Cardi Bの”Bodak Yellow”制作プロデューサーについて

Anthony "J. White Did It" White
Anthony Jermaine White aka “J. White Did It.” (Photo source: Instagram)

Cardi Bが過去20年でソロの女性ラッパーとして初めてBillboard Hot 100で1位にランクインしました。Cardi B以前に女性ラッパーが1位にランクインした楽曲は1998年のLauryn Hilllによる”Doo Wop(That Thing)”です。

Bodak Yellow“でCardi Bは大きな結果を残しました。この楽曲のプロデューサーはAnthony Jermaine White a.k.a “J.White Did It“です。

32歳の彼はThe Kansas City Starのインタビューで様々な事を語り、DJcityがそれをまとめました。

1.彼はプロデューサーとしてベテランであった。

「僕が音楽の制作を始めたのは16歳の頃からだね。そして2005年にニューヨークに住み始めて楽曲をプロデュースする方法をちゃんと勉強したんだ。そこで1年間過ごした後、様々な場所で生活をしたよ。ロサンゼルス、アトランタ、ダラス、でプロデューサーとして活動したんだ。その間多くのラッパーと仕事をしたよ。Cardi Bの最初のミックステープにも携わったし、Plies、Pleasure P、LeToya Luckett、Yo GottiE-40Juciy JToo Shortなど・・・Jay-Z以外とは仕事をしたよ(笑)」

2.”Bodack Yellow”制作する少し前まではプロデューサーとしての活動を辞めようとしていた。

「2016年の始めは全てが最悪の状況だったんだ、悪い出来事が自分に全部乗っかってきた感じがしたよ。息子達と母親の関係が悪くなっている中、2015年に母親が殺されてしまったんだ。本当に立ち直れなかったよ。また、仕事では必死に取り組んだプロジェクトに自分のクレジットが表記されなかったりと、本当に全てを投げ出したい気分になったよ。この状況を知っていた従兄弟から連絡があり、ニューヨークに戻って頭の中を整理しろと言われ、戻ったんだ。そして僕のメンターの1人であるShaft(ニューヨークで活動するベテランであり、Cardi Bのマネージャー)が家に招待してくれたんだ。そこにはCardi Bもいたよ。彼女と彼女の音楽について会話し、制作したトラックはあるか?と聞かれたよ。その頃僕は彼女のことをあまり知らなかったけれど、彼女がビッグになるのではないかと感じていたんだ。彼女はカリスマ性があり、クレイジーなんだ(笑)。その頃の自分には失うものは何も無く、自分の実力の全てを彼女に捧げようと思ったんだ。その結果今の状況になったんだと考えるよ。」

3.彼は”Bodak Yellow”はヒットすると分かっていた。

「ビートを作っている時”この楽曲は何か特別な感じがする!”と思っていたんだ。楽曲が完成した後、すぐに新しい車を買いに出かけたよ(笑)。でも本気で、チームでこの楽曲は絶対メジャーで何かを起こしてくれると確信していたね。ただこのカルチャーを揺らす事になる楽曲になるとは思わなかったよ。」

関連: ビデオ: Boogie Wit Da Hoodieの”Drowning (Water)”のプロデューサーがトラックをどう制作したかについて語る

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