DiploがアフリカでのDJ、アーティストとのコラボについて語る

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今年の4月、125,000人が集い開催されたカリフォルニア州のフェス”Coachella”にDiploの姿はありませんでした。その頃、彼はアフリカ大陸で現地のアーティストとツアーをしていました。GQ Magazineがウガンダを訪れたDiploにインタビューを行いました。彼はアフリカ大陸での経験、音楽シーンの繁栄について語っています。

ナイジェリアでのパフォーマンスは要注意:

『誰もが、ナイジェリアでショーパフォーマンスをする際には気をつけろと言う。数年前にReggaeアーティストのSean PaulShaggy達とナイジェリアについて話したことを思い出すよ。Sean Paulは「ナイジェリアに行ったときに、オーディエンスがサボテンをステージ前に置いて、それをよじ登ってステージに上がろうとしたんだ。彼は銃を頭に突きつけられて制止されるまで止まろうとしなかった。」更にShaggyは「もっと凄い話で、俺が初めてナイジェリアでツアーをした時なんて、会場全体を囲うフェンスを群衆が揺すって暴れ出したんだ。現地の警察が犬を放って、興奮した群衆を落ち着かせようとしたが、逆に犬が殺されて、犬の遺体をフェンスの外から投げ入れてきたんだ。俺が知るナイジェリアはそんな場所だよ。正直、アフリカでは、南アフリカ共和国以外の国には行きたくないね。とは言っても、南アフリカ共和国がアフリカじゃないっていう意見もあるけどね」』

ナイジェリアが世界的な音楽シーンに与える影響:

『ナイジェリアにはジャマイカのようなコミュニティーがあるんだ。ナイジェリア人は、イングランド、ロサンゼルス、ニューヨークと何処にでもいる。ナイジェリア人はこの10年間で大きなインパクトを音楽シーンに与えている。例えば、UKのFunkyスタイルはDrakeの”One Dance”に繋がっている。そしてここ3、4年のAfro-Popムーブメントは、ナイジェリア一色だ。

ナイジェリアでの初のパフォーマンス:

『ラゴスの屋外フェスに参加したんだ。凄い雷雨でね、午前2時までパフォーマンスをすることが出来なかった。挙句に突然音が出ない状況になったんだが、誰も教えてくれなかった。何とか音が出るようになって、音楽をかけ、ダンスをしたんだ。全てのナイジェリア人が俺を見ていた。George MichaelのバンドWham!が、共産主義の中国でパフォーマンスをした時のような感覚に近いのかな。音の問題が解決するまで、30分位ステージ上で冗談を言いながら、その場を繋いでいたんだけど、500人くらいはその時点で帰ってしまったよね。雷雨で音響問題も抱えて、午前3時のナイジェリア。これまでのキャリアで、最もハードな瞬間の1つだったと思うけど、逆にこれ以上ここで失うものは何もないって感じた。翌日は、みんなが座ってステーキを食べているようなプライベートパーティーの屋上でパフォーマンスだった。もう何でもありさ。Major LazerのMCであるWalshy Fireにこう言ったんだ。「ナイジェリアはDJとして生き残れるか否かの登竜門のような場所だな。ここはまさにDJのオリンピックみたいなものだ」ってね。』

ナイジェリアのアーティスト達の達の熱意O:

『俺とプロデューサーのE-kellyはMr Eaziとコラボしたんだ。帰る前に曲のステムを彼に渡したんだ。俺が家に着く頃には、彼は3つのデモトラックを、新しいドラム構成で送ってきたんだ。Skalesは既に’Run Up‘を新たなギターサウンドで完成させていた。曲は既に録音されていて、ミキシングまで完了していた。こんなにハングリーで高いクオリティーを持つ人々を見たことがない。アメリカだと、Travis Scottにメッセージを送っても返事はこない。顔に水をかけて起こさない限り、彼のレコーディングは始まらないからね。別にそれでもいいと思うけど、熱意があるナイジェリアのアーティスト達と音楽を作りつづけるのもいいかもしれないね。』

エチオピアの文化と音楽シーン:

『エチオピアは何かが異なっていて、特別な存在だ。いわゆる典型的なアフリカの伝統っていう感じがしないんだ。エチオピアにはアフリカ感があまりないって言うか、逆に中東的な要素が沢山あるんだ。彼ら独自のアムハラ語で歌われる音楽が存在する。一方で彼らはコマーシャルな音楽とダンスミュージックを好み、ウガンダのHip-HopやAfro-Popを求めるオーディエンスとは異なり、正当なダンスミュージックのクラウドだった。』

アフリカンミュージックのポテンシャル:

『歴史的にもアフリカには沢山の音楽があるけど、それらが各地のローカルな環境を飛び出して、世界的な規模で販売されることは極めて少なかった。でも今は違う。今の若いナイジェリアのアーティスト達はそれを実現しているんだ。彼らはラゴスで音楽を売っている。彼らはアフリカ中を飛び回りパフォーマンスをしている。ロンドン、ニューヨーク、シカゴ、トロント、各地に点在するナイジェリアのコミュニティーを伝手に、ツアーで飛び回ることができるんだ。同時にコミュニティーがプロモーションの手助けにもなっている。ブルックリンにあるバークレイズセンターでも、その様子を見ることができる。アフリカにはカルチャーを発信する力があるんだ。そしてそのカルチャーを発信する力が資本力に繋がっていく。発進と資本、両方の力を手にした時、ガソリンの炎の様に爆発的な力を生み出すだろうね。』

関連: MV: Lil YachtyがDiploをフューチャリングで迎えた”Forever Young”

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