DJ Tezz

世界のローカル DJ・クラブ情報(Newcastle🇬🇧, Seoul🇰🇷, NYC🇺🇸)

2020年から始まったパンデミックから1年半以上経ち、日本国内ではナイトクラブを営業しているところもスタートしている中で世界各国でも新たな動きが見られています。アメリカでは多くの場所でフェスティバルやライブコンサートなどが開催されている様子をソーシャルメディアを通じて見られる場面も増えてきたのではないでしょうか?

そんな中DJcity Japanでは各国の前線で活動するDJ達に向けてら3つの質問をそれぞれに問いかけ現在の状況を報告してもらいました。今回はイギリスのパーティータウンと言われているNewcastleで活動するSATORU、韓国のソウルで活動するDJ TEZZ、そしてNYCで活動し、DJ CrazeのSlow Roast Recordsにも所属するMatsuにそれぞれの状況を伝えてもらいました。

SATORU(Newcastle🇬🇧)

◆クラブやバーの状況はどうですか?

5月にクラブやバーの屋内営業が再開された当初は、テーブル席のみ、テーブルとテーブルの間に一定のスペースが必要などの制限がありました。また人々が安全に遊べるように各クラブはアプリを使ったドリンクの注文や定員が注文の品をテーブル席に運ぶなど(居酒屋のようなスタイル)の工夫が行われていました。また席を外れる時はマスクの着用なども行われています。

DJとしてこれまで大規模なイベントを行われていた場所で上記のようなスタイルの営業を行うことに関しては慣れない場面もありました。またプレイする楽曲の内容も変わりましたが、こうして再びDJできることは最高な気分です。

6月の終わりに規制が解除されてからは、すべてが元通りになりました。クラブは以前のように営業しています。僕が働いているクラブでは、キャパシティを100%以下(およそ75%くらいかな?)に制限していますが、それ以外はまったく普通です。たくさんの人が戻ってきていて、まるで18ヶ月間閉店していなかったかのように感じています。ただし、すべての会場が生き残っていたわけではなく、その時点ですでに閉鎖されていたクラブもかなりあったので、私たちは幸運でした。

◆クラブ/バー/ラジオ以外で新しいDJとしての活動はどんなことをしていますか?

Twitchは、DJにとって異なるオーディエンスと関わる大きなチャンスでした。多くのDJが最初はTwitchに馴染みがなく(人によりますが)、すでにベースを持っていた他のプラットフォーム(例えばFacebookやInstagram Live)を使おうとしていましたが、あまり長くは活動できませんでした。Twitchでのストリーミングに移行し、Twitchの文化に合わせてプレイすることで、全く新しい収益源とオーディエンスを見つけた人もいました。私の友人のVolatileのTwitchチャンネルは本当に良い例です。(https://www.twitch.tv/djvolatile)

ロックダウンの期間は、他の人たちに、やりたかったけど時間がなく手を出せなかった他の”モノ”を追求するための時間を与えられたと思います、DJにとっては主にそれが音楽制作だと考えています。

◆コロナが落ち着いたらどこに行きたいですか?(個人的&DJとして)

これはまだまだ課題がある質問ですね(笑)。どこもかしこも元通りになるのでしょうか?個人的には、キプロスでもう一度DJをしてみたいですね。天気もいいし、お客さんの多くはイギリスからの観光客なので、馴染みがあります。もちろん、日本でもね。いつも楽しい時間を過ごせます。

DJ TEZZ(Seoul🇰🇷)

◆クラブやバーの状況はどうですか?

韓国の若者は、24時間365日パーティーをすることがごく普通のことだと思っています。しかし、2020年2月から、ソウルのクラブは政府によって開店が厳しく禁止されています。クラブが閉鎖しなければならなくなってから、少なくとも19~20ヶ月が経過したことになります。私たちの政府は現在、ソウル市内の近隣地域でのダンスを禁止しています。だから、ソウル以外の国でツアーができるのは幸運なことです。(クラブはソウル以外の場所では営業している場所があります)。それでも限界はありますし、私がいつも考えているのは、現在のナイトライフ業界に対する世間の見方です。政府は特にナイトライフ業界を敵視しています。世界中でこのような状況が続いていると思いますが、私たちは皆、以前のような状況に戻ることを強く願っています。

◆クラブ/バー/ラジオ以外で新しいDJとしての活動はどんなことをしていますか?

