DJ ALAMAKI

GENREBNDR Mixcloud エッセンシャルミックスプログラム「Ride with」の第四弾ゲストは東京からALAMAKIが登場!


“ドライブ”をテーマとし全国各地のゲストミキサーが其々の感性で革新的な60minのミックスを制作し、GENREBNDR Mixcloudより公開するエッセンシャルミックスプログラム「Ride with」。第四弾ゲストには、東京を拠点に様々なコンセプトパーティーで活躍するDJ ALAMAKIが登場!

01. bLAck pARty – Summer Love
02. Frank Ocean – Pink + White
03. Rihanna – Love On The Brain
04. Nina Simone – Do What You Gotta Do
05. Hamilton, Joe Frank & Reynolds – Fallin’ in Love
06. Sade – King of Sorrow
07. Dido – Thank You
08. Led Zeppelin – D’Yer Maker
09. Memphis Bleek ft. Jay-Z – Dear Summer
10. Bacao Rhythm & Steel Band – Xxplosive
11. Alicia Keys – You Don’t Know My Name (Will You Ever Know It)
12. Estelle – Come Over
13. Sean Paul Feat. Sasha – I’m Still In Love With You
14. Barry Biggs – Love Come Down
15. Teena Marie – Ooo La La La
16. Tevin Cambell – Can We Talk
17. Miguel – How Many Drinks?
18. Ne-Yo – When You’re Mad
19. Chris Brown – Yo Excuse Me Miss
20. Michael Jackson – Butterflies
21. Janet Jackson Feat. Q-Tip & Joni Mitchell – Got ‘Til It’s Gone
22. The Notorious B.I.G. – Fuck You Tonight
23. 702 – Steelo
24. Toni Braxton – You’re Makin Me High
25. Hi-Tek ft. Jonell – Round & Round
26. Evelyn Champagne King – Show Is Over
27. Ice Cube – You Know How We Do It
28. Mary Jane Girls – All Night Long
29. Blxst – Every Good Girl
30. Gabi Wilson – Something To Prove
31. Mariah Carey – Honey
32. Aaliyah – Rock The Boat
33. Lil’ Flip – Sunshine
34. Lloyd ft. Lil’ Wayne – Girls All Around The World
35. Next – Too Close
36. Childish Gambino – Summertime Magic
37. Wayne Wonder – No Letting Go

ALAMAKI

DJとして約20年のキャリアを持ち、HIPHOPを軸に常に新しい音楽を吸収し、新旧ジャンルを問わず様々な音楽を融合させるプレイスタイルは唯一無二の存在。毎週金曜日のBorn Free at HARLEMのレジデントDJを務め、都内を中心に日本各地方、NYやアジア各国の様々なBIG CLUBで活動中。REMIXやBOOTLEGの制作等でも国内だけでなく海外の著名アーティスト達からも高い評価を受けている。

関連: GENREBNDR Mixcloud エッセンシャルミックスプログラム「Ride with」の第三弾ゲストは熊本からHIROが登場!

【DJ ALAMAKI】DJとして最もPLAYした曲


新しい音楽や情報をいち早く捉えては自らの解釈で吸収し、豊富な音楽知識から縦横無尽にまとめ上げるスタイルには国外からの支持も厚く、類を見ない新たなDJスタイルを作り上げ、日本そして世界へと提示し続けているDJ ALAMAKI。約12年間レジデントを務める金曜日のCLUB HARLEM(現在BORN FREE)で最もPLAYした曲三選。

Snoop Dogg – Drop It Like It’s Hot
ALAMAKI : 自分は結構プレイする曲が時代と共に変化するタイプのDJだと思うので、1番プレイした曲なのかは定かではないですが、今の時代の曲と並べてもノリや音の質感は全く古く感じないので、17年間1軍から外した事がありません。最高!

Kid Cudi – Day ‘N’ Nite
ALAMAKI : 毎回プレイしてた訳ではないのですが、振り返るとプレイしない時期が無かった大好きな曲。2008年のリリースから13年経ちますが、近年のEmo Trap(Rap)の流行の源流を辿った時、結局はこの曲に行き着くのかなと思います。時間が経てば経つほど、現代のラッパーへの影響力を感じさせられる曲。

Ginuwine – Pony
ALAMAKI : メインタイムにフロアを沸点に持っていく曲は常に変わっていきますが、テンションとか空気を変えたい時に脇役として約四半世紀頼り続けてる曲。エロくてノレる。いったい何度この曲に助けられたのでしょうか?今後もお世話になります。

関連: 【DJ MR.SYN】DJとして最もPLAYした曲

イントロクイズ「良〜く聞いてください」: DJ 4REST VS DJ ALAMAKI

DJcity JapanGENRE BNDRのYouTubeチャンネルから、イントロ曲名当て対決番組である、良〜く聞いてください、THE FAST AND THE KNOWLEDGEABLEを公開しました。

