Bedroom Sessions : DJ D.o.G


今回のDJcityTV Bedroom Sessionsは2019年11月にDJcity podcast mixをドロップしたばかりのDJ D.o.Gが登場。ヨーロッパはアイルランド出身の彼がオリジナリティ溢れる選曲と音楽性の高いトリックを盛り込んだ6分間を披露してくれています。Karma DJ Competition、Travel 2 Ultra DJ Competitionでの優勝経験もあり自身のYoutubeチャンネルでも「Transition Tuesday」というシリーズを公開しています。

<ルーティン解説>

ルーティンはLil Dicky ft. Snoop Dogg “Professional Rapper”の一節から始まります。「You Can Call Me Dogg」の「Dogg」→「D.o.G」なので名前の紹介ですね。既存の楽曲から自らの名前を引っ張ってくるあたりに”DJらしさ”を感じます。ここでいきなり余談。98年DMC US FinalにてDJ Dummyが既存のレコード(楽曲)を使って他の出場者全員を名指しでディスった伝説があります。やはりDJたるものDigってナンボと感心した思い出。さてルーティン解説に戻ります。イントロの続き「Let me just elaborate」→「詳しく説明させてくれ」的なニュアンスでしょうか。「elaborate」をループさせながらフェードアウトさせると同時にPlanet Reach “You”をド頭から挿入します。”You”のボーカルが入ってきた所でLogic “Everybody Dies”と掛け合わせているのですが・・・私はここでリズムが取れなくなり一瞬迷子になってしまいました(トーンプレイなのかな多分・・・)。”Everybody Dies”のコーラス部分が始まり、フレーズ「Runnin」をQUEボタンでタイミングよく連打しながらターンテーブルの電源をOFFにしてスローダウンさせます。次にRun The Jewelsの”Close Your Eyes”をフレーズ「F#ck the slow mo」からカットインで挿入。この後の「Run them, Run them」というコーラスに繋がるワードプレイになります。ここのポイントとしてはseratoのキーロック機能をOFFにしておくことでターンテーブルの回転が遅くなるにつれ音程も低くなります。よってフレーズ「Runnin」のスローダウンがより効果的に表現出来ます。(動画01:11〜)

続きまして、“Close Your Eyes”のフレーズ「How You Like My Stylin Bruh?」にさしかかった所でWhat So Notの“Be Ok Again”を挿入しつつスクラッチを開始。メロディのタイミングに合わせてスクラッチしているのでグルーヴ感があっていいですね!このパートの最後はフレーズ「Up Like」の音程をPitch PlayモードであげていきWhat So Notのメロディにスイッチしています。ポイントはメロディにスイッチした時にドラムが抜けている事です。スクラッチは基本的に音数を増やす行為なので、そのスクラッチを止めた時にいっきに音数が減ると展開に抑揚が生まれ見ている側を飽きさせません。

“Be Ok Again”のコーラスまで聞き終えたらミキサー内蔵エフェクトのEchoをかけつつ、レコードを勢い良く逆回転させるバックスピンで次の展開へ。ここでLinkin Parkの“Cure For The Itch”をぶっ込み「Alright now, wasn’t that fun ?」「Let’s try something else」と次の展開を期待させる美味しいフレーズが流れます。(←俺も使おう!) 次に2枚使いをするのですが、ここはリズムキープを崩さないように自分の技術の出来る範囲内に留めています。

2枚使い終了後はThundercatの“Fridenzone”を綺麗にMIXしていき「You can come or you can go」のフレーズとDaryl Hall & John Oatesの80’sを代表する名曲、“I Can’t Go For That”のフレーズ「I Can’t Go For That」を掛け合わせてワードプレイミックス。ポイントとしてはThundercat側に軽くミキサー内蔵エフェクトのReverbをかけ低音(Low)のトリムも少し下げて2曲の音の質感を合わせています。こういった細かい気遣いの連続がいいグルーヴを生むと思うのです。最後は昨年惜しくも亡くなったMac Millerの“Dang!”を挿入しつつ“I Can’t Go For That”のコーラス後の「Ahhh〜」をHot Queでループさせながらクロスフェーダーでリズム良く切り、Filterで音を絞っていきクリーンに繋いでフィニッシュ!

トラックリスト:

1. Lil Dicky ft. Snoop Dogg – Professional Rapper
2. Planet Reach – You (Could Be)
3. Busta Rhymes – Bounce To The Beat People Hands Up – Acapella
4. Logic – Everybody Dies
5. Run The Jewels – Close Your Eyes – D.o.G Cutdown Beat-A-Pella
6. What So Not ft. Daniel Johns – Be Ok Again
7. Linkin Park – Cure For The Itch
8. Linkin Park – KYUR4 TH ICH//Chairman Hahn
9. Thundercat – Friend Zone
10. Daryl Hall & John Oates – I Can’t Go For That (No Can Do) – Pomo Remix
11. Mac Miller ft. Anderson .Paak – Dang!

いかがでしたでしょうか。ちょいちょい見せるカメラ目線と彼の部屋の綺麗さを納得させる丁寧なトリックミックス。そして渋い選曲のうえに保たれるグルーヴ感。普段の彼のDJ Playや他のMIXも聞いてみたいなぁと思わせてくれるセットでした。もしかすると部屋を綺麗にすればモチベーションが高まるのかもしれませんね。皆さんも年末の大掃除は是非DJブースまわりをしっかり掃除してみましょう。

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“Bedroom Sessions”でルーティンを公開しませんか?”brs@djcity.com“に動画をお送りください。

関連: Bedroom Sessions: DJ LeNERD

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