Ableton

Ableton Live 11を使ったクリエイティブなルーティンをJohn Typeが披露

イタリアを拠点に活動するJohn TypeAbleton Live 11の新機能を使って、レコード盤をシンセサイザーのように演奏し、シーケンスするという革新的な試みを行いました。 Vestax PDX-3000とTechnics SL-1210のターンテーブルを使って、2つの異なるトラックのビートを同期させ、バイナルシンセシスを巧みに表現しています。Vestax PDX-3000がDaft Punkの1995年のシングル「Da Funk」のメロディを演奏し、Donna Summerの1978年の名曲「I Feel Love」のベースアルペジオに変化します。これは、Technics SL-1210のアナログピッチがドラムのスピードを変化させており、またAbleton Live 11のTempo Follower機能によって同期が行われるためです。

このパフォーマンスを行うためには、いくつかのハードウェアが必要です。まず、Vestax Controller One / PDX-3000やReloop RP-8000などのMIDIピッチコントロール付きターンテーブルが必須です。 ミキサーからのオーディオを接続して、MIDIターンテーブルをコントロールするためには、オーディオとMIDIのインターフェースが必要です。同様に、MIDIコントローラーも必要となります。

Ableton Live 10 Suite / 11 Standardでは、この作業を可能にするMIDI Envelope、Utility、Auto Filterのプラグインが必要です。さらに、バトルブレイクやDJツールによく見られる、シンセ音が入っているグルーブ感のあるトラックも、今回のDJスキルを発揮するための重要なポイントとなります。

今回のデモで使用したツールなどはウェブサイト上にて無料で公開されています。John Typeはどのようにして今回のルーティンを築き上げた詳細も記載されています。

関連: ビデオ: Ableton Linkのデモンストレーション動画

AbletonがLive 10.1のベータ版を公開されました

Ableton Live
Source: Ableton

Abeltonが音楽プロダクションのソフトウェア、Live 10.1のベータ版を公開しました。今回はワークフローの向上やデバイスの機能強化が見られます。

ワークフロー向上の面では詳細ビューと編集画面全体の切り替えを効率的なショートカットキーですばやく行えるようになり、指先のピンチ操作でズームも可能となりました(対応コンピュータに限る)。またChannel EQ、Delay、オートメーションの新機能などのいくつかの機能強化の面も見られます。

Live 10.1の公式リリースはまだ発表されていませんが、Live 10を持っている方はベータ版の利用が可能です。

Abletonのウェブサイトで詳細を確認できます。または下記の動画で新機能を確認できます。

DJcityとDJ Viceが共同主催であるワークショップ、”Beyond the Music Retreat”の詳細が公開

Beyond the Music Retreat

昨年の12月に発表されたDJcityとDJ/プロデューサーのViceが主催するDJ向けのワークショップ、”Beyond the Music Retreat”の詳細が公開されました。今回のワークショップは世界中から集まったDJのキャリアをより高いレベルに引き上げることを目的としています。

今回のイベントは3月4日から6日の間にコロラド州のデンバーで行われます。リゾート地で開催されるこのリトリートでは、DJ業界で活躍しているアーティスト達と様々なパネルディスカッションが行われます。

今回のワークショップに参加する著名DJたちはA-TrakMiles MedinaDJ SpiderKirill Was HereDJ EchodGi ManagementからYoni Goldbergなどが参加します。

Beyond the Music Retreatに参加するにはこちらから応募できます(ホテルパッケージの購入が可能です)。

12日の正午から放送されるMikiDz ShowのライブストリーミングではViceが登場します。放送中に今回のワークショップ&ホテルパッケージが視聴者に当たりますのでそちらの放送もお見逃しなく!

関連: Viceが”MikiDz Show”に登場

DJ Step1がAbleton Pushを使用したルーティンを公開

dj step1

ベイエリアで活動するターンテーブリストのDJ Step1がAbeltonのPush 2コントローラーを使用したライブパフォーマンスの映像を公開しました。

DJ Step1は組み合わせたサンプリングや、スクラッチ、フィンガードラミングなどの技術を披露しています。また彼女がどのようにしてPushのコントローラーをDJセットで使用したのかを解説しています。

DJ Step1はBikini WaxというバトルレコードをDJ Shorteeと2007年にリリースしています。女性DJが初めてリリースしたバトルレコードとして知られています。

関連: NOODLESがKehlaniのDJとしての活動について、また女性DJへのアドバイスを語る

Ableton 10が発表されました

世界中で人気があり、音楽制作やパフォーマンスなどで使用されるAbletonの新作ソフトウェア、Live 10が発表されました。今回のLive 10では新しいデバイスや、ワークフローの改善、サウンドライブラリの向上などが導入されています。

