A-Trakがノートパソコンを飛行機内に持ち込み禁止になる可能性があることについてコメント
A-Trak performs at the 2016 We The Future Festival in Puerto Rico. (Photo credit: Steve Garfinkel)
訪問する国や地域よっては電子機器を飛行機内に持ち込むことができない事案が増えている中、DJ達にとってそれは自身のパフォーマンスを行う際に大きな問題になりかねないと考えられます。Fool’s Goldを代表するA-Trakもその1人であり、今回の問題についてMass Appealの記事でコメントを残しています。
「もし自分のDJに関わる全てのモノが入っているパソコンを預け、その到着が遅れたり紛失してしまった場合、自分自身がこれからどうDJするのかを全て考え直す必要があると思う。」とコメント、「DJをするには様々な方法がある、フラッシュドライブやSDカードを使うDJ、これならポケットに入れるだけでいい。パソコンの必要もなくなるよね。」とも述べていました。
A-Trakの記事には欧米各国内でヨーロッパへノートパソコン等の精密機械を持ち込むこと自体が禁止されてしまうのではないかということについてコメントしていました。
今年の3月、アメリカとイギリスでは中東諸国からの精密機械の持ち込みを禁止している事例があります。その理由は自称イスラム国が精密機械に仕込むことができる爆弾を発明したからであります。
アメリカとヨーロッパの当局者はそれ以来、ヨーロッパのへの精密機械持ち込みについては見送る形となりましたが、A-Trakのコメントは洞察力があるものでした。
「僕自身3年ほど前にCDJを使うことを心がけようと決めたんだ」とコメント「僕はまだパソコンとSeratoを使って選曲をしてパフォーマンスを行う。でもCDJを使い出した理由は様々なコンディションや会場においてターンテーブルの使用が複雑であったり面倒である場合においてもターンテーブルを自分のためだけに用意してもらっていたんだ。そのような複雑な状況でもターンテーブルの用意をお願いするのは僕を含めて、DJ Snake、DJ CrazeそしてDJ Jazzy Jeffくらいだよ」
それに加えてA-TrakはたくさんのDJがパソコン上における問題をふまえてデータのバックアップを取っていることについてもコメントしました。
「僕自身もSDカード等を使うだけでセットを披露できるよ。いつも通りのテクニカルな部分を全て披露できるかと言われたら違うかもしれない、でもDJはできるんだ、最低限人々の前でパフォーマンスはできるレベルでね」
ノートパソコンだけではなく、SDカードやUSB等を使用し、卓越したスキルを披露できるA-Trakでさえ、パソコンから完全に切り替えることについては難しいと述べています。
「僕はターンテーブリストやパーティーロックできるDJとしてレコードからSeratoに完全に移行するまでかなり長い時間がかかったよ。新しいテクノロジーが出るたびに同じことを考えるのはとても大変で難しいと思うよ」とコメントを残しています。