パンデミック以前はDJをしていなかったパブやラウンジでも、今は普通にDJが回っています。ただし限られた人しかできません。もちろん、これも非常に厳しい制限があります。踊ってはいけない/立ってはいけない/座っているだけ/テーブル間のソーシャルディスタンス/会場に入れる人数/などです。

またストリーミングといっても、韓国ではYouTubeやTwitchを使っているごく一部のEDM DJに限られます。私が知っているのはメインストリームのものだけです。

◆コロナが落ち着いたらどこに行きたいですか?(個人的&DJとして)

アジアを中心に回りたい! 今のところ、日本に行きたいです。具体的には、大阪、神戸、福岡などですね。親しい友人に現地で会えるので最高です!もうずっと会っていないんですよ。日本への出張が多い友人と私はこのCOVIDの騒動が終わったらすぐにでも日本に行くつもりです。大がかりな旅行ではなく、簡単な食べ歩きの旅になると思います。

Matsu(🇺🇸NYC)

◆クラブやバーの状況はどうですか?

私はニューヨークを拠点としていますが、ニューヨークはcovidの初期に超大きな打撃を受けました。幸いなことに、NYは全米でも有数のワクチン接種率を誇っています。7月現在、ニューヨークの状況は比較的「普通」に戻っています。ナイトクラブは門限や定員の制限なく営業しています。ただし、レストラン、ナイトクラブ、コンサート会場などでは、入場の際にワクチン接種の証明を求めることが法的に義務付けられています。ナイトクラブでは、これは(せいぜい)ゆるやかに実施されています。

音楽に関しては、人々は新しい音楽よりも古い音楽を聴きたがっているように感じられます。Covid以前の大きなヒット曲が新しい作品よりも大きな反応があります。もちろん、大規模な新譜もありますが(DrakeとFutureの「Way 2 Sexy等)、人々はCovid以前の心地よい感覚を求めています。

ほとんどのナイトクラブはパンデミックを乗り越え、大きな変化もなく再オープンしました。いくつかの新しいスポットや閉店した場所もありますが、すべてが「昔に戻った」という感じです。もちろん、ニューヨークの地域によっても違います。

◆クラブ/バー/ラジオ以外で新しいDJとしての活動はどんなことをしていますか?

アメリカでは、ライブストリーミングが爆発的に普及しました。昨年は、Crazeと一緒に「Slow Roast Sunday」というシリーズで定期的にライブストリーミングを行っていました。しかし、最近はその勢いが弱まっているように感じます。どちらかというと、クラブの世界とは完全に切り離されていますね。個人的には、ここNYで再開してからは、あまりストリーミングをしていません。

◆コロナが落ち着いたらどこに行きたいですか?(個人的&DJとして)

7月以降、アメリカ国内をたくさん旅行しています。特に私は完全に予防接種を受けているので、とても安全で普通だと感じています。国際的には?日本にとても戻りたいです!食べ物、人々、雰囲気…もちろん日本に戻りたいですね。あとは韓国にも行きたいですね。

関連: Red Bullが2020年のRed Bull 3Style世界大会の中止を発表

ビデオ: “Cutting Room” 韓国のソウル

今回のCutting Roomは韓国のソウルで撮影されました。今回出演したDJはJ.fitz、SQ、REDEF、Son、Tezzの5人です。

J.Fitz、TezzはRed Bull Music 3Styleの韓国チャンピオンとしての経歴を持っています。

関連: ビデオ: ニューテクノロジーPhaseを使ったDJcityTVの”Cutting Room”ポーランド

DJcity Podcast Mix: DJ TEZZ (South Korea)

dj tezz

2015年のRed Bull 3Style韓国のチャンピオンであるDJ Tezzが今回のPodcast Mixを担当してくれました。今回彼が提供してくれたミックスにはクラブプレイされている新譜、旧譜のHip-Hopが織り交ぜられている中で、韓国のHip-Hopの楽曲も含まれています。

[podcast]

トラックリスト:

1. Deep Flow ft Nucksal, Huckleberry P – 작두
2. Fat Joe & Remy Ma – All The Way Up
3. Jinbo ft Crush – 말하자면
4. Tory Lanez – LUV
5. DJ Snake ft Justin Bieber – Let Me Love You – Tall Boys Hook First
6. Justin Bieber – Sorry – Gil Chang Remix DJ Tezz Acap Edit
7. Drake – One Dance – Jordan Crisp Acap Intro
8. Masego – Send yo Rita
9. Uki – Technique (Rakim’s Flip)
10. Nafla – Mercy
11. Killagramz – Birthday
12. Swift – Pull Up
13. MadeinTYO – I Want
14. Lil Pump – Molly
15. Chris Porter – Look At Me Dance
16. Migos – Bad & Boujee – DJ Smerk Acap Intro
17. A Boogie Wit Da Hoodie – Drowning
18. Chiefs – Leannn
19. Dae Dae – Wat U Mean
20. Bruno Mars – Thats What I Like
21. Ludacris – What’s Your fantasy
22. Three 6 Mafia – Stay Fly
23. A Tribe Called Red – Stadium Pow Wow
24. XXXTentacion – Look At Me
25. Carnage – Mase In 97
26. Future & Drake – Jumpman vs. The End vs. Make A Move (DJ Snake Mashup) (Edit) (Extented)
27. Chris Brown ft Busta Rhymes – Look At Me Now – DJ Tezz Dadada Edit
28. Excision – Throwin Elbows
29. Juicy J & Yellow Claw – City On Lockdown – TRAYZE ARRANGEMENT CLEAN RADIO

