これからDJを始めるのに最適なスターター機材は? -NATIVE INSTRUMENTS 編-

本企画はDJ機材メーカーが直々にオススメするスタートアップDJ機材を、現役で活躍するDJ達が実際に使用し、使用感や機能性など、生の声をレビューして頂きました。これからDJをスタートしたいと考えている皆様の参考資料として是非ご活用ください。

【NATIVE INSTRUMENTS編】
NATIVE INSTRUMENTSが推奨するスタートアップDJ機材は↓

NATIVE INSTRUMENTS TRAKTOR 2ch DJコントローラー 【TRAKTOR KONTROL S2 MK3

(メーカー直販税込価格 ¥38800)

TRAKTOR PRO 3と連動するTRAKTOR KONTROL S2 MK3は、どこでも気軽にミックスできるポータブルな2チャンネル・DJシステム。DJプレイに必要な機能がすべて搭載し、ホームパーティーから現場のDJブースまで対応。ループやビートシンクなど簡単操作のツール、クラブ仕様のエフェクトを搭載しており独創的なDJプレイが可能。本機を広島を中心に活動するDJ BAHNさんにレビューして頂きました

Q : まずは普段お使いになられてるPCDJソフトウェアやDJ機材を教えてください

BAHN : TRAKTOR PRO 3です。2011年ぐらいに購入してからなので11年ほど使っていますね。

Q : 2022年現在、自宅の使用機材を教えてください

BAHN : 自宅ではターンテーブルとTRAKTOR KONTROL Z2というミキサーのセットを使っています。あとは上位機種のTRAKTOR KONTROL S4 MK3も使っています。

Q : 普段現場でDJされる時は、どのような機材環境でプレーされていますか?

BAHN : クラブなどのお店に常設されているDJ機材セットは使わずに、TRAKTOR KONTROL S2 MK3もしくはS4 MK3を持ち込んでプレーしています。

Q : 数あるPCDJソフトウェアの中でTRAKTORを選んだ理由は?

BAHN : NATIVE INSTRUMENTSのビデオなどで、スクラッチが上手いDJが大勢プロモーション出演していたんですよね。実際に、試しに触ってみら、スクラッチのタイムラグなどもほぼ無いように感じて。音の感度とか、タッチした感覚とか、全てにおいて「めちゃ良いじゃんっ」ってなったんですよ。あとは出場していたDMCというDJバトルで、公式ミキサーがTRAKTOR KONTROL Z2になった時期があって、それもかなり大きかったですね。

Q : TRAKTOR KONTROL S2 MK3について、これからDJをスタートする皆さん目線でこの機材の魅力を教えてください

BAHN : 触ったことが無い人には解りづらいかもしれませんが、TRAKTORはエフェクトだったり、REMIX DECKというサンプラーみたいな機能だったりと、機材が苦手な方からするとかなり複雑な作りになっているのですが、S2 MK3に関してはそういった難しい部分を排除したシンプルなコントローラー設計になっています。なのでまずDJを始めてみようと思う方にとって、必要な機能が的確なレイアウトになっていると思いますね。最初はいろんなボタンなどがあり過ぎても、頭が混乱してしまうと思いますし(笑)。サイズ感もちょうど良くて、ジョグも大きいし、ボタンやツマミの配置もちょうど干渉しない配置になっていますね。

Q : iPadとゆう端子がありますがこちらの使い方は?

BAHN : パソコン自体が機械的に難しいって方でも、iPad用の専用無償アプリTRAKTOR DJ 2を使って、ライトニングケーブルでS2 MK3とiPadを繋げば、パソコン無しでシンプルなDJプレーができます。ちなみにS4 MK3ではiPadでのプレーは出来なくて、S2 MK3のみ対応しています。なのでより簡易的にスタートできると思いますね。

Q : TRAKTOR KONTROL S2 MK3と、ターンテーブル&ミキサー(TRAKTOR KONTROL Z2)セットの違いは?

BAHN : ミキサーのZ2だと制限されている機能が、コントローラーのS4 MK3やS2 MK3だと拡張的な機能が拡がっていると感じますね。Z2だとCUEパッドが縦の配列で4個で、切り替えれば8個使えますが、S2 MK3やS4 MK3はそもそもCUEポイント用のパッドが8個ついているし。あとはTRAKTORのオーディオ設定で繋いでいるパソコン本体のスピーカーを選択すれば、CUEポイントをつけたりループをつけたりする仕込み用だったり出先で使うのにも便利ですね。S2 MK3は単純に軽いし持ち運びにとても重宝します。

Q : S4 MK3とS2 MK3はどう使い分けていますか?

BAHN : 普段現場で使うときはS4 MK3を持ち込むことが多いんですけど、場所によっては置くスペースがなかったり、転換に時間を要せなかったりする時もあるので、そういった場合S2 MK3を持ち込んでいます。特にアーティストのライブDJをする時とかにかなり重宝しますね。S2 MK3は電源もパソコンのバスパワーで動くので、セッティングに時間をとらないしとても楽です。

Q : TRAKTOR KONTROL S2 MK3のお値段はメーカー直販税込価格 ¥38800となっていますが、この値段を率直にどう思いますか???

BAHN : ターンテーブル2台とミキサーを揃えることを考えたら、¥38,800はかなり安いと思いますね。試しで買ってみてもいいぐらいの値段だし、未就学生の方でもお年玉を貯めて買えるぐらいの値段ですよね(笑)。

Q : 他社のPCDJソフトウェアと比べてTRAKTOR PRO 3の魅力とは?

BAHN : 単純にまずTRAKTORの画面のレイアウトとか波形とかがしっくりきました。NATIVE INSTRUMENTSはソフトウェア音源やプラグインを作っている会社なだけあって、やはり出音が良いです。あとはエフェクトもめちゃくちゃ良くて、例えばディレイを選択したとして、そこからFB(フィードバック)とか、Filter(フィルター)とか、一つのエフェクトに対してかなり細かい設定ができます。その辺りこだわりたい人はこだわりたい部分だと思うので。

あとは他社だとサンプラー機能の部分が、TRAKTORだとREMIX DECKっていうんですけど、サンプラー機能をさらに複雑化して、巧妙にビートにかみ合わせれるような機能があるんですけど、自分で作ったループなどを入れたりして、様々な機能をフルに使いこなせたら、もはやDJを越えてLIVEみたいなプレーも出来る所が、PCDJソフトウェアの可能性としてポテンシャルの高さを感じていますね。実際にDMCでもこの機能を使って変わったルーティンをやっているDJもいたし。

Q : NATIVE INSTRUMENTS社がTRAKTOR PRO PLUS という新しいサブスクリプションサービスを開始していますが利用していますか?

BAHN : (インタビューの)数日前にその情報を知ったのですが、まだ試せて無いですね…。TRAKTORには元々マスター出力にLIMITER (MAXIMIZER)をかけれる機能があるので、音を前面に出す感じのダンスミュージックとかにはすごく合っていると思うんですよ。そのLIMITER(MAXIMIZER)のところにDTMer御用達のiZotope OZONEのマキシマイザーが使えるようになるみたいですね。TRAKTOR PATTERN PLAYERも気になっていて、使ってみたいですよね。

Q : では最後にこれからDJを始めようと思っている皆様へメッセージを

BAHN : TRAKTOR KONTROL S2 MK3は簡易的でビギナーズ用ではあるけど、現場でも実際に使っている人も沢山いるし、これから機材を買ってDJしてみたいって方に本当にオススメします。値段が比較的安いからといってチープなわけではないので、使ってみる価値があると思います!

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