DJのことば交遊録 WORDCHAIN 05
DJが織りなすプレイの中にあるギミックの一つにリリック繋ぎ(ワードプレイ)とゆうものがある。異なる年代、人種、趣味趣向を持つ人々を、一つのパーティーにまとめるために生まれたDJテクニックの一つ。「言葉をつなぎ、人をつなぐ」これをモチーフにして生まれたWORDCHAIN。DJのことば交遊録ではこのような言葉で遊...
カリフォルニア南部を拠点に活動するDJ Kwestが、DJcityのピックアップする最新&注目の楽曲を使用したショートルーティンシリーズを公開。過去にはBOOM DJ Battleへの出場経験があり、ラジオプログラムPitbull’s Sirius XM Globalization やカリフォルニアリバーサイドのラジオKGGI, 99.1 FM.でも彼をチェックできます。では今週も見ていきましょう!
< ルーティン解説 >
1曲目はPARTYNEXTDOOR。つい先日リリースされたアルバム「PARTYMOBILE」からRihannaをフューチャーした”BELIEVE IT”です。ベイビースクラッチを軽くカマしてから最初のコーラス部分を挿入。BPMは次の展開も考えて予め少し早めた状態(+5程度)でスタートさせていますね。次に同曲の最後のコーラスをスクラッチを交えながら挿入します。
前回の記事にも書きましたがドラムスが抜けてボーカルだけになっている部分なのでスクラッチがし易いポイントを選んでいます。そしてコーラス終わりの「BAE」というフレーズにプリセットループを設定してあるのですが、1つ仕掛けがあります。seratoのループ機能には大きく分けて2種類あり、1つ目が「オートループ」、これは曲のBPMに準じてソフトウェアがループの範囲(長さ)を正確に決めてくれるというもので、最長32拍から16、8、4、2….最小1/32拍までのループが設定できます。2つ目は「マニュアルループ」、これは自分でループの範囲を自由に決められるというもので、曲のBPMを無視したループが設定できます。Kwestはこの2つ目のマニュアルループを「BAE」というフレーズに設定しています。動画00:25秒のPC画面に注目するとループをONにした瞬間に曲のBPMが88から100になっている事が確認できますね。こうする事で次の曲のBPM(99)に近い状態でスタンバイできるわけです。さて、マニュアルループをONにしたところでお次はFrench Montana “Freaks”やNicki Minaj “Megatoron”などでもお馴染みのレゲエ定番Riddim「Filthy Riddim」を使用したHoodCelebrityy “Run Di Road”を頭から挿入し、ループさせてあった「BAE」で4小節スクラッチ。スクラッチ後はミキサー内蔵エフェクトのエコーをかけながらバックスピン。(日頃からスクラッチの終わらせ方も何パターンか意識して練習するといいと思います)
次に同曲のフレーズ「Party shot like dah high grade hurb, yah」部分にスクラッチを交えながらジャンプしループを仕掛けます。先週、先々週とKwestの過去ルーティン動画をチェックしている人なら次の展開は予想できるんじゃないでしょうか。お馴染みのアカペラ → ループ → 次の曲を挿入 → スクラッチの鉄板の流れです。
3曲目は4月10日にニューアルバムをリリース予定(本人Instagram情報)のTory Lanez “Do The Most”です。ミキサーのパッド(ホットキューモード)でコーラス部分にジャンプし4小節聞いたら次はフレーズ「Somebody call for the sauce, I appear」の部分をカットインしてからのサラッと2枚使い。2枚使い後は同フレーズにループを仕掛け(ここは先述した「オートループ」を使用)ピッチコントローラーでBPMを上げていきます。しかしなぜこのフレーズをループさせているのかと思ったら、次の曲がDuck Sauceの新曲”Captain Duck”ということで「Sauce」繋がりのワードプレイでした。「sauce」のフレーズをスクラッチしたりパッド(ホットキューモード)で遊んだらエコーアウトさせてインスタンドダブルス。ラストは手動で半拍ずらしと1/4拍ずらしをメイクしてフィニッシュ。
トラックリスト:
1. PARTYNEXTDOOR feat. Rihanna – BELIEVE IT
2. Hood Celebrity – Run Di Road
3. Tory Lanez – Do The Most
4. Duck Sauce – Captain Duck
いかがでしたでしょうか。このKwestのルーティンシリーズは基本的にクイックミックスなので、いかに曲の美味しい部分を掻い摘んで料理していくかがポイントになってきます。その観点から考えると曲を最後まで聞く事という作業も大事になってきますね。DJの皆さんは曲をチェックする際についつい飛ばし飛ばしで聞いて、最後まで聞かないという事がありませんか? 実は曲の最後の方に美味しい展開が待っていたりすることもあるので、時間がある時はじっくり最後まで聴き込むこともしてみましょう。
DJが織りなすプレイの中にあるギミックの一つにリリック繋ぎ(ワードプレイ)とゆうものがある。異なる年代、人種、趣味趣向を持つ人々を、一つのパーティーにまとめるために生まれたDJテクニックの一つ。「言葉をつなぎ、人をつなぐ」これをモチーフにして生まれたWORDCHAIN。DJのことば交遊録ではこのような言葉で遊...
