Deconstructed

Bedroom Sessions: DJ Blaze

香港を拠点に活動するDJ Blazeがブルース・リーをインスパイアしたルーティン動画をDJcityTVのBedroom Sessionsにて公開しました。
DJ SnakeUsherLil Jon等のオープニングアクトをつとめた経験もある彼は2007年にカナダから自身のルーツがある香港へと拠点を移し、現在はアジア各国で活動中。

<ルーティン解説>

まずはイントロ、お馴染みブルース・リー主演「燃えよドラゴン」のテーマ曲からスタート。そしてヌンチャク登場!しかも上手い!! 彼のインスタグラムには運動系の投稿もポストされているので身体能力が高いと思われます。

こういったジェスチャーをする事で見てる側に音やフレーズの意味を伝える、という努力もパフォーマンスをする上で凄く大事なポイント。イントロ後はBodak Yellowのアカペラを倍近いBPMのビートに乗せ「I’m Quick」のフレーズ+格闘系の効果音でスクラッチ。ここはアカペラフレーズを聞かせることが目的なのでスクラッチは短く簡単に。そのままThe Way You Moveに曲をスイッチしつつ、「Feel That B-A-S-S bass」のフレーズを2枚使いでループ。簡単なループなど余裕がある2枚使いをする時はボディトリックを取り入れるとちょっと派手になります。ここでは一回転していますね。(ルックアップするだけでも効果的です!)

続けざまに今度は「Drip, Drip, Drop」のフレーズで一瞬ブレイクダウンをしていますが・・・ここはオンビートのまま次の展開にいった方が良い気がします。

さて、ここからはワードプレイのオンパレード!
まずはThe Way You Moveのコーラス部分「I Like The Way You Move」に被せる形で 「I Like To Move It」のフレーズをスクラッチしながら乗せます。そのまま今度は 「Move B#tch」のフレーズと掛け合わせ、次にLight Your Ass On Fireのフレーズ 「Move Girl, Like Your Ass On Fire」を挿入。ここでバックトラックWileyのFiremanのコーラスが入ってくるのでスイッチします。フレーズ的には最初「Move」で遊んでから「Fire」で遊ぶという流れ。続いて Ohaio Players / Fire → Rae Sremmurd / Set The Roof → CRAVFTMAN & Ape Drums / Fire と繋いでいきますが、 ここは全て「Fire」をキーワードにクイックMIX。

ラストはスクラッチのド定番ネタ「Ahhh」で擦り倒してフィニッシュ。スクラッチの技術的には全編ほぼベイビースクラッチ + チャープスクラッチの組み合わせ。
個人的にはベイビーとチャープの2つを極めれば充分カッコいいと思っているぐらい重要な技です。

そして余談ですが、DJならば恐らく一度は聞いたことがあるであろう世の中で一番有名なスクラッチネタ「Ahhh」と「Fresh」。オリジナル音源はFab 5 Freddy / Change The Beat という曲のラストの部分です。曲のタイトルが「チェンジ・ザ・ビート」なので皆このスクラッチネタの事を「チェンビ」と言ったりしますね。

トラックリスト:

1. Lalo Schifrin – Theme from Enter the Dragon – DJ Blaze Edit
2. Cardi B – Bodak Yellow – Acapella
3. Outkast ft. Sleepy Brown – The Way You Move – Fear Of Dawn Remix
4. Reel 2 Reel – I like To Move It
5. Ludacris ft. Mystikal & I-20 – Move B#tch
6. Busta Rhymes – Light Your Ass on Fire
7. Wiley – Fireman
8. Ohio Players – Fire
9. Rae Sremmurd ft. Lil Jon – Set The Roof – 1DAFUL Remix
10. CRVFTSMEN & Ape Drums – Fire
11. Wiley, Stefflon Don, & Sean Paul ft. Idris Elba – Boasty – DJ Blaze Blend

 
個人的にはイントロのブルース・リーから「Move B#tch」あたりまでの流れが好きです。後半はEDIT感満載で途中でお腹いっぱいになっちゃいました。しかしワードプレイでここまで攻められるのはお見事!そんな彼はRed Bull 3Styleにおいて香港初のWorld Finalistを目指しているようなので、今後も注目です。

ちなみに香港では過去に1度も3Styleの国内予選が開催されておりません。が、国内予選が無い国に限り動画審査のみでワールドファイナルに出場できる「Lucky Bastid」という枠があります。
2015年のDJ Ride(ポルトガル)、2017年のBeastmode(オーストラリア)もその勝者です。

国によっては国内予選で勝つより簡単かも!?

