DJ Sonicが2000年代初頭のHip-Hopでまとめた『20XX BACK』ミックスを公開
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< ルーティン解説 >
1曲目は一昨年に刑務所から出てきたジャマイカのヒーローBuju Bantonの “Trust”からスタート。フィーチャリングには今をときめくTory Lanez。イントロの声ネタ混じりのビートの上で同曲のスネアを激しめにスクラッチした後コーラス部分からカットイン。ポイントとしてはスネアの短い音にも関わらずクラブスクラッチやチャープスクラッチを正確にメイクしている点です。”正確に”というのは繰り返し安定した音を出しているという意味です。次に”Mi Gente”のヒットでも知られるJ BalvinがプロデューサーにDJ Snakeを迎えた新曲”Amarillo”をフレーズ「Ya se puso buena la fiesta」から使います。「Ya」の部分で小刻みなスクラッチをしてからリリース。と同時に”Trust”の方はミキサーのパッド(ホットキューモード)を叩いてビートのみの部分へジャンプ。3小節ほどブレンドしたら”Amerillo”に完全にスイッチし、すかさずホットキューでコーラス部分にジャンプします。続いてThe Weekndの2020年最新アルバム「After Hours」より”In Your Eyes”を途中のフレーズ「I tried to find love」からスクラッチを交えて挿入します。なぜこのフレーズから使うのかというと、丁度ドラムスが抜けてボーカルのみになっている箇所なのでスクラッチやMIXがし易いからだと思われます。2曲のドラムの打ち方も違うので尚更ですね。そして先ほどと同様フレーズをリリースすると同時に”Amerillo”はビートのみの部分にジャンプ、2小節ブレンドした後”In Your Eyes”のドラムが入ってくる直前で完全にスイッチします。同曲のコーラスの手前あたりからスクラッチでカットインし、コーラスに突入。
次にフレーズ「Burning inside you」をループさせBPMをターンテーブルのピッチコントローラーで上げていきます。一瞬映るPC画面を見るとオリジナルのBPM(プラスマイナスゼロ)から可変してプラス24まで上がっているのを確認できますが、これはPioneerのターンテーブルが最大プラスマイナス50までピッチを可変出来るから可能なのです。(画面向かって左のターンテーブルだけPioneer。右はテクニクス)
BPMを124あたりまで上げたところでラストチューンとなるオーストラリア出身のプロデューサー・DJ(元プロサーファー)FISHERのブランニュー”Freaks”をMIXしていきます。ループさせてあったフレーズ「Burning inside you」の間隔を”Freaks”のフィルに合わせて徐々に短くしていきます。(ミキサーのLOOP 1/2ボタンを使用)エナジーポイントに差し掛かるところで完全にスイッチします。そしてラストは同曲のフレーズ「Freaks come out」で軽く擦ってフィニッシュ。
トラックリスト:
1. Buju Banton feat. Tory Lanez – Trust (Remix)
2. J. Balvin – Amarillo
3. The Weeknd – In Your Eyes
4. FISHER – Freaks
いかがでしたでしょうか。ドラムパターンが違う2曲(レゲトン × ヒップホップなど)をMIXする時のヒントが見え隠れするセットでしたね。曲中のドラムが抜けてアカペラだけになっている部分はループやスクラッチがし易い事がわかったと思います。技やコツはどんどん盗んでいきましょう。ただ相手へのリスペクトは忘れずに。
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