AK-69が客演でWatsonとEric.B.Jrを迎えた楽曲「 ONE SHOT」をDJcityに掲載
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ForbesがA-Trakにリミキサーとしてのこれまでのキャリアやリミックスビジネスにつていインタビューをしました。 記事は彼のコンピレーションIn the Loop: A Decade of Remixesのリリース目前で非常に興味深い内容ではないでしょうか。
リミックスを始めたきっかけ:
『リミックスに関する興味深い点は、これまでに自分が手がけた全てのリミックスが、自分自身のプロデュースワークの中で経験として役に立っているということなんだ。ターンテーブリストとしてDJキャリアをスタートさせた時に、少しづつリミックスを手がけながらプロデュースすることを始めたんだ。だから、リミックス作業を通して、プロデュースのノウハウを学んだと言ってもいいよね。それに、色んなミュージシャンの楽曲を自分がリミックスする一方で、逆に彼らが僕の曲をリミックスしてくれたり、もしくは一緒に何かのリミックスを共同で制作したり、幅広い人間関係も構築出来た側面もある。僕のレーベルであるFool’s Goldは、リミックス制作を始めてから1年後くらいに設立したんだ。僕個人としても、自分がプロデュースした楽曲をミックスに収録してリリースし始めた時期で、普通のターンテーブリスト/DJから、楽曲制作を手がけるプロデューサーDJになる転換期だったね。今でも当時のリミックスワークが、今の僕の楽曲プロデュースの原点だと感じているよ。』
多くのリミックス制作の契約は時代遅れ:
『リミックス制作に関する契約で、大きなお金が動く必要はないと感じてるね。むしろ、契約というレベルの話でもないんだ。昔のようなリミックス制作に対する細かな契約は、もう時代遅れだと思う。今の時代にリミックスがどのように制作されるのか?そういった現実的な部分が考慮されていないんだ。どういう事かと言うと、多くの場合、リミキサーという人材は雇われの身なんだ。つまり、契約云々の以前に、既に制作料が雇い主から支払われている。売り上げのロイヤリティーに関係なく、制作料は支払われるものなんだ。一方で、レコード会社から見ると、例えば、とあるバンドXの楽曲を誰かにリミックスを依頼したとして、そのリミックスが商業的に結果を出した場合、ロイヤリティーはしっかりとバンドXのものになる。バンドとレコード会社は、しっかりとロイヤリティーを得る仕組みがあるんだ。リミキサーにロイヤリティーは支払われないものなんだ。』
プロデューサーにリミキサーの楽曲は届く
『リミキサーはリミックスを作ることで、大きな報酬を得ることはないけれど、仕事の質が高ければ、リミキサーの名前はしっかりとプロデューサーに届く。基本的に今の時代は、楽曲を仕上げるのがとても簡単だ。ゼロから技術やノウハウを生み出すわけじゃないからね。駆け出しのプロデューサーが楽曲制作を効率良く学ぶためには、リミックス制作から始めるのが良いと思うね。そう思ったから、僕もリミックス制作を始めたんだ。』
リミックス制作をすることによってマーケティングができる:
『リミックスという行為は、まず1つの楽曲を完成させるというノウハウを学び、それをリリースするところまでを経験出来る、とても素晴らしいツールだと思う。インターネットが普及し、ブログなんかで情報が拡散する今の時代は、サウンドの質が良ければシェアされる。ブログからブログ、チャートからチャート、友達から友達という具合に、どんどん拡散していくんだ。駆け出しのプロデューサーにとっては、自分のサウンドを聴いてもらうための、願ってもいないシステムだよ。使わない手はないよね。』
リミックスの契約方法は進化するべきだ:
『リミックス制作に関する契約のプロセスは時代に合わせて変わるべきだと思うね。逆にロイヤリティーの部分で、ソングライティングの契約にリミックスが含まれていないのは、明らかに馬鹿げている。』
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