果を残しました。この楽曲のプロデューサーはAnthony Jermaine White a.k.a “J.White Did It“です。

    32歳の彼はThe Kansas City Starのインタビューで様々な事を語り、DJcityがそれをまとめました。

    1.彼はプロデューサーとしてベテランであった。

    「僕が音楽の制作を始めたのは16歳の頃からだね。そして2005年にニューヨークに住み始めて楽曲をプロデュースする方法をちゃんと勉強したんだ。そこで1年間過ごした後、様々な場所で生活をしたよ。ロサンゼルス、アトランタ、ダラス、でプロデューサーとして活動したんだ。その間多くのラッパーと仕事をしたよ。Cardi Bの最初のミックステープにも携わったし、Plies、Pleasure P、LeToya Luckett、Yo GottiE-40Juciy JToo Shortなど・・・Jay-Z以外とは仕事をしたよ(笑)」

    2.”Bodack Yellow”制作する少し前まではプロデューサーとしての活動を辞めようとしていた。

    「2016年の始めは全てが最悪の状況だったんだ、悪い出来事が自分に全部乗っかってきた感じがしたよ。息子達と母親の関係が悪くなっている中、2015年に母親が殺されてしまったんだ。本当に立ち直れなかったよ。また、仕事では必死に取り組んだプロジェクトに自分のクレジットが表記されなかったりと、本当に全てを投げ出したい気分になったよ。この状況を知っていた従兄弟から連絡があり、ニューヨークに戻って頭の中を整理しろと言われ、戻ったんだ。そして僕のメンターの1人であるShaft(ニューヨークで活動するベテランであり、Cardi Bのマネージャー)が家に招待してくれたんだ。そこにはCardi Bもいたよ。彼女と彼女の音楽について会話し、制作したトラックはあるか?と聞かれたよ。その頃僕は彼女のことをあまり知らなかったけれど、彼女がビッグになるのではないかと感じていたんだ。彼女はカリスマ性があり、クレイジーなんだ(笑)。その頃の自分には失うものは何も無く、自分の実力の全てを彼女に捧げようと思ったんだ。その結果今の状況になったんだと考えるよ。」

    3.彼は”Bodak Yellow”はヒットすると分かっていた。

    「ビートを作っている時”この楽曲は何か特別な感じがする!”と思っていたんだ。楽曲が完成した後、すぐに新しい車を買いに出かけたよ(笑)。でも本気で、チームでこの楽曲は絶対メジャーで何かを起こしてくれると確信していたね。ただこのカルチャーを揺らす事になる楽曲になるとは思わなかったよ。」

    関連: ビデオ: Boogie Wit Da Hoodieの”Drowning (Water)”のプロデューサーがトラックをどう制作したかについて語る

  • ラテン・グラミー賞ノミネート一覧が発表されました

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    Maluma
    Maluma performing in Villa María, Argentina (Photo source: Facebook)

    2017年のラテン・グラミー賞、ノミネート一覧が発表されました。

    今年はCalle 13のResidenteが9作品ノミネート、コロンビア出身のMalumaが7作品、そしてShakiraが6作品ノミネートされています。

    ラテン・グラミー賞の授賞式は11月16日にラスベガスのMGM Grand Garden Arenaで行われます。

    下記ではDJに関連しているノミネート作品を掲載します。その他の作品はこちらから確認できます。

    アルバムオブザイヤー:

    Salsa Big Band — Rubén Blades con Roberto Delgado & Orquesta
    Obras Son Amores — Antonio Carmona
    A La Mar — Vicente García
    Fénix — Nicky Jam
    Mis Planes Son Amarte — Juanes
    La Trenza — Mon Laferte
    Musas (Un Homenaje Al Folclore Latinoamericano En Manos De Los Macorinos, Vol. 1) — Natalia Lafourcade
    Residente — Residente
    El Dorado — Shakira
    Palabras Manuales — Danay Suarez

    レコード・オブ・ザ・イヤー:

    “La Flor De La Canela” — Rubén Blades
    “El Surco” — Jorge Drexler
    “Quiero Que Vuelvas” — Alejandro Fernández
    Despacito” — Luis Fonsi ft. Daddy Yankee
    “El Ratico” — Juanes ft. Kali Uchis
    “Amárrame” — Mon Laferte ft. Juanes
    Felices Los 4” — Maluma
    Ven Pa Ca” — Ricky Martin ft. Maluma
    “Guerra” — Residente
    Chantaje” — Shakira ft. Maluma