新しく追加されたデバイスはWavetabe、Echo、Drum BussとPedateとなっています。Wavetableは、無限の可能性を秘めたAbletonの新型シンセサイザー・エンジンです。アナログシンセや楽器音のほか、さまざまなサウンドの波形から構成されるウェーブテーブルを使って、ストレッチやモーフィングといったサウンドメイキングが可能となりました。Echoはアナログとデジタルハードウェアの遅れを一つのデバイスにまとめた機能となっており、Drum Bussはドラムサウンドの編集をひとつの場所で完結でき、Pedalはアナログエフェクターならではの音色をLiveで表現できるようになりました。

Live 10では、制作過程において、あらゆる段階でさまざまなワークフローが改善されています。Caputureと呼ばれる新しい機能では、プロデューサーのアイデアをそのまま音楽に変えたり、複数のMIDIクリップを編集することが可能となりました。

新しくデザインされたサウンドライブラリでは新しいコレクションパックなどが含まれています。

Live 10は2018年の初めに販売されるとのことです。現在AbletonはLive 9を20%オフのディスカウント価格で販売しています。Live 9を購入することによってLive 10に自動的にアップグレードを無料で行うことが可能です。

AbeltonのウェブサイトでLive 10の詳細を見ることができます。


関連: ビデオ: Ableton Linkのデモンストレーション動画

ビデオ: Ableton Linkのデモンストレーション動画

イタリアのDJ/プロデューサーであるJohn TypeAbleton Linkのデモンストレーション動画を公開しました。

リリースされてからもうすぐで2年が経過するAbelton Linkはワイアレス機能を通じて音楽を扱うことができます。DJやプロデューサー、ミュージシャンがSerato DJやAbleton LiveなどのDVSソフト、そしてAbleton Live、Maschine、やReasonなどのDAWを接続し、SYNC機能を使うことが可能となっています。

John Typeは今回4つの楽曲を使い、Ableton LiveとSerato DJを交互に使いミックスさせています。曲のテンポを大きく変えることによってSYNC機能を作動させていることを表現しています。

John自身のウェブサイトではCUEポイントをマッピングさせ”Miditablism (ミディテーブリズム)”のテクニックをデモンストレーションで行なったと述べています。”Miditablism (ミディテーブリズム)”とは昔からあるターンテーブリズムのスキルと様々な機能を使うことです。

今回の動画で使われたファイルは彼のウェブサイトから無料でダウンロードができるとのこと、また詳しい説明も加えられています。

関連: DJ Manwell、Stro Elliot、そして14KTがSerato DJとAbleton Linkを使ったパーフォーマンス

Ableton Pushのコントローラーの中には何が入っているのか

YouTubeで人気のある番組、What’s Inside?のメンバーがAbleton Pushのコントローラーの中身はどのようになっているのかを紹介した動画を公開しました。この番組は様々な製品を分解して中身を紹介し続けて3年以上経っています。

動画内で”Electornic Music Machine”と紹介されているAbleton PushはAbleton Liveと連動させることができるコントローラーです。驚くことにPushは真っ二つに折られても機能する様子が動画で伺うことができます。

上記で動画を観覧できます。2分44秒からコントローラーの分解が始まります。


関連:DJ Manwell、Stro Elliot、そして14KTがSerato DJとAbleton Linkを使ったパーフォーマンス

DJ Manwell、Stro Elliot、そして14KTがSerato DJとAbleton Linkを使ったパーフォーマンス

2016年の終わりに、SeratoがAbletonのLink機能とSerato DJを使ったデモンストレーションをできるアーティストを招集しました。その集まった3名であるDJ ManwellとHip-HopプロデューサーのStro Elliot14KTが素晴らしいルーティーンを披露してくれました。

Ableton Linkはワイヤレスでローカルネットワークをつなぐことができる機能で、これによりアーティストはセッティングの煩わしたから解放され音楽をプレイすることだけに集中することができます。 DJ、プロデューサー、ミュージシャンはSerato DJのようなソフトウエアとAbleton Live、又はAbleton Live、Maschine、Reasonの様なDAWとシンクロさせてリンクすることができます。

この機能をショーケースするためにDJ ManwellはReloopのターンテーブルとPioneer DJのミキサーDJM-S9、Stro ElliotはAbleton Push 2、そして14KTはRolandのコントローラーDJ-808を使いました。彼らには3つのルールとして、リンクして繋がっていること、それぞれの音楽を使うこと、セットの中にテンポを変更させことが課されていました。最終的に生まれたのはHip-Hopのビートにのせたフリースタイルセッションのパフォーマンスでした。

Ableton Linkについての詳細はこちらから

関連: DJ SpiderがSeratoのスタジオでルーティーンを披露

Ableton Liveを使ってアカペラエディットを作る

DJcityTVとBeat Refineryの前回のチュートリアルビデオアカペラエディットを使ったDJプレイではDJセットでアカペラエディットの使い方についポイントを置きました。そして今回のDJcityTVとBeat RefineryのチュートリアルビデオはAbleton Liveを使いどの様にエディットを作るかについて説明しています。Red Bull Thre3StyleアメリカのファイナリストのTrayzeがプロセスを説明しています。

関連: アカペラエディットを使ったDJセット パート2

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