VICEが”Reflections of a DJ”のインタビューに出演

Vice
Vice (Source: Instagram)

レジェンドとも言えるDJ/プロデューサーのViceがReflections of a DJに出演し3時間ほどのインタビューを行いました。今回は彼のキャリアがどう成長していったかについて、また現在のDJシーンについて語りました。

DJ AMのハリウッドのナイトクラブでパフォーマンスをする様子を見てどのような影響を受けたか

「最初見たときはなんだこれは!と驚いたよ。ウェディングで披露するセットをカッコよく更にクレイジーにしているように思えたよ。彼は当時シカゴでは普通にプレイされていたJoan JettsやJourneysをプレイした後にJAY Z、そしてA Tribe Called Westをかけるんだ。”なんじゃこりゃ?”しかもこれでお客さんを踊らすことができるんだと驚いたね。僕はロサンゼルスでかなり長くDJをしていたけど、まさか同じロサンゼルスでこのような光景を見るとは思いもしなかったよ。僕はAMに対してこいつはとんでもない奴だ、DJとして次のレベルにいて違う世界を経験していると思いそれを学ぶためにハリウッドのナイトクラブに通い始めたんだ。」

なぜHip-HopじゃなくてDance Musicをプロデュースしているのか

「いつもラッパーと仕事をしたいと思っているし、毎度自分が仕事したいラッパーとやり取りをする度に1曲歌うのに莫大な金額を条件に出してくるからそんな余裕は流石になかったよ。またラッパーとセッションをした時、自分はHip-Hopが好きなんだけど、常に平和な心を持っていて、クサも吸わないしスタジオでも飲まない。またバイブスもあげてセッションするんだけど自分に刺激を与えたラッパーがいなかったんだ。自分は本当のMCを求めていたんだ。Andre 3000と本当に仕事をしたいと思ったよ。けど正直彼にリーチする気力も無かったのが事実だね。その面に関してはA-Trakを本当に尊敬するよ。彼はいつもラッパーと仕事をして、誰だこいつは?どこで見つけたんだ?みたいなアーティストと仕事をしているからね。だから僕はダンスミュージックを中心にプロデュースをしようと思ったんだ。Erick MorilloやRoger Sanchez、Kenny DopeなどのリアルなHouse Musicをね。」


現在のシーンでの流行がEDMからHip-Hipに戻った時どう思ったか

「自分はすでにその事を知っていたしどう対処すべきか、どのようなパフォーマンスをするべきかなどは分かっていたね。どのような状況でもその場に合った曲をプレイするスキルは身についていたよ。」

ラジオDJ vs ナイトクラブDJ

「ラジオDJ達は本当にすごいと思う。ナイトクラブでDJをすると、外に出て、お客さんを踊らせて、そのエナジーを感じることができるんだ。でもラジオだと1つの狭い部屋でDJをして何も感じないまま何万人の人がプレイを聴いているという状況なんだ。人のリアクション、フィードバックがないままDJをするのはすごいプレッシャーだと思う。」

下記でインタビューをフル視聴できます。iTunesのPodcastチャンネルはこちらから。

関連: Viceが自身についてインタビューで語る

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