    ソング・オブ・ザイヤー:

    “Amárrame” — Mon Laferte, songwriter (Mon Laferte ft. Juanes)
    Chantaje” — Kevin Mauricio Jiménez Londoño, Bryan Snaider Lezcano Chaverra, Joel Antonio López Castro, Maluma and Shakira, songwriters (Shakira ft. Maluma)
    “Desde Que Estamos Juntos” — Descemer Bueno and Melendi, songwriters (Melendi)
    Despacito” — Daddy Yankee, Erika Ender and Luis Fonsi, songwriters (Luis Fonsi ft. Daddy Yankee)
    “Ella” — Ricardo Arjona, songwriter (Ricardo Arjona)
    Felices Los 4” — Mario Cáceres, Kevin Mauricio Jiménez Londoño, Maluma, Servando Primera, Stiven Rojas and Bryan Snaider Lezcano Chaverra, songwriters (Maluma)
    “Guerra” — Residente and Jeff Trooko, songwriters (Residente)
    “La Fortuna” — Diana Fuentes and Tommy Torres, songwriters (Diana Fuentes ft. Tommy Torres)
    “Tú Sí Sabes Quererme” — Natalia Lafourcade, songwriter (Natalia Lafourcade ft. Los Macorinos)
    Ven Pa Ca” — Nermin Harambasic, Maluma, Ricky Martin, Mauricio Montaner, Ricky Montaner, Lars Pedersen, Carl Ryden, Justin Stein, Ronny Vidar Svendsen and Anne Judith Stokke Wik, songwriters (Ricky Martin ft. Maluma)

    ベスト・ニュー・アーティスト:

    Paula Arenas
    CNCO
    Vicente García
    Martina La Peligrosa
    Mau y Ricky
    Rawayana
    Sofía Reyes
    Rosalía
    Danay Suarez
    Sebastián Yatra

    ベスト・コンテンポラリー・ポップ・ボーカル・アルバム:

    Hijos Del Mar — David Bisbal
    Rompiendo Fronteras — Alejandro Fernández
    Flora Y Faῦna — Camila Luna
    El Dorado — Shakira
    Extended Play Yatra — Sebastián Yatra

    ベスト・アーバン・フュージョン/パフォーマンス Performance:

    Si Tu Novio Te Deja Sola” — J. Balvin ft. Bad Bunny
    Despacito (Remix)” — Luis Fonsi and Daddy Yankee ft. Justin Bieber
    El Amante” — Nicky Jam
    “Dagombas En Tamale” — Residente
    Chantaje” — Shakira ft. Maluma

    ベスト・アーバン・アルバム:

    Big Yauran – J Álvarez
    El Círculo – Kase.O
    Rap Komunion – Arianna Puello
    Coisas Do Meu Imaginário – Rael
    Residente – Residente

    ベスト・アーバン・ソング:

    A Chapa É Quente! – Emicida & Rael
    Coqueta – Ghetto Kids ft. BrunOG
    El Amante – Nicky Jam
    Hey Ma – Spanish Version – Pitbull & J Balvin ft. Camila Cabello
    Papa – Lapiz Conciente ft. Vico C
    Somos Anormales – Residente

    ベスト・サルサ・アルバム:

    Tributo A La Salsa Colombiana 7 – Alberto Barros
    Salsa Big Band – Rubén Blades Con Roberto Delgado & Orquesta
    Fase Dos – Juan Pablo Díaz
    ADN – Alain Pérez
    Isidro Infante Presenta… Cuba Y Puerto Rico, Un Abrazo Musical Salsero – Varios Artistas

    ベスト・クンビア・アルバム:

    Ni Un Paso Atrás – Jorge Celedón y Sergio Luis Rodríguez
    Gente Valiente – Silvestre Dangond
    Sin Límites – El Gran Martín Elías y Rolando Ochoa
    Cumbia Del Río Magdalena – Juventino Ojito y Su Son Mocaná
    Patrimonio Cultural – Jorge Oñate y Alvaro López

    関連: ラジオでは放送されないLatin Trapの人気が未だに上昇中