東京を拠点に活動するHip-Hop クルーのTokyo Young Visionが所属アーティスト達の音源をDJcityで公開してくれました。今年の2月に1st アルバムを公開したNormcore Boyz、Normcore BoyzのDJを務め、クラブDJ/プロデュース双方で活躍中のDJ NORIO、そして...
本記事では2022年現在、国内のナイトクラブでどのようなDJ機材をインストールされているかを調査しました。各ナイトクラブのレジデントDJが、現場での使用機材や今後導入希望の機材について答えてくれています。本企画5軒目のナイトクラブは沖縄最大級のキャパシティを誇る人気クラブepica OKINAWAのDJ機材を...
DJcityのウェブサイトに大幅なアップデートが行われました。それに伴い、ウェブサイトの新しい使用方法や新機能についての解説動画が公開されました。 新しいウェブサイトはデスクトップアプリ、そしてスマートフォン向けのモバイルアプリとの連動を推奨します。特に移動時間にモバイルアプリで楽曲を確認し、PCをインターネ...
大阪府東大阪市出身のラッパーguca owl (グカール)。ヒット作「今夜はハダシデ」を含む6作品をDJcityに公開しました。昨年2021年6月にリリースされた最新EP past & highwayに収録されている「High Wall」など、等身大のストレートなリリックと、強さや優しさなど聴く者の感...
eydenが新しくEP、「FLESHNESS SZN」を配信しました。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「HOUSE PARTY」「2Ninjas (ft. Fuji Taito)」「Reach (ft. Candee)」「Fly Shit (ft. NOV)」「Grow Up (ft. 1ich pa...
数回にわたりDJ機材メーカーが推奨する初心者向けのスターター機材を、各プロDJのレビューと共に紹介してきました。ここであらためて、各メーカー推奨機材を簡潔にまとめました。本企画では紹介しきれなかったDJ機材も交え、価格、機能面、拡張性を含め、比較しやすいよう一覧にまとめてご紹介します。 ※注 : 価格は変動す...
Pioneer DJがその場でサンプリングできる機材DJS-1000を発表しました。 DJS-1000は独立したDJサンプラーとシーケンサーであり、同社のTORAIZ SP-16をDJブースでも使えるようなデザインになっています。16のマルチカラーパッドと7インチのタッチスクリーンが搭載されており、CDJ-2...
2001年からスタートし18年もの間多くのクラウドに愛されながら惜しくも2019年に幕を閉じた毎週火曜CLUB HARLEM 「RED ZONE」にて、世界基準のDJスタイルや音楽を発信し続けてきたDJ KOYAが、DJとして最もプレイした楽曲3選 1. Dr.Dre ft. Snoop Dogg - Nex...
2006年にDMC台湾チャンピオンとなり、史上初の女性DMCワールドファイナリストとなったDJcity Taiwanの代表DJ Noodles。現在は台北を中心にアジア各地の有名ナイトクラブやフェスにも出演。そんな彼女がDJcityポッドキャストに33分のミックス提供してくれました。様々なリミックスや彼女のオ...