Japan Artist Club Hits (May 2021)

日本のHip-Hopクラブではここ2~3年の間、国内アーティストの楽曲がメインタイムでプレイされるようになりつつあるのではないでしょうか。東京渋谷で日本語ラップがよくプレイされるナイトクラブ、LAUREL TOKYOで活動するDJ Yu-to & DJ NORIO。そして同じく国内産のHip-Hopが多くプレイされる大阪のTHE PINKで活動するDJ JUZZYDJ MA-SHAがDJ目線でその月に多くプレイした日本を拠点に活動するアーティストの楽曲を解説!それぞれ3曲づつ紹介してくれています。

【Tokyo Side】

DJ CHARI & DJ TATSUKI – GOKU BIVES
2020年一番かかってたのはこの曲じゃないかと思います。頭からお客さんも大合唱してくれますし、フック前の『yeah yeah yeah yeah』の部分も超盛り上がります。更に踊りもあるし、その日1日のピークに持って行きたい時に使いたい1曲です。

JP THE WAVY,Oz World,LEX – WAVEBODY
2021年これからクラブで浸透するであろうパーティーチューン!日本語ラップが好きなお客さんなら誰もが知っているJP THE WAVY、Oz World、LEXがノリやすく聞きやすいラップをしているのでクラブで日本語ラップを聞かないお客さんも体を動かしやすくクラブでのれる一曲だと思います。

AK-69 feat. YELLOW BUCKS – BUSSIN
どの時間で使っても盛り上がると思いますが、自分達はアーリーからメイン帯に向かってフロアのスイッチを入れたい時によく使ってます。頭のDing Ding Dongのサンプリング部分で前の曲をガッツリ切って入れるとフロアのテンションが一気に変わるイメージです。カットインや抜けで頭からぶっ込みもやりやすいので、万能な一曲です。

【Osaka Side】

BAD HOP feat. Vingo, JP THE WAVY, Benjazzy, YZERR & LEX – Friends
フック部分「本当ありがとう」「まじごめんね」では、ミキサー上でフィルターをかけて音を切ってのコール&レスポンスが出来て、一気にフロアーの一体感が高まります。他にもJP THE WAVY「楽しい」LEX「人生が商売道具」をはじめ、それぞれのバースのパンチラインも大合唱で、今一番オーディエンスが歌ってくれる一曲かなと思います。

¥ellow Bucks – My Resort
一瞬BPMを上げていくフェーズではもれなくかけているかなと思います。日本語ラップ楽曲は、合唱率も高いものが多いですが、この曲は、Music Videoの中でも見られるハンドクラップをしているオーディエンスもチラホラ居て、合唱とはまた違った一体感があり、フロアーの熱気も高まる印象です。

MC TYSON – I’m T
今では関西以外でもよくプレイされる一曲かとは思いますが、大阪出身のラッパーという事もあり、リリース直後から、フロアーの「待ってました!」感が強く、ミックスしてplayした後、pull upしてイントロに戻す事も多いです。フック部分の「Boom-Boom」は、みんなそれぞれの「Boom-Boom」を見せてくれるのも面白いです(笑)。

関連: Japanese Artist Mix VOL. 3 by DopeOnigiri

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