DJ Kwestが最新&注目の楽曲を使ったルーティンを披露


カリフォルニア南部を拠点に活動するDJ Kwestが、DJcityのピックアップする最新&注目の楽曲を使用したショートルーティンシリーズを公開。過去にはBOOM DJ Battleへの出場経験があり、ラジオプログラムPitbull’s Sirius XM Globalization やカリフォルニアリバーサイドのラジオKGGI, 99.1 FM.でも彼をチェックできます。では今週も見ていきましょう!

< ルーティン解説 >

1曲目は一昨年に刑務所から出てきたジャマイカのヒーローBuju Bantonの “Trust”からスタート。フィーチャリングには今をときめくTory Lanez。イントロの声ネタ混じりのビートの上で同曲のスネアを激しめにスクラッチした後コーラス部分からカットイン。ポイントとしてはスネアの短い音にも関わらずクラブスクラッチやチャープスクラッチを正確にメイクしている点です。”正確に”というのは繰り返し安定した音を出しているという意味です。次に”Mi Gente”のヒットでも知られるJ BalvinがプロデューサーにDJ Snakeを迎えた新曲”Amarillo”をフレーズ「Ya se puso buena la fiesta」から使います。「Ya」の部分で小刻みなスクラッチをしてからリリース。と同時に”Trust”の方はミキサーのパッド(ホットキューモード)を叩いてビートのみの部分へジャンプ。3小節ほどブレンドしたら”Amerillo”に完全にスイッチし、すかさずホットキューでコーラス部分にジャンプします。続いてThe Weekndの2020年最新アルバム「After Hours」より”In Your Eyes”を途中のフレーズ「I tried to find love」からスクラッチを交えて挿入します。なぜこのフレーズから使うのかというと、丁度ドラムスが抜けてボーカルのみになっている箇所なのでスクラッチやMIXがし易いからだと思われます。2曲のドラムの打ち方も違うので尚更ですね。そして先ほどと同様フレーズをリリースすると同時に”Amerillo”はビートのみの部分にジャンプ、2小節ブレンドした後”In Your Eyes”のドラムが入ってくる直前で完全にスイッチします。同曲のコーラスの手前あたりからスクラッチでカットインし、コーラスに突入。

次にフレーズ「Burning inside you」をループさせBPMをターンテーブルのピッチコントローラーで上げていきます。一瞬映るPC画面を見るとオリジナルのBPM(プラスマイナスゼロ)から可変してプラス24まで上がっているのを確認できますが、これはPioneerのターンテーブルが最大プラスマイナス50までピッチを可変出来るから可能なのです。(画面向かって左のターンテーブルだけPioneer。右はテクニクス)

BPMを124あたりまで上げたところでラストチューンとなるオーストラリア出身のプロデューサー・DJ(元プロサーファー)FISHERのブランニュー”Freaks”をMIXしていきます。ループさせてあったフレーズ「Burning inside you」の間隔を”Freaks”のフィルに合わせて徐々に短くしていきます。(ミキサーのLOOP 1/2ボタンを使用)エナジーポイントに差し掛かるところで完全にスイッチします。そしてラストは同曲のフレーズ「Freaks come out」で軽く擦ってフィニッシュ。

トラックリスト:

いかがでしたでしょうか。ドラムパターンが違う2曲(レゲトン × ヒップホップなど)をMIXする時のヒントが見え隠れするセットでしたね。曲中のドラムが抜けてアカペラだけになっている部分はループやスクラッチがし易い事がわかったと思います。技やコツはどんどん盗んでいきましょう。ただ相手へのリスペクトは忘れずに。

DJ Kwestの FacebookInstagramMixcloudTwitter.をフォロー。

関連: DJ Kwestが最新&注目の楽曲を使ったルーティンを披露

Popular

  • 人気沸騰中のラッパーguca owlの作品「今夜はハダシデ」「High Wall」を含む全6曲をDJcityに一挙公開

    大阪府東大阪市出身のラッパーguca owl (グカール)。ヒット作「今夜はハダシデ」を含む6作品をDJcityに公開しました。昨年2021年6月にリリースされた最新EP past & highwayに収録されている「High Wall」など、等身大のストレートなリリックと、強さや優しさなど聴く者の感...

  • ビデオ: 楽曲における、Cleanバージョン vs. Dirtyバージョン

    DJが楽曲をレコードプールでダウンロードする際、放送禁止用語をカットしたラジオ向けのCleanバージョンとオリジナルであるDirtyバージョンの選択肢があります。今週のShare The KnowledgeではDJ TLMが2つのバージョンをどう使い分けるのか、そして両方ダウンロードするべき理由を語ってくれて...

  • Fezbeatzが楽曲制作について語る

    Fezbeatzが全編プロデューサーとして参加しているREAL-TのセカンドEP、『REAL TAPE 2』から「THUG SCENE」がDJcityレコードプールに掲載されました。REAL-Tのコラボレーション作をはじめ、数々のヒット作を残しきたFezbeatzがプロデュースに関するインタビューに答えてくま...

  • 【DJ YUKIJIRUSHI】DJとして最もPLAYした曲

    1991年にNYヘ渡米しDJキャリアをスタート。同時期に渡米していたBUDDHA BRANDと活動を共にし、NYの大型クラブで数々の現場を経験。1995年に帰国し活動拠点を日本に移す。後に伝説と語り継がれる事となるスーパーイベントがスタートする。渋谷CLUB HARLEMにて、渡米中活動を共にしていたDJ M...

  • DJ KEKKE : DJcity Japan Playlist

    4月に第一弾を発信をした、全国で活躍を見せているDJを中心に毎月プレイリストを公開するDJcity Japanよりの新しいコンテンツ。第二弾目は、東京を拠点に活動しており、国内外問わず年間を通し圧倒的な場数をこなし国内トップクラスのDJとして活躍を見せるDJ KEKKE。 今回のプレイリストに関して本人より...

  • レビュー: Denon DJのSC5000 Prime Player

    今週のTips and Tricksにて、MojaxxがDenon DJのPrimeシリーズの一部をご紹介しましたが、今回はSC5000 Playerをレビューしています。 今年の1月に発表されて以来、SC5000はDJ機材の中で最も期待されていた製品の一つとなりました。クラブやフェスでの使用に向けたPion...

  • DJ HAZIME & OZworld a.k.a R’kumaの新曲”She Iz”

    ラッパーとプロデューサーがタッグを組み楽曲をプロデュースし競い合うAbemaTVオリジナル番組、Smash HitでWinnerとなったDJ HAZIMEと OZworld a.k.a R’kumaのコラボレーション作、"She Iz"。DJ Wataraiが手掛けたトラックで、BPM 98のTropical...

  • DJ YutoがDMC World Championshipにて優勝

    ターンテーブリストDJ Yutoがロンドンで行われた2016年のDMC World Championshipにて優勝しました。2位にはカナダのDJ Brace、3位にはアメリカのDJ Trapsがそれぞれランクインいしました。 ブラジルのDJ Erick JayがWorld Supremacyバトルで、そして...