前回の対決では見事MC MOGGYYが勝利していますが、今回の対戦ではDJ 4RESTDJ ALAMAKIの対戦となっています。

前線で活躍するナイトクラブDJ・MCの音楽知識をイントロクイズにて可視化したゲームであり、総勢16名がトーナメント形式で戦います。ルールは至ってシンプル。先に3問正解したDJ/MCが勝ち抜け。イントロクイズの問題となる楽曲は全てDJcityでダウンロード可能となっています。なお、今大会の司会はDJ 8manが務めています。

これまでの対戦動画
DJ KANJI vs DJ BRAIZE
DJ KEKKE vs MC MOGGY

今後も多くのDJ/MC達が対決して行きます。乞うご期待ください。

関連: イントロクイズ“良〜く聞いてください”: DJ KEKKE VS MC MOGGYY

DJcity Japan Takeover: 東京 Harlem (12/20)

先月末に札幌のKing XMHUで行われたDJcity Japan Takeoverが今度は東京のHarlemにて開催されます。AbemaMixがサポートの元、毎週金曜日のレギュラーイベントBorn Freeとの共同開催になります。

Born FreeのヘッドライナーDJ ALAMAKIに加えて大阪からDJ B=BALLが参加。さらにGoldie AwardsのタイトルホルダーDJ YUTOも参加します。AbemaMixのDJはDopeOnigiri、DJ KANJI、そしてDJ RAIDが決定しています。

DJcity Japan Takeoverのもう一つの楽しみでもあるアーティストのパフォーマンスは13ELL from DCA、No Name’s、BBY NABEが既に決定しており、更にシークレットゲストが登場予定です。

日時: 2019年12月20日(金)
場所: 東京 Harlem
DJs: ALAMAKI / B=BALL / YUTO / DaBook / DopeOnigiri / KANJI / RAID / KENTO / Nackii / Masahito
VDJ: Masato from Reaks
アーティスト: 13ELL from DCA / No Name’s / BBY NABE

前回の札幌でのDJcity Japan Takeover @ King XMHUの様子は下記からご覧ください。
全てのDJcity Japan Takeoverリキャップ映像はこちらから。

2020年の一番最初のTakeoverは札幌でのKing XMHUが決定しています。

関連: DJcity Japan Takeover: 札幌KING XMHU (11/30)

Ginuwineの”Pony”をAlamaki & Ukiがリミックス


DJ Alamaki at Born Free(Photo source: Facebook)

東京を拠点にプロデュースワークを積極的に行いながらBorn FreeでのレジデントをつめるDJ Alamaki。そして現在は活動の拠点を東京からニューヨークに移しているDJ/プロデューサーのUkiがタッグを組み、96年にリリースされたGinuwineのヒット曲”Pony”をリミックスしました。オリジナルよりもテンポアップしドラムが強調されたDancehallスタイルのビートに仕上がっています。

2人は90年代の楽曲をアレンジしたFuture VintageというタイトルのEPを先月リリースしています。収録曲はOmarionの”Ice Box”、The Goodmenの”Give It Up”、そしてMaxwellの”Whenever Wherever Whatever”があります。

“Pony”のリミックスバージョンはDJcityにてダウンロード可能です。

関連: ALAMAKIが自身のキャリア、そしてパーティーやDJに対しての考えを語る

ALAMAKIが影響を受けたDJ A.M.について、今後のDJシーンについて語る

DJ ALAMAKI at Club Harlem. (Instagram: @clubharlem)

常に最先端を追いかけるDJとして全国で活躍中のALAMAKIにDJcity JapanのYukiとDJ OKIがインタビューを行いました。前回のインタビューでは自身のキャリア、そしてパーティーやDJに対しての考えを語ってくれたALAMAKI。今回は影響を受けたDJ A.M.について、また今後のDJシーンについて語りました。

※前回のインタビューはこちらから

ALAMAKIさんの今のDJスタイルに影響を与えた先輩DJって誰なんですか?

ALAMAKI : 日本だと、確実に言えるのは、HARLEMの土曜日をやっていた井上くん。そしてKANGOさんとKOYAさん。海外だとやっぱり、DJ A.M.なんだと思う。それはもう、追っかけみたいな感じだったし。

今でも参考にしていますか?

ALAMAKI : さすがにA.M.のプレイを頻繁に聴くってことは無くなったけど、彼が生きていた頃は、彼がかけていた曲に影響を受けるってのがあった。でも、A.M.が亡くなってからは、彼のマインドとか、考え方とか、DJのやり方、何をやったのか?そういうところを考えるかな。どの曲をかけたとかじゃなくて、A.M.がやったお陰で、Hip HopのDJが四つ打ちをかけるとか、Rockを混ぜるとか、色んなジャンルをクロスオーバーするのが当たり前になった今だけど、Mark RonsonやStretchもいたけど、やっぱり俺はA.M.が全部ひっくり返したと思ってるから。「絶対ナシ」を「アリ」にした人だから。A.M.に憧れるんだったら、俺は、A.M.がかけた曲を全部なぞるんじゃなくて、もし今も彼が生きていたら、彼が今どんな革命を起こしているのかを考えてDJを続けることが、俺がA.M.に影響を受けた意味だと思ってて。だから、むしろ、常に何かに反発をすることを(笑)。

A.M.に影響を受けた人って多いよね。A.M.と同じ様な繋ぎをするDJは今も多いけど、現代バージョンのお手本が無くなったから、A.M.のアップデート版を考えると言うのは、なかなか・・。

