Super Hero DJs
’Meraki’ DJ Challengeの勝者が発表
Illtrax. (Source: Instagram)
DJ Rideが主催し、Slow Roast Records, Super Hero DJs,そしてDJcityとのコラボ企画となった“Meraki” DJ Challengeの勝者が発表されました。1位はカルフォルニアのサンノゼで活動するIlltraxです。2位はシンガポールのDJ KoFlo、3位にはラトビアのDJ Aspirinsがそれぞれ入賞しています。
下記でルーティン動画を視聴できます。
関連: Slow Roast Records, Super Hero DJs, DJcityが‘Merki’ DJ Challengeをスタート
BYTEとMATSUがチュートリアル動画を公開
Super Hero DJのオンラインスクールにてDJ BYTE がトーンプレイのチュートリアル動画を公開しました。彼はRed Bull 3Styleの2015年世界王者です。ルーティンではPitbullの”Toma“とLaurent wolfの”Saxo”、Dayviの”Baila Conmigo“を使用しています。
<ルーティン解説>
先ずは左のデッキにPitbull “Toma”のアカペラ、右のデッキにドラムブレイクをスタンバイ。そしてドラムブレイク側のCUEポイントをタイミング良く押してビートを作りながら、それに合わせてアカペラをスクラッチで乗せています。
この時のパソコン画面に注目してほしいのですが、曲タイトルの右横あたりに「INT」(インターナル)という文字が青く点灯しているのが確認出来ますね。本来DVS機能を使う為には「INT」の上に表示されている「REL」(レラティブ)を選択しておかなければスクラッチ等のトリックはできません。今回BYTEが使っているRaneの”Twelve“というトーンアームが無いデジタルターンテーブル、設定は「INT」モードで動くようです。見た目や操作感は従来のターンテーブルと同じだけど、設定上はコントローラーという位置付けですね。この「INT」モードの場合は曲が停止中だと、CUEポイントを押した長さだけ曲が再生されます。よって冒頭のようなフィンガードラムが出来る訳です。
さて、、、続きにいきましょう。アカペラのフレーズ「Toma」で4小節スクラッチするとビートが”Saxo”のSAXメロディーソロに変わります。そのメロディーの1音をミキサーのCUEボタンとターンテーブルのピッチコントローラーを使い音程を下げていきます。この時Seratoソフト上のキーロック(マスターテンポ)機能はOFFにしておく必要があります。次に動画00:56秒あたりで別のSAX音にCUEボタンで飛び、今度は音程を少しずつ上げていきます。そして予めDayvi “Baila Conmigo”のメロディー音を1音ずつバラバラに配置しておき、それをCUEボタンで弾いていきます。
最後はBaila Conimigoオリジナル曲のSAX部分にジャンプしてBYTEは笑顔で終了。後半のトーンプレイは音階ごとに予めEDITしてあるのでクリエイティビティは低いですが、ド頭のフィンガードラム+スクラッチはRane”Twelve”の特性を生かした面白いトリックですね! そして選曲もBYTEらしくて安心します。
もう1つの動画はDJcity代表のDJ MATSUがCLBの”Booty Bounce“を使ったスキルフルなルーティンを披露しています。彼はRed Bull 3StyleのUSファイナリストであり、2018年の Goldie Awardsのワールドファイナリストです。
<ルーティン解説>
Booty Bounceの冒頭、アカペラのみになっている部分にループをしかけます。フレーズ「Ladies, Booty Bounce To This」のドロップをきっかけにサンプラーにアサインしてあるキック、スネア、ハイハットをフィンガードラムで乗せていきます。よく見るとサンプラーとCUEポイントを同時にミキサーのパッドで押しているので、おそらくユーザーモードで自由にアサインしているのかもしれません(※現在調査中、分かり次第追記)。
次に2回目の「Ladies, Booty Bounce To This」ドロップで楽曲のドラムが入っている部分にジャンプします。瞬時にインスタントダブルスをしつつ、左デッキのレコードを半拍分だけスクラッチして半拍ずらしの状態にします。しばらくクロスフェーダーのみを動かして半拍ずらしをアピールします。そして3回目の「Ladies, Booty Bounce To This」ドロップをきっかけに簡単な2枚使いに突入。4小節の簡単なビートジャグリングをした後すかざずCUEボタンを使ったフィンガードラムを開始。スクラッチも交えつつ左右のデッキを使い分けながらのフィンガードラムは見ている側を飽きさせません。
最後はこのルーティンのキーワードである「Ladies, Booty Bounce To This」のドロップにエコーアウトのエフェクトをかけながら無表情で終了。DJの基本である小節を守るのはバトルのルーティンでも一緒です。加えてMatsuのように”同じドロップをきっかけに展開が変わっていく”構成は音楽的だし聞きやすいですね。
DJって結構感覚的にPlayしてる人が多いと思うけど、やはり「音楽」を取扱う人としては「小節」「BPM」等の基本的な言葉の意味を再確認した方がいいかもしれませんね。(←自分に言い聞かせている)
Super Hero DJsは、Hedspin、Fong Fong、JFB、69BeatsやTrazeなどのDMC、3style等の大会で結果を残しているDJ達が自らが行ったルーティンを公開し解説しています。また、ルーティンで使用されたデータをそのままダウンロードできます。
チュートリアル動画の全編はSuper Hero DJsにサインアップをしてご覧下さい。(クーポンコード”djcity”を使用すると25% OFFのディスカウント)
DJ Hammaがダンスホールを使ったトーンプレイのチュートリアル動画を公開
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Super Hero DJのオンラインスクールにてDJ Hammaがトーンプレイのチュートリアル動画を公開しました。彼はRed Bull 3Styleの2018年フランス王者です。ルーティンではSpiceの”Needle Eye“とLloyd BanksがR&BシンガーのLloydを迎えた”Any Girl”を使用しています。
