RaneがSEVENTY-TWOミキサーとTWELVEコントローラーを公式発表
情報リークや様々な憶測から数週間。ついにRaneがSEVENTY-TWOミキサーとTWELVEコントローラーの2製品を公開しました。2016年に業界大手のinMusicに買収以来の初のRane製品になります。
SEVENTY-TWO Mixer
SEVENTY-TWOは2チャンネルのバトルミキサーで、USBポートと4.3-inchカラータッチスクリーンを搭載。スクリーンではSerato DJの波形とキューポイントが確認出来、曲の検索とローディングが可能です。更に、ミキサーに内臓されている2つのFXエンジンとFXソフトウェアが操作可能です。
SEVENTY-TWOは従来のRaneミキサーで使われているしっかりとした鉄製の設計になっています。そして、Rane社の新しいMag Three X3フェーダーがクロスフェーダーと縦フェーダー両方に搭載されています。また左右に設置された8つのMPCスタイルのパッドには様々なモードが備わっていてそれぞれ独立した操作が可能です。
TWELVEコントローラー
TWELVEはSerato DJ用の12-inchのモータープラッターです。バイナルコントローラーを使用するDJが針飛びを含めたその他の問題を改善したデザインになっています。TWELVEは従来の典型的なターンテーブルと同じレイアウトで使いやすく、またUSBにてコンピューターへ直接繋ぐことができます。
TWELVEにはCueポイントのマークにもなる横線の印があります。また従来のターンテーブルの回転数である33RPMや45RPMに対応しており、通常のターンテーブルにも劣らないロータリモータオフスイッチも備え付けられています。TWELVEコントローラー1つでSerato DJのバーチャルデッキを最大4つ操作でき、またその4つのバーチャルデッキを同時に操作することが可能です。
5.0ハイトルクのモーターとプラッターが付いていることにより、より従来のターンテーブルに近い感触でプレイすることが可能となりました。
SEVENTY-TWOミキサーにはTWELVEコントローラーの専用ポートがあります、そしてコントローラーはどのSerato DJハードウェアとも使用できます。
SEVENTY-TWOとTWELVEの価格はそれぞれ$1,899と$799となっており、2017年の後半に出荷予定とのことです。