ALAMAKI : A.M.がやった事って、お手本となる存在が誰もいない環境で、彼の道を切り開いたわけじゃなですか。A.M.に憧れて、影響を受けたと言うのであれば、彼だけをお手本に5年、10年DJを続けるだけじゃなく、むしろ逆なんだと思います。勿論、彼がやったことを全て勉強するべきではありますけど、それをやった上で、自分だったらこうだよっていうのを生み出すことが、A.M.に影響を受けた人々が進むべき道じゃないかなって思ってます。彼をなぞることを否定する気は全くないですけど、俺が思うA.M.のマインドとは、ちょっと違うのかなと。こうじゃなきゃいけないっていうルールを作る側の存在になってはいけないと思うんで。音楽は自由だっていうところを、表現出来るようにならないと。

A.M.スタイルのミックスをするのではなくて、A.M.イズムのミックスをするということですね。

ALAMAKI : そうです。この前、ネットの記事でWALEが、必要性があることは確かだけど、ヒットチャートだけに捉われて全員が同じような曲をかけるのがDJじゃなくて「自分はこう思う、自分はこういう音楽が好きだ」っていうプレイが出来ないDJを、DJとは思っていないみたいな話をしていて。それをDJじゃなくて、ラッパーに言われちゃったなって感じですけど。でも、WALEが言った事って、正しくその通りだと思うんで。かと言って、ヒットチャートを無視して、エゴだけでやるのも違うと思いますし、バランスは絶対に大事なんですけど、自分が良いと思える音楽がゼロになっちゃったら、それはもうAIがDJをやればいいと思うし、物凄いイケメンの立体映像を映して、AIがDJプレイしてるのが完璧ですよね。それこそA.M.のAIをプログラムしてやらせた方がいいですし。でも、俺はミスも人間の良さに含まれると思いますし、トライアンドエラーを繰り返す過程で、機械やルールで縛られた考えの中からは生まれないことが実現出来ると思うんです。何かを成し遂げる人って、普通の人より多くの失敗した経験から、何かを生み出してると思うんで、俺はそんな大きな事は出来ないかもしれないけど、失敗から学ぶ姿勢っていうのは、若い世代に見せていかなくちゃいけないって思ってます。失敗する時は派手に失敗しようかなと(笑)。こんな偉そうなこと言って、来年いきなりBorn Free終わりました~みたいになってる可能性は全然あると思うんで(笑)。

一同 : (爆笑)

ALAMAKI : でも、そのくらいでいいのかなって。ビビりながらやるっていうのは、俺が好きな音楽のやり方と違うんで。

とは言え、昨今のナイトクラブの体制、箱側の考え方とは相反するものなんじゃない?極端な話、クラブ側としては、失敗は嬉しくないし、ホログラムでイケメンや綺麗なお姉さんがDJをやっている映像を流して、それで盛り上がれば、それでいいみたいな?

ALAMAKI : 少なくとも、俺みたいなDJを使いたいと思ってくれるのは酔狂な人達だと思いますね。でも、今のHARLEMは、そういうのを必要としてくれているとは感じますけど。収益だけを考えてお店をやっているわけじゃないと思うんで、俺を使ってくれているんだと思います。勿論、そこに対して数字を出さないといけないこともわかってますし、皆に生活もあるし、お金は大事ですよ。その上で「お金より大事なものはある」っていうマインドは共有してるんじゃないかと思います。DJもお店側も、全てが完璧ではないので、お互いに改善していくべきところは、1つ1つ進化するべきだと思いますけど、今俺がやらせて貰えている環境では、今言った様な感じで捉えてくれてるのかなと。じゃないと、俺みたいなDJ使わないと思いますし(笑)。

クラブDJとしての最終目標じゃないですけど、今の一番の目標は何ですか?

ALAMAKI : 自分一人で達成出来る目標ではないんだけど、大きな目標として、日本のアーティストとかDJ、それこそDJもラッパーも、プロデューサーもダンサーも、世界でもっと活躍できるような土壌を作ることかな。既にHip-Hop以外のジャンルでは沢山いるし、Hip-Hopでも全然いるんだけど、でも、それをビジネスと言うよりは、もっとアートの側面から、楽曲とかプレイが凄いと言われて日本のDJがブッキングされたり、プロデュースするビートがカッコいいとかで評価されるような、そういうアーティストが生まれやすい土壌を作ることが目標かな。それを考えた時に、クラブって絶対に無くなったらダメで、むしろ必要なものだと思ってる。クラブが存続することでシーンの底辺を支えることが出来るのかなと。クラブミュージックがあるから、歌い手だったり、作り手が成立するわけで、世界中でクラブ禁止ってなったら、クラブミュージックを作る人っていなくなっちゃうわけだから。シーンが発展していけるような土壌を作る事。その一端を担えたらなと思う。個人的に自分自身が成功をっていう考えは、ゼロなわけじゃないけど、それよりも、もっとやらなくちゃいけないことがね。自分のアーティスト活動はするんだけど、もっと才能がある若い世代のDJとかが、どんなことでも表現しやすい環境を作るっていうのが、俺らの世代の役割なのかなと・・。今まで先輩達がシーンを作ってきてくれたから、作ってきて貰ったけど、それと同時に、こうじゃなきゃダメみたいな、システム的な見えないルールが出来上がってしまっていて、それを壊すのが俺らの世代で、次の世代、もっと自由な発想を持った人達が活躍できる土壌を作るのが、俺らの世代の役割なんじゃないかなって。そんなに評価される役回りじゃないけど、でも誰かがやらないと、誰もやらないと思うからね。

