木曜日 2017 10月 5
Kid Capriが”Real DJ”とはどういう意味かを語る
Kid Capri performs live. (Photo source: kidcapri.com)
Hip-Hop DJのレジェンドであるKid CapriがHot 97の”Ebro in the Morning show”に出演しました。80年代にミックステープをリリースしていたことで有名になった彼がDJとHip-Hopについて議論しました。Kid Capriは他にも素晴らしいキャリアを持っており、The Notorious B.I.Gのヒット曲”Juicy”でシャウトされていたり、Kendrick Lamarが今年リリースしたアルバム”DAMN“の制作にも大きく携わっています。
DJであることがどういう意味かという質問に対してKid Capriはこう答えました。
「僕はいつも来てくれるお客さんに対して、自分が1番最高のパフォーマンスをしたアーティストとして見られることを意識しているんだ。自分の前後にパフォーマンスするアーティストがプラチナムの記録を持ってるから、すごい有名だとかそんなのは関係ない。そしてお客さんが”Kidが今日見た中で1番最高だった!”と言ってもらえるようにするんだ。それだけだよ。それが”Real DJ”のあるべき姿だと思うんだ。その日来てくれたお客さんを喜ばせる。そして1つのジャンルにこだわるのではなくて様々なお客さんに対してたくさんの音楽をかけるべきだと考えているよ。
そしてKid Capriがお客さんに向けてのパフォーマンスについて例を挙げました。
「Khole Kardashianの結婚式でDJをした時にアルメニア人の人々が来ることを分かっていたんだ。そこでアルメニアで流行っている曲をかけたんだ。その瞬間にお客さんは驚いていたよ。まさか自分がアルメニアの曲をかけるとは思っていなかっただろうね、皆相当喜んでいたんだ。でもそれがDJという仕事だよ。日本に行こうがハイチに行こうが、どこに行ったってやることは変わらないんだ。皆自分たちのようなDJを気に入ってくれてはいるけれど、ローカルのお客さんは何が好きなのか?例えばテキサスでは、そこで流行っている曲はたくさんあるけど他の場所ではラジオでもかからない曲なんてたくさんあるんだ。ニューヨークから来たDJがテキサスに来てそこで流行っている曲をかけるとお客さんは”なんであいつがその曲を知ってるんだ!”と思い余計テンションが上がるだろ?そういう事なんだ。MP3の情報だけで左右されるのではなく、その場所に行って何が流行っているのかを知るのが大事だ。自分はいつもこういうスタイルでやってるよ。
下記でインタビュー動画を見ることができます。