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“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions: DJ Fanatic Jr

ビデオ: Bluefaceの”Thotiana”、制作過程が公開

現在スマッシュヒットしている楽曲、Bluefaceの”Thotiana“をプロデュースしたScum Beatzがその制作過程について、GeniusのDeconstructedで語りました。この楽曲はBillboardのHot 100で9位にランクインしています。またまたCardi BYGリミックスバージョンはDJcityのHot Boxにランクインしています。

Scum BeatzはBluefaceと高校時代の友人であり、どのような経緯で今回の楽曲が生まれたのかを語っています。また映像ではBluefaceとそのまま電話をし、どのリミックスバージョンが気に入っているのかなどを語っています。また、”Thotiana Pt.2″についても語っています。

関連: ビデオ: Ariana Grandeの”thank u, next”のプロデューサーがその制作過程について語る

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Ariana Grandeのヒットシングルである”thank u, next”プロデューサーがその制作過程について、GeniusのDeconstructedで語りました。この楽曲はBillboardのHot 100にて1位にランクインしました。

今回の出演したプロデューサーはロサンゼルスを拠点に置くプロデューサーユニットのSocial Houseとマルチプラチナの獲得経験があるTBHitsであり、彼らは今回の楽曲が絶対にヒットすると予想していたそうです。そして彼らがPro Toolsを使用してどのように楽曲のアイデアを出し合ったかについて語っています。

TBHits aka Tommy BrownはArianaと2013年からコラボをしています。Lil Wayneを迎えた”Let Me Love You”、”better off”、”Be Alright”などの曲を手がけています。またDJ KhaledChris BrownJennifer Lopezの楽曲も手がけています。

Social HouseはMichael”Mikey”FosterとCharles”Scootie”AndersonからなるユニットでChris BrownやJ. Loなどと曲を制作しています。また彼ら自身も歌い、去年の夏にはデビュー作であり、Lil Yachtyを迎えた”Magic In The Hamptons”を公開しています。

関連: Phonix BeatsがJ. Coleのヒット”No Role Modelz”の制作過程を語る

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グラミー賞にもノミネートされたプロデューサーのPhonix BeatsJ. Coleの2014年にヒットした”No Role Modelz“の制作過程についてGeniusのDeconstructedシリーズで語りました。この楽曲はプラチナ認定されており、Billboardによると当時のBillboard Hot 100では最高で36位にランクインしています。

今回の映像ではPhonix BeatsがどのようにしてJ. Coleと繋がり、楽曲制作を共にしたのかについて語っています。

Phonix Beatsはベテランプロデューサーであり、50 CentSchoolboy QJay RockJeremihTrey Songzなどの楽曲制作に携わっています。ここ最近ではThe GameBryson Tillerの楽曲をプロデュースしています。

関連: ビデオ: Alessoが”REMEDY”の制作過程について語る

ビデオ: Alessoが”REMEDY”の制作過程について語る

スウェーデン出身のDJ/プロデューサーのAlessoがDancehall調の楽曲、”REMEDY“の制作過程についてGeniusのDeconstructedシリーズで語りました。この楽曲はSpotifyで5600万回再生、YouTubeでは4000万回以上再生されています。

今回AlessoはLogic Pro Xを使用して楽曲制作について語り、どの様なインスピレーションを受けたのかについて語っています。

関連: Boi-1daとJahaan SweetがEminemとJoyner Lucasの”Lucky You”のプロデュースについて語る

Boi-1daとJahaan SweetがEminemとJoyner Lucasの”Lucky You”のプロデュースについて語る

Boi-1daJahaan Sweetが共同プロデュースしたEminemとJoyner Lucasの”Lucky You“の制作過程をGeniusのDeconstructedシリーズで語りました。

今回の映像ではBoi-1daとJahaan Sweetがどのようにしてコラボ作品を作るようになったか、また2人が交互にビートの制作過程について説明しています。

Boi-1daとJahaan SweetはこれまでDrakeの”Duppy Freestyle“や、THE CARTERSの”FRIENDS”などをプロデュースしています。また2人はそれぞれ個人でDeconstructedに出演しています。

“Lucky You”はEminemの10枚目となるアルバム、Kamikazeのなかで最もランキングの高い曲となっています。BillboardのHot 100で6位となっており、Kamikazeは9月のBillboard 200にて1位にランクインしました。