これを聞こうと思ってたんだけど、35歳でHARLEMでレジデントを持ってるというのは、若い年齢で素晴らしいことだと思うんだけど。でも、日本のDJのトッププレイヤーが30代というのは、世界的な視点で見ると、全然良く無いと思う。20代でレジデント持って、全国的に人気があるとか、カッコいい事をやってるとか、何故日本からそういうDJが出ないのかな?と思ってて。

ALAMAKI : それはやっぱり、システムだったりルールだったり、制約とか、暗黙の了解とか・・・。今年も世間では「忖度」みたいなのが盛り上がったけど、やっぱり皆顔色見るし、自分が損してでも、批判を受けながらでも、率先して何か新しいことをやろうって人は、海外と比べたら日本は少ないと思うんだよね。やっぱり行列が出来ているパンケーキ屋とか、ラーメン屋にとりあえず行く文化だし「自分はこうだ!」って主張しづらい風潮がどっかに残ってるのかもしれない。でも、今の20代とか、それ以下の子達って、大人が思っている程そんな風に考えてなくて、だいぶ見えないルールは壊れてきていると思うから、その子達がちゃんと正当に評価されるような土壌に戻すっていうのが、30代くらいの奴らの役割なんじゃないかなと。ここで終わらせたら、シーンに対して俺らは役割を果たせなかったんじゃないかって。

だから結構、若い世代のアーティストとやってるんですね?

ALAMAKI : やっぱり、若者が一番大事なんですよ。当たり前の話で、先輩を尊敬してるし、これまで先輩方が成し遂げた功績は本当に称えますし、感謝しています。だからこそ、もっと盛り上げないといけないという意味で、次の世代を盛り上げる作業をしないといけないですし、自分自身のことも忘れずにね。

ALAMAKI, SHINTARO, Full Crate, MARZY,YUKIBEB,JIRO at Club Harlem. (Instagram: @clubharlem)

質問がガラッと変わるんですけど、最近お仕事としてA&Rをされていたり、少し前はALAMAKIさんが他のアーティストさんと組んでリミックスを出すとか、そのような活動をされてると思うんですけど、今後もそのような活動をメインに続けていくんですか?

ALAMAKI : それは続けていこうと思う。プロデューサーになってフェスに出て!っていう考えじゃ無くて、むしろそこはあまり望んでいなくて。だけど、自分がいいなって思う音楽って、もう自分で表現した方がいいのかな?っていう気持ちが大きくなってきて、そうなると自分達で作れるっていうのは、大きな武器になるなと。DJプレイで表現するために楽曲を作るっていうのは、今後も続けていくと思う。バズらせたり、売るってなると、別な話になるんで、そこまでは考えていないけど、自分がDJをやるために必要な曲っていうのは、自分達で作っていくんだろうなと思う。

着たい服がないから自分で作っちゃうみたいな。

ALAMAKI : それに近いと思います。でも0から1をやるつもりはあまりなくて、あくまでもエディットやリミックスとかに関しては、DJの方がそういう感覚に長けてる部分があると思うので、そこに関しては、より多くやっていこうと思っています。それをやっていく中で、制作作業が楽しくなって、もっとプロデュースをやってみたいと思ったら、何年後かに今言ってる事と変わってるかもしれないですけどね。今のところは、自分がプロデューサーになろうという気持ちはないですね。あくまでも、DJという自分があった上での制作活動です。

最近新しい音源を公開していないけど、最近はあまりやっていないの?

ALAMAKI : 今作ってて、A&R的な仕事を始めてからは自分名義のものとかはやらずに、と言うか、自分のをやれなかった部分もありますし。でも、ようやく再開しようかなと思います。ここ3年位は自分名義のものとしては何もやってなかったですけど、でもこれから増やしていこうと思います。

ALAMAKIさんのInstagramで、海外の有名なアーティストと写っている写真を見るんですけど。例えばSkrillexとかTroyboiとか。今後は、そのような海外のアーティストとコラボをする予定はあるんですか?

