Dave Fogg
インタビュー: ラスベガスでブッキング担当やDJとして活動するベテラン、Dave Fogg
Dave Fogg (Credit: DMahoney Photo)
ラスベガスでDJ、またはパーティーをした経験があるという人にとっては、そのイベントにDave Foggが携わっていると言っても過言ではありません。DJとして活動し、LuxorホテルにあったClub RAでのタレントバイヤーとしても活躍していたDave Foggは90年代後半からベガスで活動をスタートさせました。またClub RAはベガスにある会場で初めてダンスミュージックのアーティストをブッキングした場所であります。そこからDave DoggはHard Rock、Station Casino、The Palmsなどカジノにあるナイトクラブのブッキングを担当しながら自身もDJとして活動していました。
現在彼は、Draiの有名なBeachclubやアフターアワーに行われれる会場のブッキング担当を行っています。Beachclubでこれまでパフォーマンスをしたアーティストは、A-Trak、Showtek、MK、TroyBoi、Henry Fong、4B、Sak Noel、Ape Drums、Stooki Soundsなどの大物ばかりです。
DJcityはベガスの中心人物とも言える彼にインタビューを行いました。
ブッキングするタレントを探すとき何を見ていますか?
新しいアーティスト、古いアーティスト問わずその場面に適正するかによって判断しているよ。そこが一番大事なのかなと僕は考えているんだ。アーティストが作品をリリースするタイミングもあるよね。DJとしての仕事もきちんとこなしていたら他の人と比べてそのような情報もすぐ入ってくるからね。最近では他のナイトクラブでレジデントをしている友人とコラボしているアーティストをブッキングしたりしているね。
新しいアーティストはどう見つけますか?
Pollstarなどの業界ではなく、DJcityなどのレコードプールで見つける方が多いね。
DJにどれだけのギャランティーを払うのかという基準などはありますか?
もしDJが他の会場での出演経験があり、そこで失敗があったとしてもそれを基準にすることはないね。会場がどこまでサポートできるか、また他の会場との兼ね合いや違う街のマーケットでの価格などを見て決める時が多いね。
DJとしての活動はタレントバイヤーとして役立っていますか?またその逆もありますか?
ほとんどの判断はDJの視点からきているよ。DJとして人の曲をかけている以上は人々が自分の音楽にどのように反応するかを見ているよ。そのような視点を大事にしているDJかどうかを見極めてブッキングしているよ。ほとんどのアーティストはベガスでのパフォーマンスが初めての経験だからね。
TroyBoi at Drai’s Beachclub on March 24. (Source: Drai’s Beachclub)
ブッキングなどを行うタレントバイヤーとして誤解されることなどはありますか?
同じような仕事をしている人たちがIbiza、ADE、SXSWなどの大きなフェスに行って”スカウト(笑)”を行っていることかな。あのような行為はただ旅行に行っているだけでスカウトをしているなんてただの言い訳でしかないよ。仕事なんてできるわけがないんだ。
これまで多くのDJ達をブッキングしてきたと思いますが、誰から最も感銘を受けましたか?
自分がこれまでブッキングしたアーティストで感銘を受けた人はたくさんいるよ、Derrick May、Loco Dice、12th Planet、Diplo、MK、AlunaGeorge、Ruskoなどだね。クリエイティブに考えながら自分がファンであるアーティストをブッキングできる事に対して幸運に思うよ。
ラスベガスの今のシーンに対してどう思いますか?
いくつかの点で停滞していると考えるね。なぜなら大きいクラブはいままで通りの方法でこれからも運営していくと思うから新しいことは起きないと思う。ただ音楽のトレンド、その変化に対しては興味深くなってきているからそこに期待しているよ。
(音楽的に)どのような方向に向かっていると思いますか?
ここ数年間はEDMが流行り、去年はHip-Hopが波に乗っていたね。今、特にアンダーグラウンドなシーンではまたElectronicミュージックが戻ってきている気がするね。
Dave FoggのInstagramをフォロー。
Popular
-
9月 30, 2022
DJcity価格改定のお知らせ
2022年10月1日よりDJcityのサブスクリプション料金を変更させていただきました。初めてご利用される方のスタートアッププランが1500円/30日間、スタンダードな30日間プランが4,000円/1ヶ月、そしてお得な180日間プランが20,000円/6ヶ月に改定いたしました。何卒ご理解賜りますよう、お願い申...
