ビデオ: ラジオホスト、DJとして重鎮のBaka Boyzによるインタビュー

The Baka Boyz
Nick and Eric V a.k.a. the Baka Boyz / YouTube

ラジオホスト、DJとして重鎮のNick、Eric VidalはBaka Boyzとしても知られています。この2人がPensado’s Placeでゲスト出演しました。

カルフォルニア州、ベーカーズフィールド出身の彼らが有名になったのは90年代前半にロサンゼルスのPower 106に出演してからです。2人が担当する番組Friday Nite FlavasWorld Famous Roll Callがロサンゼルスのラジオに革命をもたらし、Hip-Hopがロサンゼルスで有名になる大きなきっかけともなりました。

同時にBaka Boyzはプロデューサーとしても活動していました。The Pharcyde、Cypress Hill、House of Pain、Kid Frost、Volume 10などのアーティスト達と楽曲制作を行いました。

キャリアの後半、2人は後のラジオ局のアイコンとも言えるBig BoyFuzzy FantabulousDJ E-Manなどを育て上げました。Baka Boyzは現在もHip-Hop Master Mixという番組を続けており、ラジオDJ、ホストとしてかなりのベテランであります。

今回のショーでは2人はキャリア当初から終わりまで全てについて語っています。他にも地上ラジオの状態について、現在行なっている彼らのプロジェクト、などについて語りました。

ロサンゼルスの伝統あるKDAYラジオ局からどのようなインスパイアを受けたか

“いつも大きなラジオを持って、家の屋根に登り大音量で聞いていたよ。彼らがやっていた事に対して本当に感銘を受けて、毎回ラジオの録音をとっていたんだ。そして録音したテープを持ってロサンゼルスにのレコードショップに行き、毎回クラブのために300ドル相当のレコードを買っていたよ。”

Power 106のニュースルームをミックスルームに変えたことについて:

“当時Power 106にはミックスルームがなかったんだ、みんな録音したミックスを流していたよ。オープンリール式だったね。そしたら局で働いているRickに「レコードをオープンリール式でミックスできないか?」と聞かれたので「いや、ライブでやるよ」と答えたんだ、そうしたらまた「(針が)飛んだらどうするんだよ?」と聞いてきたから「飛んだら飛んだでそのままでいいんだよ、別に飛んだからって死ぬわけじゃないぜ」と言ってやったんだ(笑)、そして必要なエンジニアに頼んでニュースルームからミックスルームに変えたんだ。”

ラテン系アメリカ人のDJが黒人文化のジャンルを担当することについて:

“俺らはHip-Hop DJだ、Hip-Hop DJに肌の色なんて関係ないよ。音楽に情熱を持っていたし、プロデュースもしていたから当時何がストリートで流行っていたかも理解してたよ。”

現在の地上ラジオについて:

“ラジオ局は今何をすべきかわからず詰まっている状態だと思う。もう一度ラジオ番組を格好良くするためにはどうすればいいのかを考えないといけないのではないかな、現状格好良くないし・・・なぜなら皆特定のラジオ局で決まった音楽しか聴かないからだと思うんだ、人々はもっと違う音楽も聴きたいと思うよ。まるでラジオ局がリスナーを箱に閉じ込めている様な感じだね、そのやり方はもう古いし変えた方がいいと思うな。”

彼らが出演したショーは下記で見ることができます。

関連: Emiss CommunicationsがPower 106をMerueloグループに売却

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