ALAMAKI : 昔は海外の奴らとやるのは憧れだったし、海外のDJと一緒のパーティーに出ることを目標にしていた時期もあったんだけど「それをやったから何が凄いの?」って感じかな今は。むしろ自分達、日本側のアーティストが、トレードとかの条件じゃなくて、アートの質を評価されて海外に呼ばれる。アーティストとしてクラブイベントでも、フェスでも、しっかりした理由があって呼ばれないと意味がないのかなと思って。勿論、海外の奴らは、俺達が持っていないものを持っているし、色んな刺激をくれるから、一緒に遊ぶのは本当に楽しいんだけど、だからと言って「海外の奴らと同じイベントに出たから凄い」みたいな感覚は全く無くなって。と言うか、むしろ自分の無力さを毎回痛感するだけで。ただ「出てる」だけって感じちゃう時があって、無力さも見えるし、早く俺もそういう力を付けなくちゃいけないって感じるよね。

本当に珍しいタイプのDJだよね(笑)。

ALAMAKI : 井上くん、KOYAさん、KANGOさんに「好きなようにやれ」って言われたのを勘違いしてこんな感じになっちゃったんです(笑)。

でもDJ好きなんだっていうのは、一番伝わるよ。

ALAMAKI : ありがとうございます。そうですね、DJ好きっすね。DJの練習は大嫌いなんですけど(笑)、DJするのは好きっすね!

練習するの??

ALAMAKI : 一切しないですね(笑)。これはインタビューで言う事じゃないし、若者には知って欲しくないですけど、俺の家、タンテもう繋がってないです(笑)。

一同: えぇええええ(爆笑)!

ALAMAKI : ごめんなさい(笑)!でも若い子たちは絶対練習しないといけないと思うし、俺はスクラッチ出来ないけど、スクラッチは絶対できた方がいいと思うから、皆頑張ってください(笑)!

特に若い世代のDJに向けてのアドバイスというか、こうした方がいいというのはありますか?

ALAMAKI : 説教臭くなりたくないんだけどな・・・。もっと楽しんで音楽を好きになった方がいいと思うかな。SNSが誕生してから、今までなかった形で評価が下される社会になって、やっぱり本質的な部分が見えにくくなってると思うんだよね。インターネットの時代だから、フェスもクラブも、DJもミックスも、映像で見れるし、聴ける様になったけど、でも生で現場で体感するのって全然違うものだから。10代20代の時に、色んな場所や海外に行って喰らった衝撃をガソリンにして今も走ってる部分があるんで、若い世代も、今まで見たことがない場所、本当に凄いパーティー、DJ、アーティストを生で体感して何かを感じるっていうのは、プラスになっていくと思う。そういう経験を実際にすることは大事だと思う。それと、さっきも言ったけど、自分達がカッコいいと思うものを、全力でやること。変にルールに縛られるよりは、失敗した方がいい。失敗から学んで精度を上げればいいのかなと。失敗を恐れてやる5年よりも、失敗してもいいから1年間フルで突っ込んで、それで失敗した方が、自分に足りないものは見えてくると思うから。ガンガン怒られて、ガンガンディスられて、恐れずにやったらいいと思う。今の若い世代のDJって、みんな本当にある程度出来る子が9割で、誰が今後頭1つ越えてくるの?って聞かれると、優劣付けられない程なんで。だったら、3回やって2回はドンスベりするんだけど、1回だけ「めっちゃオモロいなコイツ!」っていう感じの個性はあってもいいんじゃないかと。俺はひょっとしたら、そういうタイプのDJだったかもしれない。そんな俺を、器の大きい井上さん、KANGOさん、KOYAさんっていう先輩達のお陰で、何とかここまでやらせて貰ったんだと思う。

関連: ALAMAKIが自身のキャリア、そしてパーティーやDJに対しての考えを語る

ALAMAKIが自身のキャリア、そしてパーティーやDJに対しての考えを語る

DJ ALAMAKI at Club Harlem. (Instagram: @clubharlem)

常に最先端を追いかけるDJとして全国で活躍中のALAMAKIにDJcity JapanのYukiとDJ OKIがインタビューを行いました。彼は毎週金曜日のClub HARLEMで行われているイベント”Born Free”のレジデントDJ、またAbemaTVのHip-Hopチャンネルにて行われているAbema Mixなどにレギュラーで出演中です。

ALAMAKIさんがDJを始めたきっかけを教えて下さい。

ALAMAKI : 最初はDJをやる気は全くなかったんだけど、小さい頃から親の趣味で洋楽のPops、カーペンターズやビートルズ、マドンナなんかのPopsをずっと聴かされてて。中学入ってからは、Rockやバスケをやってたのもあって、Hip-Hopとかもごちゃごちゃで聴いてて、ギターも買うし、Manhattan Recordsに行ってHip-Hopのレコードも買うし、何をやったらいいか分からない状態で、とにかく音楽をずっと聴いてて。

当時から家にレコードプレイヤーはあったんですか?

ALAMAKI : レコードプレイヤーはあったけど、ターンテーブルはなくて、親父のレコードプレイヤーで聴くだけだった。ギターやったらカッコいいかな?って思って、とりあえず買ってみたんだけど、全然上達しなくて、すぐに辞めちゃって。それとダンスをやってみようかな?と思って、ダンスのビデオ見たけど、俺には無理だなと思ったし。ラップとか歌はどうかな?って思ったけど、俺音痴だし、諦めて、それでも音楽が好きだから、レコードだけはずっと買ってたね。高校1年の時に、地元でDJをやってるバイト先の先輩が家に遊びに来て、その先輩より俺の方が3倍近くレコードを持っているのを見て「こんだけレコード持ってるなら、お前DJやってみたら?」って言われて、そこでようやく「その手があったか!」って気づいて、ターンテーブルを買ってから今に至る感じかな。性格的にもDJが一番向いてたのかなって思うし、オタクだし、収集癖あるし、根暗な性格がDJに向いてるかなと思って。

ALAMAKIさんが記憶にある中で、一番最初に聴いた洋楽って何ですか?