-
12月 28, 2023
最大の特典!150円でDJcityをご利用出来ます!
今年最大のチャンスをお見逃しなく! DJcityメンバーシップが90%オフで、最初の月は¥150でご利用できます(通常価格¥1,500)。チェックアウト時にプロモコードDJCITY2024を使用してください。 最新のリミックスやDJエディット、イントロバージョン、クリーンエディット、アカペラなどをダウンロード...
-
5月 6, 2020
Tokyo Young Visionのアーティスト達がDJcityに楽曲を公開
東京を拠点に活動するHip-Hop クルーのTokyo Young Visionが所属アーティスト達の音源をDJcityで公開してくれました。今年の2月に1st アルバムを公開したNormcore Boyz、Normcore BoyzのDJを務め、クラブDJ/プロデュース双方で活躍中のDJ NORIO、そして...
-
11月 13, 2017
ビデオ: 楽曲における、Cleanバージョン vs. Dirtyバージョン
DJが楽曲をレコードプールでダウンロードする際、放送禁止用語をカットしたラジオ向けのCleanバージョンとオリジナルであるDirtyバージョンの選択肢があります。今週のShare The KnowledgeではDJ TLMが2つのバージョンをどう使い分けるのか、そして両方ダウンロードするべき理由を語ってくれて...
-
2月 17, 2022
Hip-Hopコレクティブ「Tha Jointz」が新作発売前に主要メンバーのソロ作を一挙DJcityに公開
2020年よりJ.Studio Osaka にてKojoe、DJ GEORGEと共に日々クオリティーの高い作品を制作する大阪きってのダークホースでありスーパースター集団「Tha Jointz」 から2022年2月22日リリースのポッセカットシングル[Jointz & Jam]発売目前のタイミングで、T...
-
9月 10, 2019
インタビュー: 千葉ロッテマリーンズのオフィシャルDJ、DJ CREW
DJ CREW (ZOZOMARINE STADIUM) DJcity Japanから今回は千葉ロッテマリーンズのオフィシャルDJを務めるDJ CREWにインタビューを行いました。DJ CREWはスタジアムDJについて、またこれまで経験してきたスポーツ会場でのDJについてなどを語っています。 DJはいつ頃、ど...
-
10月 27, 2022
ビギナー向けに各メーカーが推奨するDJ機材を徹底比較。【2022年】
数回にわたりDJ機材メーカーが推奨する初心者向けのスターター機材を、各プロDJのレビューと共に紹介してきました。ここであらためて、各メーカー推奨機材を簡潔にまとめました。本企画では紹介しきれなかったDJ機材も交え、価格、機能面、拡張性を含め、比較しやすいよう一覧にまとめてご紹介します。 ※注 : 価格は変動す...
-
8月 14, 2020
DJcityのデスクトップアプリがアップデートされました
DJcityのデスクトップアプリがアップデートされました。今回の大きなアップデートとしてはユーザーはダウンロードしたファイルのアーティスト、タイトル、バージョン、bpm、ジャンル、キー、年を編集することができるようになりました、 アップデートとしては ・ダウンロードしたファイルをアーティスト、タイトル、バージ...
-
7月 20, 2022
現在の国内ナイトクラブでセットアップされているDJ機材とは?【福岡編】
本記事では2022年現在、国内のナイトクラブでどのようなDJ機材をインストールされているかを調査しました。各ナイトクラブのレジデントDJが、現場での使用機材や今後導入希望の機材について答えてくれています。本企画2軒目のナイトクラブは福岡の中心天神に位置する人気クラブIBIZA FUKUOKAのDJ機材を、当ク...
-
3月 13, 2019
MV: Mustard & Migosの”Pure Water”
MustardとMigosが現在スマッシュヒットしている楽曲"Pure Water"のMVを公開しました。 Pure Waterのダウンロードはこちらから。 関連: MV: 2 ChainzがAriana Grandeを迎えた”Rule The World”