DJ TezzのInstagramSoundCloudをフォロー。

関連: DJcity Podcast Mix: DJ Nahomy

Popular

  • これからDJを始めるのに最適なスターター機材は? -NATIVE INSTRUMENTS 編-

    本企画はDJ機材メーカーが直々にオススメするスタートアップDJ機材を、現役で活躍するDJ達が実際に使用し、使用感や機能性など、生の声をレビューして頂きました。これからDJをスタートしたいと考えている皆様の参考資料として是非ご活用ください。 【NATIVE INSTRUMENTS編】 NATIVE INSTRU...

  • DJcity価格改定のお知らせ

    2022年10月1日よりDJcityのサブスクリプション料金を変更させていただきました。初めてご利用される方のスタートアッププランが1500円/30日間、スタンダードな30日間プランが4,000円/1ヶ月、そしてお得な180日間プランが20,000円/6ヶ月に改定いたしました。何卒ご理解賜りますよう、お願い申...

  • 「BAD HOP HOUSE 2」がDJcityに公開

    神奈川県川崎市を拠点とする、8MCによるヒップホップ・クルー。双子であるT-PablowとYZERR を中心に、Tiji Jojo、Benjazzy、Yellow Pato、G-K.I.D、Vingo、Barkのメンバーで構成される日本で最も勢いのあるクルーBAD HOP。そんな彼らがDJcityに先日リリー...

  • Playssonの楽曲がDJcityに掲載

    REAL TRAP 名古屋を拠点に全国的に活動するギャングスタラッパーのPlayssonがDJcityにてHip-Hopパーティーではマストなクラブバンガーを中心に掲載してくれました。ハイエナジーな作品が多く、Playsson本人がストリートこれまで経験してきた内容のリリックに注目です。Hip-Hop DJs...

  • MonyHorseの「Look Up」

    日本を代表するHip-HopクルーのYENTOWNに所属するラッパーのMonyHorseが新曲「Look Up」のMVを公開しました。プロデュースには同じくYENTOWNのU-LEEが担当、Chillな雰囲気のトラックの中でMonyHorseのラップや歌を楽しむことができます。またナイトクラブに限らず様々な現...

  • DJ KANJIがLEX, HIYADAM & Y’Sを迎えた「Smash!!!」を公開

    数々のヒットをプロデュースしてきたDJ KANJIがLEX, HIYADAM & Y'Sを迎えた新曲、「Smash!!!」をDJcityに公開してくれました。若手からベテランの人気ラッパーを迎えた今回の新曲DJ KANJI自身でプロデュースしています。フロアヒット間違いなしのエナジー高いビートとラッパ...

  • 13ELLのニューシングル「STAR」

    京都を中心に全国的に活動するHip-Hopクルーである「DCAの奴ら」を代表するアーティストの13ELLがニューシングルである「STAR」をDJcityに公開してくれました。今回の映像では自身のクルーに加えて、WILYWNKAや孫GONGなどの人気ラッパー達がカメオ出演しています。楽曲もキャッチーな内容となっ...

  • REAL-TのEP「REAL TAPE」に収録されている全タイトル

    REAL-T (prod. Fezbeatz) - Secret Life 大阪出身の強烈な個性とキャラクターを持つラッパーREAL-T。彼のEP、「REAL TAPE」に収録されている全楽曲がDJcityにデリバリーされました。収録されている4曲のプロデューサーにはFezbeatzが携っています。全編ハード...

  • DJcity Podcast: DJ BULLSET

    今月のDJcity Podcastは大阪を拠点に活動し、HIBRID ENTERTAINMENTに所属するDJ BULLSETが担当してくれました。今回は新譜のHip-Hopを中心に先日DJ BULLSETがSANTAWORLDVIEWとタッグを組みリリースしたEP、In The Neihborhoodに収録...