ALAMAKI : これは母親にもめっちゃ言われるし、自分でも良く覚えてるんだけど、3歳くらいの時に、オリビア・ニュートンジョンの「そよ風の誘惑」っていう、何かのCMの曲だったんだけど、この曲が好き過ぎて、当時はレコードとカセットテープしか無い時代で、何度も母親に「もう1回かけて」ってお願いしまくったら、母親も面倒になってきて、この曲だけをリピートするカセットテープを作って、ずっと家でかけてたらしい。

人前でDJを始めたのは何歳の頃ですか?

ALAMAKI : ターンテーブルを買った2ヶ月後くらいに、さっき言ったバイト先の先輩が声をかけてくれて、それが15の時だね。六本木のNUTSで初めてやった。お客さんも20人程度しかいない、小さいイベントだったけど。最初のうちはみんな面白がって、地元や学校の友達も来てくれてたんだけど、始めて1年後くらいには、みんな遊びに来なくなって(笑)。

ではキャリアとしては15年以上・・?

DJ ALAMAKI : 今19年目だから、来年で20年だね。まあ最初のうちはほとんど遊びなんだけどね。

現在、HARLEMのBorn FreeでメインタイムでDJをされていますが、HARLEMでメインタイムを担当し始めたのはいつ頃からですか?

ALAMAKI : 単発のイベントでは20、21歳の頃、先輩のイベントでやらしてもらったりとか、帯とかはなかったけど、自分でもイベントも持ってたし。月1のレギュラーでやるようになったのは22歳の頃かな。それは自分主導で企画したイベントだったり、KEN-SKEくんと一緒にやってたパーティーとかでやってたね。

ゲストで呼ばれたりするのもあるけど、結構、自分発信のイベントをやってるよね?

ALAMAKI : そうですね、勿論、人に呼んでもらえるのはありがたいです。ただ、単発としてはいいんですけど、本当に自分がやりたいものとか、こういう音楽を表現したいって時に、誰かのイベントに出て、他のDJは違うことを表現したいと思っている中で、自分がやりたいことを無理矢理やるのであれば、面倒ですけど、自分でゼロから作った方が、表現出来るのかなって。めちゃくちゃ面倒臭い部分もありますけど、そっちの方が気持ちも楽ですし、楽しいですし。やりたい事を完璧に出来なくても、誰かのせいにしなくてもいいじゃないですか。自分の責任でやれるんで、そういう意味では楽ですよね。作業とか、労力の面では、面倒なこともありますけど、DJとして気持ちの上では、クリーンでいられるって言うか。

イベントをやる上で、一番大変な部分は何ですか?

ALAMAKI : 企画して、コンセプトを決めて、同じ志を持つ人達を集めて、その人達の心に火をつける作業が一番大変だと思います。やっぱり、自然と同じ方を向いてくれるっていうのが大事で、無理矢理だと意味がないんで。一緒に楽しく盛り上げていこうって思って貰うのが、1番難しいと思います。

そういう感覚って、どういう風に周りに伝えるんですか?プレイでですか?

ALAMAKI : いや、伝えきれてないと思います。全員の気持ちを同じところに持っていくことは、俺だけでは出来ないですし。でも、その中の何人かが共感してくれて、同じところに向かって一緒にやってくれる人も結構いるんで。DJプレイもそうですけど、フロアにいるお客さんを100%最高な状態に持って行くことは出来ないですけど、自分が思い描くものに共感してくれている人達を、どこまで楽しませられるか?っていうところだと思うんで。Born Freeでも、全員に伝わってるとは思っていないんですよ。結構、HARLEMの中では特殊と言うか、今までに無い事をやってるんで。捨てる部分は捨てて、自分が良いなって思うところは伸ばしていくスタンスで、外国人のお客さんも含め、Born Freeを好きって言ってくれる人で盛り上がってきてますね。

音楽的なミーティングはするんですか?

ALAMAKI : いや、そこまで細かくはしないですね。毎週のBorn Freeを聴いてくれれば、理解できる子は、ある程度把握してくれますし、伝わりきらないとしても、そこまで強制的にやって貰うという考えじゃないんで。あまりにも合わければ、無理してやる必要も全くなくて、強制的にやるっていうのは不健康かなと思いますね。

音源的な部分はシェアしたりするの?

ALAMAKI : それはしますね。同じ感覚を持っていて、それを良いって思ってくれる子達とは、音楽と情報、スキルは常にシェアしながら、皆で伸ばしていこうって感じです。レコードの時代は、持ってないと買う必要がありましたけど、今は良くも悪くもデータなので、全部を与えてしまうのは良くないとは思いますけど、同じ方向性を持っていて、日々努力してる子達にシェアするのは全然いいのかなと。何の努力も無しに「データだけください」って人にはゴメンねって感じですけどね。

そんな図々しい子いる(笑)?