<ルーティン解説>
左右両方のデッキに同じ曲”Needle Eye”をロードした状態からスタート。ルーティンを作る時は、いきなり難しいトリックをするのでは無く「今からこの曲を使いますよ〜」というイントロがあったほうが見やすいし凄さが伝わりやすいです。「起承転結」で言うところの「起」にあたる部分。しかしこの曲、分かりやすいイントロ部分が無くいきなりボーカルから始まるという曲構成なので今回はイントロ部分を自力で作ります。
先ずは曲のラスト1小節のメロディー部分を曲終盤のドラムスだけになっている部分にスクラッチしながら乗せます。そして最後のフック部分を挿入。ここまでがイントロになります。
次に片方のデッキを”Any Girl”に切り替えて、冒頭メロディー部分を縦フェーダーとCUEポイントを使い徐々にフェードイン。”Needle Eye”のフックが終わるとボーカルが抜けてドラムスだけになるので、それに被せる形で”Any Girl”のメロディーをCUEポイントを駆使して乗せていきます。ここはメロディーを弾きなおして別の曲を再現する、というよりは既存のメロディーをアレンジして聞かせるトーンプレイになります。(動画00:28〜00:38秒)
この手のトーンプレイだと2016年Red Bull 3styleワールドファイナルの予選でPUFFYが披露したルーティンもイケてます。
00:38秒からは”Any Girl”のメロディーをオリジナルのまま乗せていきます。そしてCUEポイントを使って「Put Your Hands Up」のコーラスにジャンプ。最後はDoZay、“Swang”のコーラス「Put Your Hand Up」へワードプレイで繋いでフィニッシュ。
このルーティン、トーンプレイの部分が違和感無く聞けたので2曲のキーが合ってるのかなぁ〜と調べてみたらキーは別でした。 ということは・・・キーが一緒じゃなくても音の相性が合っていれば耳ざわりの良いトーンプレイは作れそうですね。もしキーに囚われている方がいたら、一度取っ払って考えてもいいかもしれません。
お試しあれ!
<使用機材>
ターンテーブル: Rane TWELVE
ミキサー: Rane SEVENTY-TWO
Super Hero DJsは、Hedspin、Fong Fong、JFB、69BeatsやTrazeなどのDMC、3style等の大会で結果を残しているDJ達が自らが行ったルーティンを公開し解説しています。また、ルーティンで使用されたデータをそのままダウンロードできます。
チュートリアルは上記から、Super Hero DJsの詳細はこちらから。(クーポンコード”djcity”を使用すると25% OFFのディスカウント。)
DJ Deltaがトーンプレイのチュートリアル動画を公開
Super Hero DJのオンラインスクールにてDJ Deltaがトーンプレイのチュートリアル動画を公開しました。彼はRed Bull 3Styleの2016年イタリア王者です。ルーティンではKodak Blackの”ZEZE“とDrakeの”In My Feelings“を使用しています。
<ルーティン解説>
ZEZEのメロディー(ドラムが入っていない部分)をSerato DJのKey Shift機能を使い2トーン上げ、In My Feelingsのコーラスを再現しています。トーンプレイ時はターンテーブルを止めずに、クロスフェーダーとボリュームフェーダーをオープンにしたままIn My Feelingsの無音部分をループ。そうすることでQUEポイントを押すだけでIn My Feelingsのコーラス前のドラムを再生でき、スムーズなルーティン構成を実現しています。
使用機材
ターンテーブル: Rane TWELVE
ミキサー: Rane SEVENTY-TWO
Super Hero DJsは、Hedspin、Fong Fong、JFB、69BeatsやTrazeなどのDMC、3style等の大会で結果を残しているDJ達が自らが行ったルーティンを公開し解説しています。また、ルーティンで使用されたデータをそのままダウンロードできます。
チュートリアルは上記から、Super Hero DJsの詳細はこちらから。
ビデオ: DJ Navarroのトーンプレイ講座
ビデオ: DJ FJのターンテーブリズム講座
オレゴン州、ポートランド出身のターンテーブリストであるDJ FJがSuper Hero DJsのSPOTLIGHTシリーズにてチュートリアル映像を公開しました。
ルーティンの中でFJはLil Wayneの”Uploar“とYGがDrakeを迎えた”Who Do You Love”を使用しています。
Super Hero DJsは、Hedspin、Fong Fong、JFB、69BeatsやTrazeなどのDMC、3style等の大会で結果を残しているDJ達が自らが行ったルーティンを公開し解説しています。また、ルーティンで使用されたデータをそのままダウンロードできます。
チュートリアルは上記から、Super Hero DJsの詳細はこちらから。
関連: ビデオ: DJ Robert Smithがルーティンのチュートリアルを公開
ビデオ: Damianitoがトーンプレイのチュートリアル動画を公開
Red Bull Music 3StyleのワールドチャンピオンであるDamianitoがトーンプレイのチュートリアル動画をオンラインDJスクールであるSuper Hero DJsから公開しました。
今回彼が披露したルーティンはDJ ShadowとRun the Juwelsの”Nobody Speak”とThe Metersの”Handclapping Song”を使用しています。
Super Hero DJsは様々な言語で世界で活躍するDJのレッスンを受けることができるオンラインDJスクールです。講師としてHedspin、Fong Fong、JFB、69Beats、TrayzeなどDMC、3Styleのチャンピオン達が参加しています。
上記でDamianitoのチュートリアル動画を視聴できます。フル動画を視聴するには会員登録が必要です。(20%オフのクーポンコード”SUPERWELCOME”)
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