ビデオ: Sheck Wesの”Mo Bamba”はどのようにプロデュースされたか

ビデオ: Sheck Wesの”Mo Bamba”はどのようにプロデュースされたか

ニューヨークを中心に活動しているプロダクションユニットのTake A DaytripがSheck Wesのヒット、”Mo Mamba“の制作過程についてGeniusのDeconstructedシリーズで語りました。

Take A DaytripはDenzel BaptisteとDavid Biralの2人からなるプロダクションユニットであり、Juice WRLDの”Legends“をプロデュースしたことで知られています。またA-Trak、6LACK、PNB Rockなどの楽曲のプロデュースを行なっています。”

昨年の6月にリリースされた”Mo Bamba”は今年の初めにSheck WesがTravis ScottのCactus Jack recordsとKayne WestのG.O.O.D Musicと契約をしてから注目されました。また、バスケットボール選手のMo Bamba氏がNBAにドラフトされたのも曲の知名度が上がったきっかけとなっています。この楽曲はBillboard Hot 100にてピーク時に42位までランクインしました。

今回の映像では彼らがLogic Pro Xを使用しながら、どのようにして特徴的なビートを制作したかについて語っています。

関連: ビデオ: E.VAXがKid Cudiの”Pursuit of Happiness”の制作過程について語る

ビデオ: E.VAXがKid Cudiの”Pursuit of Happiness”の制作過程について語る

今回のGeniusのDeconstructedシリーズでは、ブルックリン出身のプロデューサー、E.VAXKid Cudiの”Pursuit of Happiness”の制作過程について語りました。この楽曲はフューチャリングにMGMTとRatatatが迎えられています。

E.VAXはどのようにしてKid Cudiと繋がったのか、そして曲で使用したトラックについて語りました。

E.VAXはElectronic RockのデュオであるRatatatの1人として知られています。JAY-ZNasの楽曲をプロデュースしたり、ここ最近ではKid CudiとKanye WestKIDS SEE GHOSTSアルバムでも3曲クレジットされています。

“Pursuit of Happiness”は2009年にリリースされ、Kid Cudiのデビューアルバム、Man on the Moon: The End of Dayに収録されています。楽曲はBillboardのHot 100チャートにピーク時で59位にランクインし、クワドラプルプラチナ認定されています。

Deconstructedは上記で見ることができます。

関連: Kid Cudiの”Day ‘n’ Nite”のプロデューサーがその制作過程を語る

Harry FraudがFrench MontanaとRemy Maの”New Thang”の制作過程について語る

Hip-HopプロデューサーのHarry FraudFrench MontanaRemy Maの”New Thang“の制作過程についてGeniusのDeconstructedシリーズで語りました。

FraudはPro Toolsを仕様してこの楽曲を制作したとのことです。そしてどのような経緯でこの楽曲を制作したかを語っています。

主に東海岸の音楽をサンプリングに使うことで知られるHarry FraudはFrench Montanaと様々な作品を制作しています。2009年にリリースされた”Shot Caller”や2017年にThe WeekndMax Bをフューチャリングに迎えた”A Lie“などが代表的な作品です。他にもA$AP RockyRick RossWiz Khalifaなどのアーティストの楽曲制作にも携わっています。

“New Thang”は映画、Uncle Drewのサウンドトラックに収録されています。

関連: Kid Cudiの”Day ‘n’ Nite”のプロデューサーがその制作過程を語る

Kid Cudiの”Day ‘n’ Nite”のプロデューサーがその制作過程を語る

グラミー賞にノミネートされた経験のあるプロデューサーのDot Da Geniusが2008年にスマッシュヒットしたKid Cudiの”Day ‘n’ Nite”の制作過程についてGeniusのDeconstructedシリーズで語りました。

この楽曲はBillboard Hot 100で最高3位にランクインし、トリプル・プラチナにも認定されています。今回の映像ではDot Da GeniusがPro Toolsを使用しどう楽曲を制作したかを説明しています。

ブルックリン出身の彼はKid Cudiと2006年から仕事をはじめました。ここ最近ではKid CudiとKanye Westのコラボアルバム、KIDS SEE GHOSTSの作品にも参加しています。またTravis ScottJhene Aiko6LACKの楽曲のプロデュースも行なっています

“Day ‘n’ Nite”は2009年に発表されたKid Kudiのミックステープ、A Kid Named Cudiに収録されており、リードシングルとして公開されました。

関連: BlocBoy JBとDrakeによる”Look Alive”のプロデューサーがその制作過程を語る

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