ALAMAKI : たまーにです、本当にたまに。

あげてばかりですか?逆に音源を貰う事もある?

ALAMAKI : ほぼ無いですけど、たまに。割合で言うと9:1くらいですかね。自分から9を伝えて、1返ってくると言うよりは、そこで得られる1で、自分自身、少しでも成長出来るので、惜しまずにでいいと思うんです。特別な何かを持ってる子、自分にない感覚やセンス、良いものを持ってる子に関しては、損得抜きで、周りから影響や得られるものって沢山あって、逆に彼らのお陰でやれている部分もあるので、若い子達には感謝してます。

HARLEMでレジデントというか、自分のイベントを獲得するまでに苦労した経験はありますか?

ALAMAKI : HARLEMの金曜日の帯をやって8年くらい経つんだけど、元々はBXのイベントで、それが始まる前まではメインフロアで帯をやったことが無かったから、帯をやりたいって思いはあったけど、いざ下のメインフロアで自分のイベントが始まってみたら、BXで長くやってた「慣れ」っていうのがどうしてもあって、嬉しい感覚もあったけど、達成感はあんまり無くて、逆にプレッシャーの方が大きかった。特にBorn Freeになる時は、嬉しいという感情よりも、その何十倍ものプレッシャーがあって。当時は金曜日も難しい状態が続いていた中での、Born Freeのスタートだったんで。急に毎週俺一人でやれって言われても、俺だけでダメな状況をひっくり返す程の力は持ってないって、自分自身でわかっていたし、結構なギャンブルだったと思うし、お店的にも結構なギャンブルだったと思う。2年前の8月に始めて、Born Freeが凄く良いPartyになってきた今だから言えるけど、当時始める時に「ダメだったら年内でクビ切って下さい」っていう条件で始めてて。俺は延命したりするのがあんまり好きじゃないから、ダメだったらバッサリと。

それはお客さんの入り的に?

ALAMAKI : そうですね。でも、入りがちょっと悪かったとしても、イベントとして可能性を見てくれるのであれば、やっている俺も、お店も、何か先に光が見えるんであれば、そこに向かって続けましょうっていうのはありましたけど、結構ギャンブルなことをしたので。パーティーのやり方とか、DJプレイも含めて、それまでのHARLEMの歴史の枠から、完全に外れた、新しいHip Hopだったり、今言われているFestival Trapじゃなくて、Hip Hopで言うTrapミュージックだったり。今のHip Hopは、ほんとんどがそういうのですけど、まだ当時は、そこをピークに持っていくパーティーが無かったから。今でこそ当たり前なんだけど、当時はまだギャンブルで。でも、それをやったら、外国人のお客さん達が喜んでくれて、海外からのお客さんがめちゃくちゃ増えて、半年経って「良かったー」とは思えたけど、正直に言うと、そこまではプレッシャーが・・・。

とは言え、手応えは最初からあったでしょう?

ALAMAKI : いやぁ~「悪くはないな」とは思ってましたけど、だけど勢いだけで持っていくしかない部分もあったんで最初は「やってやるぞオラァ!」みたいなね。若い奴らと「Yeah!!」みたいな。俺ももう、頭のネジ1個外してやってる感覚は半年くらいあったんで、8月に始めて、年明けるまでは全速力で、手応えというよりかは、何とかこの状態を上向きに持って行くことだけを考えていたので、冷静に「イケるかな?」って見れたのは、半年経ってからですね。

DJ ALAMAKI at Club Harlem. (Instagram: @clubharlem)

ちなみにHARLEMのメインフロアで帯っていうのは、BXでやり始める時から目標にしていたの?

ALAMAKI : 勿論、メインフロアでお客さんを頂点までブチ上げるっていうプレイも大好きですし、目標にはしてました。でも、真逆の、ラウンジでゆっくり音楽を聴いて欲しいみたいな、座ったままで気持ち良くなって聴き入ってしまうみたいなプレイも大好きですし、どっちも好きなんで。自分が好きなプレイスタイルって沢山あるんで、BXだったらBXらしさ、ちょっと洒落た感じの、メインフロアでは出来ない事をやりたいっていうのはあったんで、BXはBXで好きなんですよ。絶対にメインフロアじゃなきゃ嫌だとか、正直そういう感覚は今でも無くて。上なら上で、他の箱なら他の箱でみたいな。メインフロアでの帯っていう経験が無かったんで、一度やってみたいという気持ちはありましたけど、メインフロアだから凄い!とか、そういう感覚は無くて。ラウンジでめちゃくちゃいいプレイする人なのに、メインだと全然ダメだとか、その逆も然りで、俺はどっちも出来るのが一番理想だなっていう考えなんで。

単に経験として、メインフロアの帯を持ちたいという感じですか?

ALAMAKI : この歳になってみて、野心という意味では、他のDJよりも欲求は薄いのかなとは感じますね。俺そういう野心弱かったな~と。何が何でもみたいな感情は、あんまり無かったんで。求められて、使って貰えるなら、よろしくお願いしますみたいな感じだったんで・・(笑)。

週末のHARLEMのメインフロアのメインタイムを務めているDJの中では、年齢的には完全に若いと思うんですけど。

ALAMAKI : もう35になる歳だから、バリバリ中年なんだけど、先輩達と比べると、一個下の世代にはなるかな。

Born Freeを始めた時のプレッシャーと言うのは、一個下の世代という年齢的な部分のプレッシャーもあったんですか?

ALAMAKI : いや、その前にやっていたイベントが終わる時にも、一緒にやってたDJとして、俺にも当然責任はあって、なのにイベントが終わるというのにも関わらず、今度は俺がメインで新しく始めるってなった時「これをコケたら結構アウトだな・・」っていうプレッシャーかな。金曜日に関しては、Born Freeの前から関わってきてるから、一応自分も看板に載せてもらってたイベントを終わらせるって言うのは、俺自身も戦犯だから。それを、自分だけ立って新しく始めるって、正直ありがたいけど、でも「マジで・・?」っていうのもある。

自分自身に対するプレッシャーですね。

ALAMAKI : そうですね、自分も関わって、みんなでやってきてダメだったものを「次はテメーだけでやってみろ!」って言われても「マジで!?」っていう(笑)。正直、成功出来るっていう確信なんて無かったですし、やれることを本気でやるしかなかった。頭を使ってこんな風にやろうみたいなのも、全く意味がないってわかっていたし、それなら自分が思う事をフルでやってみて、ダメだったら自分がイケてないってことで諦めもつくし、逆にやりたくもないDJをズルズル続けてクビですって言われる方が一番嫌で。今自分が感じてる、これがカッコいいと思うものを全力でやってみて、それで結果が出ないならしょうがない。ある意味では、やるべきことが1個だけになったんで、逆にやりやすかったのかもしれませんね。本当に余計なことを考えないでやったんで。変な意味じゃないですけど、例えが悪いかもしれないですけど、決死の「帰りの燃料積まないで行ったるわ!」っていう気持ちだったんで(笑)。陸地までたどり着かなかったら、引き返す気はありませんっていう気持ちだったんで(笑)。

でもそこまでのプレッシャーと言うか、DJに限らず、色んな仕事に言えるかもしれないですが、大好きなことを全力でやって、ダメだったら、後戻り出来ないみたいな環境ってどうなんですかね?

ALAMAKI : いやいや、DJ辞めるとか、そこまでではないですよ。DJっていうライセンスがあるわけでもないし、試験を受けて免許を取るものでもないんで、他の職業と比べたら、機材を買ってDJ始めた1日目の人も、30年やってる人も「DJです」って言えばDJなんで。なので、イベントで失敗しても、DJを辞める「必要」はないと思ってますし、俺は還暦までDJを続けるつもりですけど、DJだけで飯を食うかって言われると、そこに関しては色んな選択肢があってもいいと思ってます。別に会社員しながら週末だけDJの人も、俺はDJだと思うんで。DJだけで飯を食おうっていうのをゴールにしていると、イベントを失敗したらDJを続けられないっていうマインドになっていきますけど。俺は最初からそういう風には考えてなくて、でも、今はお陰様でDJと、DJに関わるA&R的な仕事で生活が出来ているんで。でも、これから5年後、10年後、どんどん環境は変化していくと思うんで、DJを続けていることが「DJ」なんだと思うんですよね。俺は、あまりそこの恐怖心は持ってないです。でも今のシーンを見ていると、そこに恐怖心を持ちながらDJをしている人は多いのかなとは感じます。別に1つのイベントをクビになったからと言って、DJを辞める必要はないですよね。楽しくて、好きでDJやってるのに、クビになる恐怖を持ちながらDJをするのって、面白くないじゃないですか?それって凄くストレスじゃないですか?そんな精神状態で、本当に自分が良いと思ってる音楽をお客さんに伝えられるとは、俺には思えないですね。

だからALAMAKIはソングセレクションも他のDJとは異なるんだろうね。勿論、お客さんを盛り上げると言う前提はあるんだろうけど、DJという仕事の捉え方の部分で。

ALAMAKI : ビートルズもマドンナも、めっちゃPopsだと思うんですよ。最初の方にも言いましたけど、俺は恥ずかしいくらいのPopミュージックも大好きですし、逆にコアな音楽とかも。俺はRockを聴いた時、Rockというジャンルよりも、Rockn’Rollの精神とか、Punkの精神が、俺の中にあるHip Hopの精神に通ずるものがあって、今の体制に対して反発したり、既存のものに対して、メディアだったり、音楽業界だったり、社会とか、全部含めて、そういうものに対する時の若者のエネルギーが、音楽で表現される部分に俺は凄く惹かれたから。世代的にはHip Hopをやってるけど、あと20年若かったら、Punk、Rockやってたでしょうし、本当に凄くPopsも好きなんですよ。だから、俺は矛盾してて、嫌いなものも勿論ありますけど、良いPopsは好きだし、Punk、Rockでも、嫌いなものはあるし、カッコ良くないものは、カッコ良くないって思いますし、ジャンルではなく、自分が良いと思うものがカッコいいというシンプルなところですよね。

※パート2はこちらから

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関連: DJcity Japan Interview: DJ HAZIME Pt.2

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